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クイーンズゲイト スパイラルカオス」を以下のとおり復元します。
*クイーンズゲイト スパイラルカオス
【くいーんずげいと すぱいらるかおす】
|ジャンル|シミュレーションRPG|~|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|バンダイナムコゲームス|~|
|発売日|2011年7月28日|~|
|価格|6,279円(通常版)|~|
|ポイント|スパロボと似通ったシステム|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
-『[[クイーンズブレイド スパイラルカオス]]』の続編作品で、セーブデータによる連動要素もある。前作の美闘士も参戦する他、使えなかった多くの美闘士も使用可能になっている。前作と比較すると様々な面でパワーアップしているのが特徴。
-『クイーンズゲイト』というゲームブックシリーズのキャラクターが多数新規参戦している。この『クイーンズゲイト』は他社版権の美少女キャラクターのゲスト出演がコンセプトであるため、結果として本作も、別作品の美少女キャラたちが版権の壁を超えて共演する「美少女版スパロボ」といった趣向のゲームとなっている。
#region(参戦キャラ(オリジナル除く))
|BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(blue){''クイーンズゲイト''}|門を開く者 アリス|
|~|魔法少女 虹原いんく|
|~|恩を返すもの いろは|
|~|紅の忍 不知火舞|
|~|運命の子 ディズィー|
|~|聖弓の射手 真鏡名ミナ|
|~|密林の守護者 チャムチャム|
|~|格闘令嬢 リリ|
|~|赤銅の人形遣い カーチャ|
|~|一年A組委員長 服部絢子|
|~|覚醒せし剣姫 柳生十兵衛|
|~|絡みつく孤高の刃 アイヴィー|
|~|蒼の継承者 ノエル=ヴァーミリオン|
|BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(red){''ゲスト出演''}|ペインキラー 琴音ちゃん(ペインキラー 琴音ちゃん)|
|~|愛の戦士 ワンダーモモ(ワンダーモモ)|
|~|クイーンズブレイド スパイラルカオス|
#endregion
-オリジナルキャラは''「マジカルパティシエ」まろん=まかろん''他数名が参戦。前作からの続投として''「戦士見習い」キュート''、そして前作でたいへん好評だった''「従者」ジャン''が登場。
-仲間に出来るモンスターの種類は更に増えている他、「クイーンズブレイド スパイラルカオス」ではいるだけだったキャラも使用可能になっている。
-基本システムは前作から引き継いでいる他、様々な追加要素がある。
**追加システム
''オリジナルキャラ''
-前述のキュート達を初め、本作でも特徴的なオリジナル闘士が登場する。
--ツンデレ百合キャラのアリュッタ、クイーンズゲイトに相応しくない風貌のモンスターと見せかけて、実は……のラスボスなど。
-前作では好悪の別れるキャラだったジャンは、本作ではスケベな妄想癖もいくらかマイルドになり、さらに彼と似たような思考を持つリリがいるためそれほどイラつかせなくなっている他、技の種類が増えたり、(笑える)イベントが追加されたりなどして結果的に単なるネタキャラに落ち着いている。 
--しかしそのせいで影が薄いと感じてしまうプレイヤーも。
''DOSシステム''
-正式名称は「ダメージを・多く受けると・しゃがんじゃう」システム。キャラクターの残りHPが少なくなると、マップ画面で疲労して片膝をついてしまう。
-前作では残りHPに限らず常に棒立ちだったが、これによりピンチのキャラクターが一目で分かるようになった。
''SSSシステム''
-「好きなあの娘(キャラクター)を・選択して・育てちゃおう」システム。戦略的な部隊の編成、そして、究極のやり込みと愛情の注ぎ込みを可能にするシステム。
-要はスパロボシリーズにおける出撃選択。
''EGKシステム''
-「液晶・越しの・キス」システム。友好度が最高のキャラクターとフリートークを最後まで勧めると、なんとそのキャラのキス画面を見ることができる。
-ちなみに友好度が最高でないと途中でキャンセルされ、スペシャルのキスムービーにも登録されない。
''FIGシステム''
-「二人で・一緒に・頑張ろう!!」システム。特定のキャラクター同士が隣接することで、協力攻撃が可能になる。
-要はスパロボシリーズにおける合体攻撃。こちらは敵の反撃を受けることなく攻撃できるのが特徴。ただし、味方フェイズのみ使用可能。
-ノワ&アレインの師弟コンビの他、アイリ&いろはのメイドコンビなどがある。
''KKKシステム''
-「この感じ!・監視されている!?・回避だ!!」システム。前作にもあった、コマンド入力を行うことでゲームとは全然関係ない絵を表示して家族からプレイヤーを守る(?)システム。
-今作では絵の種類が増えており、ロックマン風のものやKOFシリーズの画面まである。
''ディスティニーパニッシュシステム''
-ジャンが特定のアイテムを装備した状態で敵闘士をPKD(パーフェクトノックダウン)を行うことで、通常時とは違ったカットインを見ることができる。
**難点
-前作同様に相変わらず武器・鎧の強化は一段ずつ行わなければならないし、ルート分岐で付けたアイテムも外れてしまう。しかも本作では使用可能キャラが増えたため結果的に面倒さが倍増してしまうことに。
-敵のレベルは各ステージ事に固定。つまりフリーステージなどで鍛えすぎると難易度が極端にヌルくなる。周回プレイにも影響する。
-新システムであるディスティニーパニッシュシステムとEGKシステムの両立が難しい。 
--前者は特定条件を満たして敵を倒すと本来とは違うカットインを見れるのだが、''使うと他キャラからジャンへの友好度が下がる''。そして後者はフリートークを最後まで行い、''友好度も最高になる''とそのキャラとキスするムービーが見れる(ちなみにキスまで行かないと保存されない)。つまり''「ディスティニーパニッシュを行って友好度を下げる」と「友好度を上げてキスシーンを見る」ことは完全に矛盾する''。加えて言うなら本作ではクリア毎の友好度の引き継ぎは無い。 
--もちろん出撃キャラをうまく考えれば両立できなくもないが……。 
-まろんは一応本作の主人公にもかかわらず、扱いが主人公らしくない。
--前主人公のキュートはラスボスと深い関係があったのだが、まろんにはそう言ったものがあまりない(せいぜいアリュッタとライバル関係なくらい)。キュートが合流した中盤以降は彼女に出番を奪われてしまい、''終盤にはルート分岐によってはついてこない''場合まである。
--ただし、彼女の料理が良くも悪くもストーリーやゲームに深く関わっているため、所謂「主人公(笑)」には完全になってないのがミソ。
--ちなみにキャラクターとしては「パティシエらしく敵を料理して攻撃する」「たまにひぐらしシリーズを思い起こすような凶悪な笑みを浮かべる」など、良くも悪くも特徴的。また他の仲間を「自分を守る肉の壁」扱いしたり、危機的状況で自分の利益を考えたりすることもあり、ジャンとはまた違うベクトルでプレイヤーの怒りを買っていたりする。
**総評
-総合的に見ると一応前作からパワーアップこそしているが、難点も多く持っているのも否めない。しかもその欠点の多くは前作でも見られた欠点だったにも関わらず全く修正していなかったのは問題である。
-ゲームとしては普通に遊べる良作。鎧の破壊や戦闘不能時のカットインは相変わらず見応えあり。

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