河沼郡坂下組古坂下村

陸奥国 河沼郡 坂下組 古坂下(こはんけ)
大日本地誌大系第33巻 120コマ目

寛文中(1661年~1673年)までは小坂下に作れり。

府城の西北に当り行程3里。
家数33軒、東西3町・南北1町15間。
西は坂下村に続き三方田圃(たんぼ)にて東は宮川に近し。

東2町・北1町、共に坂下村の界に至る。
南4町葉林村の界に至る。その村まで7町40間。

神社

御稷神社

祭神 御稷神?
相殿 伊勢宮 6座
熊野宮 3座
稲荷神 3座
八幡宮
諏訪神
鹿島神
白山神
大明神
姥神
御稷神
雷神
草創 不明
村東2町にあり。
鳥居幣殿拝殿あり。

神職 渡部丹波

寛文中(1661年~1673年)河内経長というもの当社の神職となり相続いて今に至る。経長は今の丹波政晴4代の祖なりという。

古蹟

館跡

村中にあり。
今民家となる。
何れの事にか渡部中務(諱と失う)という者住し、天正の初め(1573年~)荒井丹波某住し、同10年(1582年)の頃は伊藤勘解由某住せしといい伝う。




古地図

※地理院地図(明治43年測図/昭和6年修正測図)

鶴沼橋の西手から、また羽林から北に伸びる道の合流地点付近が旧・古坂下地区
最終更新:2024年04月16日 18:19
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