耶麻郡川西組桜川村

陸奥国 耶麻郡 川西組 桜川(さくらかは)
大日本地誌大系第32巻 22コマ目

桜川の浜に住せる(ゆえ)名とす。

府城の東北に当り行程3里29町。
家数8軒、東西20間・南北1町30間。
西北に山を擁し東南田畠なり。

東2町余・北40間、共に行津村に界ひ桜川を限りとす。その村は丑(北北東)に当り1町。
西13町布藤村の山界に至る。
南3町西窪村の界に至る。その村まで5町。

山川

桜川

村より丑寅(北東)の方1町余にあり。
行津・桜川両村の養水の末合してこの川となり、南に流るること5町西窪村の界に入る。
広3間。

原野

秣場

村西7町計、山中にあり。
東西1町・南北2町。

神社

諏訪神社

祭神 諏訪神?
相殿 伊勢宮
創建 不明
村南にあり。
鳥居あり。三城潟村佐野壱岐これを司る。




余談。
※地理院地図(明治41年測図/昭和6年修正)

桜川が確認できませんでした。昔の地図には行津と桜川の間に川が流れていた事が確認できます。現在、行津地区の神社横から繋がる水路はあるのですが、これが旧桜川となるのかもしれません。これも磐越自動車道設置の影響でしょうか?
なお、今桜川地区の東北(行津地区の東、行津車屋橋の下)を流れているのは高橋川といいます。
最終更新:2020年06月24日 19:32
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