NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

狩人ノ独リ言シリーズ

最終更新:

nier_rein

- view
メンバー限定 登録/ログイン

※当wikiで使用している画像、情報等の権利は、株式会社スクウェア・エニックスに帰属します。削除依頼等への速やかな対応のため、当wikiからの内容の複写および他サイトへの無断転載を禁止します。
※スマートフォンからの閲覧で表示が崩れる場合は、ページ最下部の「最新の情報をみる」または「PC表示に切り替える」ボタンでのリロードをお試しください。

キャラクター  フレンリーゼ


狩リノ始マリ

外の世界を知って以降、自分の境遇を悲観することはなくなった。私のような境遇は、ありふれていたから。過去を受け入れる。新しく得た力で獲物を狩る。それが流れ者になった私の生き方だ。
この狩りの行く末が、守れなかったもの、失ってしまったものへの、手向けになることを信じて。

「孤独な賞金稼ぎの手記」より


繰リ返ス夢

バチバチとガラス窓を叩く雨音が、瞼の裏に過去の風景を描く。燃える町の中で、木材や人体が熱に軋み、パキパキと音を鳴らす。気が付くと町は、大きな火葬場になっていた。私は地面を這い、妹を探す。燃える瓦礫を持ち上げた、その下に……。
夢はそこで終わった。未だにこんな夢を見るということは、押しつぶされた記憶の中でさえ、後悔が消えないせいか。

「孤独な賞金稼ぎの手記」より


王国ノ行ク末

王国のロボット兵の首には、それなりの値段が付く。手ごわいことも理由の一つだが、恨みや憎しみが値段に色をつけるのだ。
技術に溺れた王国は、自ら生み出した兵器の暴走を止めることができなかった。やがて制御を失った兵器たちは、民間人まで血祭にあげて暴れた。腕に覚えのあるやつらが騒動を静めたが、まだ残り物もいる。そいつらを狩りつくすのが、今の私の生きがいだ。
「孤独な賞金稼ぎの手記」より


「変異:灼熱の怨恨妖女」 限定

彷徨ウ狩人

三日目 曇り
森で遭難した。狩人が森で遭難したことを、皆笑うだろうか?
しかし、私は狩人と名乗れどもまだ新米なのだ。
森の中で頼れるものは、己の感覚と経験のみ。生きるか死ぬか、食うか食われるか、そして、強いか弱いか、だ。
新米の私とてそれくらいは理解している。

「遭難した新米狩人の手記」より


命懸ケノ狩リ

七日目 曇りのち小雨
ああ腹が減った。
私の未熟な弓の腕前では野生動物を仕留められず、一週間木の実ばかり食べている。しかし、神は私を見捨てなかった。
雨に濡れた狼の子が、茂みの中にうずくまっていた。
私は弓を構えた。そこに、唸り声を上げて母狼が躍り出てきた。
もはや引くわけにはいかない。
私は、狙いを母狼に変え、弓を放った。

「遭難した新米狩人の手記」より


旅ノ道連レ

八日目 晴れ
私は、初めて狩りを成功させた。仕留めた母狼は、手負いだった。
狼の子が、悲しそうに吠えるその横で、私はその命を食らった。
そして私は、この狼の子を旅の連れにすることに決めた。
この狼の子が、ほかの野生動物と渡り合えるようになるその時まで守ってやる。私とて未熟だが、母を奪った私にはその責任があると思ったのだ。

「遭難した新米狩人の手記」より
記事メニュー
ウィキ募集バナー