やられ判定
ミェンミェンは、「腕(バネ)」の部分に4つ、「拳(アーム)」の部分にやられ判定が存在する。
アーム攻撃中などのワザ中は腕と拳のやられ判定は消去されるが、ふりむき
つかみなど、モーションによってはやられ判定が大きく伸びてしまうこともある。
アーム共通
ミェンミェンは、それぞれ攻撃ボタンと必殺ワザボタンに対応した、左右のアームを操ることができる。
アームの攻撃判定は「拳」の部分にしか存在せず、バネの部分等に攻撃判定は存在しない。
また、アーム攻撃中のアームにはやられ判定も存在しない(通常の状態ではやられ判定が設定されている)。
このページでは簡単のために、左手のアームを「Aアーム」、右手のアームを「Bアーム」と表記する。
左手(Aアーム):「ドラゴン」のアームのみで、チェンジできない
右手(Bアーム):「ドラゴン」「ホットリング」「メガボルト」の3種類のアームで、チェンジできる
Bアームは、下必殺ワザの「アームチェンジ」で自由に切り替えることができる。
各アームは、大まかに以下の特徴を有する。
アーム |
ダメージ |
スピード |
攻撃範囲 シフト量 |
その他 |
ドラゴン |
 |
中 |
並 |
中 |
長押しでレーザーを発射できる。 左手のドラゴンは、投げ成功後しばらくの間パワーアップ状態になる。 |
ホットリング |
 |
少 |
速 |
大 |
飛び道具のリングを生成する。 |
メガボルト |
 |
大 |
遅 |
小 |
|
アームシステム(「パンチ」)
通常
ファイターで以下の7つのワザに該当するアクションは、ミェンミェンではすべて1つのアームシステムに組み込まれている。
- 弱攻撃(ホールド)
- 横強攻撃
- 横スマッシュ攻撃
- 前空中攻撃
- 後空中攻撃
- 通常必殺ワザ
- 横必殺ワザ
このアームシステムでは、上記7つのワザが、以下の4種類のアクションにコンバートされる。
- 地上アーム強攻撃
- 地上アームスマッシュ
- 空中アーム強攻撃
- 空中アームスマッシュ
「アーム強攻撃」と「アームスマッシュ」
このページでは、独自に「アーム強攻撃」と「アームスマッシュ」という語を用いて説明をおこなう。
各用語は、以下の複数のアクションをまとめたものを表す。
「地上アーム強攻撃」とは、以下の4アクションを指す。
- 弱攻撃(ホールド)
- 横強攻撃
- 通常必殺ワザ(地上)
- 横必殺ワザ(地上, 非はじき入力)
「地上アームスマッシュ」とは、以下の2アクションを指す。
- 横スマッシュ攻撃
- 横必殺ワザ(地上, はじき入力)
「空中アーム強攻撃」とは、以下の4アクションを指す。
- 前空中攻撃(非はじき入力)
- 後空中攻撃(非はじき入力)
- 通常必殺ワザ(空中)
- 横必殺ワザ(空中, 非はじき入力)
「空中アームスマッシュ」とは、以下の3アクションを指す。
- 前空中攻撃(はじき入力)
- 後空中攻撃(はじき入力)
- 横必殺ワザ(空中, はじき入力)
アームに関するモーションと「全体フレーム」
アームシステムの攻撃は、次の5つのステップで構成されている。
- 発射予備動作:ボタンを押してから、アームが発射されるまでの時間(ワザの前隙に相当)
- 伸び/発射 :アームが発射されている時間(攻撃判定の持続フレームに相当)
- ヒット :アームがファイター等にヒットしている時間(ヒットストップ・ガードストップに相当)
- 縮み :伸び終了 or ヒット後、アームが手元へ戻ってきている時間(後隙に相当)
- キャッチ :戻ってきたアームをキャッチしている時間(19Fで固定)
このページや当wikiの管理するフレームシートで言う「全体フレーム」とは、上記の「発射予備動作」「伸び/発射」「縮み」の3ステップを合計したもののことである。
つまり、「発射したアームがファイター本体・シールド・カベ等にヒットしなかった」状況のフレーム数に相当する。
例えば「伸び」の途中で「ヒット」した場合は「縮み」のフレームが短くなるため、動作の全体は「全体フレーム」より短くなる場合がある。
各ステップは、状況に応じて発生する場合もあれば発生しない場合もある。
- 発射したアームがファイターやシールドにヒットした
- 「発射予備動作」後、「伸び/発射」の途中で「ヒット」に移行し、その後「縮み」を開始する。
- 「伸び/発射」」の後半と「縮み」の前半がカットされることになるため、動作全体は「全体フレーム」よりも短くなる。
- 発射したアームがカベに接触した
- 例えばシールドとは異なりアームはカベ内に貫通しない上、「ヒット」プロセスも発生しない。
- カベ接触後のアーム位置が十分に近い場合、「縮み」プロセスを経ず「発射予備動作」「キャッチ」だけで動作全体が完結する。
アームとガードストップ
ホットリングのリングとドラゴンのレーザーを除いて、アームによる攻撃はすべて「本体不随の飛び道具」に分類される。
このタイプの飛び道具の特色として、「攻撃判定がガードされた際に、攻撃側と防御側でストップ時間が異なる」という仕様がある。
攻撃側はヒットストップの約1/3程度ストップ時間が長くなり、通常の攻撃と比べ、攻撃をガードされた際の不利フレームが大きくなる。
アームと補正
ガード硬直の補正倍率
ガード硬直の補正倍率は、地上でも空中でも、アーム強攻撃であれば「通常攻撃」、アームスマッシュであれば「スマッシュ攻撃」の値を使用する。
「空中攻撃」にかかる
0.33倍の補正はかからないため、
アーム攻撃のガード硬直フレームは普通のファイターの空中攻撃と比べてかなり大きい。
ただし、「ドラゴン」のレーザーと「ホットリング」のリング部は「飛び道具」扱い。
小ジャンプ空中攻撃の補正
ガード硬直には「空中攻撃」の補正がかからないが、小ジャンプ空中攻撃の0.85倍のダメージ補正は適用される。
ただし、空中でワザを入力しても、発射した瞬間に地上にいる場合は補正がかからない。
地上アーム攻撃と空中アーム攻撃
地上アーム強攻撃と空中アーム強攻撃、地上アームスマッシュと空中アームスマッシュの性能は概ね同じだが、
ホットリングの強攻撃を除いて、地上版の方が少しふっとばしが大きくなるように設定されている。
アームのはじき入力
アームのはじき入力猶予は通常の横スマッシュ攻撃とまったく同じであり、
はじき入力の出やすさ
も影響する。
なお、Aアーム/Bアームで違いはない。
アームの発射
攻撃ボタンで左手のアーム(Aアーム、ドラゴンのみ)、必殺ワザボタンで右手のアーム(Bアーム、3種類)を発射することができる。
通常時のドラゴンで、発射に使用したボタンの種類で性能等が変化するということはない。
各アームの発射方法は、地上/空中および強攻撃/スマッシュの組み合わせで4種類存在する(アーム発射中の別アーム発射は後述)。
「アーム強攻撃」「アームスマッシュ」の定義は該当部を参照。
アーム発射中
アーム強攻撃時の「発射予備動作」「伸び/発射」「縮み」の工程の間は、以下のアクションを行うことができる。
- 別アームの発射(後述)
- 前後への歩行
- ジャンプ(ジャンプ踏切)
- しゃがみ
- 台端からの台降り/すり抜け床からの台降り
アーム発射中の別アーム発射
アームでの攻撃中に攻撃/必殺ワザボタンを入力することで、攻撃中でない側の手からアームを追加で発射することができる。
このときミェンミェンの向いている方向だけではなく、背後にもアームを発射することができる。
また、「Aアーム中に必殺ワザ」「Bアーム中に攻撃」どちらの入力でも、性能の変化は特にない。
アーム強攻撃で追加で前方に発射する場合、通常時と比べて発生や全体フレームが3F短くなる。
アームスマッシュの場合や、強攻撃でも背後に発射した場合は特に変わらない。
地上アームスマッシュの発射
地上アームスマッシュ入力は、通常ファイターとは異なり「前向き」と「後ろ向き」の2種類のモーションが存在する。
通常ファイターで背面に横スマッシュ攻撃を入力した場合、ファイターがY軸まわりに回転しながら反転して攻撃を出すが、
ミェンミェンの場合に反転は発生せず、正面を向いたまま背後にアームを発射する固有モーションが再生される。
また、この間はマリオの横必殺ワザなどの反転属性の効果も無視される。
アームのパワーアップ
投げ強化
Aアームのドラゴンは、敵を投げることでパワーアップし、アームがオーラをまとうようになる。
パワーアップのためには、つかむだけではなく投げ動作まで移行する必要がある。
パワーアップ中は、
アーム強攻撃・空中アームスマッシュでは1.15倍、地上アームスマッシュでは1.25倍のダメージを与えることができる。
なお、仕組みとしてはダメージ補正(モナドアーツなど)の扱いではなく、使用する
攻撃判定の種類自体が変化している(アルセーヌやコマンドワザなど)。
一度投げでパワーアップしたあとは、以下のいずれかの条件を満たすことでパワーアップが解除される。
- 20秒が経過する。
- 相手につかまれる(特殊つかみも同様、投げまで移行しなくても解除)。
- ダウンする(床受け身に失敗する)。
- 以下のいずれかの状態に移行する。
- シールドブレイク・氷結・麻痺・埋め・眠り・かなしばり・崩れ(セービングアタック)・スタッブ(リドリーの下必殺ワザ)・ふらふら(デクのみ)
- 転倒・串刺し(カムイの横必殺ワザ)などでは解除されない。
また、最後の切りふだを使用できる状態中は、常にAアームのドラゴンがパワーアップ状態になる。
この場合は上記の条件で解除されず、効果が永続する。
溜め強化
アームスマッシュを17F以上ホールドすると、アームの攻撃判定がパワーアップする。
溜め開始は入力の9F目から始まるため、25F以上押しっぱなしにすることで溜め強化状態となる。
溜め強化状態のときは、通常のスマッシュホールドによるダメージ補正に加えて、アーム部の攻撃判定のダメージが通常の1.15倍に増加する。
なお、アーム部以外のリング部やレーザー部の攻撃判定は、それぞれ固有のダメージ値を使用する(スマッシュホールドのダメージ補正もかからない)。
仕組みとしては、投げ強化時と同様、使用する攻撃判定の種類自体が変化している。
また、ダメージ以外にも以下の変化が現れる。
- ホットリング:アームが火炎属性に変化する。(リングのダメージが強化される。)
- メガボルト :アームが電撃属性に変化する。
- ドラゴン :(レーザーのダメージが強化される。)
上必殺ワザ(アームジャンプ/アームフック)
上必殺ワザは、地上で使うと「アーム
ジャンプ」、空中で使うと「アームフック」に変化する。
アームジャンプ
空中アーム攻撃のアームキャッチ硬直キャンセル
以下の2条件を満たすと、空中アーム強攻撃/空中アームスマッシュの後、19Fのキャッチモーションを経ることなく、直接地上上必殺ワザを出すことができる。
- アームを空中で発射する(「伸び/発射」移行前に着地しない)。
- アームが発射されるのは、アーム強攻撃では14F目、アームスマッシュでは16F目。
- 入力から14F or 16Fが経過する前に着地した場合は、キャッチモーションが出て失敗する。
- アームが「発射/伸び」のプロセス中に上必殺ワザを入力する。
- アームが「発射/伸び」に移行する前(「発射予備動作」中}に入力した場合は、キャッチモーションが出て失敗する。
アームフック
下必殺ワザ(アームチェンジ)
下必殺ワザを押すことで、右手のアーム(Bアーム)を変化させることができる。
変化の順番は、ホットリング(初期) → ギガボルト → ドラゴン → ホットリング → … で固定。
チェンジの間隔は最速でも4Fだが、全体フレームの2F目から他のアクションに移行できる。
現実的に、まったく隙がないワザとみなしてよい。
最終更新:2020年08月02日 14:55