「クロスハンター トレジャーハンターバージョン/エックスハンターバージョン/モンスターハンターバージョン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

クロスハンター トレジャーハンターバージョン/エックスハンターバージョン/モンスターハンターバージョン - (2023/12/21 (木) 15:26:17) のソース

//ゲーム内容と関係ないものや企業問題は余談へ。
//特段の事情がない限り、 このWIKIのタグ一覧「KOTY据え置きWiki用語集 作品呼称一覧 KOTY始動以前の伝説的作品」を外さないでください。
//あまりゲームとは関係無い漫画版について書きすぎないように(Wikiの趣旨と外れるので)
//過剰なスタッフ叩きと、要素が似ているだけで他ゲームへのリンクを張っている箇所を削除。
//大幅に加筆修正しました。つうしんとマゼリングについては引き続き追記をお願いします。
「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。~
依頼内容は「『つうしん』『マゼリング』の説明の追記」「ゲームの特徴と問題点を分割して記述すること」です。
----
『[[判定不一致修正依頼]]』が出ています。対応出来る方がいらっしゃいましたなら、宜しくお願いします。
----
*クロスハンター トレジャーハンターバージョン/エックスハンターバージョン/モンスターハンターバージョン 
【くろすはんたー とれじゃーはんたーばーじょん/えっくすはんたーばーじょん/もんすたーはんたーばーじょん】
|ジャンル|ロールプレイングゲーム|&image(cht1.jpg,height=160,title=どう見てもテリー,https://www.amazon.co.jp/dp/B000069RU8/)|&image(chx1.jpg,height=160,title=どう見てもカニパン,https://www.amazon.co.jp/dp/B000069RU9/)|&image(chm1.jpg,height=160,title=どう見てもイカれ人也,https://www.amazon.co.jp/dp/B000069RU7/)|
|対応機種|ゲームボーイカラー(専用)|~|~|~|
|発売元|ゲームビレッジ(ネットビレッジ)|~|~|~|
|開発元|ネットビレッジ|~|~|~|
|発売日|2001年4月12日|~|~|~|
|定価|各4,800円(税抜)|~|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|~|
|ポイント|企画者公称「''史上最強のRPG''」&br;ゲームバランス完全崩壊&br;子供だましなシナリオ&br;戦略性の無い脳筋システム&br;意味のない3分割販売&br;数々の盗作疑惑|~|~|~|
//「史上最強のRPG」は、あくまで企画者が公称しているものであり、パッケージに記載がありませんでした。よってテイルズオブシリーズなどに見られるジャンルの付け方でないと判断したため、誠に勝手ながらジャンル欄から削除しました。
----
#contents(fromhere)
----
~
#center(){{
 &big(){''スゲー奴がきた!!''}
 }}
~
----
**概要
今は亡き講談社の児童コミック誌『[[月刊コミックボンボン>用語集/全般/2#id_6c5c9278]]』で行われた「''史上最強のRPG計画''」にて企画された作品。~
読者からのアンケートを元にゲームを作り、更に同誌で執筆していた漫画家「カイマコト(以下カイ)」氏がキャラクターデザインとコミカライズを担当した。~

が、そのあまりにあんまりな出来から『''史上最「凶」のRPG''』となってしまった。~
通称は『クロハン』『''黒犯''』『''クソスハンター''』など。

----
**あらすじ
ある満月の夜、宇宙から魔王ザガンが出現し、彼の生み出した怪物たちによって惑星ホライズンは火の海となった。~
世界はザガンとその配下のモンスターに蹂躙され、多くの人々が命を失った。~
主人公は世界の平和を乱すザガンを倒すため、旅に出るのだった。

----
**特徴
-主人公の住む町を起点とし「ダンジョンに行きイベントをクリアする→町に戻ってきてフラグを立て別のダンジョンへ行き、最深部を目指す」といったことを繰り返す、『[[ウィザードリィ>Wizardryシリーズ]]』や『[[不思議のダンジョン>不思議のダンジョンシリーズ]]』に近い形式。

-主人公+仲間(ペット)枠2枠の3体編成のRPG。
--任意で加入するペットがほとんどだが、シナリオで確実に枠が埋まるように進行するためラスボスで主人公+初期ペットしかいないということはない。
--戦闘におけるダメージの値は、基本的に攻撃力-防御力によって算出される古典的なTPRG仕様(若干の乱数と最低1ダメージの保証は確認されている)。
--雑魚モンスターはただ倒すだけでなく、弱らせてから「シール」というアイテムを使用して封印することもできる。シール化したモンスターをつれ歩くことはできないものの、修得している特技をペットに覚えさせることが可能となっている。

----
**問題点

***システム周り
-主人公の名前は5文字まで。5文字未満にすると残りの文字数が空白で補われるため、会話で謎のスペースが空く。
--例えば、デフォルト名の「シロー」「ロープ」「ヒュウガ」は''「シロー  」「ロープ  」「ヒュウガ 」''になってしまう。2001年に出たゲームとしては稚拙な出来と言わざるを得ない。

-ダンジョンでのセーブができない。
--長い冒険を強いられるため時間や電池との相談が必要になる。一応ACアダプタや周辺機器で賄えるが、中断機能があって然るべきではないだろうか。

-BGMが単調
--ダンジョンがボスのいる階層とそうでない階層の二種類しかない。
--例外はほんの数曲。岡村静良氏 ((ゲーム「ビューポイント」等の作曲で知られる))が関わっているため特定の楽曲の旋律自体は評価する声もある。
--[[画面を切り替えるたびにBGMが途切れ最初からリピートされる仕様>めざせ!甲子園]]となっており、同じイントロ部分だけを何度となく聴かされる羽目になるのも地味に鬱陶しい。
--SEも同様に評判は良くない。

-看板が調べられない。
--大した問題点ではないとも言えるが、こういった些細な部分でも着実に評価を下げているとも言える。そもそも看板を配置しないといった対応は思い付かなかったのだろうか…。

-戦闘終了後、すべてのキャラクターが下を向く(立ち絵の正面を見せる)。
--そのせいで、倒したボスが後ろを向いた主人公に話し続けるという不自然なイベントシーンになってしまう。プログラムの駄目っぷりの一端が垣間見える。

-買い物ウィンドウの閉じ方やマップギミックのオブジェで不具合が生じる事がある
--幸いにして画面がバグるということはないのだが、制作にあたり確認もしてないのがよくわかる。

-新しいダンジョンを出現させるフラグへの誘導がない。
//--RPGをやるんだから全住民と会話するのが当然という考えはあるのかもしれないが、フラグを満たした事も認識しづらく、無味乾燥なお使いゲーより始末に負えない。
--フラグはイベント消化後に村に戻るだけというのが真相。

-シナリオ演出の陳腐さ
--場面に合わせてBGMを変える、SEやエフェクトを使う、キャラが動くといった基本的な演出が無い。
---イベントで主人公が喋る事もなく、選択肢すら用意されていないので棒立ちの主人公相手に、NPCが捲し立てる場面しかない。
--「二度目以降に会話した場合の処理」「一部イベント専用時の処理」なども一切存在しない。
---夢の世界に行くステージでゲームオーバーで拠点に送り返された際、初めて会話をした時と全く同じ台詞を長々と聞かされる事となる。

-シナリオとマップの乖離が大きい。
--バージョンによってダンジョンの位置が異なる仕様があるが、バージョン別で調整を行わず名称だけの調整を行っているため地理関係が破綻している。
--モンスターハンターバージョンで最初に向かうダンジョン「みきのもり」は「いつもの森」と呼ばれ、主人公が最初に派遣されるダンジョンだが、ワールドマップに出ると町の位置と大陸の反対側にポイントが登場する。「いつもの」とは一体…?
---それ以外でも、山の入口と山奥の博士の家の位置の乖離、山から流れる水を水源にしていると言いながら川が繋がっていないなど位置関係の破綻が目立つ。
--トレジャーハンターバージョンでも「モンスターが通せんぼしているせいでその先の町に行けない」と言われるが、マップ上ではどう見てもモンスターを迂回して到着できてしまうように思える配置になっているなど、バージョンごとに無駄に違いをつくった結果シナリオが破綻することに。

-宿屋システムの重複
--ペットセンターには有料でペットのHP・SPを回復することができる「ちりょう」コマンドがあるが、主人公の家で全回復できるため存在価値がない。
--有料施設ならではのメリットも無く、自宅に戻るのが大変になるような拠点の移動もシナリオにはないため無用。

-一部ペット加入に不具合がある
--該当するのはドラーゴ。何故かドラーゴのデータ読み込みをゲーム側が途中で打ち切ってしまい、その結果レベルが0~255のどこかで加入することになる。
---当然だが加入ステータスは変化しないため低いレベルで加入するほど強くなる。

-道具屋の商品更新に難がある。
--店の商品は主人公のレベルに応じて更新されるが、商品入れ替えでプレイが辛くなってくる。
--武器や防具は買い替えを行うだけでいいのだが、個別で大回復するアイテムが消え、全体を中回復するアイテムだけになることや、脱出アイテムが更新により消滅してしまうなどプレイにやや支障をきたす事がある。
---おまけに全体回復アイテムは価格が高く融通が利かない。

-アイテムを一つ売り買いするたびにメニューが閉じるので、複数取引したい場合は何度も話しかけることになる。
--一種類のアイテムを複数購入することも出来ない。2001年発売のゲームボーイカラー専用ソフトなのだが…。

-アイテムの所持枠が20しかない。
--同じ種類のアイテムをまとめて持つ事もできなければ、預かってくれるシステムもない。30種類近くの攻撃アイテムと15種類ほどの回復とバリエーションだけはあるのに取り回しがし辛い。
--なまじ攻撃アイテムは店売りしていないため、ダンジョンでモンスターが落としても回復アイテムで枠がいっぱいということもざら。
--ペットは持ち物を持てないため使わないペットを荷物係にすることもできない。

-ダンジョンが無駄に広い上にエンカウント率が高い。
--最初のダンジョンから左右対称で分岐が多い上宝箱が隠されているわけでもないので探索する意味がない。後半になるにつれ無個性なダンジョンの深さだけは広がっていくため苦行この上ない。
--ひとつだけ謎解き要素のあるダンジョンもあるが、それすらもギミック解除のスイッチが唯一である。
---ダメージを受けるギミックがあるのだが、マグママスを踏むと確率でHPが1になるというあまりにも極端な仕様。
--実はエンカウントが移動入力の2歩目から計算されているため、一歩歩いて止まる、一歩歩いて止まるを繰り返すだけでエンカウント回避が可能だったりする。

-ダンジョンは一方通行。
--上のフロアに戻るための階段がない。アイテムがない限りクリアするまで出られない。
--おまけにクリアすると最後のフロアには入る事ができない。収集要素がありながら一回きり。

-いい加減なモンスター図鑑
--最初から全部解放されており収集要素無し。
--戦闘中と図鑑の表記に食い違いがあったり ((図鑑では「アクマくん」、戦闘では「あくまくん」など))、実際の行動と図鑑の説明とで矛盾していたりする ((図鑑では毒は無いとされているが、毒をバンバン使ってくるなど。))。誤字脱字も多い。

-パラメータのちぐはぐさ
--説明書には「ちせいはAIの賢さを示し、各主人公には関係無いためこのパラメータはありません」と書いてあるが、
同じページの参考画像に掲載されているステータスにもゲームのステータス画面にも「ちせい」項目がある。
---主人公の「ちせい」は初期値5から全く成長しないことから削除し忘れたものと考えられる。
--主人公の「SP」も同様に存在理由がない。
---SPを消費する行動はおろか、敵に吸い取られることもないため無意味なステータスとなっている。
--この一方で、何故か「すばやさ」の項目がない。
---レベルアップ時に「すばやさが○ポイントあがった」と表示されるため、隠しパラメータではないはずだが…。

-進行不能バグも存在する。
--「まやのき」クリア→町にいる女の子に話しかけずに外に→「エルゴン」が出現しているのでクリア…と進めてしまうと、どこに行こうがストーリーが進まなくなる。対策としては、エルゴンに行かずに女の子に話しかけてお化け屋敷をクリアすること。

***シナリオ周り
-シナリオの破綻、支離滅裂さが激しいロールしないRPG。
--ストーリーは簡単に言うなら魔王に支配された島を救う物語。複雑な伏線や突飛な設定の類は一切無し。~
これで完成度が高ければ「王道」として評価できるが、本作の場合は「陳腐」としか言いようの無いレベルである。
--簡潔に言えば、点と点が線で繋がっていない。

-説明書の説明とゲームの導入部が合致していない。
--説明書に「人々はこの時代に生まれてきた事を嘆き、絶望しつつ生きている。」とあるのに、''実際に絶望したり嘆いている人間は全くいない。''~
導入部では最近魔物が出現するようになったと慄くが、もとよりモンスターに蹂躙されているし、子どもたちを外で遊ばせていい環境ではないはず。

-主人公の師匠格となる人物がなんら役に立たない。見せ場が一切ない。
--特にモンスターハンターバージョンのガンテツとエックスハンターバージョンの高齢者の二人が最悪。
--ガンテツは村一番の戦士との触れ込みだが戦闘には参加しない。おまけにシナリオに必要なアドバイスもなく今町がどういう状況にあるかを''自分の道場で教えてくれるだけ''。ストーリーを通して全く役に立っていない。
---ストーリー終盤で彼の娘がモンスターにさらわれる展開(後述)もあるのだが、肝心のガンテツは「魔物を追い払う事すらできなかった」と語るのみである。
--エックスハンターバージョンで主人公を居候させている爺は、終始プレイヤーの神経を逆撫でする発言を連発してくる極めて不快な存在。

-一つの町しかないところに次々にトラブルが運ばれる結果、住人の会話が息をつく暇もないぐらいにころころと入れ替わるのだが、内容が破綻しがち。
--モンスターハンターバージョンは序盤で「水が&color(red){''赤く''}なってしまった、これは魔王軍の仕業だろうか」と怪しんだ主人公が水源地を目指すのだが、ゲーム中に表示される水源の川や池は''どう見ても赤くない''。
---GBC専用ソフトだけに、ただの設定忘れにしか見えない。

-村中の人間が眠りについたり石化するような事件が起きても、ゲーム進行に必須な建物は平然と商売を行っている。
--ゲームとしての都合といえばそれまでだが、多少の理由付けや事件に言及するぐらいのことはしても良かっただろう。

-特定の事件が完結したにもかかわらず発生時のコメントのままだったり、突如住人が別人格のような喋り方をしたり、はたまた途中から主人公への当たりが著しく悪くなったとてんでばらばら。その中で次の事件へのフラグを探さなければならないので混乱してくる。
--ダンジョンで会話するボスやイベントキャラも、シナリオを一部すっ飛ばしたのではないかと思うほど会話を飛ばして喋ってくる。

-ペットは殆ど話しかけるだけで仲間になる。
--同行する動機も「ごはんの為」「寝起きの運動」「ダイエット」などと魔王軍と戦うにはあまりにも薄いものだらけで、シナリオに関わる話をしない。
---これでいてモンスターハンターバージョンいわく、ペットは幻の生物らしい。
--また、夢の世界で仲間にしたペットが現実世界の拠点に走って向かうなど、どう考えても物理的に不可能な現象も起こっている。

-ボスがシナリオに絡んでこない。
--ダンジョンの最深部にいるボスはほとんどが魔王にその場所を守れと命令されただけで、何故そこにいるのかも分からないまま成り行きで戦うだけのことも多く、戦う動機が薄い。

-3バージョンで重要と思われる要素がおざなり。
--ザガン第一形態を倒した後に唐突に''「どこかで○○ハンターが××の神器を使った!」と表示される。''その後「今3つの神器がクロスした!!」というメッセージが表示され、ザガン第二形態と闘う事になるのだが、他バージョンの主人公とシナリオの最中で絡むことは無く、NPCとの会話でなんとなく存在が仄めかされるだけ。
--ザガンが「どうしてすべての神器を使えるのだ。それらがクロスすることは絶対にないはず」と狼狽するが、プレイヤーも全く同じ気持ちになれる。
--これがクロスハンターというタイトルが意味するところなのだろうが、シナリオで他バージョンの主人公がかかわってくることもなく存在についてもほとんど触れられることがないため、前後関係もなく唐突な展開でしかない。

-ボスの一角であるゴッドの動機が支離滅裂。
--娘の誘拐をしたボスだが、一つの会話で動機が二転三転する。
---掻い摘んで説明すると~
負けたわけではない→神と人間には別の生き方がある→滅びることに悔いはない→私の生き方がわかったから負けていない→主人公に感謝する
---もう少し文章の推敲をしてください、と言いたくなる。ちなみに娘が誘拐された理由は最後まで分からない。

-突然現れる父の存在
--最後の幹部であるりゅうを倒すと主人公の父親であることが明かされるが、父親に関するイベントはゲーム冒頭のみで、存在についてとくに伏線が張られることもないため唐突な展開でしかない。
---「父は生きている。お前の心の中に」と言った直後に「父への弔いとなる」と若干ウィットに飛んだ事を言ってくれるが。
---戦闘中のグラフィックも''剣の握り方が明らかにおかしい''、''足をそろえて腕を妙な角度に曲げた変なポーズ''とツッコミどころが多く、重要キャラのはずが扱いが悪い。

-エンディングも雑。
--ザガンを倒すとザガンの独白に入るが、唯一ここだけ導入部と話が合致する。しかし倒された事を受け入れるのか、未練たらたらなのかはっきりとしない。
--エンディングでは勝手に町に戻り、町人と喜んでいる様子を動きだけで伝えてくる。会話すらない。

***戦闘周り
-主人公が倒されると全滅。
--主人公の初期パラメータや成長率がほとんどのペットと比べ低く、レベルを上げて装備を整えてもパーティ内で最も弱いという状態になりうる。そのためペットによる介護が必須となってしまう。

-主人公の行動は「たたかう」「どうぐ」「にげる」の3つのみ。
--このせいで、一番弱い主人公を防御か回復でなんとか活かすという戦法も取れない。
--唯一の強みは攻撃時に確率で発生する「必殺技」の存在だが、ある程度成長しないとダメージがろくすっぽ入らない。せめてこれを単体のコマンドとして立項してくれていれば、少しは戦略性も上がっていたのだが。

-睡眠によるダメージ増幅が大きい。
--睡眠中無防備になることを表現したのか睡眠状態になると防御力が著しく低下する。そのため通常時では一桁程度しか受けない攻撃が睡眠時には致命傷になるという事態まで起こる。
--にもかかわらず睡眠を引き起こす敵が多すぎる。全体睡眠からの主人公撃沈はありがち。

-ボスですら状態異常に弱い。
--敵味方全体的に状態異常への耐性が弱い。ラスボスですら例外ではなく、ペットにやたらと麻痺持ちがいるため麻痺で簡単にハメることができてしまう。

-超画期的なペットシステム(開発者曰く)
--戦闘におけるペットは作戦にあわせて自動で行動するのだが、自分で操作することはできない。
--作戦は「''ガンガンいこうぜ''」「''いのちだいじだぜ''」「''いろいろやろうぜ''」と並んでおり、『[[ドラクエモンスターズ>ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド]]』などの丸パクリと指摘されても仕方のないことだろう。
---これ以外には「こうげきしようぜ」「がんばれ」もあるが、文面から違いが分かりにくい上に、どちらを選んでもペットの動きがあまり変わらない。
---一応、仲間に個別行動が出せず作戦(AI)のみで制御するのは『[[ドラクエIV>ドラゴンクエストIV 導かれし者たち]]』といった他作品でも見られるシステムではあるが、これなら無理にAI制御にせずに個別行動だけの方がマシだっただろう。
--一部の特技のネーミングセンスは小学生でも失笑するレベル((「''はなながいのね''(ゾウのモンスター)」「''くびながいのね''(キリンのモンスター)」「すいかすき!(カブトムシのモンスター)」等))。

-単純極まりないダメージ計算式。
--攻撃力-防御力+乱数=n ただしn≦0なら1保証
--TPRGとしてはありがちな計算式で、ファミコン時代のゲームでもよく導入されていた方式なのでそれ自体に問題はない。~
しかしこのゲームの場合レベルアップで攻撃力が二桁も成長することもあるため、レベル一つの違いで戦闘の難易度が一変する。
--雑魚敵はすぐに一撃で倒せてしまうようになるため、モンスター捕獲に困難が生じることも多々。
--この恩恵を最大に受けるのがバージョン別で最初に仲間になるペット。低レベル加入、上昇率良し、特技もどれも便利であっという間に主人公を追い抜いていく。
--ラスボスでさえも例外ではなく、『コミックボンボン』の記事では「聖属性の攻撃をペットにモノマネさせておいてなおかつレベル52はないと勝てないぞ!」と誇大広告されていたが、この計算式で初期ペットと最終ペットがいれば、小細工無しでもレベルが40ほどで愚直に闘えば倒せてしまう。

-属性やモンスターの相性が把握しづらい。
--ダメージアイテムや特技の属性の属性をみるに、どうも7種類ある属性を有効利用できるらしい。
--それが単体と全体で3パターンずつあり合計42種類存在する。
---らしいと伝聞調で書いたのはゲーム内で相性を調べる手段もなければ相性に固執する前に「[[レベルを上げて物理で殴ればいい>ラストリベリオン]]」という本末転倒な戦闘システムによる。

-背景やエフェクトがない。
--真っ黒な画面に敵キャラが浮かんでいるだけ。背景はともかくとしても、通常攻撃はエフェクトも存在しない。

***バージョン違いの価値がない
-&color(white,blue){モンスターハンター}と&color(white,red){エックスハンター}と&color(white,green){トレジャーハンター}の3バージョンで同時発売されたのだが、''シナリオに大差がない''。~
導入部を説明書で制限してしまったから当然ではあるが。
--結果、「モンスターハンター」だの「トレジャーハンター」だの「エックスハンター」だのと冒険譚につきものの職業タイトルを保持しながら、やることは結局お使い勇者生活なゲームとなってしまった。
--説明書には主人公の過去が詳しく書かれているものの、ゲームでは最初に少し触れられるだけでストーリーに関わってくる事がない。
---せめてタイトルの職業を名乗る動機づけぐらいは必要だっただろう。

-各バージョンの違いとして、拠点となる町、ダンジョンの攻略順、モンスターの強さや特技、闘うボスなど細やかな違いがある。
--しかし結論から言えば特徴や差はなく、むしろ前述したマップ配置の破綻すら生じている。せめてペットを使役して魔王を倒す、財宝を発掘して魔王を倒すぐらいの違いは見せてほしかったところ。

//-通信機能 追記お願い致します
//この当時流行っていたポケモンライクゲームの例に漏れず、弱らせたモンスターをシールに封印させる(全141種類)収集要素があり、封印したモンスターの特技をペットに覚えさせることができる。~
//しかしこれまで書かれているように肝心の基本システムがボロボロなので、収集や通信による交換・対戦要素がプラスに働いているか疑わしく、コンプリートは事実上不可能。

----
**評価点
-オープニングのアニメーションの出来はそれなり。

-マップのグラフィックに関しては当時のGBC専用ソフト相応。

-無条件で仲間(ペット)を使用することができる。
--3バージョンで個別のペット1匹+全バージョン共通で18匹を仲間にすることができるが、すべて会話で加入させることが可能。

-ペットがとにかく強い。
--主人公に比べて成長がよく、単純なダメージ計算のおかげでレベルを少し上げるだけでボスですら簡単に倒せるようになるため詰まる心配はない。
--また低レベル加入のモンスターほどレベルアップのチャンスがあるので初期加入のキャラに有利。

-シールシステム。
--モンスターを弱らせた後にシールで封印することができる。
---シールを合成し強い技を閃かせたり、ペットに覚えさせたりすることができる。
--これによって、補助技や回復技を持ったサポート役に仕上げるといったペットの個性付けもある程度は可能となっている。オート戦闘故に思った通り技を使わせることができないのが難点だが。

-色違いによるモンスターの水増しはほとんど無く、大半のモンスターに専用のグラフィックが設定されている。
--もっとも、後述のように''盗作疑惑''があるので手放しには評価しにくいが……。

----
**総評
言ってしまえば『ポケモン』『ドラクエモンスターズ』のフォロワーRPGの中では最底辺の作品。~
ストーリーは稚拙、ゲームバランスは崩壊、あまつさえゲームとして基本的な事がなおざり。とどめに大した違いのない3バージョン商法と全方面に隙のない''テンプレのようなクソゲー''である。~
クソゲー扱いをされども情熱・誠実さ・ネタ要素等で愛される要素のあるゲームは少なくないが、本作の場合はプレイヤーの心証を大きく損ねる残念なものばかりしかなく、評価のしようがない。~
評価できる点は少なく、それも些末な加点に過ぎず、付随する問題点で評価を打ち消してしまう部分も多い。~
盗作疑惑や漫画の悪評も相まって、結果として悪い意味で「スゲー奴」として、クソゲー界にその名を残す作品となってしまった。

----
**余談
-データ内に『[[ドラクエシリーズ>ドラゴンクエストシリーズ]]』の技名がいくつか存在している。~
没技として作られている訳ではなく、システムデータに移行する画面で文字のみが収納されている設計。
--その技は「ザオリク だいぼうぎょ ばくれつけん ベホマズン くろいきり めいそう さそうおどり マダンテ」の8種類で、初代『ドラクエモンスターズ』の対戦における鉄板構成の特技である。このような文字が存在している理由は不明。
--他のゲームのプログラムを手本に導入することは無いわけではないのだが、文字列は参考にするものでもないだろう。

-2000年に「世界初の3バージョン同時発売」を念頭に企画されたが、度重なる発売延期により2001年に発売がずれ込んだ結果、『[[遊☆戯☆王4>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ]]』に先を越されてしまった。

-『週刊ファミ通』のレビューでは「''6・4・4・4''」の''18点''と低得点。コメントも非常に辛辣で、「同系統のゲームでこれよりおもしろいのはいくらでもある」「もっと丁寧に作ってほしかった」「ストーリー性は皆無に近い」などと本記事で指摘されている問題点のほぼ全てをレビュアー4人全員から指摘されている。
--姉妹誌の『ファミ通64+アドバンス』のレビューでは「''6・5・4・6''」の''21点''。レビュアー4人中3人は何とかフォローしているような内容になっているため、全体的に本誌よりやや高めになっているが、最低点の4点を付けたレビュアーは本誌よりも辛辣なコメントをしている。他の3人がフォローしすぎな気もするが……((なお、4点をつけたレビュアーはこの作品に限らずほかのレビュアーより厳しい評価を下すことが多く、他の3人が10点をつけるところを1人だけ7~9点にすることもザラ。このため後の『DS+Wii』まで含めても一度も40点満点が出なかった。))。
--それぞれのレビューは[[2ちゃんねるのスレ>https://kohada.5ch.net/test/read.cgi/rhandyg/1173002466/]]で閲覧できる。『ファミ通』は2、『ファミ通64+アドバンス』は16を参照。
--『ファミ通』で酷評されたものの攻略本はエンターブレインから出版されている。しかし100ページにも満たないほどの薄さであり、ゲームの薄っぺらさを物語っている。

-カードゲーム用のカードが3枚、3バージョンで合計9枚付属しているが、肝心のカードゲームが商品展開されていない。
--しかしカード自体はキラ加工がなされているなど無駄に質が良く、そしてカードゲームの説明書は無駄に長く詳細に出来ており、''[[ゲームはカードのおまけ>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ]]''とまで言われている。
---結果的にはカードすらおまけで商品と言える部分が皆無だったのだが。

***ボンボンでの扱い
//『コミックボンボン』休刊との話は無関係です。削除してありますので追記をしないでください。
-「アンケート結果がゲームに反映される」という触れ込み
--発端となった「史上最強のRPG計画」は誌面上で大々的に扱われたわけではなく、1999年7月号から突如白黒2ページ(一時期1ページだったことも)の読者投稿欄が設けられただけで始まっており、全貌が発表されるまではひっそりと制作状況が伝えられるなど、企画自体がきな臭いものであった。
---開発会社は無名、キャラデザは単行本発売の経験すらない漫画家。それに上が重なり「史上最強のRPG計画」を謳うには最初から無理がある船出だったのは言うまでもない。

--アンケート結果を初めから反映する気が無いと思われる節がある。
---移動手段に関するアンケートでは「ロボット」が一番人気だったが、シナリオ中に乗り物に乗って移動する場面はほとんどない。

-本企画終了と入れ替わるような形で、新たな読者参加型企画『幻想世界英雄烈伝フェアプレイズ』が開始されたが……詳細は『[[未発売ゲーム2]]』の項目を参照。

-漫画版について
#region(以下、漫画版についての解説)
ゲーム版と並んで現在も語り草になっているのが、キャラデザインと同じくカイが手掛けたコミックボンボンの漫画版である。~
こちらもパクリ・トレース疑惑などの問題点が多く、ゲーム版よりも漫画版の話題が挙げられることが多い。~
また、それらを抜きにして漫画作品そのものとして見てみても極めて質の低い出来である。~
下手するとゲーム本編よりもこちらの方が有名かもしれない。

-主人公こそモンスターハンターバージョンのシローだが、ストーリーも敵組織もゲームとは異なる。また、ゲームに登場しているキャラを蔑ろにしたり、逆に居もしないキャラをヒロインやライバルに据えたりと、「ゲームのコミカライズ」の前提を''すっかり忘れているとしか思えない内容''である。辛うじてプロローグだけはゲームとほぼ同じ。
--カイ氏はボンボン誌上でゲームの開発現場の様子などを漫画にしており(スタッフのイラストを描いたこともある)、ゲームのストーリーを全く知らないという事はないと考えられるため、これらの設定変更は意図的なものと思われるが、理由は不明。
//COされていた他作品の部分を削除してあります。修正する際は他作品を念頭にした批判は避けてください。
---もっとも、オリジナル設定満載でも完成度の高さから評価を得ているゲーム原作の漫画はたくさんある((例えばボンボンで言えば岩本佳浩氏によるロックマンXシリーズなど。またストーリー面でクソゲー判定されている作品でも、その後のメディアミックスで良い方向に改変し評価を回復した例はある(小説版「グランディアIII」やテレビアニメ版「テイルズオブゼスティリア」など)。))。しかしこのコミカライズ版は屁こきなどの下ネタに頼った寒いギャグばかり((そのうえ、シローが敵軍と戦う理由を訊かれた際に「村を滅ぼされたからな、エヘヘヘ」と笑いながら語るなど、理解に苦しむ描写も多い。「悲惨な過去にもめげず前向きに生きるキャラ」を描きたかったのかもしれないが、崩れたマヌケ顔でヘラヘラ語る様子からは「村を滅ぼされた事に何も感じていない軽薄な人物」としか映らず、盛大に滑っている。))で独自の魅力は一切無く、単体の作品としても非常に稚拙なので、「原作を蔑ろにしている」としか捉えられない。
--途中からゲーム本編の展開を思い出したかのようにロープやヒュウガなど、ゲームに登場するキャラが続々と登場。同時に絵柄もキャラの頭身が急激に上がるなどの変化をし、内容もギャグからややシリアスな展開にシフトしたが、元からあった問題点はそのままで設定やキャラの性格などで矛盾まみれになったため、評価そのものは上がらなかった。
---連載初期の画風はゲーム中のグラフィックやパッケージの公式イラストに近いものだったが、この画風変更でそれらからも大きくかけ離れてしまっている。

-こちらでもパクリ・トレース疑惑は存在しているが、ゲーム版よりさらに酷くなっている。
--特に『ドラゴンボール』と酷似したものが多い。主人公・シローの構図や顔がさらに鳥山明チックになったほか、パワーアップ状態の「怒れ人(いかれびと)」ことクロスハンターはどう見てもスーパーサイヤ人。ポーズなども同作からのトレースが多く、しかも何も考えず機械的にやっているのが丸わかり。
---その他盗作疑惑についての詳細は[[こちら>http://takajou2.web.fc2.com/]]から。
//検証サイトが外部URLのためCOないし、削除するかどうかを相談したほうがいいかもしれません。
--パクっている分、ストーリーが面白かったり、好感が持てるキャラクターがいるなど良い点があればまだ救いはあった。しかし本作には''そのような部分など全くない''。むしろ''酷く劣化しただけのパクリ''なので、パクリ元の画力・表現力・技術がどれほど高度なものなのかを再認識させられ、各名作がこんな粗悪な作品の手足として勝手に利用された不快感を煽るだけである。
--ただし、当時の読者ページには本作のファンアートもいくつか掲載されており、パクリとは知らなかった読者からはそれなりに評価されていた模様。

-漫画版の掲載期間は2000年7月号~2001年10月号。タイアップ作品でも容赦なく打ち切っていた時代にしては長生きした部類に入る。だが最終回は典型的な打ち切りエンドであった。
--勘違いされることもあるが漫画からのゲーム化ではなく、ゲームの開発、販売と平行して行われていた作品である。
---宣伝も兼ねていたため漫画は半年ほど先駆けており、上述の通り内容はゲームとかけ離れたものであったが。
--一応単行本でいえば2巻まで出すぐらいは連載されていたが、''現在も単行本は発売されていない''。
---盗作疑惑や作品そのものの質など、発売しなかった理由として考えられることは多いが、コミックボンボンはそもそも単行本を刊行しない作品が多い雑誌であったため真相は不明。
#endregion


***ゲーム外の話
-Amazonのレビューの中にベタ褒めのものがあるが、その内容が事実と異なる。
--「''バージョンによって物語が異なる''」「''シリーズはエックスハンター→トレジャーハンター→モンスターハンターと続いている''」「''アナザーストーリーで魔王視点のストーリーもある''」という嘘や''ポケモンやDQMを「話が薄っぺらい」と貶す''と言った類。~
上でも触れたが「そんなストーリーは存在しない」ので気をつけたし。

-発売から10年経っても未開封新品で''500円''で残されていた上、カードによるプレミア等もまるでなかったことから作品の評価がうかがえる。
--現在はSNS及び動画配信サイトの隆盛もあり、(主に悪い意味で)有名になったためか新品の価格は定価を超える程度になっている。

***盗作疑惑
当作を語るにおいて欠かせないのが''キャラクターデザインのパクリ・トレース疑惑''である。上記のドラクエの技名のデータからして既に怪しいが、これもまた本作の評価を大きく落とす問題点となっている。

-主人公について他作品からの盗作疑惑がある。
--まず、トレジャーハンターバージョンの主人公ロープは『[[ドラクエVI>ドラゴンクエストVI 幻の大地]]』のテリー、もしくは漫画『ドラゴンボール』のトランクス、と『[[FFVI>ファイナルファンタジーVI]]』のロック・コールの中身を足したような感じである。
--エックスハンターバージョンの主人公ヒュウガは企画開始の数年前に放映されていたアニメ『発明BOYカニパン』の主人公カニパンや、1999年に発売されたゲーム『神機世界エヴォリューション』の主人公であるマグ・ランチャーに髪型やおでこに付けたゴーグル等が酷似していると言われることがよくある。とはいえ、こちらは単純にメカニック少年のテンプレート的なデザインと言えるためあくまで疑惑の枠は出ない。
--モンスターハンターバージョンのシローについては漫画版の影響で『ドラゴンボール』の悟空・悟飯とされることが多いが、あくまでも漫画版の話でありゲームではそこまであからさまには見えない。「''ツンツン髪に鉢巻して剣を背負った熱血漢の少年''」は昔から使い古されたステレオタイプの主人公像なので、ヒュウガも含めパクリというよりも単純にオーソドックス・テンプレ・ステレオタイプのデザインであると言った方が正しい。
---大剣に関しては読者アンケートによるキャラクター決定時に『コミックボンボン』の企画ページに掲載されたイメージイラスト(1999年12月号掲載)の時点で背負っていた。「[[FFVII>ファイナルファンタジーVII]]のバスターソードのパクリ」との意見もあるが、そもそもバスターソードの方も漫画『[[ベルセルク>ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章]]』の「ドラゴン殺し」の影響を指摘されている。そしてクロハンの漫画版にベルセルクの構図をトレスしたシーンがある事が更なる疑惑を深めた。
--なお、ロープとテリー&ロック、ヒュウガとカニパンとの比較画像は[[こちら>https://img.atwikiimg.com/www26.atwiki.jp/gcmatome/attach/2954/1066/syuzinkoutousakugiwaku.JPG]]。シローに関しては前述の検証サイトなどで。
---そもそもパッケージのキャラが全体的に鳥山明風に無理やり描いたようにも見える。

-「ペット」にもパクリ疑惑がある。
--終盤仲間になる「ヒバード」は『[[ポケモン>ポケットモンスターシリーズ]]』のファイヤー((モンスターにもファイヤーに似たモンスターがいる。))によく似ている(首周りに白い毛がある以外ほぼ同じ)。
//表現を「似ている」と変えたことについて→https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/51440/1655025502/167-169
--「エックスハンターバージョン」のヒュウガの後ろにいるロボット「ブルーナイト」も『魔神英雄伝ワタル』の「魔神(マシン)」ような頭身に『装甲騎兵ボトムズ外伝』の「ベルゼルガ」のパイルバンカー付きのシールド(どちらも多くの模倣を生み出した)を装備した、既視感のあるデザインとなっている。

-モンスターデザインはドラクエのそれに酷似したものが非常に多く、特に「狂った熊」はかつて柴田亜美氏が『ドラゴンクエスト・4コママンガ劇場』で描いた「ごうけつぐま」そのもの。「メダルモンスター」はドラクエの「踊る宝石」を模したとしか言いようがないほど。その他に『ポケモン』をやったことがある人なら既視感バリバリのモンスターが数多く存在する。
--ラスボス「まおうザガン」は漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』の異魔神と『ドラクエVI』のデスタムーアからパクっていると言われ、構図や角など一致している箇所が多い(前述の漫画版盗作検証サイト参照)。

キャラクターデザインは開発側からの要請などもあるため、一概にデザインを担当したカイのみの責任と言えるわけではないのだが、自身の漫画でパクリ・トレース疑惑が多数ある事もまた事実であり、潔白とはとても言い難い。~
しかし、上記のようなデザインを採用したゲームが販売された時点で、少なくとも本作のパクリ疑惑については開発側に問題があると言える。そもそもデザイナーとは無関係のシステム要素においてもドラゴンクエストモンスターズやデビルチルドレンの強い影響下にあり、特に''作戦名や技名、ひいては台詞までも丸パクリしている部分がある''ため、開発側がパクリを推奨していた可能性も十分にあり、ドラクエの技名がデータ内にある辺りも疑惑を強めている。

#region(パクリ検証とそれにまつわる一連の騒動について)
-ニコニコ動画にアップロードされた漫画版のパクリ検証動画(同時にゲームのモンスターデザインに関しても検証されている)のコメントの中に執拗なまでに漫画版を擁護していた輩が出現したため、''作者本人の降臨疑惑''が浮上した。
//検証系サイト・動画は内容的にもデリケートなため、このwikiサイトから誘導するような形でリンクを貼るのはまずいと思うので、一応リンクだけ削除。
--その擁護コメントは「トレースじゃなくオマージュ」「パクリがわかりやすいからこれはオマージュだ」「『銀魂』((「週刊少年ジャンプ」連載の漫画およびそれを原作とするテレビアニメ。同作内にはパロディネタが多数存在するが、この発言ではパクリとパロディを混同してるものと思われる。))も同じことしてるからパクリじゃない」等々香ばしく的外れなものばかりであった。
//--ボンボン迷走期の中でも一際駄目っぷりを発揮していた本作にファンなど''いる筈もなく''、擁護意見があること自体不自然。そもそも当時の読者も覚えてるかどうか怪しい作品にファンなど(ry
//「ファンなどいる筈もなく」は流石に根拠が無さ過ぎるためCO
--当記事に最初に漫画版のことが追記(今よりも漠然とした内容だったが)された時、''即座に「ガセだろ?」との突っ込みと共に消された''こともあった。

-さらに、忘れた頃になって一連の記述が消される出来事が起こった。
--「不適切な記述」であることが理由らしいが、その事を問い詰められると、履歴が残っていないのをいいことに、嘘八百な議事内容(脳内)を振りかざし始めたので、早々に相手にされなくなった。
--同時に「俺は○○や○○(中略)の記事も作った」「IP調べろ」などと主張し始める……そもそも、誰も誰何したり等していなかったのだが。馬脚を露わすとはこういうことである。
--また''これと同時期''に、とっくに旬が過ぎ熱の冷めた検証動画に性懲りも無く怪しいコメントが付いていたことも記しておく。
--しばらくしてようやく件の人物はここから去ったが、今度はニコニコ大百科内の同作記事に似たような人物が噛み付き始め、過疎地だったページのアクセス数が一時的に伸びた。結局、そこでも袋叩きに遭い去っていった。
--と思ったら今度はアニヲタwikiにまで出現、やはりボコボコにされた挙句姿を消す。方方に出向いては同じことを繰り返すその姿には呆れるしかない。
--また、作品DBで、HN『モンスタークロスハンターサンオアムーン』で出現。ゲーム・漫画共に的外れな評価で呆れ果てられた。
--この一連の出来事からいよいよもって、疑惑はもはや暗黙の了解と言える程にまで深まっている。

#endregion