川澄舞

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川澄舞 - (2012/08/07 (火) 13:20:51) の編集履歴(バックアップ)



「……私は魔物を討つ者だから」

プロフィール

Key製作のゲーム『Kanon』およびその同人格闘ゲーム『Eternal Fighter Zero』の登場人物。「かわすみ まい」。
誕生日:1月29日 血液型:O型 身長:167cm 体重:49kg スリーサイズ:B89/W58/H86
担当声優は『AIR』のみちるや『ひぐらしのなく頃に』の古手梨花、『魔法少女リリカルなのは』の高町なのはでおなじみの田村ゆかり氏。
主人公の祐一の通う学校の上級生で夜の学校に潜む『魔物』を討つべく剣を手に戦う寡黙な少女。好物は牛丼。
同作に登場する倉田佐祐理は彼女の親友であり、唯一の理解者。

固有テーマBGMは「少女の檻」。その美しい旋律ゆえにしばしば神曲と称される。
ちなみに『EFZ』でもこの曲のアレンジが舞ステージのBGMだが、舞だけはアレンジが3バージョンある(他は原則2バージョン)。

+ 原作ネタバレ
舞が小さい頃、彼女は病弱だった彼女の母親が死の淵に立たされたとき、『自分の思考を現実化する』という奇跡的な『力』を手にして母親を救う。
しかしその『力』が原因で周囲の人間からは気味悪く思われ疎まれるようになり、以降転々としながらも十年前に舞と母親は北の町へ引っ越してくる。
北の街では前のようになることを恐れて一人麦畑で遊んでいた舞だったが、とある夏休みのある日、舞はまだ小さかった祐一に出会う。
彼だけは『力』を恐れることも無く受け入れてくれていたので、彼女も『力』を好きになれそうになっていた。
しかし夏休みが終わって祐一が自分の住む町に帰ることになったとき、彼も『力』が原因で逃げ出したと勘違いし、
彼女は一つの嘘をつく。『魔物』がやってくるから一緒に守ってほしい、と。
結局彼女の努力も空しく祐一はそのまま自らの町へ帰ってしまった上、その嘘を自分で信じようとした結果『魔物』が生まれた。
つまり魔物の正体は彼女の持っていた『力』そのものであり、魔物を討つ度に舞の身体が傷ついていったのも魔物は舞の一部だからに他ならない。
『力』そのものは彼女に受け入れてほしいと思っており、同時にあの日以来変わってしまった舞に元の明るい彼女に戻ることを望んでいた。
しかしその伝え方はあまりにも強すぎたため、その行為は破壊活動となり、舞にも祐一にも伝わることは無かった。
その結果、祐一が帰ってきてからの『魔物』の活発化、そしてそれによって佐祐理が瀕死の重症を負うという事態が発生する。
舞自身も『魔物』の正体を薄々感づいていたのか、贖罪としての傷を求めて自暴自棄となって一夜のうちに残った『魔物』をすべて討つことを決心する。
が、その中で祐一は『力』の意図を理解し、かつて自分と舞のあいだに起こった出来事を思い出す。
すべてを思い出した祐一は最後の一体となった魔物を仕留めようとする舞を止め、彼女に力を受け入れてもとの舞に戻るよう説得する。
だが舞は自分自身の存在が周囲の人間にとって迷惑にしかならないと、あろうことか祐一の目の前で自ら命を絶つ。
倒れた彼女の前に涙する祐一だったが、そこに『力』が現れ、彼が『力』を、すなわち舞を受け入れてくれるかどうかを問う。
祐一がすべてを受け入れる約束した時、舞が『力』と彼女自身を昔のようにまた好きになってくれると信じて『力』は再び奇跡を起こす。

余談だが彼女はあゆの奇跡の力を借りることなく、自力で奇跡を起こしている。
しかしその奇跡が起こるには祐一との再会そして邂逅が不可欠。
その上舞が祐一と出会わず、問題を自分一人で抱え込んだまま自身で魔物をすべて討ちきってしまい
そのまま同時に死亡という可能性も十分あり、彼女も他のヒロイン同様自身のルート以外では救われることなく死ぬ危険性が高い。

+ では、舞は本当に孤独だったのであろうか
しかし、舞は一人ではない。唯一の理解者である佐祐理は過去の想い出こそ無いものの、
開始時から最早親友を超えていると言って差し支えないほどの仲であるため、
彼女が祐一に代わってその『力』の持つ意図を理解する可能性は十二分にある

その他の事情として、夜の学校で死人が出たら一大事になる筈なのに
他ルートで何も起こらないというメタ的な事情もあり、生存する確率は割と高いと思われる。
実際にアニメ版(東映版)では佐祐理の怪我が原作よりも軽いものだったために
病院を抜け出せたという事情があるものの、自分の身を挺して舞の自殺を止めるなど、
メディアミックスの時点でも佐祐理によって舞が救われるという展開がありえることが示唆されている。
この二人、一見対照的なようで表情が鉄仮面だったり、自分の『肩書き』に拘束されて
相手の気持ちを分かってやれなかったり、自傷癖があったりと色々と共通点が多いため、
この辺は二次創作でも色々な切り口で書かれている。

……とはいうものの、実際の原作での舞ルートのラストでは舞が自殺した後に舞の幼少期の描写などが挿入され、
そのあと何の描写も脈絡もなく舞と佐祐理の卒業式を見送るというエンディングになるため、
ラストで自殺した筈の舞がエンディングで無事に卒業式にいる理由は謎のままである。
そのため多数の解釈が存在し、小説版や京アニ版のように自身の力によって助かったいう解釈の他
10年前のその時に戻ってそこからすべてをやりなおして超遠回りで卒業式に帰ってきたという解釈、
極端な説だとラストの状態から病院に担ぎ込めば十分助かるとか、実はエンディングは祐一の夢であるというものまである。

尚、卒業式の部分を考慮の対象外にすると、解釈が「死んで終わり」と「10年前に戻ってやり直し」の真琴同様の2解釈に落ち着き、
この場合どちらもまだコトの核心を知らない佐祐理さんだけが取り残される形になることから
実際には削られた佐祐理ルートの内容の一部を舞ルートに移植した結果本来予定していた結末が変更されたのかもしれないが……。
仮にその場合ですら、佐祐理さんの存在が本来は死んで消える予定だった舞を「今のこの世界」につなぎ止め、或いは呼び戻して、
必然であった筈の結末を奇跡的に打ち破って無事に卒業させたのであるから、佐祐理の頑張りは本当に大したものである。

ちなみに『力』のイメージは彼女の幼少時そのもの。これが後に『EFZ』の『まい(ちびまい)』の元ネタとなることに。

+ 原作での性格など。ストーリー動画で起用する際の参考にでも。
一人称は「私」で他人の呼び方は基本的に下の名前(というより祐一と佐祐理以外のキャラとの絡みが無い)。
語尾は特につけないため口調はあまり女の子らしいとは言えず、ただでさえ無口な上に話しかけられても反応しなかったり
反応しても最低限の言葉しか返さないためかなりぶっきらぼうに聞こえる。

性格の方は一見綾波系のクールで無口な戦闘美少女だが、
Keyのキャラの例に漏れずどこかズレており普段はアホの子そのもの。
根の性格は校内に迷い込んだ野犬に弁当を分けてあげたりととても優しいのだが、
同じ状況で弁当が無ければ自分の手を食べさせようとしたり
親友の佐祐理が舞とともに戦おうとした時も、軽いチャンバラごっこの気分だった彼女相手に
全力で勝負を仕掛けて圧勝&親友相手とは思えないような台詞で
命の危険すら伴う『魔物』との戦いに来ないように突っぱねるなど、その表現方法はかなり不器用。
しかしひとたび臨戦態勢となると頼れる人間であり、好物の牛丼を食べている最中でも普通に魔物の襲来を感知したり、
こっそり不埒なことを実行しようとしていた祐一に対して無意識のうちに剣を突きつけたり、
祐一を驚かそうとお化けの格好をしてこっそりつけてきていた真琴のかぶっていたカーテンを
手持ちの剣で振り返りざまに一薙ぎで剥いでしまう(しかも真琴に一切傷をつけずに)など油断も隙も皆無となり、
普段のアホの子ぶりとはまるで正反対なイメージ通りの頭の切れる性格となる。

また先述のような背景から身体能力に関してはおそらく『Kanon』のヒロインどころか登場キャラの中でもぶっちぎりのトップクラス。
一応柔道経験者である祐一では回避するのが精一杯、喰らえば一発で戦闘不能に追い込まれるような『魔物』の攻撃と普通に打ち合ったり、
そもそも不可視の『魔物』の動きを読んだり、力が入らなくなるほどの傷を負いながらも普通に戦闘を続行したり、
挙句の果てには『魔物』をぶった切りながらとはいえ学校の屋上から飛び降りても無傷だったりと、常人よりはるかに高い。

なお『Kanon』では『EFZ』のキャラグラフィックとは違い、剣は抜き身のままで鞘は持ち歩いていない
鞘がないので当然ながら居合いではなく、普通に構えて斬る戦い方をする。
(よく見ると構え方が間違っており、これに関しては『Kanon』同人の大御所『Kanoso』の方が正しい)
一見すると人斬りっぽいがこの剣は模造品なので安心……のはずだが、舞の力が込められているためか純粋な腕力からか、
普通にカーテンを切り裂いたり壁や天井に突き刺さったりするなど結構物騒。
切れ味こそバナナすら斬れないレベルだが、魔物と普通に打ち合える強度などは模造品かどうかすら怪しい。
ついでに普段使っている西洋剣だけではなく、もう一本日本刀も持っている。
こちらは昔使っていた物らしく、原作ゲーム終盤でも祐一が使用している。
ただしラストでは祐一が舞の剣を、舞が日本刀を使用しているシーンがある上に
日本刀を使っているシーンが印象深いため、彼女は普段から日本刀を使っていると誤解されることも。
ちなみに中学生時代はゲーム中のCGから木刀を使っていた模様。

なお代表的な台詞として「はちみつくまさん」があるが、これは祐一の「YESならはちみつくまさん、NOならぽんぽこたぬきさん」という要望に応えて
一度だけ言ったもので、彼女の口癖というわけではないので乱用は禁物。
(一応、ドラマCDのCMなどで何度か使っているが)
まぁ無口な彼女の場合他に印象に残る台詞が皆無という点と、数少ない迷言がクローズアップされるのも無理は無く
さらに彼女は作中で滅多に肯定系を使わないため(肯定する場合でも無反応もしくは黙って頷く程度)、
下手に「うん」や「はい」と言わせると違和感があるため肯定系代わりに使わざるを得ないという事情もある。
……まあ一番の原因は このサークル が色々同人界で暴れているせいかもしれないが。

+ 紳士的余談
先述のような彼女の自罰的な性格は祐一に罰として責めを求めるというPC版にしかないシーンにも表われており、
「与える」と事後に「祐一が好きだから罰にならなかった」と漏らす。
この際、「与えない」を選ぶことで舞を慰める(性的じゃないほうの意味で)ほうに避けることができるのであるが
真琴と異なり腹は括っているもののそれが主人公への好意故ではないことから、
上記のとおり(性的な意味のほうはさておき)舞も祐一もスッキリしない結果となる。
そのため、久弥シナリオの3人と異なり、寧ろこのシーンを避けるほうが適切な選択肢にすら思える節がある。

またこれとは別に作中でとある理由で官能小説を読んだ主人公の妄想として佐祐理とのレズCG1枚があり、話の上では祐一が加わり3Pになるのだが
そのCGを見てその『ハッピーエンド』をいつか実現してやろうと闘志を萌え上がらせた祐一のほうが多かったのではなかろうか。

ちなみに戦闘力のほうはKey作品のキャラの中でもバストサイズ、カップサイズともに歴代3位。
そのためデフォルメされている『EFZ』でも倒れモーションや炎上やられスプライトなどでその片鱗が見られる。
なお歴代2位はバストサイズだと『リトルバスターズ!』の来ヶ谷唯湖(90cm)、カップサイズは『CLANNAD』の一ノ瀬ことみ(Fカップ)、
歴代1位はバストサイズ、カップサイズともに『Rewrite』の此花ルチア(93cm、Gカップ)である。
余談だが唯湖には模造刀を使うCGがありルチアに至っては同じ黒髪ポニテであり真剣を用いたガチ戦闘もある。
Keyもこのあたりは意識していると言わざるを得ない。黒髪女剣士は正義。

同人では先述の『EFZ』での活躍が有名だが、剣を振り回して魔物を討つというアクション的に
分かりやすい背景設定もあって、渡辺製作所による同人アクションゲーム『魔物ハンター舞』も製作されている。
タイトルが往年のアクションゲーム『魔物ハンター妖子』のパロディになっているだけでなく、
中身も大筋は『Kanon』とその二次創作をベースにしながらも『夢幻戦士ヴァリス』シリーズや
ストライダー飛竜』など往年のゲームのパロディが随所に仕込まれている。
なんというおっさんホイホイ。

Eternal Fighter Zero』での性能

『Kanon』で剣を使って戦っていたためか居合いを習得…しているだけでなく、スタンドっぽい何かを操る
そのため、ぱっと見た感じはジョニー承太郎といった雰囲気。
さらに超必では『覇王翔吼拳』『発勝する神気也』、『死を恐れぬ心也』にそっくりな技を使う。

先述したように固有システムとしてスタンド…ではなく「まい」というウサ耳幼女(「ちびまい」とも)を召喚でき、
召喚中は承太郎の「オラオラ」や「マッハオラッ」にそっくりな技が出せる。
ただし性能的には「エディ」のようなものであるため、ちびまいと本体との連携を重視した戦いが要求される。
ちびまいの技はすべて上段判定なのでエディの様に中段下段重ねのガー不連携は存在しないものの、
ちびまいが居れば大抵の行動に対してフォローをかけることができるの、相手にとっては非常に厄介な存在となる。
このような状況下では固め・崩し・起き攻めのいずれも非常に強力で、ちびまいがいればゲージ状況問わずに
どこからでも打撃と投げ、表裏、中下段を絡めたローリスクハイリターンな択を仕掛けることができる。
特に梅喧の『妖斬扇』を彷彿させる必殺技である『弧月』は発生こそ本家より遅いものの、
昇りや低空で出せば『EFZ』内でもトップクラスに見えづらい中段として機能するため非常に強力。
また通常投げも特殊ダウン誘発のためダウン追い討ちから追撃可能とリターンは大きい。
そしてちびまいがいなくても各種崩しにICを掛ければこれまたどこからでもコンボ可能。
コンボ火力も武器持ちだけあってかなり高い(浮かせたらノーゲージで最低3.5割)ためリターンも大きい。
そしてコンボ終了後は再びちびまいを設置して…と攻めの能力だけは本当に高い。一度捕まえると物凄い爆発力を持つ。

ただしちびまい自身にも待機時は当たり判定が存在する。ちびまいが被弾してもダメージこそないが、
ちびまいか本体が攻撃を喰らうとしばらくの間ちびまいが使用不能となるのは地味に苦しい。
おまけにリーチの長い剣を使った技は判定こそ優秀だが持続が短かい割に硬直がやたらと長かったり
発生前に食らい判定が大きく前進してしまったりするため、技を置いて牽制するという用途には全くと言って良いほど向いてない。
よって過信は禁物……というより差し合いは向いてないと言わざるを得ない。振ったら負ける。負ける。超負ける。
その上切り返しに使える技が無敵がいまいち頼れない上にガードされれば隙だらけのRF版『縮地』と
無敵だけは長いもののそれ以上に発生が遅く見てからガード余裕な上ICでのフォローが効かず追撃も入らないES『麦穂薙』と貧弱。
このように攻められると苦しいので一度チャンスをつかんだらそのまま殺しきってしまいたい。
以上のような性能から全体的に使いにくいキャラと評判なのでもっぱら上級者向き。
しかし本当に使いたいと思うなら初めからずっと使え、と言う人も。
というかEFZに関しては~~向き、と言う言葉は当てはまらない気がする。
以上より総合的には中堅~やや上位に位置するキャラクター。

ちなみに舞は原作初期版から最新版での仕様変更が全キャラ中最も多い部類に入る。
各技の性能調整はおろか超必の差し替えに必殺技の追加・削除、通常技のモーション変更、
挙句の果てには性能の要となるちびまいの仕様が『Bad Moon Edition』でグラフィックもろとも大幅に変更されたため、
初期版と最新バージョンではもはや別キャラと言っていいほど仕様が違う。そのため攻略サイトなどを参考にする際には注意が必要。

余談だが彼女のニュートラルポーズはなぜかやたらヌルヌルと髪がなびく。
『麦穂薙』ヒット時の特殊演出(Lv2でウサ耳装備、Lv3ではそれに加えて背景が麦畑になる)といい初期の無双性能といい
その後の調整(技もろとも差し替え多数)といい製作者に愛されているということなのだろうか。

参考動画
『BSE』のころの無双性能がよく分かる動画

MUGENにおける川澄舞

人気キャラだからか複数制作されている。
+ 586氏製作「川澄舞」
  • 586氏製作「川澄舞」

原作最新版『MEMORIAL』の仕様を再現したキャラ。AIはeruk氏のものがあり、なかなか強い。
ちなみに同氏製作の後述するMvCアレンジ版との見分け方はは大ポトレと小ポトレと各種SE。
また動きもかなりもっさりしているので判別は容易。
最近の動画で見かけるのはAIの関係もあってもっぱらこれ。
またニコろだでα版ながらもtaimanjin氏によるボイスパッチが公開されている。

+ 水影氏製作「川澄舞」
  • 水影氏製作「川澄舞」

原作の体験版である『試食版』にアレンジを施したもの。
AIが入っているが一部の技が未実装。現在は公開停止中のため入手困難。

+ Nachel氏製作「ダーク舞」
  • Nachel氏製作「ダーク舞」

ベースはおそらく原作無印~『BlueSkyEdition』。かなりアレンジが効いており、
ちびまいに変身して攻撃したり自動で覚醒してアーマーがついたりする。
なかなか強いAIも搭載されているが、公開停止されたため現在は入手困難。
Youtubeでは後述のストーリー動画で活躍していた。

+ 栗氏製作「川澄舞」
  • 栗氏製作「川澄舞」

初期の動画で見られるのは大抵このキャラ。
ベースは『Bad Moon Edition』だが、それ以前の仕様のちびまいも使用可能。
オリジナル技が多数追加されていたり、ストライカーとして佐祐理を呼び出したりする。
製作者の愛がこもりすぎているのかゲージ回収率もかなり向上しており、
オリジナル技の性能の高さと相まって狂キャラと化している。
ただ専用ゲージが2本追加されているため動画上で見分けるのは容易。
AIも性能をフルに生かした上でCPU専用技も使ってくる凶悪仕様。
特に発生こそ極端に遅いものの動作中完全無敵、ガード不能攻撃を3回行うオリジナル技の「魔物襲来」は極度のAI殺しとして有名。
言うまでも無いがこれらの仕様は原作とはかけ離れたものなので注意。

……というのは過去の話。その後の更新で表モードが原作最新版『MEMORIAL』再現風味になった上、
AIもいったん外されたため大分おとなしくなった。また同時にボイスが標準装備となった。

+ gu氏製作「アレンジ舞」
  • gu氏製作「アレンジ舞」
+ 586氏製作「MVC舞」
  • 586氏製作「MVC舞」

製作者自身が「見た目以外別キャラ」といってしまうほどにアレンジされたキャラ。
MARVEL VS. CAPCOM』のシステムを搭載し、それに合わせてゲージストックは5本まで可能となっている。
凪刃」「有情断迅剣」「未来永劫斬」などのオリジナル技や、
地上版「弧月」などの、原作ではバージョンアップ時に削除された技も使用可能。
さらもほとんどの技の性能およびコマンドも変更されており、後述するようにコンボルートも豊富。
何気にどの技も原作と違って剣に当たり判定がないので、判定も全体的に強め。
まだ未完成らしく、いろいろと設定が甘いのかどこからでもコンボがつながるがその辺はご愛嬌。
製作者曰く古いキャラなのでバランスが取れておらず、いずれ一から製作しなおすとのこと。
そのため現在はバグ修正以外の更新停止中。

このキャラ関しては改変自由なためかいくつかの改造パッチやAIパッチが存在する。
+ 海外製パッチ
08年2月には大手海外サイトの掲示板でIceNinja77氏によって演出変更(カットイン変更と超必KO演出追加)
およびボイス追加パッチとAIパッチが公開された。
ボイスパターンは少ないが、このパッチを適用すると全体的に派手になるため動画栄えする。
またAIパッチのほうは複数存在するが、いずれも動きが大分違うので好みにあったものを選べる。
ちなみにモノによっては消火器の錬金術師とばかりに消火器連打したりとなかなかコミカルな動きをする。
これらのパッチは動画の投稿者プロフィールから飛べる作者のサイトに行けばまだダウンロード可能。頑張って探してみよう。

ちなみにこのパッチの作者は舞が大好きらしく、自分のHNをそのまんま舞の名前にしたり
Youtubeのほうに 彼女が主役のストーリー動画(4部50話構成) を投稿していたりする。
当然のことながらストーリーは英語で進むが、MUGENのストーリー動画であるため登場キャラもバラエティに富んでいて見ごたえも十分。
しかし残念ながら現在は動画削除&アカウント停止処分にされてしまった模様。

+ 国産パッチ
その後08年5月に入ってキャラ性能を十分発揮する強いAIが、kzn氏とmaru氏によって相次いで公開された。
どちらもキャラの性能をよく引き出している強いAIながらも戦い方が大分違う。
しかしmaru氏のAIはその後の本体更新に正式対応しておらず、kzn氏製AIは現在公開停止中。

さらに08年7月にはkzn氏製作のものに対応した改造パッチが本スレで公開された。
このパッチはまだβ版ながらイントロおよび勝利ポーズや声が追加されるほか
各種補正の有無や本体が攻撃されたさいにちびまいが消滅するかどうかの設定、
特殊ゲージ表示位置の調整が可能となるなど痒いところに手が届くパッチとなっている。
ただし一部補正方法が変更になっているため、設定次第では補正がきつすぎて嬲り殺しになる可能性もあるので注意。
こちらのパッチはニコろだで公開されていたが肝心のAIパッチが公開停止となった上にロダのファイル名が消失したので入手は困難となっている。
……が、ボイスパッチだけは再公開されたので現在も入手可能。イントロと勝利ポーズも追加される。

ちょっと前の動画では見栄えの良さやAIの存在からこのキャラがよく使われていたが、
強すぎたりAIが公開停止になったりしたことから最近ではあまり見かけない。
ただプレイヤー操作で使うには性能が高い分かなり使いやすいため、討つ者を代表とするプレイヤー操作の動画ではこちらのキャラが使われることが多い

参考動画
もしかすると狂キャラも倒せるかもしれない……。 ちなみにこの動画で使われている改造パッチは海外製と本スレのものを合成したものとのこと。

+ お勧めコンボ
コマンド 備考
2A×n→2B→2C(→6C)→236Bor421Bor41236B 確実にダウンをとれる地上チェーン。236Bと41236Bからはタイミング次第で236236BorCへ、
421Bからは画面端バウンドを利用して弧月ループやエリアルに持っていける。
ダウンをとったら追撃で63214BorCを入れるか相手の後ろにちびまいを設置して起き攻め。
2A×n→2B→2C→236Aor41236A→jc→… エリアル始動チェーン。236Aには最速で繋ぐ。
ちびまい非召還時のみ41236Aだとちびまいのラッシュでさらに浮くのでエリアルが楽。
相手の背後にちびまいがいるなら挟み撃ちにしてエリアルするのもアリ。
236C→236236A→5Bor6B→5C→jc→… 1ゲージ使用の立ち下段始動コンボ。5B5Cで浮かせてエリアルへ。
至近距離で236236Aを当てると5Bや6Bやが当らずエリアルへ持っていけない注意。
ただしヒットした瞬間ICすれば話は別。この場合はガードされても隙消しできる。
…(→空A)→空B→空C→jc(→空A)→空B→空C→空421Bor空投げ たぶん基本エリアルルート。
空421Bで締めた場合相手の落下中を5Bや6B、空Bで拾って
↓の弧月ループに繋いだり再びエリアルに持っていくことも出来る。
(5B→5C→421B)×N→22Aor236AorB 通称「孤月ループ」。エリアル後の拾いや画面端で対空5Cが刺さった時にでも。
たとえ途中で落としてもしっかりダウンが取れるので安心。
236Aで締めるとエリアルへ移行可。
+ ありくい氏製作「ナハトイェーガー」
  • ありくい氏製作「ナハトイェーガー」

586氏のMVC風舞の狂~神キャラバージョン。
1Pでも大ダメージ無効や中々の攻撃密度などの性能を持ち、ゼットンアイドル翡翠などを倒せる程の強さ。高カラーでは神キャラになる。
負けると「なんでやねん」とツッコむ。
またナハトイェーガーを改良したリスレイヤーというキャラも存在するが1P2Pカラー以外は使用禁止となっている。
+ 漆黒氏制作「魔物ハンター舞」
  • 漆黒氏制作「魔物ハンター舞」

漆黒氏によるアレンジバージョン。
上記に出てきた同名のゲームとは(ほぼ)関係がない…はず。
専用のゲージを持ち、これを消費してどう見てもミストファイナーな居合切り「霧散」や同名ゲーTASで猛威をふるった飛び道具「消火器」を使う事ができる。
しかも、ゲージがある限り「霧散を霧散でキャンセル」「霧散を消火器でキャンセル」「消火器を霧散でキャンセル」と言ったこともできる。 また、一部必殺技でもゲージ消費する。
性能としては全体的に技の隙が少なく、またコンボの拾いが行いやすいため一度刺されば安定して3割~5割のコンボが可能。
以前からβ版が公開されていたが2012/5/25に完成版が公開された。AIは未搭載。
+ 魔物を討つと言えば…
随所に悪魔城ドラキュラの変態達の影響が入っており、S+6or4でドゥドゥドゥドゥドゥエしたり、S+3or1でカサカサ走ったりする。 3AorBからホァイもできる。
超必殺技にはグランドクロスやキシン流奥義(回復版)も入っていたりと制作者の愛とノリが感じられる。
そして、立ち状態のまま放置すると…
さらに更新によって、ちびまいによるキシン流奥義(攻撃版)や倉田佐祐理とのキャラチェンジも搭載された。
佐祐理さんは佐祐理さんでシキソクゼクウ……したりユーキャンヒッミーしたりする、なんなんだアンタ……
+ コンボ一例
コマンド 備考
(2A×n or JA×n>A)>2B>2C>3C>2A×n>B×2>C>C破砕 どこからでも繋がる始動コンボ。 ここから以下様々なC破砕コンボに繋がる。
C破砕>(A>B>C>3A)×n(>麦穂薙) 消火器ループ。殆どの相手にかなり安定して入る。 回数を重ねすぎると途中で受け身をとられることもある。
C破砕>A×n>(B×n>A×n)×n(>麦穂薙) Bループ。 B連打だけなのである意味かなりお手軽だが、浮きが不安定になりやすく落としやすい。
C破砕>(A>B>C>JA>JA>JB>JC)×n(>麦穂薙) ABCループ。 相手次第ではおそらく慣れれば一番安定する。A、JAは必要に応じて回数を増減させていい。
また、ある程度補正がかかってきたら立ちAで永パも可能。 どういうことなの・・・

※あくまで一例です。 さらに繋がるコンボ募集中。
+ まるがお氏製作「リヴァイヴァー」
  • まるがお氏製作「リヴァイヴァー」
蘇生回数、初期強さ、強さ変化、AIを設定できるようになっており
蘇生は倒されても設定した回数分復活でき、蘇生を行うほど「並」→「強」→「凶」→「狂」→「神」とランクが変化する。

強さ変化をオフにすればランクを固定できるため、幅広い大会を想定したキャラといえる。
+ nyorochi氏制作「R舞」
  • nyorochi氏制作「R舞」

586氏のMVC風舞改変。
7P以降はカラー毎に凶〜神まで性能が変化するが、メインは並〜強の低カラー。
スピードが速く、SEとあいまって非常に爽快感溢れる改変となっている。
デフォでAIが搭載されているが、AI制作も歓迎の様子。

他にも凶悪改変キャラとしては緋色氏の「ハイパー舞」などが存在する。

ニコニコMUGEN黎明期からAI付きのキャラがいたためか、大会での出番はEFZキャラの中でも多い。
製作者によって強さが分かれているため、様々な枠に対応できるからだろう。
反面、ストーリー動画では無口キャラが祟ったのか出番は少なめ。

+ 動画ネタバレ
MVC仕様+kzn氏AIで出場したいつかの敵は今日の相棒大会では、Reu氏のイビルリュウとのタッグ「風剣風拳」を結成。
その連携具合から名タッグと評判になり、その後もいくつかの大会に出場している。

風剣風拳出場大会一覧


また、【直感とネタで】タッグ戦するよーでは御名方守矢と「月下の剣士」タッグとして出場。
こちらも見栄えの良さから人気がある。主に男女タッグ系列の大会での出番が多いようだ。

月下の剣士出場大会一覧


+ 更にネタバレ
EFZキャラの中では長森瑞佳と並んで結果を残しているといえるだろう。

「春の日も…夏の日も…秋の日も…冬の日も…
  私の思い出が…佐祐理と祐一の中にありますように…」


出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
ナハトイェーガー

出演ストーリー

+ 表示

プレイヤー操作

○○を討つ者(主にMVC舞を操作。たまに通常版や栗氏作の舞も登場)
「俺の方が強い!」トーナメント(MVC)