待機
各
ファイターには固有の待機モーションが2~5種類存在し、それぞれのモーション毎に再生される確率が設定されている。
ただし、待機モーションは必ず初期待機モーション
Wait1からスタートする。
例えば勇者には3種類のモーションが存在し、再生確率は
Wait1:70%,
Wait2:15%,
Wait3:15%である。
また、しゃがみ待機モーションは通常1種類だが、以下の6
ファイターには2種類のしゃがみ待機モーションが存在し、同様に再生確率が設定されている。
アイテム持ち待機
アイテムのパラメータの1つであるhave_kindがhaveに設定されているアイテムを所持している際は、待機モーションが変化する。
具体的には、ピーチ/デイジーの蕪や、クッパ Jr.のメカクッパがこれに該当する。
その他にはget, grip, plate, pickup, motionなどが存在するが、これらのアイテムを所持しても待機モーションは変化しない。
このタイプのアイテムのうち、通常のガチ対戦で所持する機会があるアイテムは以下の4つのみ。
ファイター |
アイテム |
  |
蕪(野菜) ボムへい どせいさん |
 |
メカクッパ |
ふりむき
地上で左スティックをわずかに後ろへ倒すと、
ファイターはふりむきを開始する。
ただし、敵
ファイターが1人しかいない状態でのリュウ・ケン・
テリーはふりむきはおこなえない。
ふりむきを開始したファイターは、ふりむきの1F目からファイターの向いている方向が変化する。
なお、ふりむきモーションは基本的にほぼすべてのアクションでキャンセルできるが、ふりむきをふりむきでキャンセルすることはできない。
また、ふりむき中は歩行状態の扱いで移動できる。
ふりむき後にさらに逆方向にふりむき入力すると、向いている方向と反対方向に歩行することが可能。
ふりむき中におこなう行動には以下の特徴がある。
- ふりむき中は、どちらの方向にダッシュしても通常のダッシュではなく
反転ダッシュ
になる。
- ふりむき中に前後回避をおこなった場合、はじめに向いていた方向を基準として前/後が決定される。
- 例えば左へふりむきながら右に回避を入力した場合、ふりむきの効力が無視されて右に前方回避が出る。
- ふりむきの1-2Fにジャンプを開始した場合、ファイターの向きが変わらない。
- その場ふりむき後に後空中攻撃を出す場合、2F以上待つ必要がある。
- ふりむき中に台端から落下した場合、歩き落下モーションではなく通常落下モーションに直接移行する。
着地中のふりむき
ファイターが着地した瞬間に左スティックが反対方向に倒されていると、着地しながらふりむくことができる。
ただし、着地中のふりむきがおこなえるのは小着地・大着地・立ちふっとび中の着地のみである。
また、小着地・大着地の1-6F前のタイミングで入力した場合は反転ダッシュが出る。
立ちふっとび中の着地では、着地の8F以上前から反転入力した場合のみふりむきができる。
しゃがみ
しゃがみは3つのアクションから構成されている。
上の2つのアクションをおこなっている際は
しゃがみによるふっとび耐性
がはたらいており、
相手からのワザがヒットした際、受けるふっとばし力が0.85倍、ヒットストップが0.67倍に減少する。
- しゃがみ開始:全体フレームは6F。ほぼすべての行動でキャンセル可能。
- しゃがみ待機:have_kindがhaveのアイテムを所持している際はしゃがみアイテム持ち待機。
- しゃがみ復帰:全体フレームは6F。ほぼすべての行動でキャンセル可能。
しゃがみ状態は基本的にあらゆるアクションでキャンセルできるが、ふりむきおよび反転ダッシュではキャンセルできない。
しゃがみ歩き
しゃがみ歩きは22
ファイターに特有のアクションで、しゃがみ中に左スティックを前後にわずかに倒すことでおこなうことができる。
しゃがみ歩き中は「しゃがみ状態」とは見なされず、しゃがみ歩き中にふっとばしを受けた場合はしゃがみによるふっとばし力の減少が起こらない。
しゃがみ歩きの最大速度は、以下のように
ファイター毎に異なる値が設定されている。
なお実戦で重要となるのはどちらかというと加速度の方であり、最大速度はあまり重要ではない。
しゃがみ歩きの加速度は、ファイターの
歩行加速量に依存する。
ファイター |
前方への最大速度 |
後方への最大速度 |
 |
0.83 |
0.83 |
    
    
     |
0.7 |
0.5 |
  |
0.7 |
0.4 |
    |
0.4 |
0.3 |
 |
0.3 |
0.3 |
下強攻撃のしゃがみ移行
下強攻撃は、ワザのモーション(全体フレームではない)終了と同時にしゃがみに移行する。
モーション終了時に下入力されていればしゃがみ待機状態へ、入力されていなければしゃがみ復帰モーションに移行する。
したがって、モーションが終了してしゃがみへ移行してしまうと、ふりむきと反転ダッシュでキャンセルできないフレームが生まれる。
またこの仕様により、下強攻撃のモーション中およびしゃがみ復帰中はすり抜け床の台降りをおこなうことができない。
すり抜け床からの台降り
左スティックの下成分の入力が認識されてから5F以内に一定値を超えると、台降りモーションを開始する。
すり抜け床からの台降りは、通常の先行入力を受け付けない。
例えば全体フレームが25Fのその場回避後26F目から台降りを開始したい場合、22-25Fの範囲に下入力を開始し、かつ26F目に一定値を超えている必要がある。
台降りに移行するには最低でも2Fの入力が必要であり、そのあいだは台降りではなくしゃがみモーションをおこなう。
したがって、台降りモーションが始まるのは最速で3F目から。
ただし台降りモーションの入力優先度は最低であるため、3F目に何か入力されていればそちらが優先される。
通常、台降りモーションの全体フレームは2F(しゃがみをカウントすれば4F~。)
空中攻撃を出せるようになるのは最速で入力開始の5F目であり、入力開始の4-5Fに出した場合がこれに該当する。
例外として4F目に下空中攻撃を入力すると下スマッシュ攻撃が発生し、この入力猶予は「はじき入力の出やすさ」によらず一定。
下強攻撃後の台降り
下強攻撃には、「モーション終了後、しゃがみ開始モーションを挟まずに直接しゃがみ状態へ移行できる」という仕様が存在する。
この仕様により、下強攻撃の後は、「下強攻撃のモーション」と「しゃがみ復帰モーション」が終了してからでないと台降りを開始することができない。
例えばマリオの下強攻撃の全体フレームは27Fであり、本来は28F目から台降りを開始できるはずであるが、
実際には35Fのモーションと6Fのしゃがみ復帰モーションの、計41Fが経過しないと台降りを開始できない。
ただし28F目からは歩行やふりむきなどでモーションをキャンセルできるため、歩行などを挟めば最速で29F目から台降りを開始することができる。
コマンド入力
コマンド入力が可能なリュウ/ケン/テリーは、コマンド入力が容易になるように台降りモーションの全体フレームが長めに設定されている。
通常のファイターの全体フレームが2Fであるのに対し、リュウ/ケンの全体フレームは6F、テリーの全体フレームは10Fである。
また、
リュウ/ケン/テリーは、台降りモーションを各コマンド必殺ワザでキャンセルすることができる。
リュウ/ケンの場合は
7F目までに、テリーの場合は
11F目までに入力すると、
台上でコマンド必殺ワザを出す。
更に、テリーは
13F目までに超必殺ワザを入力すると、やはり台降りモーションをキャンセルし、
台上で超必殺ワザを出す。
11F目から行動可能かつ空中状態に移行しているにも関わらず直前の状態に巻き戻るという非常に珍しいケースである。
ちなみに、風判定等により
テリーの直上にすりぬけ床がない場合は超必殺ワザを出すことができない。
カベジャンプ
特定の
ファイターは、カベに密着しながらカベの反対方向に左スティックを倒すとカベ
ジャンプすることができる。
ただし、ガケ離しをしてから
5Fが経過するまではカベジャンプをすることができない。
カベジャンプには
5Fの予備モーションがあるため、ジャンプを開始するのは
6F目から。
なお、同じカベを利用して再度カベジャンプをおこなうには175Fが経過している必要がある。
ちなみにwall_jump_disable_frameというパラメータが20に設定されているものの、実際には違うカベを利用してのカベジャンプに特にフレームの制限はない。
カベジャンプの速度
カベ
ジャンプ時のX速度とY速度は、カベ
ジャンプを連続でおこなうごとに減少していく。
カベ張りつき
特定の
ファイターは、カベに密着しながらカベに向かって左スティックを倒すとカベ張りつきができる。
ただし、カベ張りつきが可能となるのは以下の条件を満たした時。
- ステージの条件
- ステージのカベが、「カベジャンプ可」に設定されている
- ステージのカベの傾斜が、-20° ~ 30°である
- ファイターの条件
- ファイターのY速度が、0以下である
- ファイターが、通常モーション状態にある
- 尻もち落下中や他のモーション中はカベ張りつきできない
- ルカリオの上必殺ワザでは、移動中に浅い角度でカベと接触するとカベ張りつきに移行できる
カベ張りつきできる時間は最大で185F。
一度カベを離れるとその後90Fのあいだは再度カベ張りつきすることができない。
連続でカベ張りつきを繰り返すと、次のカベ張りつき時間が以下のように減少する。
なお、連続カベ張りつきは着地やガケつかまりなどをおこなうことで解除される。
最大カベ張りつき時間 = 180 * 0.5 ^ (それまでのカベ張りつき回数) + 5
アピール
アピールの長さは基本的に全ファイターの全アピールで統一されており、全体フレームは49Fに設定されている。
ただし、カービィの上アピール(46F)と下アピール(47F)のみは例外。
煽り行為を防止するためにオンライン対戦の「だれかと」ではアピール入力が無効化されており、ワリオの横必殺ワザのバイク乗車中のアピールも使用できない。
ただし、カービィがコピー能力を吐き出す際だけは入力が有効となる。
特殊なアピール
以下のアピールではアピールで相手を攻撃することが可能で、全体フレームも長めに設定されている(途中でキャンセルことができない)。
アピールの
攻撃判定がヒットしても
ワンパターン相殺のキューには記録されないが、常にOPボーナスの影響を受ける(スネークはアイテムなので影響なし)。
ファイター |
アピール |
全体フレーム |
 |
下アピール |
69F |
 |
全アピール |
|
 |
下アピール |
109F |
スマッシュアピール
特定のファイターが特定のステージで下アピールを1Fだけ入力した場合、スマッシュアピールを開始する。
スマッシュアピールに失敗した場合、2F目から通常の下アピールが開始される(全体フレームは49Fで変化なし)。
- スマッシュアピールは、以下の状況ではおこなうことができない。
- 終点化・戦場化・ギミックオフのステージ
- 最後の切りふだを取得しているとき
- その試合で、既に誰かがスマッシュアピールを成功させているとき
- 操作状態にあるCPU
- スマッシュアピールの会話中に最後の切りふだを使用したりドラグーンやジェネシスを完成させた場合、会話が中断される。
ちなみに
トレーニングモードのライラットクルーズでは、成功モーションに移行しても会話のダイアログが表示されない。
ファイター |
ステージ |
備考 |
  |
惑星コーネリア 惑星ベノム |
会話パターンは各ファイター4種類ずつ。 |
   |
ライラットクルーズ |
会話パターンは各ファイター5種類ずつ。 |
 |
シャドーモセス島 |
自分以外に、スマブラXに参戦していたファイターが1人以上いる場合のみ可能。 会話中にスネークが撃墜された場合、専用の会話を聞くことができる。 |
 |
エンジェランド |
ジョーカー以降のDLCファイターと、通常プレイで操作不可能なファイターに対しては、 ファイター専用の会話でなく共通の会話が再生される。 |
アピールボタン
アピールボタンおよびアピール入力にはいくつかの特徴がある。
- アピール入力では、レバガチャが受け付けられない。
- 横アピール入力のみ、以下の仕様が存在する(上・下アピールでは不可)。
- リュウ・ケン・テリーのコマンド入力を受け付ける。
- シュルクの通常必殺ワザで必殺ワザボタンを長押し後、横アピール入力で展開状態を保持することができる。
その他の仕様
- カービィで各アピールをおこなうと、所持しているコピー能力が放棄される。
- キャプテン・ファルコンの下アピールは、右向き/左向きでモーションが変化する。
- ポケモントレーナーは、男/女で各アピールのモーションが変化する。
- 「メイド イン ワリオ」のギミック「アピールしろ!」でワリオの横必殺ワザのバイク乗車中のアピールをおこなっても、失敗扱いとなる。
- キングクルールの横アピールの9-20Fには、お腹アーマーが設定されている。
- ジョーカーの各アピールで出現するモルガナは、試合に参加している人数が5人以上のとき出現しない。
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最終更新:2022年01月01日 20:32