【ゔぁんぱいあせいゔぁー】
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 | アーケード(CPS2) | |
開発・販売元 | カプコン | |
稼働開始日 | 1997年5月28日 | |
判定 | 良作 | |
ヴァンパイアシリーズ
ヴァンパイア / ヴァンパイアハンター / ヴァンパイアセイヴァー |
カプコンの人気格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズ3作目かつ最終作。総勢15体の怪物を操作するスタンダードな対戦格闘アクション。
前作『ハンター』から大きく異なる方向性へ舵を取り、スピード重視のゲーム展開を旨とした作風に変化している。
マイナーバージョンアップにあたる続編『ヴァンパイアセイヴァー2』『ハンター2』、本作に準じた各種家庭用作品(『EXエディション』『クロニクル』『ダークストーカーズコレクション』『リザレクション』等)についても本項で後述する。
前作『ヴァンパイアハンター』と比較して以下のようなシステムが追加されている。
+ | 業務用のデフォルトは15体だが、家庭用ではさらに3体が追加された。 |
チェーンコンボによる取っつきやすさと爽快感を重視した前作『ハンター』から打って変わり、ゲージシステムとダメージ周りの仕様変更によって攻め重視のゲーム性に転換し、高度な読み合いと駆け引きを軸としたスピード感とスリル溢れる攻防戦を売りとする作風に生まれ変わった。
これにより、従来よりさらに白熱した戦いが繰り広げられるようになった一方、プレイヤー間の実力差が如実に顕れるようになってしまい、より高度で複雑な理解を必要とするがゆえに初心者に入り込みにくいゲーム性もあって、良くも悪くも上級者向けに先鋭化してしまった感は否めないところではある。
1997年9月にバージョンアップ的な続編として、前作のキャラクター3体を復活させ、システムなどにも調整を加えた『ヴァンパイアセイヴァー2』と『ヴァンパイアハンター2』がアーケードに2作同時登場した。
家庭用として、『セイヴァー』や『セイヴァー2』等に準ずる作品がSS・PS・DC・PSP・PS2・PS3・PS4・Xbox360・XBOXONE・Switch・Steamで発売されている。
『ダクコレ』内のAC仕様版や『リザレクション』を除き、AC版無印で居なかった3体も復活して使えるようになっている。
*1 K.O.した際のスローモーション演出なしで即立ち上がる。
*2 この際、勝利した側は自由に動いて位置取りが可能。
*3 タイトルの『セイヴァー(救世主)』とは彼のことである。
*4 同じく設定上は魔族との混血ながら見た目は純粋な人間同様のドノヴァンは唯一の例外。
*5 外部出演作で「ミッドナイトブリス」を使えるようにすると、専用のやられモーションを各キャラクター毎に追加しなければならない他、クロスオーバー作品では他社のキャラクターを女体化させてしまうというデリケートな事情もある。
*6 演出上はマッハクラブで波乗りしている形になるが、実質的には空中移動が可能になる。ジャンプは不可。
*7 初代ヴァンパイアでのしゃがみ強パンチ。どう見ても足元を狙っているのにしゃがみガード不能の中段技でダウン性能まであり、オルバスが強キャラとされる一因を担った。
*8 『ハンター』と比べると決めた後の間合いが離れる(間合いはキャラによって異なる)ため追撃コンボをやや決めづらくなったが、画面端付近で決めればさほど間合いが離れないため相変わらず大ダメージコンボを叩き込める。
*9 ただし、パイロンが大幅に弱体化していたり、フォボスが別の意味で超性能になっていたりしている。
*10 パイロンは『ハンター2』側のみ僅かだが強化されている。フォボスはジャンプの仕様が両作で異なるが、スタートボタンを押しながら選択することでもう一方の仕様に変更できる。
*11 セガサターンの拡張4MB ROMカートリッジは非常に認識しづらい事で有名であり、一部タイトルでは起動出来ても接触が悪いと画面がバグったりセーブデータ管理画面に飛ばされるタイトルもある。
*12 例えば『セイヴァー2』でガロンらAC版の削除組、『ハンター2』で『セイヴァー1』の追加キャラクターが通常で使用可能。
*13 ただし過去の家庭用にあったボス専用エンディングはなく、代わりにロケテスト版のエンディングを改変した簡易的なものが使われている。また、『ハンター2』『セイヴァー2』の隠し要素だった「モリガンとリリスが抱き合った隠しエンディンググラフィック」はコンプライアンスの都合上により削除。