NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

サリュ

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nier_rein

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キャラクター  サリュ


STORY1

学舎に入り、数年経っただろうか。
日頃の努力の甲斐あって、
私は高等クラスで、魔法薬学を研究することになった。
ちょっとおっちょこちょいな、眼鏡の親友と一緒に。


高等クラスでは、クラス全員が賢明に研究に取り組む。
研究成果の優劣を、毎月教員から判定されるからだ。
私は張り切って勉強を始めた。


些細なことまで率先して取り組んでいた私は、
いつの間にかクラスの代表になっていた。


そんな、何でもひとりでやろうとする私に、
眼鏡の親友は声をかけた。
みんなと一緒に、協力してやろうと。


STORY2

クラスのみんなで研究を始めた私達。
しかし、最初は楽しそうにしていたクラスの仲間達は、
日に日にやつれた顔になっていく。


そんな仲間達の態度を見て私は、
努力が足りてない奴ばっかりだと、内心がっかりする。
クラスの仲間達は、日を追うごとに、
ひとり、またひとりといなくなっていった。


気が付くと、研究に取り組んでいるのは、
私と、眼鏡の親友だけになってしまった。
しかも、親友は頑張れば頑張るほど、緊張して失敗する。


失敗する度におどおどしている親友。
彼女に向かって、私は注意を促す。
もうすぐ研究も大詰めなんだから、気を引き締めてよね。


STORY3

仲間がいなくなっても、私のやる気には関係ない。
途中であきらめるなんて、絶対いやだから。


研究は終盤に差し掛かっている。
人手不足は否めないけど、
なんとか、私と、眼鏡の親友のふたりで、
この研究を完成させる。


研究の最後には、難関が待ち構えていた。
1ミリも内容を間違えられない調合。
しかもそれを、私と親友ふたり同時で、
瓶の中にいれてあげないといけない。


緊張の瞬間。
手に汗を握る私の目の前で、親友は「あっ」と声をあげた。
瓶の中の薬品が、青色から、泥のような色に変わっていく。


STORY4

学舎の寮。私は親友の部屋の扉を叩く。
親友は出てこない。でも、そこにいる。
私は声をかける。
「もう一回だけ、一緒に頑張ろう?」


親友は私の声に応える。
自分は高度な研究についていけない......
いないほうがましだ、と。


私はちょっとムッとして、言ってやった。
そんなの別に構わない、あんたが何度失敗したって、
私は優秀だから、何回でも取り戻せるんだから。


扉を開けた親友は、涙を拭いて、眼鏡をかけなおす。
私は彼女の手を引いて、もう一度研究室へ向かった......
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