クラウド・ストライフ

「クラウド・ストライフ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

クラウド・ストライフ - (2012/10/01 (月) 17:24:38) の編集履歴(バックアップ)



「もう幻想はいらない……俺は俺の現実を生きる!」

概要

1997年発売の旧スクウェアのプレイステーションゲーム『FINAL FANTASY VII』の主人公。
FFシリーズの看板キャラの1人であり、『ビフォアクライシス』や『アドベントチルドレン』など『7』のスピンオフ作品の他、
『KINGDOM HEARTS』や『FFT』、格闘ゲーム『エアガイツ』『ディシディア』にも外部出演している人気者。

原作では声が当てられていなかったが、『エアガイツ』では堀内賢雄氏(AC版)及び佐々木望氏(PS版)が演じており、
現在では『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザクや『ロックマンX』のエックスを演じた櫻井孝宏氏で固定されている。


「切り落とすぞ」

金髪のツンツンした頭が特徴的。作中でも「ツンツン頭」「チョコボ頭」とか呼ばれたりする。
年齢21歳(派生作品での最終的な年齢は25歳)、身長173cmだがツンツン抜きだと160台前半未満か
嫌いなものはカエル。魔晄*1を浴びた為、眼は青色に変色している。
『FF4』以降の、年齢が設定されているFFシリーズの主人公としては『FF13』のライトニングと並び現在のところ最年長。*2
両親はゲーム開始時点で既に亡くなっており、天涯孤独の身。

FF7の世界を牛耳る超巨大企業「神羅カンパニー」の私兵集団で、ソルジャーと呼ばれるエリート兵たちの最高位・クラス1stの一員として活動していたが事情により離職。現在は何でも屋を自称し、幼馴染のティファ・ロックハートの頼みもあって反神羅を掲げるテロ組織「アバランチ」に傭兵として雇われる事になった(…ということになっている)。
これを切っ掛けに、失われた自身の過去と向き合ったり、仲間達や世界を守るため狂気に駆られて星と融合しようとする
ソルジャー時代の上司・セフィロスを止めるための遠大な冒険へ挑むことになる。

前作までの割かしオーソドックスなタイプの主人公たちとは違い、クールで人情よりもカネが優先の斜に構えた態度
(結局人情で行動しているが)、時々襲われる幻覚によってブツブツと独り言を呟くクセ、
そして彼の口癖「興味ないね」に象徴されるようなどこか陰のあるキャラクターになっている。
しかしそのドライなパーソナリティーは秘められた過去に起因するもので、本来の性格は引っ込み思案ではあるが
仲間思いで素直な青年であり、その元の自分を取り戻すことが原作後半の展開となる。
元々一般人にしては身体能力が高かったようだが、前述の過去の出来事の影響で更に強大な戦闘能力を得た。
特に刀剣の扱いに優れ、ゲーム中の技もその馬鹿でかい剣を使ったものが多い。

+ 以下、原作ネタバレ。
尊敬し憧れていた上司・セフィロスに故郷を焼かれ唯一の肉親だった母親を惨殺されたり、
本人も狂科学者に拉致られて人体実験の材料にされたり、命の恩人でもある親友を目の前で神羅兵に射殺されたり、
女装させられてメタボなヤクザのオッサンとベッドインしたり(でも途中からノリノリ)
ヒロインの一人のヴァー('A`)が不可避だったりなど、結構な不幸キャラ。
その他にもその実験によって10代後半の5年間を監禁拘束されて思春期の時間を奪われた上に植物状態にされたり、
快復?したと思ったらクラウド自身も忘れていた過去の秘密を利用され、
本物のクラウドそっくりに造られたセフィロスのコピーだったと偽られて精神崩壊を起こし
超重要なマテリアをみすみす渡してしまったり、重度の魔晄中毒にかかってパーティーを離脱し
闘病生活を強いられたりするなど散々な目に遭っているが、
  • 実は憧れのソルジャーにはなれなかった一般兵Aであった
  • 今までの自分は親友ザックスの体験談と自分の理想の元ソルジャー像、ティファから読み取った記憶を
    体内の宇宙生物が掛け合わせて作ったニセモノの人格だった
最終的には周囲からの支えもあって上記の真実を受け入れ、仲間達と共にセフィロスと対峙する事になる。

流石、高い人気を誇るだけあって並大抵の苦労人ではない。
「のどかな村の青年A」という、FFどころかRPG主人公全体を見通しても1・2を争う地味な生い立ちなのに、
悲惨っぷりはRPG史上でもトップレベルである。
「一般人に見えて実はすごい地位や力の持ち主」というのはゲームの主人公によくある設定だったが、
その逆「すごい力があるように見えて実は一般人」と言うのは中々斬新であり、
こういうところも人気がある要因なのかもしれない。

とはいえ元一般兵ながら、人体実験の際にソルジャーと同じ強化措置をされているので、
実際には他のソルジャーと能力は変わらない。よって「すごい力の持ち主」というのは間違ってない。
また、前述の通り身体能力(しぶとさ生命力と火事場の馬鹿力)は一般人時代から並はずれて優れている。
(少年時代にティファと一緒に橋から墜落してティファは生死をさまよったが、クラウドは膝がすりむけただけだったり、
 一般兵時代にセフィロスに正宗でぶっ刺された(エアリスはそれで死んだ)が、逆にその状態からセフィロスを投げ飛ばしたり)
ただ廃人期間が長かったせい+人格を急造したせいで、クラウドの記憶は実際のモノとかけ離れており、
同じく故郷が燃やされる現場に立ち会った幼馴染のティファに強い疑念を抱かせる事になった。
実際の所、ゲーム開始直前、アバランチの拠点のある七番街スラムの駅でティファに再会する瞬間まで
廃人同然であった事が、インターナショナル版の追加イベントで語られている。

+ バスターソード
クラウドの初期武器「バスターソード」(「バスターソード」ではない)は今は亡きクラウドの親友ザックス・フェアの遺品。
捨てたり売ったりできなかったり、ゲーム開始時に毎回渋い演出を拝む事になったり、
初期武器とは思えないほどイベントで活躍したりと、初期武器という枠を超えて、クラウドを象徴する武器となっている。
あまりの人気から、ザックスが主人公の番外編では「バスターソード」がザックスの手に渡り、
そしてクラウドに渡るまでの経緯が語られてしまうほど。
OVA『アドベントチルドレン』ではゲームラストのセフィロスとの対決でも使われた事になっていたが、
それまでの酷使のためか、OVA本編では朽ち果てていた。
そして、役目を終えたバスターソードはかつての主であるザックスの墓標となるのであった…。
幾らなんでも優遇され過ぎである。だがそれがいい。

『ディシディア』を含め、派生作品に出演する際の彼は基本的にクールであり、
『アドベントチルドレン』では「自分のせいで仲間を失った」と思っていることから性格が暗く後ろ向きになっているため、
「性格が原作前半に戻った」「AC以降の根暗キャラになってる」などとツッコミを入れられることが多い。
実際は丁度悩みやら迷いやらがあるせいでテンションが低いだけなのだが、
やはりコアなファンは「原作後半の陽気なクラウド」を求めるあまり、過敏になってしまっているのかもしれない。
(派生作品が出てる割には明るい性格での出番がほぼないのも原因だが)
まぁ、派生作品のクラウドを見て、『FF7』においてラストバトル突入時より風俗店に突撃する時(下記台詞)の方が
気合いが入っていたり女装したあげくノリノリで男を誘惑したり、海水浴と聞いて澄ました顔が崩れたり、
ティファのパンツを(選択肢次第で)タンスから盗ったり、他人の家のピアノをギンギンに弾いたり、
ジェットコースターで乗り物酔いを催してゲロを吐いたりする姿は想像しがたいであろう。
また、『FFT』で原作以上に性格が暗いのは、そもそも時系列的にエアリスの死亡からほどなく、人格崩壊していた時期なので仕方がない。
その証拠に、唯一無二の大事な愛剣を、自力で登れない程の高さにある火山の火口に埋めるという意味不明の所業を…
この両作ではクラウドが仲間を失った事への無力さを悔やむ台詞を発している。

現在ではPS3及びPSPでのゲームアーカイブスで『FF7』『FFT』が購入可能なので
この機会にプレイするのもいいだろう。出来は今でも語り継がれてる作品だから保証されてるし。
FF7はこれ系列にしては値が高いが


  「ここに女装に必要ななにかがある。
                                        俺にはわかるんだ」


    「行くぜ !!!」

ちなみに2008年度の好きなゲームキャラランキングでは男女の部と統合では電気鼠等強豪を押さえ、二位に輝いてる。
やはり容姿が美形でありその性格は当時の『FF7』プレイヤーに大きな印象を与えたのだろうか。
では、そんな彼を抑えて1位になったキャラクターは誰だって?それはもちろん……


『ディシディア』でのクラウド

激突技と相まって攻撃力は高く、移動速度は平均以上、技もシンプルで使いやすい。ディシディア入門に適したキャラクター。
スラッシュブロウはリーチがそこそこあるため、技硬直を衝くことが重要になる最強CPU戦でも安定して使いつづけることができる。
対人戦では戦術の幅が狭いぶんガードカウンターを決められやすいが、EXモードのガードブレイク効果と
一撃必殺が可能な攻撃力は充分脅威。

(以上、『DISSIDIA FINAL FANTASYまとめwiki』より抜粋)


MUGENにおけるクラウド


 大会でFF7代表といいつつこちらのクラウドが出ていた*3のも今は昔。
 やまきち氏による手書きのものが存在する。
 原作同様大剣を軽々と振り回して戦う。飛び道具に破晄撃、対空にクライムハザード、その他
 凶斬りなどの原作再現の技が数多く揃っており、超究武神覇斬も超必殺技として搭載されている。
 ダッシュや前後転やガードキャンセルなど基本的な動作が揃っており、キャンセルをかけての
 連携もできるので性能はそれなりに高いのだが、そのバスターソードは逆刃刀かと言いたくなるほど
 謙虚な火力で、攻撃判定も格ゲー性能を意識して若干見かけより控え気味にされているため
 見掛け倒し呼ばわりされることもあった。まあ初期装備だからしょうがない
 が、2009年1月の更新で若干強化された。
 また、元のゲーム中で女装する場面があり、それを踏まえてかブリス技に対応している。

AIはドルジ氏が5段階に調節可能なものを公開している。

「元ソルジャーをなめるな。
  どれだけ物知りか、教えてやる。
  しかも、無料でだ!」

これは「初心者の館」という、チュートリアル的なことを教えてもらえる場所での台詞。
さっきまで寡黙だったクラウドがペラペラ喋り出し、自分の頭上に現れたカーソルに文句をつけるなど、
メタ発言が乱れ飛ぶカオス空間である。一見の価値あり。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
『FF7』世界に登場するエネルギー。星に住む生命体が死亡した時に星に還元される精神エネルギーであり、星の命そのものでもある。
神羅カンパニーはこれを大地から汲み上げて「マテリア」と呼ばれる力と知識の結晶に変えたり、
エネルギー資源として利用することで、莫大な利益と技術を生み出しているが、
これは星の命を削る行為であるため、魔晄を奪われた土地はいずれ枯れ果てる。
また、精神エネルギーである魔晄を過剰に浴びることは人間に重大な影響を与え、
中毒症状を起こして精神に異常をきたしたり、魔晄に精神を取り込まれ自我を失ったり、
最悪の場合人間の形すら失った「魔物」と化す(FF7のモンスターは殆どが魔晄で変じた人間という設定)。

*2
派生作品を含めれば、『FF4』本編以後のセシルの方が上になる。あと、作中幾らでも年齢を上げれるラムザは例外。

*3
なお、これ以前にもMUGENに「クラウド・ストライフ」がいなかったわけではなかった。
むしろ沢山作られていた模様。流石シリーズの看板を背負って立つほどのことはある。
+ いろいろクラウド(YouTubeより)