府城の東北に当り行程5里。
家数7軒、東西1町・南北1町6間、四方田圃にて南は湖水に傍ふ。
東32間
入江村の界に至る。その村まで3町30間。
西1町45間
蜂屋布村の界に至る。その村まで2町20間余。
南2町湖水を限りとす。
北1町45間
廻谷地村の界に至る。その村まで4町40間余。
古蹟
御膳柳
村より未申(南西)の方4町、湖辺にあり。
田村麿将軍本洲に下向のときこの所に憩い、この柳を手折て餉りせられしという。
ドッコンスイ(どっこんせ)
(町史より)
この部落にはメタンガスを含む井戸があり(地方ではドッコンスイ)。昔水道もなく、平坦地のために山にも遠く、薪の代わりとして使用していた。現在は、水道プロパンの時代となり、そのほとんどが埋められてしまった。
神社
町史によると、この地区にはいくつかの神社が祭られている
[天王神社]
相殿二座、稲荷神、幸神
[若木神社]
祭神:少彦名命
祭日:旧七月一六日
[疱瘡神]
壱社 和合院
[地蔵堂]
本尊:愛宕地蔵尊 名の通り火難除けの地蔵尊である。
堂内に如意輪観音が安置、村に観音講の集まりがある。猪苗代三十三観音十八番札所
最終更新:2025年07月22日 21:24