投射すると空中で落下傘を展開し、滞空しながら周囲を索敵する特殊センサー
武器選択後、索敵地点を指定して使用する
索敵地点を
マップで選択し、そこに落下傘付きの索敵機を滞空させる偵察装備。「気球」「風船」「パラシュート」「バルーン」と呼ばれることもある。
基本的な
操作方法は
重火力兵装の榴弾と同じ。
武器を選択すると拡大マップに範囲が表示され、場所を指定し撃つことでそこに索敵機を射出する。
榴弾との違いは、連射できないこと(1発発射ごとに強制的に主武器に持ち替え)、着弾誤差が存在せず必ず狙った箇所に落ちること、遊撃の偵察機と同じく
頭上に障害物があっても問題なく使用できることの3点。
射出地点には上空に落下傘と一緒になった索敵センサーのような索敵機が設置され、作動音を鳴らしながら周囲を索敵し続けるが、所定の稼働時間が経過すると消滅する。
また索敵センサーと同じく敵の攻撃で耐久力が尽きても破壊される。
耐久力は20000で統一されている。
索敵範囲は遊撃の偵察機と同じく円柱。
高低差を無視できる上に、マップ射出式なので自機の後方遠くや敵陣深くへも設置できるため、使い道の融通が利きやすい。
設置される滞空索敵弾の高さは、射出時のブラストの位置や高度に関係なく、指定した射出地点に存在するオブジェクト最上面を基準とした高度となる。
高低差の激しい
マップでは射出位置を間違えると目と鼻の先への設置となり、逆に背の高い建物の上ならばはるか上空への設置となる。
天井がある場所へ設置すれば真下からの破壊を不可能にしたりも出来る。
地面がない場合には非常に低い場所に設置され、エイオースの
マップ構造変化と組み合わせれば床下に滞空索敵弾が設置された状態も可能。
センサーと偵察機の中間的な機能を持つが、前線索敵用途としては
遊撃兵装の偵察機が強力な競合となる。
圧倒的な索敵範囲で敵布陣を丸裸にし奇襲を漏らさず炙り出す遊撃のロビン偵察機や、
プレイヤーレベル配布で破壊されることもなく数十秒居座り広範囲を照らすアウル偵察機辺りと比較すると、単純な「索敵装備」としては中途半端な点が目立つ。
任意の点に射出できることと持続時間は利点だが、索敵範囲の狭さから前線索敵では取り零しが多く(脇を抜ける強襲をよく見逃す)、自陣側に潜伏している奇襲の炙り出しではほとんど役に立たず、後方警戒では時間制限がネックになる。
滞空索敵弾の強みは、単純な索敵機能ではなく一定時間持続する前線偵察を各種支援武器と併用できることにあり、いわゆる「前線支援」としての立ち回りにマッチする。
とはいえ、
自軍にセンサー支援がいなかったり、味方が落ちて索敵網に穴が空いた場合は防衛的使用の必要がある。
状況を鑑みずリスポーンしたらとりあえず敵陣に飛ばす…という使い方では味方の敗北に貢献することになるだろう。
また、味方が支援の索敵に第一に期待するのは後方警戒である、ということを忘れてはならない。その上で、本系統が支援の索敵装備で最も後方警戒が苦手である、というリスクをしっかり考えた上での採用をすること。はっきり言ってしまうが、仮に味方支援全機が本系統だった場合、防衛索敵網はかなり危険と言わざるを得ず、よほど上手く回さないと凸警戒が機能せず味方の士気ごとコアを粉砕される可能性すらある、ということを念頭においておきたい。自身が本系統を採用した前線支援型のアセンを組んでいても、既に出ている味方支援が本系統しか持ってきていない場合、支援の枠を他に譲って後方索敵網をフォローしてもらうことも考えよう。
落下傘付きで滞空するという性質上、
目立つのが難点。
マガジン火力の高い狙撃銃やニュード系の武器が天敵。
イーグルアイ系統・
バトルライフル系統・LBR系統のような総弾数の多い狙撃銃持ちや、
VOLT系統・スムレラ系統・
FLAP系統持ちなどが敵にいると、見つかったそばから壊されるようなことも起こり得るため注意しておきたい。
遮蔽物の少ない開けた
マップなどでは破壊されやすく、ろくに役目を果たせず消えるという事もあり得るため、配置場所には熟考と工夫を要する。
また、
一定時間経過で消えるので索敵センサーのような半永久的な監視はできず、補助装備であり
リペアポッドで補給できないため、再配置のためには大破して再出撃するか補助装備自動補給チップを装備しておくしかない。
敵に発見されて破壊されていないか、または効果時間が終了して消滅していないかを索敵センサー以上に定期的に確認する必要がある。
また、偵察機とは異なり、射出直後は索敵せず、傘を展開し始めた時から索敵を開始する。
索敵開始まで射出~設置~展開の合計3秒が必要と即効性には若干欠ける点や、射出ポイント指定のミスは大きな痛手なので十分気を付けたい。
戦線が膠着すると敵の注意力に余裕が出てくるため、滞空索敵弾も破壊されやすくなる。
死に補給ペースが乱れやすいことと相まって、展開が緩やかな
マップとは概して相性が悪いと言える。
逆に戦線の移り変わりが激しい
マップや、スカッドバトルおよび大攻防戦とは相性が良い。
時間で消失する為、他のセンサーと違い「落ちるタイミング」も考えた立ち回りが必要となる。
支援としてリペアetcもこなしながらそれを両立させるのは決して簡単ではない。
ポンポン落ちるのは支援としてマズいが、必要以上に生き残ってもいけない。
手軽に扱える半面、真に有効に活用するにはそれなりの熟練を要する装備といえる…のだが大半の
ボーダーがそんなことを知ったことではないと言わんばかりに使っているのが悲しい現実である。
扱うだけなら手軽に使える系統ではあるが、勝利に貢献するには決して気楽に扱える装備ではない。索敵ポイントが稼げるから、なんて浅く考えて扱っていると味方の足を引っ張るばかりになってしまうだろう。
また、通常滅多に聞くものではないが、本系統も他のセンサー類と違わず音を発している。
ポーン、ポーンというソナーのような低い音であり、初めて聞こえた際には一体なんの音なのか理解が及ばず混乱するかもしれないが、そもそも音が聞こえる範囲にある時点で地面スレスレの消滅寸前である可能性が高く、放置してもほぼ差し支えがなかったりする。
余談だが
当たり判定は見た目の形状そのままなので基本的には大きく膨らんでいる傘の部分を狙えばいい(むしろ下半分は横方向の当たり判定が狭め)のだが、索敵弾の中心位置は傘ではなくその下の本体部分である。
設置物への爆発属性によるダメージは中心位置参照なので、爆発物では傘を狙ってもあんまりダメージにならない。
特に当たり判定が特殊なFLR系統やNeLIS系統は傘部分をノーダメージですり抜けるので注意。
何かの拍子で上下逆さまに設置されることがある。一体何が起こっているんだ?
対空索敵弾系統 効果:索敵 |
名称 |
型番 |
重量 |
索敵範囲 |
所持数 |
稼働時間 |
射程距離 |
索敵継続 |
性能強化 |
滞空索敵弾 |
S1P-N |
380 361 |
半径70m 半径76m |
3 |
最大50秒 |
350m |
5秒 5.4秒 |
①重量 361 ②索敵範囲 半径76m ③索敵継続 5.4秒 |
小型滞空索敵弾 |
S1P-S |
370 351.5 |
半径60m 半径65m |
3 |
最大60秒 |
450m |
5秒 5.4秒 |
①重量 351.5 ②索敵範囲 半径65m ③索敵継続 5.4秒 |
広域滞空索敵弾 |
S1P-W |
430 408.5 |
半径90m 半径98m |
2 |
最大65秒 |
250m |
5秒 5.5秒 |
①重量 408.5 ②索敵範囲 半径98m ③索敵継続 5.5秒 |
高機能滞空索敵弾 |
S1P-H |
400 380 |
半径125m 半径138m |
1 |
最大85秒 |
300m |
5秒 5.5秒 |
①重量 380 ②索敵範囲 半径138m ③索敵継続 5.5秒 |
+
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調整履歴 |
調整履歴
滞空索敵弾
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 索敵範囲
半径65m → 半径70m 半径70m → 半径76m
小型滞空索敵弾
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 索敵範囲
半径55m → 半径60m 半径59m → 半径65m
広域滞空索敵弾
- 2021/06/08(Ver.3.09)
- 索敵範囲
半径80m → 半径90m 半径87m → 半径98m
高機能滞空索敵弾
- 2020/04/09(Ver.3.00)
- 2021/06/08(Ver.3.09)
- 索敵範囲
半径110m → 半径120m 半径121m → 半径132m
- 2021/12/21(Ver.3.12)
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 索敵範囲
半径120m → 半径125m 半径132m → 半径138m
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滞空索敵弾 |
小型滞空索敵弾 |
広域滞空索敵弾 |
高機能滞空索敵弾 |
S1P-N |
S1P-S |
S1P-W |
S1P-H |
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©SEGA |
滞空索敵弾
投射すると空中で落下傘を展開し、滞空しながら周囲を索敵する特殊センサー。
武器選択後、索敵地点を指定して使用する。
初期型ということで例のごとくバランス型。パラシュートの色は青色。
索敵センサーの初期型と比べると索敵半径も所持数も上回っているが、積み換えを検討するのであれば、系統共通の「重い」・「破壊されやすい」・「破壊されなくても時間経過で自壊する」という弱点は考慮するように。
小型滞空索敵弾
投射距離が延伸した滞空索敵弾。
重要地点への哨戒用に開発され、索敵範囲を抑えることで滞空時間を延長させている。
名前のとおり小型化したモデル。パラシュートの色は黄色。
索敵半径が狭まった代わりに所持数が増え…なかった。
伸びたのは射程距離と稼働時間である
広域滞空索敵弾
索敵性能を大幅強化した滞空索敵弾。
滞空時間・索敵範囲ともに強化され、より広範囲の敵を長時間警戒することができる。
名前のとおり索敵半径が広がったモデル。パラシュートの色は緑色。
所持数が2に減っているほか、本体が重いのか射程距離も系統中最短になっている。
索敵半径は広い方がいいけど予備弾的な意味合いから所持数2は確保したいという方におすすめ。
高機能滞空索敵弾
新型のセンサーを採用し、稼働時間と索敵範囲を極限まで強化した滞空索敵弾。
携行数は減少したが、広いエリアを見通せるため戦場の要所防衛に効果的。
名前のとおり高機能…なモデル。パラシュートの色は紫色。
どこが高機能かというと、広域モデルと比べて索敵半径と射程距離と稼働時間が延長され、重量も軽くなってている。
補助装備自動補給
チップを3枚積めば、稼働時間よりも補充必要時間が短くなる。
しかし当然のことながら所持数は1しかないので、射出直後に破壊されようものならすぐに死に場所を探すことになる。
ちなみにアーケード版では「広範囲滞空索敵弾」という名称だった。
最終更新:2024年02月05日 08:34