昨日 - 今日 - 合計 -
【概要】
- その時とは、半妖が妖力を失う期間を指す言葉である。「その日」とも呼ばれる事もある。半妖にとって、妖力を失う期間は敵の襲撃を受ける最も危険な期間であり、半妖は決してその時に人前に姿を現す事はない。会話の中で妖力を失う時と明言すれば弱点を晒す事になるため、その期間を隠語のような形で「その時」と表現している。犬夜叉であれば「犬夜叉のその時」と呼称する。犬夜叉にとってはその時が朔の日である。
- 周期が月に一度であるという絶対的な理がある。これは、いかなる例外も存在しない絶対の摂理とされる。その時に妖力を失う際には、なにかしらの条件や規則性が存在しており、犬夜叉の場合は月に一度訪れる朔の日に妖力を失う。自分の意思でその時を選べる特殊な半妖として、奈落がいる。奈落は、月に一度妖力を失うという理からは逃れられなかったが、月に一度のその時をいつにするか自ら選ぶ事ができた。その時を奈落は自らの体を分解して改造し強化する、肉体改造の日として利用している。
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『奈落は自らその時を選ぶ事ができる唯一の半妖である』
【アニメ】
- 『犬夜叉 TVアニメ』
- アニメオリジナルキャラクターとして半妖の牛王が登場する。このキャラクターは昼は人間、夜は妖怪の姿になる半妖とされ、月に一度妖力を失うという設定とは異なっている。
- 『半妖の夜叉姫』
- もろはは、妖怪の血が薄いために妖力を失う日が存在しないとされる。より人間に近いはずのもろはがそのように設定されている理由は現在のところ明かされていない。半妖の紫織も登場しているが、彼女が妖力を失うのは数十年に一度の皆既日食の期間のみと設定されており、これは月に一度妖力を失うという原作の設定からは大きく解離している。せつなも人間になる日が存在しない。作中では、その理由として夢の胡蝶に夢を奪われ眠らないからだと言われている。しかし、眠らない体質と人間になる日が存在しない事への因果関係は、やはり作品内では説明されていない。
- コミカライズ版『~異伝・絵本草子~半妖の夜叉姫』では原作の設定が踏襲されており、椎名は半妖が妖力を失う用語を「そのとき」、「その日」としている。理由は不明だが、いずれも「その時」ではなく「そのとき」とひらがなで表記されている。また、四半妖も半妖と明言しており、実際に作中でもろはにも妖力を失う期間が存在する。
最終更新:2023年04月27日 00:20