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テイルズウィーバー - (2018/02/16 (金) 12:44:22) の1つ前との変更点

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*テイルズウィーバー 【ているずうぃーばー】 |ジャンル|多人数同時参加型オンラインRPG |~| |対応機種|Windows 7/10(2016年12月現在)|~| |運営元|ネクソンジャパン|~| |開発元|ネクソン、ソフトマックス|~| |運用日|クローズドβテスト:2003年10月28日&br;オープンβテスト:2004年2月25日&br;正式サービス:2004年9月21日&br;基本プレイ無料化:2005年10月5日|~| |課金形態|月額(30日分) ID一つにつき税込2,000円→&br;基本プレイ無料(アイテム課金)|~| |判定|なし|~| |ポイント|早期の基本プレイ無料化&br;MMOで主人公別のストーリー&br;多種多彩なコラボ&br;異常な不具合地獄とやる気のない対応|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -[[ラグナロクオンライン]](以下RO)と同じく、韓国発の見下ろし型MMORPG。略称は『TW』。 --課金アイテムやシステムの実装順も異なるが、基本的には韓国先行。前述通りに日本と韓国で課金アイテムなどが一部違うため難易度が変貌する事も多々ある。 -多数あるMMOとの違いは、職業を選択・パーツから組み合わせてマイキャラを作るキャラクタークリエイトは行わず、主役となるキャラクターを選択し、その主人公に応じたストーリーを楽しめるというオフラインゲームのような点。 --当然ながら職業は選択したキャラに依存しており、転職は行えない。 --2016年12月時点で17名が選択可能。 -それらキャラクターは『4LEAF』というアバターサービスを元に書かれた、チョン・ミンヒ女史作の小説『ルーンの子供たち』を原作としている。 --ただし、名前だけ同じで設定はまったく異なるキャラもいる。メイン格なのにTWでは脇役のキャラもいれば、逆にTWではメインなのに小説では影も形もないキャラもいる。 -サービス開始時は一つのIDにつき月額2,000円の課金が必要だったが、他にも月額制MMORPGが多い中、クオリティがやや低い今作はあっと言う間に過疎化。サービス開始1年後の2005年10月5日より基本プレイ無料化に踏み切った。 --基本無料化直後は一気に繁栄し、他のMMOに勝るとも劣らぬユーザー数を獲得した。 -しかし運営は『[[マビノギ]]』でも悪名高いネクソン。増殖やバグアイテム等への対応は恐ろしくぞんざいなものであった。 ---- **基本システム ***キャラクター -まずはサーバーを選択する。モエンサーバーのみTOM(後述)が使えない特殊ルールが設けられている。 -選択したサーバーに『テイルズID』を作る。作れるIDの数は1つのサーバーにつき20個まで。 --『テイルズID』一つにつき初期で6人、課金アイテムで拡張する事によって24人までのキャラクターを作成できる。 --IDをたくさん作れば拡張する必要が無さそうだが、『ルーンマスターシステム』という1つのID内のキャラ強化と連動するものがある。 --2015年に新キャラ『ノクターン』を追加した際、16→24人に上限が増えたにも関わらず公式HPの説明では直し忘れている……。 -主人公は前述通りの17名。剣士、海賊、魔法使いなど各キャラに職業と武器が紐付けれている。 -各エピソード(EP)毎に新規キャラクターも登場。アナイス以降のキャラは独特の操作を求められる。 --ここではEP1・2・3に分けてキャラを紹介する。なお現在EP1は回想に近い形でしか遊べず、EP2に至っては遊ぶ方法が無いが、EP1・2のキャラでも全員EP3のストーリーを遊ぶ事が可能。逆も可。 #region(主人公たち) EP1 -ボリス --黒い髪の魔剣士。原作小説第一部の主人公。氷の剣術を得意とする。主人公なのにゲーム的には最近まで非常に地味だった。通称わかめ。 -ルシアン --金髪の青年剣士。防御が高い騎士系のキャラだがゲームバランスが回避寄りで使い難い。おしっこ。 -ミラ --赤い髪の海賊。ムチやフレイルを使う軽装キャラ。賊キャラだが盗みやドロップ率向上といったスキルは無い。 -ティチエル --金髪の魔法使い兼僧侶というか賢者。杖を使う後衛キャラ。 --初期の頃は彼女が魔法攻撃とヒーラーとバッファー全てを兼ねていたというトンデモ仕様により、全てのコンテンツに必要不可欠であり&bold(){ティチエルウィーバー}と呼ばれるほどであった(現在はキャラ増加とアイテムにより緩和) -マキシミン --大剣を使うイケメン眼鏡。補助魔法も自己バフもなんでもこなす。 -シベリン --女性に目がない赤髪の闘士。地雷キャラの代名詞だったが現在はそこそこ戦える。 -ナヤトレイ --口数の少ない銀髪少女。苗族という部族の生き残りであり、多彩な忍術を使用する。&bold(){bot} -イスピン --僕っ娘お姫様。男装の麗人。しかし人気が高く毎回のようにかわいい新規イラストが描き下ろされておりとても男装には見えない。 --性能は産廃一直線だったが最近テコ入れされた。 EP2 -ジョシュア(ヨシュア) --霊感に強い銀髪イケメン。原作小説第二部の主人公。原作者の要望によりアプデで改名した。 -クロエ --金髪のお嬢様。ティチエルと異なり攻撃魔法中心の純魔法使い。昔は専用の課金スキル特盛りでリアルマネーが必須だったが今では緩和された。 -ランジエ --青髪のイケメン。ラノベ御用達の物理と魔法の二丁拳銃を扱う。 -イサック --妻子持ちのおっさん。見た目通りの格闘家であり近接戦闘で右に出るものはいない。 -アナイス(アナベル) --二重人格の桃髪少女。クマさんや精霊を使役して戦わせる。EP2開始から実装まで5年ほど待たせただけあって登場後は宣伝で引っ張りだことなり、ベンヤと共にTWの顔に。 EP3 -イソレット --ボリスの師匠の双剣士。剣技と歌を使う。 -ベンヤ --青髪少女。公式HPの漫画やEP1終盤で登場し、多くのユーザーの要望によりプレイアブル化した。 --見た目と異なり鎌とハンマーを使うバリバリの前衛キャラ。現在ではアナイスと共にTWの顔に。 -ロアミニ --銀髪の女怪盗。トーテムを使った呪術で戦う。 -ノクターン --金髪の少年傭兵。右手をハンドランチャーに変形させる #endregion -初期のEP1キャラは三種類の武器(ミラ、シベリンは2種類。二人の残り1種類の武器は公式HPで紹介されていたが、11年経つ現在でも未だ未実装)を使えるのだが、どの武器を使ってもスキルが変わる訳でもないため武器による個性が薄く、先のバージョンのキャラになるほど武器の種別は減っている。 -キャラクター選択時には『型』を選ぶ事ができ、1キャラ毎にスタイル別の戦い方が……行えず、単に初期ステータスとレベルアップ時に振り分けられるポイントの必要値が違うだけ。 --ただしアナイスのみ型で使えるスキルが固定化される。 --型は後で振り直す事によって変更可能。課金アイテムやゲーム内で貯められるポイントなどが必要。 -ステータスもほぼROと同じ。物理キャラばかりのためか物理攻撃が『突き(STAB)』と『斬り(HACK)』に分別されており、キャラクターステータスにも魔法防御を示す『MR』が存在。運に該当するステータスは無い。 ***その他システム -ROのものをあれこれ参考にしている他、独自の強化システムも存在する。 -以前はネトゲ黎明期にありがちなゲーム性であり、クエスト経験値が雀の涙ほどのため、延々とモンスターを狩るゲームだった。 --キャラによってはソロで余裕なキャラもいれば、ティチエルを連れて行かないと手も足も出ないキャラクターもいた。 -現在はクエスト経験値が大幅に増加。EP3時に実装された『ネニャフル学園』の課題通りに進むか、リニューアルされた『影の塔』でひたすら狩ればすぐにLV200まで上がる設計に。 --更に放置でも経験値が入る方法があるため、LV250までならほっといても勝手に上がる。以降の狩りもティチエルの補助と同等の効果を受けられるアイテムの登場で緩和。 --ロアミニ、ノクターンはLV200開始キャラとなる。LV200以上のキャラがID内にいないと作れない。 -課金アイテムで経験値のブーストも可能。時間帯に合わせた経験値増加アイテムも存在する。 -上記のレベリングを始めEP3実装により大半の要素が影響を受けており、一昔前の要素は殆どが通じない。クエストに至っては初期のものはほぼ全て削除されている。 --多くの攻略サイトは全盛期であるEP1-2の時期に作られた後に放置されているため、まったく役に立たない状態である。 --マップの繋がりも異なる。ネニャフル課題の進行に合わせた強さで敵のレベルが決められているため、ワープ移動で適当に世界をぶらついていると瞬殺される。 -キャラクターの強化手段は以前は装備・ステータス振り分け・ペット育成といった、MMOお約束の三点セットぐらいであった。 --後に2012年から大量に追加された。共通のスキルから選択してゲージを消費して使う『ゲージスキル(旧:三次スキル)』、ダメージ追加やレアドロップ率上昇など様々な効果を付けられる『モンスターブック』、テイルズID内の各キャラのレベルで全キャラが底上げされる『ルーンマスターシステム』など。 --数は膨大の上にほとんどの効果が重複し、更に短期での仕様変更も多々あり、極めようとすると途方もない労力が必要となる。 -装備合成 --このMMOでは装備品を&bold(){理論上無限に合成強化が可能}というとんでもない仕様がある。 --各装備品には合成回数という数値があり、その回数だけアイテムで強化できるのだが、『インクリスクロール』というアイテムを使う事によって合成回数を減らす事が可能。 --しかし、インクリに失敗すると装備品が消滅してしまうというハイリスクハイリターン極まり無い代物。 ---『同時に使えば破損を一定確率で防ぐ』など、インクリを補助するアイテムも大量に登場している。 --強化アイテムも運が良ければ上がるが失敗するとマイナス。一部のアイテムは強化値には上限が設定されているが、限界値が未確認のものも存在する。 ---途中で登場した『錬金術師の秘薬』によりカードの成功/失敗の識別が可能となり、良質なカードを使えば100%成功するようになった。 ---それでも結局インクリに失敗すると壊れる。 --合成したアイテムも鑑定したカードも取引可能であり、破格の値段となる事も。 -フリマ --ROで言うところの露店。どのキャラでも出せる上、店番はNPCに任せて置いたまま冒険に行ける。ただしログアウトすると消える。 -TOM --2009年11月4日に実装。テイルズオープンマーケット。ネクソンポイントを使ってアイテムの売買ができる。 --早い話が&bold(){公式RMT}である。しかも全てのサーバーで共有。 --料金は多く取られるものの、業者RMT対策としては機能しており、また無課金ユーザーでも運良くレアアイテムを入手できればポイントを手に入れるチャンスとなりうる。 --いらないアイテムを投げ込めるため第二の倉庫としても使える。 --当然ながらRMTという行為そのものに対して毛嫌いする声もあり、TOMが使えないモエンサーバーが設立されたが……。 --また、サーバー共有という点でも利用される事となる。 -PvP --どんな戦い方もありの『ドッペルゲンガーの森』、走って旗を取り合ったりPvE要素もある『星の戦場』、ギルド同士で戦う『要塞戦』とそれぞれのニーズに合わせたものが一通り揃っている。 --以前は『旗取り合戦(星の戦場とは別)』『シルバースカル』などもあったが、コンテンツ用の施設ごと消滅しており試行錯誤している様子。一部ミニゲームではゲーム内の夜時間のみ対人攻撃が可能になる仕様も。 -課金 --前述の経験値増加アイテムの他にも、ランダム宝箱(ガチャ)、アバター装備、乗り物など。ゲームが快適になるものからおしゃれアイテムまで多数。 --定期的に販売される期間限定ガチャからしか入手できないアイテムも多いが、半分ぐらいの物が露店やTOMで取引可能。できないものもある。前述のTOMでネクソンポイントを稼げば無課金でも利用可能。 --運営が長いにも関わらず手が付けられてない物もあり、一部の課金アイテムは死にアイテム化している。 ---- **評価・賛否両論点 -早期の内に基本プレイ無料化に踏み切った事。 --今でこそ当たり前の基本プレイ無料(アイテム課金)のゲームだが、当時はそういったゲームは数が少なく、更に低スペックのパソコンでも遊べるアニメ調のMMOという点はウリの一つ。今作からMMOを知ったユーザーもいる。 -選んだキャラクターを主役としたストーリー。 --当時のオンラインゲームはキャラクリタイプが多く、各キャラ毎の明確なストーリーがある今作は異色の存在であった。キャラクター自体の魅力もあり一定数のファンを獲得した。 --しかしストーリーを楽しむにもハードルが多い。(後述) --近年の基本無料作品ゲームは、主人公キャラを選んだり主人公に性格付けがされているものも多く、珍しいものでもなくなった。 -総じて良質なBGM。 --ラグナロクオンラインでもBGMを担当しているESTi氏やNauts氏が参加しており、長時間の作業においても聞いていて苦にならない。 --特に「Second Run」や「Reminiscence」といった楽曲は現在でも人気が高い。 --&bold(){クライアント内にmp3が剥き出しで入っている}ため、ダウンロードさえすれば簡単に聞ける。いいのか。 ---効果音も剥き出しであり、「ボイスを聞けるアイテム」がイベントで登場したが有り難みゼロな事があった。 -豊富なアバター着せ替え。 --既存キャラを着せ替えるという一見無個性な要素なのだが、かわいいものからネタ系まで種類が豊富であり、髪型変更や色替えで着せ替え人形化して個性を出す事が可能。キャラ萌えとしての側面も大きく、これをメインとするユーザーも存在した。 --もちろん着せ替えたキャラはそのまま何処にでも行ける。 --一部を除くと装備のキャラ制限は無いため女装なども可能。 -TOMによる公式RMT --前述通りに無課金ユーザーでもポイントの調達ができ、課金ユーザーであれば重要アイテムをそのまま買える。 ---公式RMTと言えばそれまでだがWin-Winの関係を築く事は可能。 ---全てがこれで済む訳でもなく、一部エンドコンテンツのアイテムは取り扱えない。 -しかしTOMありきのゲームバランスには疑問視もされる。 --ポイントが資産となるためゲーム内で稼ぐ恩恵が低く、&bold(){最高効率はリアルでの労働}とまで言われるほどである。エンドコンテンツアイテムも別のアイテムを買い取りして貰う事によって実質的にポイント買いが可能。 --また、ネクソンポイントはアカウント内で共有するため、サーバー移動が楽に行える。装備もTOMで購入・輸送すればいいので遺産を移す事も簡単。サーバーを分ける意味が薄れている。 --TOMが使えないモエンサーバーが設立されたが、ユーザーを待ち受けていたのはガチャ地獄。TOMを使えないという事はアイテムを売る事もできないため、モエンで稼いで他のサーバーに資産を持ち込む事も不能。更に新規サーバー故に過去に使われていたお下がり装備も無い。よってガチャが全てのサーバーとなり一瞬で過疎化した。 -エンドコンテンツ不足・過多 --サービス開始後、長期に渡って狩りとストーリー追加しか無い期間が続いた。 ---狩場とキャラが追加されるのみで倒すべき相手はおらず、PvPがエンドコンテンツ化していた。 --一見ダメな要素だが狩りやアバターが中心なゲーム性から独特な空気を生み出していた。 --一転したのは2009年頃。『ネオテシス』実装辺りから年1ペースで多数の大型ボスと専用エリアの追加が行われる。当然手に入るアイテムもハイスペック。2011年の『サンスルリア』と同時に実装された幾多のアイテムは、サービス開始直後から7年間最強装備と言われていた特定部位の装備郡をあっと言う間に型落ち品にした。更に年1ペースで上位版が出る。 ---それぞれ挑戦回数が設けられており、更にパーティを組まないと討伐困難という本格的なMMOらしいボスばかりである。 ---討伐時に必ず手に入る交換券さえあれば強い装備が確実に手に入るというもので、運に関係なく報われるというよくある救済要素もある。 --しかし、今まで要求されなかった大人数の戦いはハードルが高く、募集するにも人口が無いサーバーではどうにもならない。 ---これによりTOMを利用した移住が行われ、過疎サーバーは更に過疎る。サーバー統合ラッシュへと繋がる事となった。 --交換券は毎回新規のものと入れ替わるため、毎日続けていないと次のエンドコンテンツで腐る。 --苦労が報われる方式・手応えのあるボスが登場するといった点では歓迎されているが、理不尽なだけの強さ・過疎サーバーはより過疎化・キャラによっては本当に席が無いといった問題点も多数。以前とは方向性が異なるのは確か。 --また、追加ペースに追い付けないユーザーも多く、リタイア者も続出している。新装備が出て暫くした後は型落ち品の緩和もしてはいるが。 -多彩なコラボ --2009年に行われた『灼眼のシャナ』とのコラボを皮切りにアニメ作品とのタイアップが豊富に行われており、これも目玉の一つ。それらを目当てに釣られて開始するユーザーも一時期は非常に多く見られた。 ---ジャンルに違いはあれどとにかく数が多く、日本でしか使えないのにドット絵もわざわざ大量に描き下ろされている。 ---変身マントというスキン変更アイテムでキャラになりきる事もでき、作品によっては主役だけでなく人気の名脇役も……。 ---深夜アニメを多少見ている人であれば驚くような顔ぶれであり、更に旬のアニメを狙ったかのように次々と早期に取り入れる様はゲーム内容以上に力を入れているのでは?と疑えるほど。 --もっとも現在では他のオンラインゲーム・ソーシャルゲームも当たり前というレベルでコラボしている事が多く、やはり物珍しさは薄れている。 #region(コラボ作品一覧) コラボ順 -灼眼のシャナ -涼宮ハルヒの憂鬱 -魔法少女まどか☆マギカ -劇場版 FAIRY TAIL ─鳳凰の巫女─ -GOSICK―ゴシック― -ソード・アート・オンライン -とある科学の超電磁砲S -劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 -進撃の巨人 -ノーゲーム・ノーライフ -オーバーロード -灰と幻想のグリムガル -Re:ゼロから始める異世界生活 #endregion --上記のように何でもありな状態のため世界観もへったくれも無く、ストーリー重視のユーザーは疑問視。 ---- **問題点 ***バグと対応 -TWの酷い点と言えば、で大半のユーザーが挙げるであろう点。 -なんと&bold(){オープンβテストの時点で披露}しており、「全ての魔法攻撃のダメージが1になる」というバグが発生。魔法攻撃しか使わない経験値の多い敵『ブラッディドール』が大量発生するエリアに行き、レベリングするユーザーが続出。 --後のメンテで修正。しかし&bold(){稼いだユーザーの巻き戻しは一切行われなかった}。この通称「血バグ」はネクソンの適当すぎる運営方針を見せるには十分であった。 -他ではレアアイテム『天使の羽毛』を無限に増やせる要塞羽バグ、『バインドストーン』を大量に持っている状態で捨て入れした際に発生する巻き戻しを利用してアイテムを増殖するかばんバグ、チートで未実装時のクロエを作ると何故か当時の最強の魔杖『メギミスリル』を所有しているため全鯖でクロエが作られまくってばら撒かれたメギミスバグ(クロエバグ)などが有名か。 --最後のクロエはバグでは無くチート対策不足だが。 -これら不具合に対する対応は&bold(){不具合の修正のみでアイテムの処分は無し}。メギミスリルは移動ロックが行われたが、ばら撒かれたメギミスリルを拾っていた一般ユーザーも多数おり、普通に使い続ける事も可能であった。当然ながら萎えて引退したユーザーは数知れず。 --近年では体制が変わったのか定期的に不正ユーザーの取り締まりを行っている模様。 --現在も不具合で異常なバグステータスになったキャラが残っており、インクリ無限化で作られたバグ装備が存在するなど、所々に痕跡が見られる。 ***その他 -&bold(){BOT地獄} --一時期大量発生。移動速度の早いナヤトレイが使用され、どこのフィールドを見ても大量のナヤが暴れ続けるBOTオンラインと化した。 --物が高く売れる村『カウル』のワープポイントはナヤだらけ。一人しかいないと思ったら、&bold(){動き始めると10人ぐらい重なっていた}なんて事はザラ。 --中には&bold(){TOMを利用してBOTでネクソンポイントを稼ぎ、他のネクソンのオンラインゲームに使用している}者も……。 --対策用の不正感知アイテムも作られたが即看破。逆に何もしてない正規ユーザーがいたずらで飛ばされる被害もあり、途中で不正感知アイテム自体が無くなった。 --よほど対策を重ねたのか現在BOTは殆ど見られない。一般フィールドでろくなものが取れなくなったという点もあるが。 -ウリのはずのストーリーがまともに遊べない --ストーリーを確認していないのか、文字化けや余計なコピペで付いてきたプログラム命令文などが散見される。 --キャラグラフィックもバグってイベント会話中のキャラが化けたりする。以前のEP1でよく見られた光景。 --主人公キャラ用の汎用台詞があり、どのキャラでも突然ぶっきらぼうな口調になる場面が見られる。そこまで多くは無いんだから変えてもいいんじゃ……。 --ストーリー終盤の難易度は激高。一瞬で死んでどうしようも無いため大半の攻略サイトでは『完全回避の薬』(後述)や課金アイテムなどのぶっ壊れアイテムの使用を推奨している。 ---当初はストーリー以外のコンテンツがまるで存在していない事から、エンドコンテンツ扱いで作成されたと考えられる。 -キャラ格差 --MMOのお約束とは言えキャラ性能の違いが大きい。 --特にティチエルの補助魔法の効果がとんでもなく高く、全ステータスを10%上げる『ブレス』や、物理/魔法ダメージを25%~70%カットする『バリア』『レジストシールド』は必須とまで言われ、狩り・ボス討伐・PvP全てにおいてティチエルが最重要キャラ化しており、「&bold(){TWはティチエルウィーバーの略称}」とまで言われていた。10%ぐらいで……と言いたい所だが命中回避の仕様のせいで10%がとんでもなく重要となる。(後述) ---後にこれら3つの魔法の効果全てを自分に与えるアイテム『バフスクロール』が登場し、完全にこの3種バフ前提のバランスと化した。 --『夜明けの塔』は大量の魔法攻撃ばかり飛んで来るダンジョンであり、MRが高くローブを着れる魔法キャラ以外はカスると即死する。調整されるまで物理キャラの立場は無くなっていた。逆に魔法キャラは完全にノーダメージで完封できるボスまでいたほど。 --調整不足はPvPでも容赦なく発揮しており、大きく命中率を上げられるマキシとイサック以外の前衛はほぼ劣化扱いされ、ベンヤ数人で多段技『ヘルゲート』を使うと要塞の防衛対象が一瞬で崩壊(即下方修正された)など、PvPが成立するか怪しいレベルで混沌としている。 -消費アイテム --文字通り全ての攻撃を回避する『完全回避の薬』を始め、MMOとして想定してるのか怪しいレベルのぶっ壊れアイテムが多数存在する。 ---PvPでも使用可能なためローカル規制するしかなかった。 --途中で回復アイテムにクールタイムが導入されて連打はできなくなったが、クールタイムの存在しない回復剤もあるため根本的な解決になっていない。しかもPvPでも使える。 --以前は&bold(){覚醒剤}という直球すぎる代物まであった。流石にマズいためか今は手に入らないようだ。 -適当なゲームバランス --ROを元としているがレベルキャップは初期から255。ステータスもそれ。現在は更に増えている。 --命中率・回避率はDEX・AGIの1ポイントが重要であり、その狩場の限界ギリギリを定める事が求められる。当然、一つのステータスは高ければ高いほど上げるためのポイントが重くなる。 ---ステータスが1単位で重要にも関わらず、『ブレス』は10%も上げる事が可能。DEX・AGIが150なら15、200なら20ポイントも上昇。『ブレス』が無いだけで命中率100%・回避率80%(上限値)に届くハードルが大幅に上がってしまう。 ---そのためティチエルに補助して貰わないと上位の狩場は使い物にならず、テチのいないPTの狩りは有り得ないという主人公選択性にあるまじき状況であった。ブレスと同様の効果のアイテムも存在したがこれもまたレア。ちなみにブレスに重ねがけ可能。 ---前述の『バフスクロール』登場により現状はある程度解決しているが、高ステータスのティチエルの『バリア』『レジストシールド』でないと70%カットに届かないため、緩和されたものの結局ティチエルがいないと苦しい。 --回復アイテムが超強力なため、エンドコンテンツのボスは一瞬で壊滅させるような初見殺しばかり。死因が分からない事も多々。このMMOに限った話では無いが。近付いただけで死ぬボスも多い。 --このゲームの狩りは何十匹も連れ回して纏めて一掃するトレイン狩りが基本。多段範囲攻撃以外は使い物にならない。ロクな攻撃スキルを持たないキャラはレベル上げ自体が困難だった。大幅強化により現在は解決。 --キャラ数こそ多いが、協力な補助やデバフが行えるティチエル・守護アナイス・イソレット以外は全員アタッカーであり、MMOならではの役割分担的な面はほとんど無い。タンク?何それ? ---ティチエル以外はどんなメンバー編成でも大体何とかなるのでキャラゲーとして見れば正解かもしれない。 -これら要素が詰まったPvP --&bold(){世紀末}。弱者に生き残る術はなく、火力も年々インフレするため防衛対象のNPCも一瞬で壊滅する。 ---廃課金ユーザーが範囲攻撃を一発ぶち込むだけで壊滅は当たり前。まさしく無双。 ---1vs1の勝負でもキャラ間のバランスが悪く、理論的な状態では誰にも勝てないキャラもいる。 --キャラバランスがあまり関係ない『旗取り』、デスペナの存在しない『ファイトクラブ』は好評だったが閉鎖した。 --代わりに報酬のあるPvPとして追加された『シルバースカル』だったが、不具合地獄であり、八百長試合で報酬貰うだけになって過疎。閉鎖した。 --更にその代わりに『星の戦場』が追加。こちらも報酬がある。ボンバーマン要素を入れた旗取り『傭兵訓練所』と、大量の雑魚とボスを蹴散らしてスコアを競う『ケルティカ占領戦』の二種類から選んで戦う。 ---しかし『ケルティカ占領戦』は敵が硬くてグダグダ、装備のステータスが弱いと参加できないなどの理由で過疎。『傭兵訓練所』しか遊ばれない。 ---対戦はオートマッチング限定。しかも同じ人同士ではマッチングしにくくなるような仕様があり、開始時刻になってもほとんど人が集まらず過疎化が進む。 ---当然ながらクラブ(プレイヤー同士の組織。ギルドのようなもの)ぐるみで報酬獲得のための八百長試合ばかりとなり、コンテンツとしてはほぼ機能していない。 -大幅リニューアルされたにも関わらず公式HPは一部の記載が古い。今となってはどうでもいい曜日クエストを延々と紹介したりとやる気がない。 ---- **総評 ROフォロワーの一本ながらも早期の基本無料化と魅力的なキャラクターで一時的にはヒットを起こした作品。~ しかし、悪質な管理体制や急激な方針転換によりユーザーの脱落も激しく、メジャー作品となりうるチャンスを逃す。~ キャラクターやストーリー重視のオンライン・ソーシャルゲームが何本か成功している現状を見ていると非常に惜しいところ。~ 現在もサービスが継続しており、定期的なリニューアル・コラボも続けて行われている。エンドコンテンツにさえ目を向けなければ手軽に遊べる内容ではあるので、キャラクターに興味を持ったら触れてみても良いだろう。 ---- **備考 -タイトルから『[[テイルズ オブ シリーズ]]』のオンラインゲーム、または関連作と勘違いするユーザーが多発した。 --[[似ているキャラ>テイルズ オブ ヴェスペリア]]もいるため時期によっては分からなくもない。 --『テイルズ』が『テイルズオブ』と名乗るようになったのは今作を商標登録したのが原因という説があるが、サービス開始より2年前の『[[テイルズ オブ デスティニー2]]』の時点で[[名乗っていたため>http://bandainamcoent.co.jp/cs/list/talesofdestiny2/battle/index.html]]恐らく関係ない。そもそもテイルズ オブ シリーズ側は「テイルズシリーズ」の商標も2001年に出願済みである。 //--因みに『TALES』という単語は酒の複合企業に商標登録されている。 //商標は商品の種別ごとに別のものだから、酒とゲームという混同しようのない種別で登録されていても何も関係ないよ -ネクソンは今作や同時期に出た多数のオンラインゲームの対応の悪さで寝糞という蔑称まで付けられており、未だに最低運営の一社として語り継がれている。自業自得としか言い様が無い。 --しかし最近は以前と比べればある程度まともな対応をしている事によりある程度汚名は返上している。''[[ネクソン以下のオンラインゲーム運営会社>機動戦士ガンダムオンライン]]''が現れてしまったこともあるが。
*テイルズウィーバー 【ているずうぃーばー】 |ジャンル|多人数同時参加型オンラインRPG |~| |対応機種|Windows 7/10(2016年12月現在)|~| |運営元|ネクソンジャパン|~| |開発元|ネクソン、ソフトマックス|~| |運用日|クローズドβテスト:2003年10月28日&br;オープンβテスト:2004年2月25日&br;正式サービス:2004年9月21日&br;基本プレイ無料化:2005年10月5日|~| |課金形態|月額(30日分) ID一つにつき税込2,000円→&br;基本プレイ無料(アイテム課金)|~| |判定|なし|~| |ポイント|早期の基本プレイ無料化&br;MMOで主人公別のストーリー&br;多種多彩なコラボ&br;異常な不具合地獄とやる気のない対応|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -[[ラグナロクオンライン]](以下RO)と同じく、韓国発の見下ろし型MMORPG。略称は『TW』。 --課金アイテムやシステムの実装順も異なるが、基本的には韓国先行。前述通りに日本と韓国で課金アイテムなどが一部違うため難易度が変貌する事も多々ある。 -多数あるMMOとの違いは、職業を選択・パーツから組み合わせてマイキャラを作るキャラクタークリエイトは行わず、主役となるキャラクターを選択し、その主人公に応じたストーリーを楽しめるというオフラインゲームのような点。 --当然ながら職業は選択したキャラに依存しており、転職は行えない。 --2016年12月時点で17名が選択可能。 -それらキャラクターは『4LEAF』というアバターサービスを元に書かれた、チョン・ミンヒ女史作の小説『ルーンの子供たち』を原作としている。 --ただし、名前だけ同じで設定はまったく異なるキャラもいる。メイン格なのにTWでは脇役のキャラもいれば、逆にTWではメインなのに小説では影も形もないキャラもいる。 -サービス開始時は一つのIDにつき月額2,000円の課金が必要だったが、他にも月額制MMORPGが多い中、クオリティがやや低い今作はあっと言う間に過疎化。サービス開始1年後の2005年10月5日より基本プレイ無料化に踏み切った。 --基本無料化直後は一気に繁栄し、他のMMOに勝るとも劣らぬユーザー数を獲得した。 -しかし運営は『[[マビノギ]]』でも悪名高いネクソン。増殖やバグアイテム等への対応は恐ろしくぞんざいなものであった。 ---- **基本システム ***キャラクター -まずはサーバーを選択する。モエンサーバーのみTOM(後述)が使えない特殊ルールが設けられている。 -選択したサーバーに『テイルズID』を作る。作れるIDの数は1つのサーバーにつき20個まで。 --『テイルズID』一つにつき初期で6人、課金アイテムで拡張する事によって24人までのキャラクターを作成できる。 --IDをたくさん作れば拡張する必要が無さそうだが、『ルーンマスターシステム』という1つのID内のキャラ強化と連動するものがある。 --2015年に新キャラ『ノクターン』を追加した際、16→24人に上限が増えたにも関わらず公式HPの説明では直し忘れている……。 -主人公は前述通りの17名。剣士、海賊、魔法使いなど各キャラに職業と武器が紐付けれている。 -各エピソード(EP)毎に新規キャラクターも登場。アナイス以降のキャラは独特の操作を求められる。 --ここではEP1・2・3に分けてキャラを紹介する。なお現在EP1は回想に近い形でしか遊べず、EP2に至っては遊ぶ方法が無いが、EP1・2のキャラでも全員EP3のストーリーを遊ぶ事が可能。逆も可。 #region(主人公たち) EP1 -ボリス --黒い髪の魔剣士。原作小説第一部の主人公。氷の剣術を得意とする。主人公なのにゲーム的には最近まで非常に地味だった。通称わかめ。 -ルシアン --金髪の青年剣士。防御が高い騎士系のキャラだがゲームバランスが回避寄りで使い難い。おしっこ。 -ミラ --赤い髪の海賊。ムチやフレイルを使う軽装キャラ。賊キャラだが盗みやドロップ率向上といったスキルは無い。 -ティチエル --金髪の魔法使い兼僧侶というか賢者。杖を使う後衛キャラ。 --初期の頃は彼女が魔法攻撃とヒーラーとバッファー全てを兼ねていたというトンデモ仕様により、全てのコンテンツに必要不可欠であり&bold(){ティチエルウィーバー}と呼ばれるほどであった(現在はキャラ増加とアイテムにより緩和) -マキシミン --大剣を使うイケメン眼鏡。補助魔法も自己バフもなんでもこなす。 -シベリン --女性に目がない赤髪の闘士。地雷キャラの代名詞だったが現在はそこそこ戦える。 -ナヤトレイ --口数の少ない銀髪少女。苗族という部族の生き残りであり、多彩な忍術を使用する。&bold(){bot} -イスピン --僕っ娘お姫様。男装の麗人。しかし人気が高く毎回のようにかわいい新規イラストが描き下ろされておりとても男装には見えない。 --性能は産廃一直線だったが最近テコ入れされた。 EP2 -ジョシュア(ヨシュア) --霊感に強い銀髪イケメン。原作小説第二部の主人公。原作者の要望によりアプデで改名した。 -クロエ --金髪のお嬢様。ティチエルと異なり攻撃魔法中心の純魔法使い。昔は専用の課金スキル特盛りでリアルマネーが必須だったが今では緩和された。 -ランジエ --青髪のイケメン。ラノベ御用達の物理と魔法の二丁拳銃を扱う。 -イサック --妻子持ちのおっさん。見た目通りの格闘家であり近接戦闘で右に出るものはいない。 -アナイス(アナベル) --二重人格の桃髪少女。クマさんや精霊を使役して戦わせる。EP2開始から実装まで5年ほど待たせただけあって登場後は宣伝で引っ張りだことなり、ベンヤと共にTWの顔に。 EP3 -イソレット --ボリスの師匠の双剣士。剣技と歌を使う。 -ベンヤ --青髪少女。公式HPの漫画やEP1終盤で登場し、多くのユーザーの要望によりプレイアブル化した。 --見た目と異なり鎌とハンマーを使うバリバリの前衛キャラ。現在ではアナイスと共にTWの顔に。 -ロアミニ --銀髪の女怪盗。トーテムを使った呪術で戦う。 -ノクターン --金髪の少年傭兵。右手をハンドランチャーに変形させる #endregion -初期のEP1キャラは三種類の武器(ミラ、シベリンは2種類。二人の残り1種類の武器は公式HPで紹介されていたが、11年経つ現在でも未だ未実装)を使えるのだが、どの武器を使ってもスキルが変わる訳でもないため武器による個性が薄く、先のバージョンのキャラになるほど武器の種別は減っている。 -キャラクター選択時には『型』を選ぶ事ができ、1キャラ毎にスタイル別の戦い方が……行えず、単に初期ステータスとレベルアップ時に振り分けられるポイントの必要値が違うだけ。 --ただしアナイスのみ型で使えるスキルが固定化される。 --型は後で振り直す事によって変更可能。課金アイテムやゲーム内で貯められるポイントなどが必要。 -ステータスもほぼROと同じ。物理キャラばかりのためか物理攻撃が『突き(STAB)』と『斬り(HACK)』に分別されており、キャラクターステータスにも魔法防御を示す『MR』が存在。運に該当するステータスは無い。 ***その他システム -ROのものをあれこれ参考にしている他、独自の強化システムも存在する。 -以前はネトゲ黎明期にありがちなゲーム性であり、クエスト経験値が雀の涙ほどのため、延々とモンスターを狩るゲームだった。 --キャラによってはソロで余裕なキャラもいれば、ティチエルを連れて行かないと手も足も出ないキャラクターもいた。 -現在はクエスト経験値が大幅に増加。EP3時に実装された『ネニャフル学園』の課題通りに進むか、リニューアルされた『影の塔』でひたすら狩ればすぐにLV200まで上がる設計に。 --更に放置でも経験値が入る方法があるため、LV250までならほっといても勝手に上がる。以降の狩りもティチエルの補助と同等の効果を受けられるアイテムの登場で緩和。 --ロアミニ、ノクターンはLV200開始キャラとなる。LV200以上のキャラがID内にいないと作れない。 -課金アイテムで経験値のブーストも可能。時間帯に合わせた経験値増加アイテムも存在する。 -上記のレベリングを始めEP3実装により大半の要素が影響を受けており、一昔前の要素は殆どが通じない。クエストに至っては初期のものはほぼ全て削除されている。 --多くの攻略サイトは全盛期であるEP1-2の時期に作られた後に放置されているため、まったく役に立たない状態である。 --マップの繋がりも異なる。ネニャフル課題の進行に合わせた強さで敵のレベルが決められているため、ワープ移動で適当に世界をぶらついていると瞬殺される。 -キャラクターの強化手段は以前は装備・ステータス振り分け・ペット育成といった、MMOお約束の三点セットぐらいであった。 --後に2012年から大量に追加された。共通のスキルから選択してゲージを消費して使う『ゲージスキル(旧:三次スキル)』、ダメージ追加やレアドロップ率上昇など様々な効果を付けられる『モンスターブック』、テイルズID内の各キャラのレベルで全キャラが底上げされる『ルーンマスターシステム』など。 --数は膨大の上にほとんどの効果が重複し、更に短期での仕様変更も多々あり、極めようとすると途方もない労力が必要となる。 -装備合成 --このMMOでは装備品を&bold(){理論上無限に合成強化が可能}というとんでもない仕様がある。 --各装備品には合成回数という数値があり、その回数だけアイテムで強化できるのだが、『インクリスクロール』というアイテムを使う事によって合成回数を減らす事が可能。 --しかし、インクリに失敗すると装備品が消滅してしまうというハイリスクハイリターン極まり無い代物。 ---『同時に使えば破損を一定確率で防ぐ』など、インクリを補助するアイテムも大量に登場している。 --強化アイテムも運が良ければ上がるが失敗するとマイナス。一部のアイテムは強化値には上限が設定されているが、限界値が未確認のものも存在する。 ---途中で登場した『錬金術師の秘薬』によりカードの成功/失敗の識別が可能となり、良質なカードを使えば100%成功するようになった。 ---それでも結局インクリに失敗すると壊れる。 --合成したアイテムも鑑定したカードも取引可能であり、破格の値段となる事も。 -フリマ --ROで言うところの露店。どのキャラでも出せる上、店番はNPCに任せて置いたまま冒険に行ける。ただしログアウトすると消える。 -TOM --2009年11月4日に実装。テイルズオープンマーケット。ネクソンポイントを使ってアイテムの売買ができる。 --早い話が&bold(){公式RMT}である。しかも全てのサーバーで共有。 --料金は多く取られるものの、業者RMT対策としては機能しており、また無課金ユーザーでも運良くレアアイテムを入手できればポイントを手に入れるチャンスとなりうる。 --いらないアイテムを投げ込めるため第二の倉庫としても使える。 --当然ながらRMTという行為そのものに対して毛嫌いする声もあり、TOMが使えないモエンサーバーが設立されたが……。 --また、サーバー共有という点でも利用される事となる。 -PvP --どんな戦い方もありの『ドッペルゲンガーの森』、走って旗を取り合ったりPvE要素もある『星の戦場』、ギルド同士で戦う『要塞戦』とそれぞれのニーズに合わせたものが一通り揃っている。 --以前は『旗取り合戦(星の戦場とは別)』『シルバースカル』などもあったが、コンテンツ用の施設ごと消滅しており試行錯誤している様子。一部ミニゲームではゲーム内の夜時間のみ対人攻撃が可能になる仕様も。 -課金 --前述の経験値増加アイテムの他にも、ランダム宝箱(ガチャ)、アバター装備、乗り物など。ゲームが快適になるものからおしゃれアイテムまで多数。 --定期的に販売される期間限定ガチャからしか入手できないアイテムも多いが、半分ぐらいの物が露店やTOMで取引可能。できないものもある。前述のTOMでネクソンポイントを稼げば無課金でも利用可能。 --運営が長いにも関わらず手が付けられてない物もあり、一部の課金アイテムは死にアイテム化している。 ---- **評価 -早期の内に基本プレイ無料化に踏み切った事。 --今でこそ当たり前の基本プレイ無料(アイテム課金)のゲームだが、当時はそういったゲームは数が少なく、更に低スペックのパソコンでも遊べるアニメ調のMMOという点はウリの一つ。今作からMMOを知ったユーザーもいる。 -選んだキャラクターを主役としたストーリー。 --当時のオンラインゲームはキャラクリタイプが多く、各キャラ毎の明確なストーリーがある今作は異色の存在であった。キャラクター自体の魅力もあり一定数のファンを獲得した。 --しかしストーリーを楽しむにもハードルが多い。(後述) --近年の基本無料作品ゲームは、主人公キャラを選んだり主人公に性格付けがされているものも多く、珍しいものでもなくなった。 -総じて良質なBGM。 --ラグナロクオンラインでもBGMを担当しているESTi氏やNauts氏が参加しており、長時間の作業においても聞いていて苦にならない。 --特に「Second Run」や「Reminiscence」といった楽曲は現在でも人気が高い。 --&bold(){クライアント内にmp3が剥き出しで入っている}ため、ダウンロードさえすれば簡単に聞ける。いいのか。 ---効果音も剥き出しであり、「ボイスを聞けるアイテム」がイベントで登場したが有り難みゼロな事があった。 -豊富なアバター着せ替え。 --既存キャラを着せ替えるという一見無個性な要素なのだが、かわいいものからネタ系まで種類が豊富であり、髪型変更や色替えで着せ替え人形化して個性を出す事が可能。キャラ萌えとしての側面も大きく、これをメインとするユーザーも存在した。 --もちろん着せ替えたキャラはそのまま何処にでも行ける。 --一部を除くと装備のキャラ制限は無いため女装なども可能。 ---- **賛否両論点 -TOMによる公式RMT --前述通りに無課金ユーザーでもポイントの調達ができ、課金ユーザーであれば重要アイテムをそのまま買える。 ---公式RMTと言えばそれまでだがWin-Winの関係を築く事は可能。 ---全てがこれで済む訳でもなく、一部エンドコンテンツのアイテムは取り扱えない。 -しかしTOMありきのゲームバランスには疑問視もされる。 --ポイントが資産となるためゲーム内で稼ぐ恩恵が低く、&bold(){最高効率はリアルでの労働}とまで言われるほどである。エンドコンテンツアイテムも別のアイテムを買い取りして貰う事によって実質的にポイント買いが可能。 --また、ネクソンポイントはアカウント内で共有するため、サーバー移動が楽に行える。装備もTOMで購入・輸送すればいいので遺産を移す事も簡単。サーバーを分ける意味が薄れている。 --TOMが使えないモエンサーバーが設立されたが、ユーザーを待ち受けていたのはガチャ地獄。TOMを使えないという事はアイテムを売る事もできないため、モエンで稼いで他のサーバーに資産を持ち込む事も不能。更に新規サーバー故に過去に使われていたお下がり装備も無い。よってガチャが全てのサーバーとなり一瞬で過疎化した。 -エンドコンテンツ不足・過多 --サービス開始後、長期に渡って狩りとストーリー追加しか無い期間が続いた。 ---狩場とキャラが追加されるのみで倒すべき相手はおらず、PvPがエンドコンテンツ化していた。 --一見ダメな要素だが狩りやアバターが中心なゲーム性から独特な空気を生み出していた。 --一転したのは2009年頃。『ネオテシス』実装辺りから年1ペースで多数の大型ボスと専用エリアの追加が行われる。当然手に入るアイテムもハイスペック。2011年の『サンスルリア』と同時に実装された幾多のアイテムは、サービス開始直後から7年間最強装備と言われていた特定部位の装備郡をあっと言う間に型落ち品にした。更に年1ペースで上位版が出る。 ---それぞれ挑戦回数が設けられており、更にパーティを組まないと討伐困難という本格的なMMOらしいボスばかりである。 ---討伐時に必ず手に入る交換券さえあれば強い装備が確実に手に入るというもので、運に関係なく報われるというよくある救済要素もある。 --しかし、今まで要求されなかった大人数の戦いはハードルが高く、募集するにも人口が無いサーバーではどうにもならない。 ---これによりTOMを利用した移住が行われ、過疎サーバーは更に過疎る。サーバー統合ラッシュへと繋がる事となった。 --交換券は毎回新規のものと入れ替わるため、毎日続けていないと次のエンドコンテンツで腐る。 --苦労が報われる方式・手応えのあるボスが登場するといった点では歓迎されているが、理不尽なだけの強さ・過疎サーバーはより過疎化・キャラによっては本当に席が無いといった問題点も多数。以前とは方向性が異なるのは確か。 --また、追加ペースに追い付けないユーザーも多く、リタイア者も続出している。新装備が出て暫くした後は型落ち品の緩和もしてはいるが。 -多彩なコラボ --2009年に行われた『灼眼のシャナ』とのコラボを皮切りにアニメ作品とのタイアップが豊富に行われており、これも目玉の一つ。それらを目当てに釣られて開始するユーザーも一時期は非常に多く見られた。 ---ジャンルに違いはあれどとにかく数が多く、日本でしか使えないのにドット絵もわざわざ大量に描き下ろされている。 ---変身マントというスキン変更アイテムでキャラになりきる事もでき、作品によっては主役だけでなく人気の名脇役も……。 ---深夜アニメを多少見ている人であれば驚くような顔ぶれであり、更に旬のアニメを狙ったかのように次々と早期に取り入れる様はゲーム内容以上に力を入れているのでは?と疑えるほど。 --もっとも現在では他のオンラインゲーム・ソーシャルゲームも当たり前というレベルでコラボしている事が多く、やはり物珍しさは薄れている。 #region(コラボ作品一覧) コラボ順 -灼眼のシャナ -涼宮ハルヒの憂鬱 -魔法少女まどか☆マギカ -劇場版 FAIRY TAIL ─鳳凰の巫女─ -GOSICK―ゴシック― -ソード・アート・オンライン -とある科学の超電磁砲S -劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 -進撃の巨人 -ノーゲーム・ノーライフ -オーバーロード -灰と幻想のグリムガル -Re:ゼロから始める異世界生活 #endregion --上記のように何でもありな状態のため世界観もへったくれも無く、ストーリー重視のユーザーは疑問視。 ---- **問題点 ***バグと対応 -TWの酷い点と言えば、で大半のユーザーが挙げるであろう点。 -なんと&bold(){オープンβテストの時点で披露}しており、「全ての魔法攻撃のダメージが1になる」というバグが発生。魔法攻撃しか使わない経験値の多い敵『ブラッディドール』が大量発生するエリアに行き、レベリングするユーザーが続出。 --後のメンテで修正。しかし&bold(){稼いだユーザーの巻き戻しは一切行われなかった}。この通称「血バグ」はネクソンの適当すぎる運営方針を見せるには十分であった。 -他ではレアアイテム『天使の羽毛』を無限に増やせる要塞羽バグ、『バインドストーン』を大量に持っている状態で捨て入れした際に発生する巻き戻しを利用してアイテムを増殖するかばんバグ、チートで未実装時のクロエを作ると何故か当時の最強の魔杖『メギミスリル』を所有しているため全鯖でクロエが作られまくってばら撒かれたメギミスバグ(クロエバグ)などが有名か。 --最後のクロエはバグでは無くチート対策不足だが。 -これら不具合に対する対応は&bold(){不具合の修正のみでアイテムの処分は無し}。メギミスリルは移動ロックが行われたが、ばら撒かれたメギミスリルを拾っていた一般ユーザーも多数おり、普通に使い続ける事も可能であった。当然ながら萎えて引退したユーザーは数知れず。 --近年では体制が変わったのか定期的に不正ユーザーの取り締まりを行っている模様。 --現在も不具合で異常なバグステータスになったキャラが残っており、インクリ無限化で作られたバグ装備が存在するなど、所々に痕跡が見られる。 ***その他 -&bold(){BOT地獄} --一時期大量発生。移動速度の早いナヤトレイが使用され、どこのフィールドを見ても大量のナヤが暴れ続けるBOTオンラインと化した。 --物が高く売れる村『カウル』のワープポイントはナヤだらけ。一人しかいないと思ったら、&bold(){動き始めると10人ぐらい重なっていた}なんて事はザラ。 --中には&bold(){TOMを利用してBOTでネクソンポイントを稼ぎ、他のネクソンのオンラインゲームに使用している}者も……。 --対策用の不正感知アイテムも作られたが即看破。逆に何もしてない正規ユーザーがいたずらで飛ばされる被害もあり、途中で不正感知アイテム自体が無くなった。 --よほど対策を重ねたのか現在BOTは殆ど見られない。一般フィールドでろくなものが取れなくなったという点もあるが。 -ウリのはずのストーリーがまともに遊べない --ストーリーを確認していないのか、文字化けや余計なコピペで付いてきたプログラム命令文などが散見される。 --キャラグラフィックもバグってイベント会話中のキャラが化けたりする。以前のEP1でよく見られた光景。 --主人公キャラ用の汎用台詞があり、どのキャラでも突然ぶっきらぼうな口調になる場面が見られる。そこまで多くは無いんだから変えてもいいんじゃ……。 --ストーリー終盤の難易度は激高。一瞬で死んでどうしようも無いため大半の攻略サイトでは『完全回避の薬』(後述)や課金アイテムなどのぶっ壊れアイテムの使用を推奨している。 ---当初はストーリー以外のコンテンツがまるで存在していない事から、エンドコンテンツ扱いで作成されたと考えられる。 -キャラ格差 --MMOのお約束とは言えキャラ性能の違いが大きい。 --特にティチエルの補助魔法の効果がとんでもなく高く、全ステータスを10%上げる『ブレス』や、物理/魔法ダメージを25%~70%カットする『バリア』『レジストシールド』は必須とまで言われ、狩り・ボス討伐・PvP全てにおいてティチエルが最重要キャラ化しており、「&bold(){TWはティチエルウィーバーの略称}」とまで言われていた。10%ぐらいで……と言いたい所だが命中回避の仕様のせいで10%がとんでもなく重要となる。(後述) ---後にこれら3つの魔法の効果全てを自分に与えるアイテム『バフスクロール』が登場し、完全にこの3種バフ前提のバランスと化した。 --『夜明けの塔』は大量の魔法攻撃ばかり飛んで来るダンジョンであり、MRが高くローブを着れる魔法キャラ以外はカスると即死する。調整されるまで物理キャラの立場は無くなっていた。逆に魔法キャラは完全にノーダメージで完封できるボスまでいたほど。 --調整不足はPvPでも容赦なく発揮しており、大きく命中率を上げられるマキシとイサック以外の前衛はほぼ劣化扱いされ、ベンヤ数人で多段技『ヘルゲート』を使うと要塞の防衛対象が一瞬で崩壊(即下方修正された)など、PvPが成立するか怪しいレベルで混沌としている。 -消費アイテム --文字通り全ての攻撃を回避する『完全回避の薬』を始め、MMOとして想定してるのか怪しいレベルのぶっ壊れアイテムが多数存在する。 ---PvPでも使用可能なためローカル規制するしかなかった。 --途中で回復アイテムにクールタイムが導入されて連打はできなくなったが、クールタイムの存在しない回復剤もあるため根本的な解決になっていない。しかもPvPでも使える。 --以前は&bold(){覚醒剤}という直球すぎる代物まであった。流石にマズいためか今は手に入らないようだ。 -適当なゲームバランス --ROを元としているがレベルキャップは初期から255。ステータスもそれ。現在は更に増えている。 --命中率・回避率はDEX・AGIの1ポイントが重要であり、その狩場の限界ギリギリを定める事が求められる。当然、一つのステータスは高ければ高いほど上げるためのポイントが重くなる。 ---ステータスが1単位で重要にも関わらず、『ブレス』は10%も上げる事が可能。DEX・AGIが150なら15、200なら20ポイントも上昇。『ブレス』が無いだけで命中率100%・回避率80%(上限値)に届くハードルが大幅に上がってしまう。 ---そのためティチエルに補助して貰わないと上位の狩場は使い物にならず、テチのいないPTの狩りは有り得ないという主人公選択性にあるまじき状況であった。ブレスと同様の効果のアイテムも存在したがこれもまたレア。ちなみにブレスに重ねがけ可能。 ---前述の『バフスクロール』登場により現状はある程度解決しているが、高ステータスのティチエルの『バリア』『レジストシールド』でないと70%カットに届かないため、緩和されたものの結局ティチエルがいないと苦しい。 --回復アイテムが超強力なため、エンドコンテンツのボスは一瞬で壊滅させるような初見殺しばかり。死因が分からない事も多々。このMMOに限った話では無いが。近付いただけで死ぬボスも多い。 --このゲームの狩りは何十匹も連れ回して纏めて一掃するトレイン狩りが基本。多段範囲攻撃以外は使い物にならない。ロクな攻撃スキルを持たないキャラはレベル上げ自体が困難だった。大幅強化により現在は解決。 --キャラ数こそ多いが、協力な補助やデバフが行えるティチエル・守護アナイス・イソレット以外は全員アタッカーであり、MMOならではの役割分担的な面はほとんど無い。タンク?何それ? ---ティチエル以外はどんなメンバー編成でも大体何とかなるのでキャラゲーとして見れば正解かもしれない。 -これら要素が詰まったPvP --&bold(){世紀末}。弱者に生き残る術はなく、火力も年々インフレするため防衛対象のNPCも一瞬で壊滅する。 ---廃課金ユーザーが範囲攻撃を一発ぶち込むだけで壊滅は当たり前。まさしく無双。 ---1vs1の勝負でもキャラ間のバランスが悪く、理論的な状態では誰にも勝てないキャラもいる。 --キャラバランスがあまり関係ない『旗取り』、デスペナの存在しない『ファイトクラブ』は好評だったが閉鎖した。 --代わりに報酬のあるPvPとして追加された『シルバースカル』だったが、不具合地獄であり、八百長試合で報酬貰うだけになって過疎。閉鎖した。 --更にその代わりに『星の戦場』が追加。こちらも報酬がある。ボンバーマン要素を入れた旗取り『傭兵訓練所』と、大量の雑魚とボスを蹴散らしてスコアを競う『ケルティカ占領戦』の二種類から選んで戦う。 ---しかし『ケルティカ占領戦』は敵が硬くてグダグダ、装備のステータスが弱いと参加できないなどの理由で過疎。『傭兵訓練所』しか遊ばれない。 ---対戦はオートマッチング限定。しかも同じ人同士ではマッチングしにくくなるような仕様があり、開始時刻になってもほとんど人が集まらず過疎化が進む。 ---当然ながらクラブ(プレイヤー同士の組織。ギルドのようなもの)ぐるみで報酬獲得のための八百長試合ばかりとなり、コンテンツとしてはほぼ機能していない。 -大幅リニューアルされたにも関わらず公式HPは一部の記載が古い。今となってはどうでもいい曜日クエストを延々と紹介したりとやる気がない。 ---- **総評 ROフォロワーの一本ながらも早期の基本無料化と魅力的なキャラクターで一時的にはヒットを起こした作品。~ しかし、悪質な管理体制や急激な方針転換によりユーザーの脱落も激しく、メジャー作品となりうるチャンスを逃す。~ キャラクターやストーリー重視のオンライン・ソーシャルゲームが何本か成功している現状を見ていると非常に惜しいところ。~ 現在もサービスが継続しており、定期的なリニューアル・コラボも続けて行われている。エンドコンテンツにさえ目を向けなければ手軽に遊べる内容ではあるので、キャラクターに興味を持ったら触れてみても良いだろう。 ---- **備考 -タイトルから『[[テイルズ オブ シリーズ]]』のオンラインゲーム、または関連作と勘違いするユーザーが多発した。 --[[似ているキャラ>テイルズ オブ ヴェスペリア]]もいるため時期によっては分からなくもない。 --『テイルズ』が『テイルズオブ』と名乗るようになったのは今作を商標登録したのが原因という説があるが、サービス開始より2年前の『[[テイルズ オブ デスティニー2]]』の時点で[[名乗っていたため>http://bandainamcoent.co.jp/cs/list/talesofdestiny2/battle/index.html]]恐らく関係ない。そもそもテイルズ オブ シリーズ側は「テイルズシリーズ」の商標も2001年に出願済みである。 //--因みに『TALES』という単語は酒の複合企業に商標登録されている。 //商標は商品の種別ごとに別のものだから、酒とゲームという混同しようのない種別で登録されていても何も関係ないよ -ネクソンは今作や同時期に出た多数のオンラインゲームの対応の悪さで寝糞という蔑称まで付けられており、未だに最低運営の一社として語り継がれている。自業自得としか言い様が無い。 --しかし最近は以前と比べればある程度まともな対応をしている事によりある程度汚名は返上している。''[[ネクソン以下のオンラインゲーム運営会社>機動戦士ガンダムオンライン]]''が現れてしまったこともあるが。

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