耶麻郡熊倉組下勝村

陸奥国 耶麻郡 熊倉組 下勝(しもすくれ)
大日本地誌大系第32巻 77コマ目

府城の北に当り行程4里8町。
家数4軒、東西1町38間・南北1町4間。
また丑寅(北東)の方2町30間に1区あり。家数3軒、東西30間・南北38間、西新田(にししんでん)という。
共に四方田圃(たんぼ)なり。

東5町11間・南1町55間、共に堂畠村の界に至る。その村は南に当り2町50間余。
西1町・北50間、共に上高額村の界に至る。その村は戌亥(北西)に当り9町20間。
また
未申(南西)の方45間下高額村の界に至る。その村まで4町余。

端村

五輪原(こりんがはら)

本村より亥(北北西)の方3町50間にあり。
家数2軒、東西57間・南北49間。
四方田圃なり。

清水尻(しみつしり)

本村より丑(北北東)の方2町50間余にあり。
家数3軒、東西1町・南北53間。
四方田圃なり。

古蹟

館跡

村西にあり。
東西32間・南北51間。
何の頃にか大原伊賀守某という者居るという。
菜圃(さいほ)となる。
その子孫とて今にあれども来由詳ならず。


最終更新:2020年07月17日 15:19