河沼郡代田組槻橋村

陸奥国 河沼郡 代田組 槻橋(ふちくら)
大日本地誌大系第33巻 93コマ目

府城の北に当り行程33町余。
家数21軒、東西1町30間・南北1町。
四方田圃(たんぼ)なり。

東は村際にて藤倉村に界ふ。
西8町10間会津郡高久組木流村の界に至る。その村は戌(西北西)に当り8町50間余。
南17間余倉道村に界ひ金山川を限りとす。その村は辰(東南東)に当り4町20間余。
北3町藤倉村の界に至る。その村は丑(北北東)に当り1町50間余。
また申(西南西)の方51間余高久組中前田村に界ひ渠川を限りとす。その村まで3町20間余。

東に米沢裏街道あり。

昔は村の西北の方に中島という端村あり。今は本村に移す。

山川

渠川(せせなきかわ)

倉道村の境内より来り、金山川を得て西北に斜めに流るること9町余木流村の界に入る。

金山川

倉道村の境内より来り、村南を西に流るること1町余渠川に注ぐ。

大工川(たいくかわ)

村北3町にあり。
藤倉村の境内より来り、西に流るること6町木流村の界に入る。

神社

鬼渡神社

祭神 鬼渡神?
草創 不明
村中にあり。
鳥居拝殿あり。大和田村佐々木右京が司なり。

伊勢宮

祭神 伊勢宮?
相殿 腰王神
   伊勢宮 2座
   鹿島神
   諏訪神
   天神
   婆權現
   稲荷神
   熊野宮
   白山神
境内にあり。

寺院

観音堂

村中にあり。
創建の年代知らず。村民の持なり。

古蹟

清松寺跡

村南にあり。
昔密宗の道場あり。康暦の頃(1379年~1381年)宥範という僧創立すという。
今は廃して菜圃となる。