【りゅうがごとくせぶんがいでん なをけしたおとこ】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ||
対応機種 |
プレイステーション5 プレイステーション4 Xbox Series X/S(ダウンロード専売) Xbox One(ダウンロード専売) Windows(Steam/Microsoft Store) |
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メディア | BD-ROM 1枚 | ||
発売元 | セガ | ||
開発元 | セガ(龍が如くスタジオ) | ||
発売日 | 2023年11月9日 | ||
定価 | 5,940円(税込) | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
桐生視点で『7』の裏側を描く アクションアドベンチャーに回帰 色々と衝撃的な新エリア『キャッスル』 |
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龍が如くシリーズ |
あと何を失えば、大切な人を守れるのか
『龍が如く7 光と闇の行方』の裏側を描いたサイドストーリー。『龍が如く6 命の詩。』終了後~『7』本編で登場するまで、桐生がどのような生き方をしてきたかにスポットを当てている。
システムは従来のアクションアドベンチャーに戻っているほか、メインの舞台が大阪の蒼天堀になり、シリーズで初めて神室町が一切登場しない作品となっている。
愛する者たちを守るため自分の死を偽装し、人生を捨てた伝説の元極道・桐生一馬。
「浄龍」のコードネームを与えられ、大道寺一派のエージェントとなった桐生は任務として横浜港の金塊密輸取引現場へ駆り出される。
それは大道寺の小遣い稼ぎに過ぎない、ごく簡単な任務のはずだった。
東城会四代目までのぼりつめた元・極道ゆえ大道寺のエージェントの中でも浮いた存在になっていた桐生は、周囲にひかえる同僚たちからのやっかんだ挑発に対し半ば捨て鉢に力を振るってしまう。
桐生が人生に感じる空虚は、ますます色濃いものになっていくばかりだった。
そんな中……現れたのは謎の一団。
外部の者が誰一人知るはずのなかった取引は中止を余儀なくされ、困難のさなか奇遇にも謎の一団は桐生一馬の生存をかぎつけてしまったようだった。
そのまま現場から姿を消した彼らを放っておくわけにはいかない。 かくして世を捨てたはずの桐生一馬は、再び裏社会の渦中へ足を踏み入れていくのだった……
(公式サイトより)
バトルは従来と同じアクション形式に回帰しているほか、全体的に『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の影響が見られる。
バトルスタイル
スキル習得
装備
アルティメットカウンター
花札やブラックジャックなどのギャンブル、ゴルフやカラオケにダーツ、将棋といったお馴染みのプレイスポットに加えてキャバクラ、ポケットサーキット(ポケサー)、ビリヤードが復活。また、街歩きではコインロッカーの鍵探しも復活している。
キャバクラ
ポケサー
闘技場
ブティック
ゲームセンター
セガ・マスターシステム
龍が如く8スペシャル体験版
ボリューム不足を感じさせない作り込み
『7』の裏側をきちんと描いたストーリー
過去作を踏まえた反省点、清算点
+ | ネタバレ注意 |
+ | エピローグネタバレ注意 |
物語を彩る名演揃いの登場人物
+ | 花輪についてのネタバレ注意 |
充実したサブストーリーとサポートマップ
堂島の龍「桐生一馬」とエージェント「浄龍」
過去作からの改善点
シリーズ最大規模の闘技場
+ | 闘技場を完全制覇すると…… |
お馴染みのプレイスポット
復活のプレイスポット
自分だけの桐生を作れるブティック
ライトユーザーへの配慮
やり込み要素である活動記録とトロフィーの条件が緩和
ストーリーがシリーズ初心者向けとは言い難い
不器用な桐生一馬も健在
過去作で死亡したキャラの生存が示唆される
+ | ネタバレ注意 |
赤目ネットワークの項目が一部重複している
異人町の出番が少ない
過去作と比較して桐生が弱体化
プレイスポットの賛否両論点
名前以外何も消してない桐生
春日一番達と絡むシーンがほとんどない
三代目西谷誉の扱いがいまいち
結局八代目近江連合会長は不明のまま
+ | ネタバレ注意 |
新スタイル「エージェント」について
闘技場
新鮮味は薄い舞台
ブティックの問題点
周回プレイ、追加高難易度がない
プレイスポット
街中での雑魚戦
戦闘前のテロップ
シリーズ最小規模のコンパクトな作りながらも初心者に桐生一馬と龍が如くの魅力を伝えつつ、経験者を満足させる物語と遊びを両立しており、シリーズの魅力が濃縮された良作。特に批判された『5』のリベンジとも言える最終部の展開はファンの不満を見事に払拭してくれた。
過去作比較でボリュームダウンしている点は否定できないが、その分価格は低下しており妥当といえる。
*1 彼らについては「借金で首が回らなくなった奴の末路」と解説される。
*2 ゲーム内では「生っぽいキャバクラ」と言及されている。
*3 本人役としても出演している。
*4 ちなみに「蜘蛛」の一定回数使用で得られるトロフィーも「俺はスパイダー男」と完全に狙っている。
*5 龍が如く6の最大強化時ほどの速度。
*6 本作では『7』と同じくKAMIYAMA名義。
*7 その場合は桐生をNPCに操作させることも可能。
*8 桐生以外が歌う曲は無難に合いの手、情熱的に合いの手の2種類の難易度が存在するが、桐生が歌う曲の難易度は1種類しかない。
*9 本編上では「鈴木太一」は最後の最後に出てくる。コーディネートの「ネームプレート」にはこの名義が出てくるものもあるが、あくまでコーディネートなのでセットしていても本編には関わらない。
*10 時系列ではこの時『7』における2章終盤~3章開始前
*11 ちなみに勝矢は7代目会長黒澤に重症を負わされており、病床という設定にも説得力がある。
*12 特に6の祭王会の可能性は勇太のこともあり、非常に高い