この記事では、SFCソフト『スーパーマリオワールド』と、そのGBAリメイク版である『スーパーマリオアドバンス2』を紹介しています。
判定はともに「
良作
」です。
【すーぱーまりおわーるど】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 4MbitROMカートリッジ | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | 任天堂、エスアールディー | |
発売日 | 1990年11月21日 | |
定価 | 8,000円(税別) | |
プレイ人数 |
【SFC/Wii/WiiU】1~2人 【3DS】1人 |
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セーブデータ | 3個(バッテリーバックアップ) | |
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加 |
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配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2006年12月2日/800Wiiポイント(税5%込) 【WiiU】2013年4月27日/800円(税5%込) 【New3DS】2016年3月4日/823円(税8%込) |
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書換 |
ニンテンドウパワー 1997年9月30日/1,000円/F×1・B×1 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
探索要素も追加され更に広がったマリオの世界 SFCローンチでありながら屈指の完成度 ヨッシーの初登場作 マント優遇、フラワー冷遇 |
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マリオシリーズ・関連作品リンク |
言わずと知れたスーパーファミコンのローンチタイトルで、SFC版スーパーマリオの第1弾。
『スーパーマリオブラザーズ3』のシステムを基礎としつつ、多数の新要素が盛り込まれている。
正式タイトルには含まれないが「SUPER MARIO BROS. 4」のサブタイトルが添えられており、『スーパーマリオブラザーズ3』の正統的な続編として制作されている。
今度の舞台は恐竜ランド。バカンスの真っ最中にまたしてもさらわれてしまったピーチ姫をクッパから助けるのが目的。
ハードをSFCに移したことにより、グラフィックが向上するとともに、旧作以上に多彩なアクションとギミックが実現された。
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全体的に、従来に比べて難易度の低下に貢献する追加要素が多い。特にゲームオーバーの可能性は格段に低くなっている。
スピンジャンプ
パワーアップ
アイテムストック
ヨッシー
共通 (赤以外) |
吐き出した甲羅を転がして飛ばせる しゃがみながら吐くと目の前に落とす(再利用可能) |
赤 | 吐き出すとファイアを前方に3つ吐いて攻撃できる(甲羅の再利用は不可) |
青 | 口に含んでいる間のみ羽が生えてジャンプボタンで羽ばたける |
黄 | 口に含んでいる間のみ着地時に地響きを起こして攻撃できる |
点滅 | 赤・青・黄全ての効果が現れる(甲羅の再利用は不可) |
中間ゲート
メッセージブロック
細かい操作性の向上
ビックリブロック
その他アイテム
ミニゲームも健在
プレイアビリティの向上
クリア済みコースの途中終了
序盤のコースが非常に親切にできている。
+ | 詳細 |
敵キャラクター
裏ワールド
より多彩になったBGM
不自由なセーブ機能
再挑戦不可能な一部のコース
各エリアを直で行き来することができない。
アイテムストックが使いにくい
裏ワールド仕様にすると表ワールドに戻せない
マントマリオの万能性が強力
3色ヨッシーの性能差が大きい
前作『マリオ3』で築き上げた要素を基礎として様々な新要素を盛り込み、ゲーム性・演出・音楽全ての方面にて更なる拡充を図りつつ、やや高難度気味であった前作からより一層の洗練を施したことで、2Dマリオの集大成・決定版と言える万人向けの作品に仕上がっている。
初心者から上級者まで幅広く遊べる本作はスーパーファミコンの普及に大きく貢献し、ロンチタイトルとしての役割を存分に果たした。
マリオシリーズの看板をファミコン時代からスーパーファミコンへとしっかりと引き継いだ、まさに名作タイトルといって過言でない逸品である。
【すーぱーまりおあどばんすつー】
ジャンル | アクション | ![]() ![]() |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | 任天堂、エスアールディー | |
発売日 | 2001年12月14日 | |
定価 | 4,800円(税別) | |
プレイ人数 |
【GBA】1人(マリオブラザーズは1~4人) 【WiiU】1人 |
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セーブデータ | 3個(EEPROM) | |
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加 |
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周辺機器 | GBA専用通信ケーブル対応 | |
配信 |
バーチャルコンソール 【WiiU】2014年4月3日/702円(税8%込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント | 様々な変更点を加えたGBAリメイク版 |
SFC版の移植。オリジナル版と比較して仕掛けの変更などで難易度が下げられた他、追加要素や様々な変更点がある。
前作と同じく『マリオブラザーズ』も同時収録されている。
『マリオブラザーズ』に関しては『スーパーマリオアドバンス』と同様のため、そちらを参照。
オリジナル版を忠実に再現しつつ、原作では不便だった点の改善の他、難易度を調整してより遊びやすくなった。
「手軽にどこでも遊べる」という利点は、現在ではSFC版が遊べる『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』でも満たせるが、
SFC版にはない本作独自の特色もまた魅力なので、興味があったら遊んでみよう。
*1 特定のザコ敵専用アクションではあるが、「体当たりによってクルクルブロックを破壊する」というものもある
*2 例:「後半に飛行すると行ける場所があるが、コース内にパワーアップアイテムがない。」というコースの場合。『3』では「しっぽマリオかたぬきマリオでコースに入った後、ノーミスで離陸位置まで進む(一度でもダメージを受けたら失敗)必要があったが、『ワールド』はマント羽をもう一つストックしておけば一度はミスが許される。
*3 この雲が出現すると、フワフワ飛びながら全部で10枚のニコニココインを落としていく。このニコニココインは、通常のコインとしても取得枚数がカウントされ、これを10枚全て取得した場合、最後に1UPキノコをくれるが1枚でも取り逃すと雲は何もくれずに去ってしまう
*4 叩くと同時に一定時間、数珠のように連なって自動的に伸びていくコイン。十字キーの上下左右で伸びる方向をコントロールでき、主にPスイッチと併用して足場を作るのに使う。
*5 例えば赤の甲羅に緑の靴のハダカガメが入った場合は赤ノコノコとなり、そのノコノコを踏んで出てきたハダカガメの靴は赤になる。
*6 これに対して、クリボーのほうには顔と胴体と足がある
*7 裏ワールドではマリオ似の覆面を被った敵キャラに変化し、甲羅の色ではなく帽子の色で区別される
*8 とくに、ルドウィッグに対しては、甲羅に身を潜めての回転体当たり中でもファイアボールでダメージを与えることができ、ファイアボールを当てた回数によっては甲羅状態のまま倒せる。
*9 黄ブロックからはスーパーキノコ、緑ブロックからはマント羽根がそれぞれ出現する。カラーリング的に、赤ブロックからファイアフラワーが出現しそうなイメージがあるが、残念ながら赤ブロックと青ブロックは叩いても何も出現しない。
*10 元々は1970年の「大阪万博」のテーマ。『たけしの戦国風雲児』(1988年・タイトー)のCMでも同曲の替え歌が使われた。
*11 3DSのみ操作パッド変更を使えば対処可能