耶麻郡川西組相名目村

陸奥国 耶麻郡 川西組 相名目(あひなめ)
大日本地誌大系第32巻 19コマ目

府城の東北に当り行程5里。
家数7軒、東西1町・南北1町6間、四方田圃(たんぼ)にて南は湖水に傍ふ。

東32間入江村の界に至る。その村まで3町30間。
西1町45間蜂屋布村の界に至る。その村まで2町20間余。
南2町湖水を限りとす。
北1町45間廻谷地村の界に至る。その村まで4町40間余。

古蹟

御膳柳

村より未申(南西)の方4町、湖辺にあり。
田村麿将軍本洲に下向のときこの所に憩い、この柳を手折て(おく)りせられしという。




ドッコンスイ(どっこんせ)

(町史より)
この部落にはメタンガスを含む井戸があり(地方ではドッコンスイ)。昔水道もなく、平坦地のために山にも遠く、薪の代わりとして使用していた。現在は、水道プロパンの時代となり、そのほとんどが埋められてしまった。

神社

町史によると、この地区にはいくつかの神社が祭られている
[天王神社]
相殿二座、稲荷神、幸神
[若木神社]
祭神:少彦名命
祭日:旧七月一六日
[疱瘡神]
壱社  和合院
[地蔵堂]
本尊:愛宕地蔵尊 名の通り火難除けの地蔵尊である。
堂内に如意輪観音が安置、村に観音講の集まりがある。猪苗代三十三観音十八番札所
最終更新:2025年07月22日 21:24