妖怪の山にある天狗の住処の番妖として、侵入者が現れた場合真っ先に駆けつけ、簡単な威嚇攻撃で警告を行なう。
本来の役割は哨戒であるため、威嚇攻撃だけでは手に負えないとなると本格的な撃退行動はせずさっさと撤退して、
警備部門の上司を担当している大天狗に報告する。
(「大天狗」は体が極端に大きいという特徴を持つ天狗種族で、山の天狗社会では各部門の上司をする中間管理職の仕事が割り振られている)
ゲームによく登場している文に限らず天狗という種族は、
スピード、身体能力、妖術能力、どれを取っても大概の妖怪には引けを取らないという
幻想郷でも最高クラスの力を持っているがその力を見せびかそうとはしない特性も持っている。
また大酒呑みで、大樽イッキくらいは余裕。
暇なときは滝の裏で、友人の 河童と大将棋という非常に時間のかかるゲーム(15×15の盤に駒数130という大規模な将棋。妖怪は人間より遥かに寿命が長いのでこうでもしないと暇を潰せないらしい。)をして遊んでいる。
また、無縁塚から新種の駒(軍人将棋とか)が発見された際その駒を将棋に組み込むなど将棋の研究には一際熱心、ページ冒頭の熱心なセリフも公式書籍からの発言。
妖怪の山に侵入者が来ること自体は稀であるため、基本的に暇である。
文によると、大天狗には従順だが烏天狗を見下している節があるとのことで、文本人からは苦手意識を持たれている。
本当に見下しているかどうかは、 はたてが文が椛を苦手としているだけと言っていることもあり不明。単に文との相性が悪いのかもしれない。
文が 魔理沙などの顔見知りが山に侵入してるのを見つけても、追い返さずに匿ったりしているあたりにも問題がある様子。
如何せん椛の台詞がまだ無いため真相は闇の中である。
2012年発売の東方求聞口授にて、極わずかながら公式のイラストや椛の台詞が掲載。
デザインは犬耳が無く腋開きの装束を身につけているが、イラスト担当者がtwitterでデザインの指定は全くなかったと明かしている。
台詞はページトップの台詞のようにこれといった特徴のないごく普通の言い切り口調を使うキャラとなっている。
一人称は判明してないが自分たちを指す単語に「我々」を用いている。
↓「簡単な」攻撃で威嚇中
スペルカードは持っているのだが立ち絵が無いため、外見は ドット絵から判断せざるを得ない。
しかしドット絵から分かるのは服装の大まかなカラーリング、
柳葉刀の様な湾曲剣と赤い椛の描かれた円盾を持っていること、白っぽい髪である事位である。
高難易度だと 弾幕が濃すぎて姿が隠れてしまうことすらあるため彼女の姿は謎に包まれている。
なお彼女の弾幕はひらがなの「の」の形に酷似しているため、「の弾幕」「のの字弾」と呼ばれたりする。
風神録ではボムの補充が容易なそのシステム上、登場したら即ボムを2回撃って速攻撃破するのが定石となっている。
そのため「
椛は2ボム
」がプレイヤー間での合言葉となっており「2ボム」というあだ名で呼ばれてることがたまにある。
あんまりな扱いだが、言い換えれば「上級者であってもボムを使わないと避けが安定しない」ということで、
あくまで彼女の弾幕自体は高難易度であればかなり避け辛いものとなっており、
ボムが使えないダブルスポイラーでは新規取得のスペカより通常弾幕が一番鬼畜と専らの評判。ボムを求めるプレイヤーの声が空しく響く事となった。
弾幕で見えにくいが、威嚇射撃を終えたあとカラスに化けて上司の大天狗に報告しに戻る姿がゲーム中描かれている。
…と書いてみたが、このカラスは単なる伝書ガラスであり、当の椛は下の川に落ちていったのではという説もある。
なお撤退して報告した後に、上司の大天狗からの命令で 霊夢(あるいは魔理沙)と 神奈子の弾幕勝負を観察しており、
「新しく来た神は話しのわかる相手のようだ」と報告。観察には「千里先まで見通す程度の能力」が活躍したと思われる。
その報告内容から天狗のトップである 天魔と神奈子の話し合いが行われ、神奈子たちは山に住み信仰を得ることができるようになった。
後に神奈子が守矢神社と麓を繋ぐロープウェイ建設計画を立てた際、白狼天狗たちが「何人たりとも通さない」と反対している。職務に忠実で融通が効かない対応にも見えるが、神奈子の批評によると持ち場から外へ動きたくないのを正当化する屁理屈らしい。
なお、白狼天狗たちの上司を担当している大天狗は、貢ぎ物をすれば考えなくもないと交渉に応じるような態度を見せている。しかしこれも実際は、貢ぎ物を貰うだけ貰っておいて何もせず有耶無耶にして現状維持のまま自分達の利益だけ得ようとする老猾な外交戦術だったようである。
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