NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

バアルの私書シリーズ

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nier_rein

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キャラクター  レヴァニア


正夢

渇望する遠い未来の在り様と、眠っている間に見る取るに足らない記憶の残像を、なぜ人間は等しく「夢」と呼ぶのであろうか? 未来もまた取るに足らぬ、曖昧でつかみどころのない蜃気楼のようなものなのであろうか。ニンゲンが時をどう捉えているかは不明だが、自らの行く末を無為に時に委ねていることは運命の放棄に他ならない。
「破れた異書」より


予知夢

人間が見る夢にも多様な種類があり、それらが現実に影響を及ぼすように見えるのもまた特筆すべきことだ。人間が予知夢と呼ぶものは、決して未来を予知したものではないが、人間はそう思い込んで勝手に満足する。都合の良いように結論づけるココロの働きは、重要な真実を見逃す危険をはらむ。

「破れた異書」より


白日夢

時折「夢」と同義にされる「希望」は、実に根拠のないものであり、単なる願望である。しかしニンゲンの行動には、ココロの制御をすることによって期待される能力を大きく変動させるという現象が往々にして見られる。我々にとってはやや受け入れ難いことであるが、「希望」を持つニンゲンの行動は興味深い観察対象であることは確かだ。
「破れた異書」より


「変異:激流の花」 限定

愛欲

私はとあるニンゲンを訪ねることにしました。そのニンゲンは勤勉で真面目な農民様。その仕事熱心な姿に心を打たれた私は、その農民様にとある贈り物をすることにしました。それは豊穣の神が祝福を施した土。その土を大地に振りまけば立派な作物が実ります。ただ一つ注意点がある。使うのは一年に一つまみだけ。私は注意点を念押しし、農民様にその豊穣の土をお渡ししました。
「風化した異書」より


利欲

農民様は私が伝えた通り、豊穣の土を一つまみだけ畑に振り蒔きました。するとたった一晩のうちに、畑の苗達が成長し立派な作物が実りました。しかも例年の何倍にもなるような収穫量です。その作物は奇跡の産物とされ、貴族や王族に高値で取引されたようです。農民様の元には大金が入りました。私としても農民様の生活が豊かになり、嬉しい限りです。
「風化した異書」より


強欲

次の年、農民様の畑は全て枯れてしまいました。農民様は私が伝えた注意点を守らず、豊穣の土を何度も使ってしまっていたのです。優しくて、暖かくて、仕事熱心で、勤勉で、真面目だった頃から、堕落しきってしまった農民様。その姿はとっても魅力的で、狙い通りだと私は満足しました。ニンゲンの「夢」はいい。酷く醜いはずなのに、どんな宝石よりも美しくて、いつ見ても飽きませんね。
「風化した異書」より
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