会津郡田島組栗生沢村

陸奥国 会津郡 田島組 栗生沢(くりふさは)
大日本地誌大系第31巻 104コマ目

この村深山の奥に住して水田なく、また野猪(のじし)多く出て菜圃(さいほ)を害する。(ゆえ)に常に材木を伐出し生計とす。

府城の南に当り行程11里25町。
家数29軒、東西1町18間・南北1町40間。
東南に山を負い、西北に原野を擁す。

東1里5町下野国那須郡(もも)村の山に界ふ。
西30町本郡河島組中荒井村の山界に至る。その村は戌(西北西)に当り1里18町。
南3里余下野国塩屋郡・河島組横川村の山に界ふ。
北14町水無村の界に至る。その村まで1里2町。

山川

宇鹿嶽(うかがたけ)

俗に男鹿嶽(おかがたけ)と云う。
村南3里にあり。
頂まで1里計。
南は横川村に属し東は百村に属し峯を界とす。
雑樹(うつ)として衆峯(しゅうほう)に秀つ。

釜入山(かまのいりやま)

村より未(南南西)の方2里計にあり。
頂まで25町。
南は横川村に属し西は本郡河島組糸沢村の山に連なる。
雑木多し。

栗生沢川

村西6町計にあり。
源を宇鹿嶽より発し、諸渓これに注ぎ、戌亥(北西)の方に流るること3里余、水無村の界に入り水無川となる。
広30計。

原野

よろ窪原

村西10町計にあり。
東西1町・南北2町余。
(まぐさ)場とす。

神社

山神社

祭神 山神?
相殿 伊勢宮
鎮座 不明
村より20間寅(東北東)の方山麓にあり
鳥居あり。田島村渡部但馬が司なり。