本記事では2005年にPS2で発売された『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』について解説しています。
2022年発売のSwitch/PS5/PS4/Win(Steam)/iOS/Android向けリマスター版『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』は参考記述扱いで後述。
【ろまんしんぐさが みんすとれるそんぐ】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売・開発元 | スクウェア・エニックス | |
発売日 | 2005年4月21日 | |
定価 | 6,800円(税抜) | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
廉価版 | アルティメットヒッツ:2006年5月11日/2,940円(税込) | |
配信 | ゲームアーカイブス:2015年4月15日/1,200円(税込) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
新世代『サガ』成分による『ロマサガ』再誕 2D作品の3D・フルボイス化リメイクに肯定論を確立 やりこむほど尽きせぬバグ神話も確立 |
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サガシリーズ |
『ロマンシング サ・ガ』(RS1)のリメイク作品。通称「ミンサガ」。
フルボイス・3D化に加え、システムは歴代サガの集大成と呼べるものになっており、「ストーリーや設定を踏襲した新作」と言える程のアレンジぶりである。
ディレクターの河津秋敏氏は、『サガ フロンティア2』(SF2)(99年)のアルティマニアのインタビューで『ロマンシング サ・ガ』のリメイクをやりたいと話しており、満を持しての実現と相成った。
+ | レベル5地図の入手と厳選について |
初代『RS1』は一部で熱烈なファンを獲得したものの、不親切なシステム、数多くのバグや未完成なイベント等、荒削りで完成度が高いとは言えず賛否両論の問題作であった。
それをリメイクした本作は原作から比べればシステムやグラフィックの改善により大幅にプレイしやすくなっており、まずはこちらをプレイするのがおすすめである。
それでも従来のサガシリーズと同様に比較的人を選ぶ内容で、システムに馴染めないプレイヤーがいる一方でシステムを理解すると面白さが理解できるようになる傾向がある。
発売前は大きく変更されたキャラクターデザインや、前作『アンリミテッド:サガ』の評判もあって、駄作なのではないかという懸念があった。
しかしいざ発売されると、往年のサガシリーズを思わせる設定やセリフ、戦闘の爽快感などの要素が健在で、
また『アンサガ』の反省もありシステムの説明をゲーム内で随時行うようになった事から、発売前のこうした懸念は杞憂に終わり「スクエニの最優良リメイク」という声が上がるほどの充実の作品となった。
*1 「クレヨンしんちゃん」のひろし役で有名であり、よく「ひろし」と呼ばれる
*2 ただし回数0でも全員のLPを1消費して(残りLP1になったらもう消費されない)使用は可能。行動系が使えなくなると詰む箇所が存在する故の配慮と思われる。但し、それでもジャンプ必須の場所でジャンプをある仲間しか習得せずに、その仲間が外れてしまうと詰んでしまうのだが……
*3 最速でも3周目にならないと出現しないキャラもいる。
*4 『SF2』ではバトル前に決めた行動順のみ
*5 状態異常属性への防御力は物理防御にも術法防御にも含まれていない。一部の装備品の持つ耐性でしか上がらない
*6 一部からは「ロック調になってしまい音が軽くなった」との不満も。
*7 四天王の1体であるフレイムタイラントの「やはり狂人であったか」という台詞に由来。
*8 一般的にはかなりかなりのやり込みだが、方法が確立されて以降、レベル5アタリ地図のPP発掘とリサイクル程度のやり込みは「狂人」ではなく、まだその手前とされる。
*9 イベントの時間が進んで終了したり新たなイベントが発生したり、敵の種類が強くなったりと、ゲーム全体の進行状況はこのポイントの増加が軸になっている。
*10 ネットではランク0~9と数えるのが主流だが、攻略本であるアルティマニアではバトルランク1~10と数えているため、解説サイトなどでは「ランク9(アルティマニア表記ではバトルランク10)」などと併記されることも多い。
*11 何度も戦える固定敵の「さまよえるエスタミル人」が使われる。ジュエル獲得量2なので、作業開始時からジュエルをメモしておけば戦闘回数を数える必要はなく、666増えれば作業完了。
*12 ランク9と分かっている戦闘の直後なら、そこから192ポイント増やせば、1稼いではランク9になったか確認という作業は最大64回で済む。
*13 特に王冠のついた強い敵シンボルは地図のドロップ率も通常より高い。デス恩寵を用いない場合は王冠付き不定形シンボルが出るように調整するのが最適とされる。王冠シンボルではなく玄竜という敵から狙う派も根強く、好みが分かれる。
*14 邪神デスの恩寵は敵を倒すかわりに何も落とさないため「敵が何も落とさなかった場合に地図を落とすかどうか判定がある」という条件を意図的に満たせる。デスの信仰値を1000まで上げるため卵を持った状態で恐竜とエンカウントしては逃げて信仰値を平均0.5ずつ稼ぐ作業をひたすらこなすことになる。連射パッドがあればボタンを固定して10時間程度放置するだけで済む楽な工程。
*15 特定種族の敵の交渉アイテムテーブルから邪魔な品を回収してリサイクルモードと通称される地図リサイクルに適した状況にする。
*16 使用ハードがPS2か初期PS3か、ハードの寿命、ディスクの傷や汚れ等といった、プレイヤーの環境が関係している可能性もある。
*17 空耳ネタではなくアイシャの部族の言葉であるタラール語を話している。
*18 「体に触るぞ」と敢えて誤用される。
*19 デスに主人公の最大LPを捧げて生き返りを頼めば復活できるが、頼まないとそのまま
*20 例:親友に倒され復活させられ、その後も新しい剣の自慢をしているガラハド等
*21 2022年5月31日に制作発表された。