この村旧今の地より3町余北にあり。堂間と称せしという。いつの頃この地に移し村名も改めしにか詳ならず。
府城の西北に当り行程6里27町。
家数14軒、東西20間・南北1町40間。
東は一戸川に臨み三方田圃なり。
東は村際にて
寺内村に界ひ一戸川を限りとす。その村まで1町余。
西20間
上林村の界に至る。その村まで3町10間余。
南8町
木曽村の界に至る。その村は未(南南西)に当り11町。
北12町
河隅村の界に至る。その村まで18町20間余。
山川
焼山
村より亥(北北西)の方18町計にあり。
雑木多し。
一戸川
村東にあり。
河隅村の境内より来り、未申(南西)の方に流るること18町
木曽村の界に入る。
水利
堤
村より亥(北北西)の方18町にあり。折橋沢堤という。
周1町。
神社
伊勢宮
村南2町余にあり。
鳥居あり。上三宮村高村能登これを司る。
寺院
観音堂
村中にあり。
建立の年代詳ならず。
村民の持なり。
最終更新:2020年09月04日 18:43