踏み台ジャンプ





踏み台ジャンプ

敵ファイターの頭部付近と重なった状態でジャンプ入力をおこなうと、敵ファイターを踏みつけてジャンプすることができる(踏み台ジャンプ)。
はじきジャンプの設定がオンのとき、Lスティックを倒しっぱなしにしていれば、踏み台可能になった瞬間に自動で踏み台ジャンプをおこなう。
なお、全身無敵状態のファイターやチームメイトは踏み台ジャンプの対象にできない。
また、入力優先度の関係で、「空中ジャンプ + 空中攻撃」の同時入力をおこなった場合では、踏み台ジャンプに移行することができない。

踏み台ジャンプは、プレイヤー番号の大小によって踏み台の優先度(踏み台の可否)が異なる。
  1. 複数のプレイヤーが同時に踏みつけ入力をおこなった場合、プレイヤー番号が最も小さいファイターが踏みつけを開始する。
  2. 踏みつけ可能な領域に複数のファイターが存在している場合、プレイヤー番号が最も大きいプレイヤーを踏みつける。
    • アイスクライマーの本体とオプションでは、本体ではなくオプションを踏みつける。
  3. 踏みつけ入力とモーション移行が同時におこなわれた場合、プレイヤー番号の大小によってアクションが変化する。
    • 番号の小さい側が踏み台入力したと同時に、大きい側が攻撃モーションに移行した場合、モーションありの踏み台ジャンプを開始する。
    • 番号の大きい側が踏み台入力したと同時に、小さい側が攻撃モーションに移行した場合、モーションなしの踏み台ジャンプを開始する。


踏み台ジャンプの成立条件

踏み台ジャンプが可能なのは、自ファイターの踏みつけ領域が敵ファイターの 存在領域(ECB) もしくは踏みつけ領域(?)に重なっている場合。
検証不足のため、詳しい条件については要追調査。

また以下の状況では、モーションなしも含め、踏み台ジャンプが成立しない。
踏み側の条件
  1. 踏み側の「攻撃動作」が終了してから、16Fが経過していない
    • 「攻撃動作」とは、地上攻撃・空中攻撃・(多くの)必殺ワザ・アイテム投げのモーションのことを指す。
      • 一部、「攻撃動作」に含まれない必殺ワザも存在する(ピーチの下必殺ワザで確認)。
      • 空中攻撃のモーション中に着地した場合、着地モーションも「攻撃動作」に含まれる。
      • アイテム投げは「攻撃動作」に含まれるが、アイテムの空中その場落としは含まれない。
  2. 踏み側が前に踏み台ジャンプをしてから、8Fが経過していない
  3. 計算される踏み台ジャンプのY初速が0.5を下回る
    • 踏み台ジャンプのY初速はジャンプ毎に0.75倍に減衰していくが、
      この0.75を乗じた後のY初速が0.5未満の場合、踏み台ジャンプできない。

踏まれ側の条件
  1. 踏まれ側が、全身無敵状態
  2. 踏まれ側が、踏み側のチームメイト


踏み台小ジャンプと踏み台大ジャンプ

踏みつけモーションの終了時までジャンプボタンが押下されていなければ「踏み台小ジャンプ」に、押下されていれば「踏み台大ジャンプ」に移行する。
踏みつけモーション中に再度ジャンプ入力がおこなわれた場合、踏み台モーション直後から空中ジャンプに移行する。

踏み台小ジャンプ後に出した空中攻撃には、通常の小ジャンプと同様に0.85倍の与ダメージ補正がかかる。
ただし、踏みつけモーションの8F目を攻撃でキャンセルした場合は補正がかからない。
詳細は、 該当の項目 を参考。


踏みつけ後の無敵

今作から、踏みつけモーション後の1-4Fは全身無敵状態になるようになった。
また、1-4F中に他のモーションへ移行した場合も、全身無敵は継続する。

ただし、踏みつけモーションの8F目を攻撃でキャンセルした場合は無敵が付与されない。
詳細は、 該当の項目 を参考。





モーションあり踏み台ジャンプ

以下のモーション中のファイターに対して踏み台ジャンプをおこなうと、モーションあり踏み台ジャンプに移行する。
単に「踏み台ジャンプ」という場合にはこれを指す場合が多い。

モーションあり踏み台ジャンプをおこなうと、踏み側のファイターは踏みつけモーションに、踏まれ側のファイターは硬直モーションに移行する。
硬直差などは地上踏み台・空中踏み台で異なる。詳細は後述を参照。

モーションあり踏み台ジャンプに移行する場合
  • ヒットストップ中(空中のみ)
  • 待機中
  • 歩行中/走行中/ダッシュ中/ステップ中
  • しゃがみ中(しゃがみ歩き中)
  • ジャンプ中(ジャンプ踏切中)
  • 通常着地中/空中攻撃の着地モーション中
  • 必殺ワザの着地モーション中(尻もち落下後のみ)
    • 例えばカービィの上必殺ワザなど、専用の着地モーションが存在する場合はモーションなし。
  • ガケあがりジャンプ中(無敵終了後)
  • 受け身中(無敵終了後)
  • ふっとび中/空中落下中/尻もち落下中
  • カベジャンプ中/カベ張りつき中
  • 踏み台ジャンプ中
  • アピール中


踏み台モーション

モーションあり踏み台ジャンプをおこなった場合、踏み側は8Fの踏み台モーションに移行する。
ただし、踏み側はモーションの8F目を空中攻撃・必殺ワザ・アイテム投げでキャンセルすることができる。

踏み台モーションの8F目を攻撃でキャンセルした場合、以下の点が通常と異なる。
  1. 4Fの無敵フレームが付与されない。
    • 通常であればジャンプ入力開始の9-12Fが全身無敵となるが、キャンセル時には無敵がつかなくなる。
  2. 踏み台小ジャンプ時でも、空中攻撃の与ダメージ補正が適用されない。
    • 小ジャンプ空中攻撃に適用されるはずの、0.85倍の与ダメージ補正が適用されなくなる。


地上踏み台ジャンプ

敵ファイターが地上にいる際に踏み台ジャンプをおこなうと、地上踏み台ジャンプを開始する。
踏み側は8Fの踏みつけモーション、踏まれ側は標準で28Fの踏まれモーションのあと行動を開始できるようになる。*1
ただし、踏み側はモーションの8F目を空中攻撃・必殺ワザ・アイテム投げでキャンセルすることができる。
したがって、踏み側が20Fもしくは21Fの有利フレームを得ることができる。


空中踏み台ジャンプ

敵ファイターが空中にいる際に踏み台ジャンプをおこなうと、空中踏み台ジャンプを開始する。
踏み側と踏まれ側は共に8Fの踏みつけモーションを経たのち、踏まれ側のみ一定フレームのあいだ落下モーションへ移行する。
ただし、踏み側はモーションの8F目を空中攻撃・必殺ワザ・アイテム投げでキャンセルすることができる。

落下モーションの硬直フレームはファイターごとに個別の値が設定されており、この間は移動と受け身以外のアクションが行えない。
また、ヒットストップ中およびやられ硬直中に踏みつけられた場合、このとき生じているふっとび速度の大きさに応じて、落下速度も早くなる。
つまり、かなり大きいふっとびを受けているファイターが踏みつけられた場合などでは、実質的にメテオのように作用することもある。

全ファイターの落下モーションの全体フレームは以下の通り。
+ ファイター順
ファイター 全体フレーム

マリオ
37F

ドンキーコング
35F

リンク
35F

サムス・ダークサムス
39F

ヨッシー
40F

カービィ
41F

フォックス
28F

ピカチュウ
36F

ルイージ
39F

ネス
39F

キャプテン・ファルコン
31F

プリン
44F

ピーチ・デイジー
41F

クッパ
32F

アイスクライマー
40F

シーク
33F

ゼルダ
39F

ドクターマリオ
37F

ピチュー
31F

ファルコ
32F

マルス・ルキナ
35F

こどもリンク
32F

ガノンドロフ
34F

ミュウツー
36F

ロイ・クロム
32F

Mr.ゲーム&ウォッチ
40F

メタナイト
34F

ピット・ブラックピット
37F

ゼロスーツサムス
34F

ワリオ
35F

スネーク
33F

アイク
34F

ゼニガメ
39F

フシギソウ
38F

リザードン
36F

ディディーコング
33F

リュカ
38F

ソニック
34F

デデデ
30F

ピクミン&オリマー
39F

ルカリオ
34F

ロボット
35F

トゥーンリンク
38F

ウルフ
32F

むらびと
39F

ロックマン
32F

Wii Fit トレーナー
40F

ロゼッタ&チコ
41F

リトル・マック
30F

ゲッコウガ
31F

パルテナ
36F

パックマン
39F

ルフレ
37F

シュルク
35F

クッパ Jr.
34F

ダックハント
34F

リュウ・ケン
35F

クラウド
34F

カムイ
34F

ベヨネッタ
32F

インクリング
35F

リドリー
32F

シモン・リヒター
31F

キングクルール
34F

しずえ
40F

ガオガエン
33F

パックンフラワー
30F

ジョーカー
35F

勇者
35F

バンジョー&カズーイ
33F

テリー
37F

ベレト/ベレス
35F

ミェンミェン
36F

スティーブ
38F

セフィロス
31F

ホムラ
35F

ヒカリ
31F

格闘Mii
30F

剣術Mii
36F

射撃Mii
37F

+ フレーム順
ファイター 全体フレーム
28F
30F
31F

32F
33F

34F


35F
36F

37F
38F

39F
40F
41F
44F






モーションなし踏み台ジャンプ

踏みつけの対象にしたファイターが特定のアクション中にある場合、踏み台モーションをはさむことなくそのままジャンプへ移行する。
これをモーションなし踏み台ジャンプ(Phantom Footstool)と呼び、成立の1F目から踏み台ジャンプを開始する。
なお、「空中ジャンプ + 空中攻撃」の同時入力をおこなった場合は必ずモーションなし踏み台ジャンプに移行する。

モーションなし踏み台ジャンプは、以下の点で通常踏み台ジャンプと異なる。
  1. 踏み台成立の瞬間に、踏み側のファイターが踏まれ側のファイターの頭上へとワープしない。
  2. 踏み側のファイターは、踏み台モーションはさむことなくそのままジャンプモーションに移行する。
    • 踏み台モーションが存在しないため、必ず大ジャンプの踏み台ジャンプになる。
  3. 踏まれ側のファイターは、踏まれモーションをはさむことなくそのままアクションを継続する。
    • 空中踏まれ後の落下モーションも存在しない。

踏み台モーションに移行しない場合(モーションなし踏みつけ)
  • ヒットストップ中(地上のみ)
  • 地上攻撃のモーション中
  • 空中攻撃のモーション中(着地中を除く)
  • 必殺ワザのモーション中(ゼニガメの横必殺ワザを除く)
  • シールド中
  • 回避中
  • たおれ/ダウン中
  • ガケつかまり/ガケあがり行動中
  • アイテム投擲中/アイテム取得中





その他

踏み台の原理が利用されているワザなど

の下必殺ワザ
踏み台が成立すると3Fの踏みつけモーションをはさみ、4F目に埋め属性の攻撃判定を出現させる。
踏まれ側は、モーションあり踏み台の場合は踏みつけモーションに移行するが、モーションなしの場合は移行しない。

の下必殺ワザ2(反転キック)
基本的にゼロスーツサムスの下必殺ワザと同じ仕様が利用されている。
ただし、攻撃判定の発生は踏みつけ移行の1F目

の横必殺ワザ
突進中のゼニガメと通常落下中の敵ファイターの踏みつけ領域が接触すると、自動で踏みつけに移行する。
ただしこの自動踏みつけは敵ファイターが通常落下中でしか発生せず、空中攻撃のモーション中や尻もち落下中は発生しない。
また、ジャンプの上昇中などにジャンプ入力して任意で踏むこともできない。
踏みつけに移行したあとは、ゼニガメは164F (2.7秒強)のあいだまったく身動きが取れなくなる。

アイテム:ミドリこうら
基本的にゼニガメの横必殺ワザと同じ仕様が利用されている。
ただし、ゼニガメの場合とは異なり必ずモーションなし踏み台でミドリこうらを踏みつける。





最終更新:2021年03月09日 23:54

*1 踏まれモーションの硬直は、キャラによって異なる。例:ロゼッタ&チコは27F