シフト(シフト攻撃)とは
「シフト(シフト攻撃)」(Angling)とは、一部のワザの攻撃の角度をずらすテクニックのこと。
シールドの展開位置をずらす「
シールドシフト」(Shield Angling)とは異なる。
ワザによって、シフトに対応しているものとそうでないものが存在する。
なお、このページでは
シフトできる通常攻撃についてのみ記述する。
移動方向を変更できる必殺ワザや、発射方向を変更できる飛び道具などについては扱わない。
概要
シフト対応のワザは、上・横(無入力)・下の3方向にシフトすることができる。
ちなみに、64では5方向にシフトすることができた。
シフトすることで
攻撃判定の判定位置を上下方向に変更させることができるため、相手の位置に応じて狙いを定めやすくなる。
多くの場合では
攻撃判定の判定位置がずれる以外の差異点はない。
ただし、ワザや
ファイターの組み合わせによっては無シフトでは当たらないコンボがつながったり、ガケつかまり中の相手のヒットさせることもできる。
前者の例としては、
ガオガエンの下強攻撃 → 上シフト横強攻撃での撃墜コンボなど。
後者の例としては、ウルフの横強攻撃を「崖の2F」にヒットさせる場合など。
なお、
ワザの中にはシフトすることで判定位置以外の性質が変化する場合もある。
例えば、ダックハントや
ジョーカーの下シフト横強攻撃は、無シフト時よりもベクトルが低く設定されており、撃墜が比較的容易である。
また、ピーチ・デイジーやリトルマックの横スマッシュ攻撃のように、ワザ自体が大きく変化するものもある。
シフトの入力
シフトを入力するためには、特定のフレームのスティック入力角度(入力値ではない)が一定の条件を満たす必要がある。
なお、使用するスティックは左スティック・
Cスティック(攻撃・スマッシュ両方)どちらでもよい。
ワザの種類ごとのシフトタイミングとスティック角度は以下の通り。
基本的に、スティックを45°方向に倒すことを心がけるとシフトしやすい。
ワザの種類 |
シフトタイミング |
スティック角度 |
横強攻撃 |
入力の瞬間(1F目) |
16度 ~ 60?度 |
横スマッシュ攻撃 |
溜め開始フレーム or 溜め解除フレーム |
16度 ~ 60?度 |
空中攻撃 |
入力の瞬間(1F目) |
15度 ~ 65度 |
表から分かるように、
横スマッシュ攻撃のシフト入力のみシフトタイミングが異なる。
溜めを挟まない場合は溜め開始フレーム、溜めを挟んだ場合は溜め解除フレームがシフトタイミングとなる。
なお、横スマッシュ攻撃を入力した瞬間には適切な角度であっても、シフトタイミングまでにスティックがずれてしまうとシフトできないので注意。
ちなみにゼロスーツサムスの横スマッシュ攻撃のみ例外で、一段目が終了したあとでもシフト可能(22F目まで)。
ミェンミェンのアーム攻撃
ミェンミェンのアーム強攻撃・アームスマッシュは上下シフトに対応しているが、シフトタイミングが通常とは異なる。
アーム攻撃では、アームの「伸び」が開始した瞬間のスティックが入力が認識される。
つまり、アーム強攻撃では
14F目(正面追加発射時は
11F目)、アームスマッシュでは
16F目がシフトタイミングになる。
横強攻撃の上下シフト
横強攻撃のシフトタイミングは「入力の1F目」(ミェンミェンのアーム強攻撃を除く)。
あらかじめ45°方向にスティックを倒してから入力すると出しやすい。
シフトによる変化
攻撃範囲のみが変化する場合は記載していない。
ファイター |
説明 |
|
上・下シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。また、全体フレームが1F長い。 下シフトのみ、転倒率が高い。 |
|
上・下シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 |
|
上・下シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 |
|
上シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 下シフトはダメージが低く、ふっとばしが小さい。 |
|
上・下シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 |
|
上・下シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 |
|
上・下シフトはふっとばしが小さい。 →Ver.4.0.0で統一された。 |
|
上・下シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 |
|
下シフトのみ攻撃判定の属性が異なる。 エフェクトやSEなどの他には対戦に影響しない。 |
|
上シフトはベクトルが361°で高い。 下シフトはベクトルがかなり低い。 |
|
上シフトはふっとばしが大きいが、ベクトルが高い。 下シフトはふっとばしがわずかに小さいが、ベクトルがかなり低い。 |
|
上・下シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 |
+
|
詳細な相違点を見る |
横強攻撃のシフトによる詳細な相違点
ファイター |
種類 |
シフト |
値 |
ドンキーコング |
全体フレーム |
上シフト |
35F |
無シフト |
34F |
下シフト |
35F |
ダメージ |
上シフト |
9% |
無シフト |
8% |
下シフト |
9% |
転倒率 |
上シフト |
0 |
無シフト |
0 |
下シフト |
0.15 |
サムス ダークサムス |
ダメージ |
上シフト |
9%/10%/11% |
無シフト |
8%/9%/10% |
下シフト |
9%/10%/11% |
フォックス |
ダメージ |
上シフト |
7% |
無シフト |
6% |
下シフト |
7% |
ピカチュウ |
ダメージ |
上シフト |
10% |
無シフト |
9% |
下シフト |
8% |
キャプテン・ファルコン |
ダメージ |
上シフト |
9%/9%/10% |
無シフト |
8%/8%/9% |
下シフト |
9%/9%/10% |
ゼロスーツサムス |
ダメージ |
上シフト |
8%/8%/6.5% |
無シフト |
7%/7%/6% |
下シフト |
8%/8%/6.5% |
ゲッコウガ |
ダメージ |
上シフト |
8.3% |
無シフト |
7.3% |
下シフト |
8.3% |
KBG |
上シフト |
100/79/58 |
無シフト |
98/77/56 |
下シフト |
100/79/58 |
クッパ Jr. |
属性 |
上シフト |
sting |
無シフト |
sting |
下シフト |
cutup |
ダックハント |
ベクトル |
上シフト |
48度 |
無シフト |
361度 |
下シフト |
30度 |
ジョーカー |
Hit 2 ベクトル |
上シフト |
45度 |
無シフト |
35度 |
下シフト |
25度 |
Hit 2 (アルセーヌ) KBG |
上シフト |
(121/121)/128 |
無シフト |
(106/106)/110 |
下シフト |
(106/106)/105 |
格闘Mii |
ダメージ |
上シフト |
8.5% |
無シフト |
8% |
下シフト |
8.3% |
|
横スマッシュ攻撃の上下シフト
横スマッシュ攻撃のシフトタイミングはスマッシュの「溜め開始フレーム」と同じであり、ワザによって異なる。
ただし、
ミェンミェンのアーム強攻撃は例外。
横強攻撃と違って入力の瞬間ではないので、比較的入力が容易である。
溜め中から出す場合には、溜め解除の瞬間のスティック入力値によってシフトが判別される。
なおゼロスーツサムスのみシフトタイミングが異なり、一段目が終了したあとでもシフト可能(22F目まで)。
横スマッシュ攻撃をシフトできる
ファイターは以下の27体。
ピーチ・デイジーのシフト
ピーチ・デイジーの横スマッシュ攻撃は、シフト方向によってフライパン(上)・ゴルフクラブ(無)・テニスラケット(下)の3種類のスマッシュを出すことができる。
全体フレームや判定持続フレームなどはすべて同じだが、
攻撃判定の性能が異なる。
おおまかな性能は以下の通り。
ダメージが18.0% (19.6%)で3つの中で一番高いが、攻撃範囲は小さめ。
ベクトルがかなり上方向でふっとばしも大きいので、撃墜ラインから遠い場合は撃墜%が一番小さくなる。
ダメージが15.0% (18.0%)と中程度だが、攻撃範囲は3つの中で一番大きい。
3つの中で唯一先端・根本判定があり、先端の方がふっとばしが大きくなる。
ダメージが13.5% (16.2%)と3つの中で一番低く、攻撃範囲は中程度。
ベクトルが非常に低い上にふっとばしが強力で、撃墜ラインから近い場合は撃墜%が一番小さくなる。
シフトによる変化
攻撃範囲のみが変化する場合は記載していない。
ファイター |
説明 |
|
上シフトの本当てはふっとばしが少し大きい。(88% -> 87%) 下シフトの本当てはふっとばしがわずかに大きい。(88% -> 87%) |
|
上シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。(本当て:101% -> 93%) 下シフトはダメージが低く、ふっとばしが小さい。(本当て:101% -> 105%) |
|
上シフトはふっとばしが大きいが、ベクトルが高いため撃墜しづらい。(91% -> 94%) 下シフトはふっとばしが小さいが、ベクトルが低いため撃墜しやすい。(91% -> 89%) |
|
上シフトはベクトルが高いが、ダメージが高くてふっとばしが大きい。(85% -> 83%) 下シフトはベクトルが低く、ダメージが高くてふっとばしが大きい。(85% -> 80%) |
|
上シフトの本当てはふっとばしが少し大きい。(74% -> 71%) 下シフトの本当てはふっとばしがわずかに大きい。(74% -> 73%) |
|
上シフトの本当てはベクトルが高い。 |
|
上・下シフトのHit 1は判定持続フレームが1F長い。 上シフトのHit 2はふっとばしがかなり大きい。(Hit 2, 根本:98% -> 89%) |
|
上シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。 下シフトはダメージが高く、ふっとばしが少し大きい。 |
|
上シフトはダメージが高く、ふっとばしが大きい。(先端/根本:51%/95% -> 48%/92%) 下シフトはダメージが低く、ふっとばしが小さい。(先端/根本:51%/95% -> 55%/100%) |
+
|
詳細な相違点を見る |
横スマッシュ攻撃のシフトによる詳細な相違点
ファイター |
種類 |
シフト |
値 |
マリオ |
本当て KBG |
上シフト |
101 |
無シフト |
99 |
下シフト |
100 |
サムス ダークサムス |
ダメージ |
上シフト |
13%/13%/15% |
無シフト |
12%/12%/14% |
下シフト |
11%/11%/13.5% |
ルイージ |
ベクトル |
上シフト |
52度 |
無シフト |
42度 |
下シフト |
37度 |
KBG |
上シフト |
131 |
無シフト |
121 |
下シフト |
116 |
キャプテン・ファルコン |
ダメージ |
上シフト |
20% |
無シフト |
19% |
下シフト |
20% |
ベクトル |
上シフト |
45度 |
無シフト |
42度 |
下シフト |
38度 |
KBG |
上シフト |
94 |
無シフト |
94 |
下シフト |
87 |
ドクターマリオ |
本当て KBG |
上シフト |
96 |
無シフト |
94 |
下シフト |
95 |
フシギソウ |
本当て ベクトル |
上シフト |
44度 |
無シフト |
361度 |
下シフト |
361度 |
シュルク |
Hit 1 判定持続 |
上シフト |
14-16F |
無シフト |
14-15F |
下シフト |
14-16F |
Hit 2 KBG |
上シフト |
125 |
無シフト |
115 |
下シフト |
115 |
キングクルール |
ダメージ |
上シフト |
19.95%/17.325% |
無シフト |
19%/16.5% |
下シフト |
19.57%/16.995% |
ベレト/ベレス |
ダメージ |
上シフト |
13%/19.5% |
無シフト |
12%/18% |
下シフト |
11.5%/17.25% |
KBG |
上シフト |
86 |
無シフト |
90 |
下シフト |
90 |
ヒットストップ倍率 先端 |
上シフト |
1.35 |
無シフト |
1.45 |
下シフト |
1.5 |
|
空中攻撃の上下シフト
空中攻撃のシフトタイミングは、横強攻撃と同じく「入力の1F目」。
空中攻撃をシフトできる
ファイターはシモンとリヒターのみで、前空中攻撃と後空中攻撃の両方を上下シフトすることができる。
ミェンミェンの前空中攻撃・後空中攻撃もシフト可能だが、これらはアーム強攻撃およびアームスマッシュに該当するためここでは扱わない。
シフトによる変化
空中攻撃のシフトによって、ワイヤー復帰の際の崖つかまり範囲も変化する。
ファイター |
ワザ |
受付フレーム |
範囲X1 |
範囲X2 |
範囲Y1 |
範囲Y2 |
|
前空中攻撃 (上シフト) (無シフト) (下シフト) |
13-14F |
70 |
19 |
58 |
-15 |
13-14F |
70 |
19 |
40 |
-20 |
13-14F |
70 |
19 |
30 |
-40 |
後空中攻撃 (上シフト) (無シフト) (下シフト) |
13-14F |
-70 |
-19 |
58 |
-15 |
13-14F |
-70 |
-19 |
40 |
-20 |
13-14F |
-70 |
-19 |
30 |
-40 |
最終更新:2022年01月02日 08:59