DS型ミラベル 戦術考察

このページでは、
Ver4最初に登場したキャスト ミラベルドローショットを主軸とした戦法を議論・構築していきたいと思う。
スキル型については別の方にお願いします。



◯性能評価

高い火力に加え、長期的だが圧倒的な回復能力と手数の多さが魅力。
ファイターとしてはスピードと攻撃射程にも優れる。

しかし、火力を得るための手順が長く難しいうえ手に入れた火力を生かす状況作りにも工夫が必要。
各技の硬直も総じて長く、瞬発力が無い。

高い操作精度が必要な場面が他ファイターより多く、集中力が無いときは使わない方がいいかもしれない。



◯立ち回り

ミラベルというファイターはクロスドローの強さが主な売りではあるが、それは逆に大技しか持っていないとも言えよう。
しかしながら、このWLWというゲームには技の不足を補う要素がもともと備わっている。
そう、兵士だ。
味方兵士の存在は相手への牽制になり大ダメージコンボの起点にもなりうる、キャストにとって実にありがたいもの。

小技と言えるものを持たず耐久力も低めなミラベルというキャストにとって、兵士は特に重要なファクターである。
これを決して忘れてはならない。

ドロー性能

主力である2種類のドローショットについて、それぞれの基礎スペック特性をまとめると、
ベルDS射程/描線距離ともに少し長く1ヒット目でのみ弾サイズ縮小する。最高速/加速度ともに低めだが、最低速高め
クゥDS射程/描線距離ともにやや短く発射直後の弾速最高速となっている。最高速/最低速ともに低めだが、加速度高い

クロスダメージ

クロスダメージ部分は減衰/防御力/攻撃力の一切を無視し、常に一定の値で出力される。
クロスドロー単体 7メモリ強
改変の賢女グレモリー 3メモリ強
虚構を仕立てるフアン 5メモリ強
ドーンオブグロウ(Normal) 3メモリ弱
ドーンオブグロウ(MAX) 5メモリ
翠玉の都の眼鏡 2メモリ強
封印されし獣の金面 6メモリ
ローズオブトゥルース 21メモリ弱


●開幕

試合前から読み合いは始まっている……!とは他ファイターにおいても良く言われること。
ただミラベルの場合、能力の特殊性ゆえに一般的な開幕の読み合いがしづらい傾向にある。
ゲージの育成にも育成後の攻防にもより多くの工夫を求められるため、
相手のレベルによる強弱を把握していてもそれに対応しにくいからだ。

その代わり、ミラベルには他キャストが持たないもう一つの開幕読み合い手段がある。
それは2種類のDSを持つという特性そのもの。

スタンバイタイム中にドローショットを撃つことで、開幕のドローショットをクゥDSに変更できる。
実際に撃つまではどちらのドローショットなのか相手に分からないため読み合いとして成立するのだ。
ただし、実戦で読み合いとして機能させるには開幕DSに殺意を込める必要がある点には注意。

なお、スタート位置が担当レーンと逆側のときは移動中に〈回避→ドローショット→緊急回避〉を最速で行えば、開幕のSS兵士列止めは間に合う。

完全に余談だが、ミラベルのストレートショットは全体モーションがやたら長く、硬直の何倍もある。スタンバイタイム中なら最後まで眺めきれる。

味方キャストとの連携に関して:

初っ端からスカーレット等にうろつかれると上記の開幕DSでの読み合いがしづらいため、
できれば警戒してもらえるとありがたい。


●序盤

育成や火力上げにクロスドローが必要不可欠なため、相手にマウントを取られたり後ろに回られたりすると安全にクロスドローできず、ジリ貧になってしまう。
そのため、相手からプレッシャーをかけられることはなるべく避けたいところである。

といっても攻撃力も兵士処理力も低い状態なので、体力差や兵士数の差を押し付けることはできない。
そこでかの伝説を、 真の男 を見習うことにした。
要約すると、兵士処理を無視してでも殺意ドローを描き続けることで相手を牽制し続けるのである。

ここで注意すべきは、遠距離ファイターであるジーンと違いドロー射程もまだ十分に無い状態だということ。
つまり、殺意ドローを撃ったあと相手の反撃をかわすのにも工夫が必要なのだ。
出された技に対応するということだけにとどまらず、相手の攻めを誘導したり敵兵士列を遠くで止めたり、選択肢自体は多い。
どれを選ぶかは乗り手次第だ。むろんストレートショットでダウンを取ってもいい。
MP残量や兵士数差に怯まず、相手を奥へ押し込み、兵士を挟んだ戦いを徹底させるべし。

なお、ドロー攻撃力を12メモリほど盛るとレベル2でクロスドローによる兵士処理力が完成する。アシスト2枠で達成できるため、現実的な選択肢といえよう。
([虚構を仕立てるフアン]発動時は強化ラインが6メモリまで下がり、フアン自体が3メモリ程の強化値を持つので残り3メモリを盛れば1確可能。または[翠玉の都の眼鏡]と合わせるとそれだけで兵士列1確になる)


味方キャストとの連携に関して:

この時間帯にアタッカーから横槍をかけられると対抗手段がほぼ無いため、あっさり倒されてしまう。
かといって2対2が強いというわけでもなくむしろ苦手なので、絡まれた時点で大分キツい。
横槍を妨害してもらえればありがたいが入られてからでは遅いので、失敗した場合は手前拠点や最悪1デスも諦めた方がいいだろう……。

なお、敵兵士が残りやすいことと敵キャストの意識がクロス線に集中することから、
リトル・アリスのみ【ボムバルーン!】での大ダメージが狙いやすくなると思う。
バフについては、HPMPの回復はかなり欲しい。
わざわざかけに来てほしいほどではないが、貰いに来たらすぐ渡してもらえると助かる。


●中盤

【ドーンオブグロウ】解禁。
レベル3までにドロー攻撃力を6メモリほど盛るとクロスドローによる兵士処理力が完成するグロウ以外でもクロス火力を盛っていれば素でもだいたい一確になるのであまり気にすることはないが。

攻め手を緩めるとマズいのは相変わらずなので、やることは序盤と大して変わらない。
ただ、クロスドローだけで言えばこの段階ですでに並以上の攻撃力を手にしているため、兵士を挟んだ差し合いはある程度ラクになる。
ドロー射程やドロー描線距離も強化されているので、ミラベル自身が横槍を妨害できるようになってくる。
腕前と状況によっては自衛力が跳ね上がるだろう。

兵士処理についてだが、
あまり遠い位置で兵士を倒してしまうと経験値が拾いづらいので注意。
またSSでの兵士処理は少し控えた方がいい。
敵キャストがいない状況でもゲージの育成育成後のMP回復にはクロスドローが必要であり、またクロス線を引き直す作業もあることから、
4人兵士くらいはクロスドローで倒していった方が後の展開に好影響となりやすいだろう。
大兵士処理にも強化したSSを用意する必要はなく、ドローショットと組み合わせた処理方法で問題ない。
ただ牽制手段としてはわりと優秀なので、対キャスト火力という面でもSS強化自体は無駄にはならない。

性質上、DSやスキルを連射することはあまりなくMPが枯渇しにくいキャストのはずなので、
ミラベルにMP節約という概念は無いと思っていいかもしれない。

ちなみに無強化SSでレベル3小兵士1確レベル7大兵士1確である。覚えておこう。

味方キャストとの連携に関して:

ゲージの育成が終わり次第すぐに【ウィズユーオンバー】を使用したいので、経験値回収には気を配ってほしい。注意チャットにも念を入れてもらえると助かる。

横槍については、奥拠点が折れそうでもない限り意識的に介入する必要はあまりないだろう。
2対1はそれなりにこなせる方だと思う。


●終盤

【ウィズユーオンバー】解禁。
減衰の小さい大火力HPMPの継続回復
に加えてドローショットの射程も大幅強化され、
DSが途中で爆発して敵兵士を消し飛ばしていく。

……と、カタログスペックだけをみればとんでもないパワーキャラと化しているが、
クロスできないときの弱さは相変わらずで長めの硬直も改善されるわけではないため、やっぱり基本的な動きに変化はない。
ただ、HPの継続回復を後ろ盾に被弾覚悟でミラベル側から攻めを仕掛けることができる。
とはいえなにか明確な理由が無いかぎりは、兵士の交戦ラインを挟む立ち合いを貫くべきだろう。

ワンダースキル【ローズオブトゥルース】は、対多におけるある種の切り返し技として使える。
大幅強化されるDSの火力/攻撃性能を以て、HP回復と無敵による反撃のチャンスを活かそう。
効果時間が短いのでカウンターWSには注意。

味方キャストとの連携に関して:

2つのレーンに同時干渉することが難しいため、単独でラインを上げすぎてしまいそうなときにはレーンスイッチや護衛を送る等、判断は早めに。
また巨人処理が非常に速いため、場合によっては中央レーナーとの一時交替も視野に入るだろう。

奥まで折った後は、ファイターが2人以上の編成ならレーンスイッチした方がいい……かもしれない。元・担当のクロス線を利用できるとスマートか。



◯カスタム

兵士処理力がキャスト単体で完結するので、自由度は高め。

キッチリした計算があまり必要ないこともあり、ここでは具体的なビルドを掲載しない。
(テンプレが欲しい方は各自でお調べください。)

アシスト

低レベル始動のMP回復手段は必ず1つ入れる。専用アシストの1つ[封印されし獣の金面]も必須だ。
あとは自由
HPMP関連、ショット攻撃力、スピード、DS性能……どれを取っても有用。自分好みのカスタムを選ぼう。

スキル

【ドーンオブグロウ】と【ウィズユーオンバー】は立ち回りの根幹を成すパーツなので外せない。
あとは自由。ただ、攻守両方の手札に使える【リペルヴェール】がクセも少なめで使いやすいだろう。

マスタースキルもほぼ自由。ただキャンセルタイプは長めのDS硬直を消せるので比較的相性が良い方か。
クロスしにくい場面で強引にCDSをブチこむこともできなくはないが、制御不能に陥りやすいので注意。
ちなみに【シリウスブリンク】を使用する場合、
ドロー攻撃力を41メモリまで上げると【ドーンオブグロウ】の爆風がレベル6兵士一確になる。
なお【ドーンオブグロウ】の効果中であればクロスドロー自体も問題なく一確なので、ご安心を。



◯さいごに

有志の方はどんどん追記してください。
(追記するときは、コメント欄に編集内容をおおまかに書いていただけると助かります)





コメント
  • test -- (名無しさん) 2019-12-03 11:52:01
  • 計算ミスがあったので修正(3度目) あと表に書かれているクロスダメージの値はおおまかな目安程度の信憑性なので悪しからず -- (名無しさん) 2020-02-25 09:10:37
  • ミス・フ・タタビ -- (名無しさん) 2020-03-01 12:53:15
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最終更新:2021年03月22日 21:16