※当wikiで使用している画像、情報等の権利は、株式会社スクウェア・エニックスに帰属します。削除依頼等への速やかな対応のため、当wikiからの内容の複写および他サイトへの無断転載を禁止します。
※スマートフォンからの閲覧で表示が崩れる場合は、ページ最下部の「最新の情報をみる」または「PC表示に切り替える」ボタンでのリロードをお試しください。
※スマートフォンからの閲覧で表示が崩れる場合は、ページ最下部の「最新の情報をみる」または「PC表示に切り替える」ボタンでのリロードをお試しください。
キャラクター | ![]() |
思想の夜明け
この国の思想をすべての国に流布することが、使命である。
しかし、あらゆる偏見や誤謬がこびりついた脳は、この素晴らしい考えを受け入れることができないらしい。実に悲しいことだ。
そこで、幼い人間から教育するしかないという結論に達した。
いつか人類が我が国の思想で貫徹されることを夢見て。
しかし、あらゆる偏見や誤謬がこびりついた脳は、この素晴らしい考えを受け入れることができないらしい。実に悲しいことだ。
そこで、幼い人間から教育するしかないという結論に達した。
いつか人類が我が国の思想で貫徹されることを夢見て。
「ある国の思想家による記述」より
思想の陽射し
多くの国は金のために戦争を行うが、我が国は違う。
人類を正しい方向へ導く、そのために必要な犠牲だ。
確かに戦いは、多くの人々に痛みを要求するだろう。
しかしその先には、全ての人間が思い描いてきたであろう夢、
恒久的な平和が訪れるはずだ。私はそう確信している。
人類を正しい方向へ導く、そのために必要な犠牲だ。
確かに戦いは、多くの人々に痛みを要求するだろう。
しかしその先には、全ての人間が思い描いてきたであろう夢、
恒久的な平和が訪れるはずだ。私はそう確信している。
「ある国の思想家による記述」より
思想の陰り
近頃我が国を目の敵にし、復讐だのとつけ上がる輩が多くて困る。
どうして我々の理想は理解されないのか、嘆かわしい限りだ。
将来を担う子供たちのことを思えば、むしろこのような素晴らしい環境で成長できることを感謝してもいいくらいではないか。
いや、それがわからない者たちには、どんな説得の言葉も無駄である。やはり我々はこの戦争に負けるわけにはいかない……。
どうして我々の理想は理解されないのか、嘆かわしい限りだ。
将来を担う子供たちのことを思えば、むしろこのような素晴らしい環境で成長できることを感謝してもいいくらいではないか。
いや、それがわからない者たちには、どんな説得の言葉も無駄である。やはり我々はこの戦争に負けるわけにはいかない……。
「ある国の思想家による記述」より
正しき愚者
祖国は、かの戦争を「正義の戦争」と呼んでいた。異端の神を信仰する敵国から、正しき信仰を守るための正義の執行であると。当時私は科学者として軍の研究所に所属していたが、兵器の開発に消極的であった。正義の戦争とは言えど、自らの技術を人殺しに使われることに苦悩していたからである。
「とある科学者の自白調書」より
濁りなき愚者
それまで兵器開発に消極的であった私は一転、熱心に兵器の研究に打ち込むようになった。転機は弟の戦死。祖国に身を捧げた勇敢な兵士である彼が、あのような結末を迎えていいはずがない。そう思ったからだ。開発したのは毒瓦斯兵器である。それを使えば、大勢が死ぬことは分かっていた。あるいは一国が滅びるかもしれないとも予感した。しかし、時に正義は犠牲を必要とするものなのだ。
「とある科学者の自白調書」より
聖なる愚者
正義とは何か? 出口のない自問自答を繰り返し、私は苦しんだ。しかし、ただひとつ確かなことは、この国の掲げる「正義」が偽物だということである。正義の名のもとに終わらぬ戦争を続けた祖国は、紛れもなく悪なのだ。故に私は、自らが開発した毒瓦斯兵器で祖国の地を穢し、同胞を虐殺した。これが、私の「正義」である。――この国が戦争などしなければ、弟は死なずにすんだのだから。
「とある科学者の自白調書」より