登録日:2011/12/25 Sun 11:51:38
更新日:2025/04/12 Sat 20:24:20
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ひょっとしたらあの光、チェーンの言っていた、サイコフレームの光か…?
ジムⅢ
GM Ⅲ
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マ.ム i|L_ il / /ニニ|
マ.ムir〈_.-―ヽィi / /.ニ.ニ|
マィ厂',_o / ,-マ_ / /ニニ/´
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/_>。≦≧>。,_i8i__ |_,.|8i__.rュ‐マ〉‐'"´ \\ヽ
/ `"‐。,`マ,.。-.イrニ二ニ/ィ |_|// / /r.〉
マ ∨: : : ヽ==' ": : : : :,.仏 / /〈/
マ /__/ ̄ ̄ > __ イ ム -<´_,。>':`i/
マ>。ムfニニ|__/ム.ニニニ | i: : L>-r< ' ヽ.__i
`|_ ムニニli.;:;:;:;i: : ヽニニ.イ-<_,lム ,〉 ム
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/ヽ_>==〉-i.;:;:;:;.i: : i´ i>〈__.:|' ト._/ ̄ム
/ .,_ /,.=ム-ム二ヽ./――'―┬マ:ム i _,.i.,_∧
/ //  ̄ | T ´i .l ̄ ̄ ̄ i .| マム i´ i i
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〈_ /マ .| i | i. i i―〉 i .i i
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弋>‐イツ.i `ヽ_〉--ヽ-ム>'´ ', i Yイ/ /
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/-/‐ム | .i i ∨--仏-, | __
/ / ムz┤ i ,i ', i ム | i ヽ\
〈_ ヽ __ムイz, i ./ 〈z≦マ-ム r‐マ ヽム
マヾ ――ム iマi_,.-〈入 f', _,.〉マ 弋 'i マム
マム /`il.:/ fィi:}.:} マ', マ | マ i ム
マム / ,i_|_廴ニイ/ |ム マ | i ム
| i Y / ム i ムz='"ヘ マ i/ム
マム | _/ ̄ ̄ヽ_| マム マヽ ム マ- '"´ i i
〉-ム | / マム マ>-ム マ /,\i
i マ.,\_.ハ / マムマ イム マ´/〉ヽi
弋 i"´ i マ ム マi.マ_〉r' ヾ/.:.:./
マ i マ_,.イ | マ`´ マヾ/
/ / f | i マム
ヾク ./ `i _/ i r‐ヽ マム
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【性能諸元】
型式番号 |
RGM-86R(宇宙用) RGM-86G(地上用) |
所属 |
地球連邦軍 エゥーゴ カラバ ネオ・ジオン軍(鹵獲機) 他 |
開発 |
地球連邦軍 カラバ |
生産形態 |
量産機 |
頭頂高 |
18.0m |
本体重量 |
38.6t |
全備重量 |
56.2t |
出力 |
1,560kw |
スラスター推力 |
20,300kg ×4 |
総推力 |
81,200kg |
センサー有効半径 |
10,900m |
装甲材質 |
チタン合金セラミック複合材(一部ガンダリウム合金) |
武装 |
60mmバルカン砲 ×2門 ビームサーベル ×2 ビームライフル 肩部ミサイルポッド ×2基 腰部大型ミサイルランチャー ×2基 シールド ビームジャベリン 他 |
主なパイロット |
地球連邦軍一般兵 エゥーゴ一般兵 カラバ一般兵 ダカール守備隊 トリントン基地一般兵 ネオ・ジオン一般兵 ドゥーエ・イスナーン ダニー・セケンド ガイウス・ゼメラ ボッシュ・ウェラー エスター・マッキャンベル アイリス・アリスン ヨーン・ユルヤナ 他 |
【機体解説】
グリプス戦役終盤から終結後にかけて配備が進められた地球連邦軍の主力MS。
型式番号は基本的に「RGM-86R」が用いられるが、一部の媒体では地上用を「RGM-86G」とするものもある。
ジムのマイナーチェンジ機であった
ジムⅡの
後継機である。
次世代機の
ジェガンがジムシリーズと
ネモの混血であるので、ジムの直系としては最後の機体となる。
本機の立ち位置については長らく「基本は残ったジムⅡを改修、新造機についてはヌーベル・ジムⅢとして区分」という事になっていたが、
近年の資料では「素のジムⅢも新規生産機、一部ジムⅡからの改修機もある」という形になっている。
グリプス戦役の終結後、
ティターンズの崩壊によって彼らが主導していた兵器開発が軒並み中止かストップ、エゥーゴやティターンズに比べて旧態然としたMSが主力の連邦正規軍はこれを憂慮したが、代わりを探そうにもエゥーゴにおいてジム相当の主力MSの役割を果たしていた
ネモも、拡張性の低さやコスト問題(装甲が全てガンダリウム合金)から主力としての運用には難のある機種であった。
そこで、正規の主力量産機(=
ジェガン)開発までの繋ぎの延命策としてジムⅡをベースとした改修計画
「GMⅢ計画」が推進された。
開発に関しては不明瞭な点も多く、
- カラバによる単独、またはカラバとアナハイム社の共同開発した機体を、組織統合後に連邦正規軍でも採用した
- 最初から連邦軍も関わっていて、正規軍、エゥーゴ&カラバと平行して運用されていた
という二つの説があり、あまり明確にはされていない。
GMⅢ計画そのものはグリプス戦役半ばにはかなり進められていたようで、
- ハイザックやジムⅡに物足りなさを感じた為にその代替機として発案された
- 不採用とされたパーツが反ティターンズ組織に流される
- グリプス戦役末期にはジムⅡから機種転換した正規軍の部隊が現場に復帰する
- ペズンの反乱事件(グリプス戦役末期~第一次ネオ・ジオン抗争序盤と同時期)の際に複数の勢力で大規模なジムⅢの部隊が編成されている
など、ティターンズの壊滅直前には実機の配備が始まっており、ティターンズ崩壊後に慌てて始められた計画ではないと思われる。
その設計には
ガンダムMk-Ⅱや
バーザムの技術が応用されていて、機体の3割強はMk-Ⅱと同じパーツが使用されている。
腕・脚部の部分的なムーバブルフレーム化や装甲材質及びセンサーの大幅強化など、全体的に性能は飛躍的に上昇した。
特にバックパックはMk-Ⅱの物の量産タイプで、ジムⅡに比べて総推力は1.3倍以上、推力重量比は1.05から1.44へと大きく増加している。
なんとカタログスペック上は
リック・ディアスや
百式、
マラサイ、そしてガンダムMk-Ⅱとほぼ同等の性能を発揮できる。
アビオニクスや制御系には旧ジオン系の技術を取り入れており、頭部も新型に交換されている。
なおMk-Ⅱと違い腕部・手部エネルギー供給回路は堅持しており、
ビーム系武装に専用装備以外使えないという事も無くなっている。
このように従来のジムタイプの設計から大きく手が入っており、「改修によるバージョンアップ」といっても手足・頭部・バックパックの総取り替えになるので、とても安価・簡便にとはいかなかったであろう。
但し、中心となる胴体部分(胸部・腹部・腰部)はジムⅡからほとんど変わっていない。
『A.O.Z.Ee-BOOT』ではジム改ベースのジムⅡから更に改造されたと思しきジムⅢが僅かながら系譜図に描かれている。
ジムシリーズ譲りの汎用性の高さはもちろん引き継がれているが、本機は各部にラッチを設ける事でオプションの外装化を図っている。
これによって、多種多様なミサイルランチャーを増設して支援MSとして運用したり、
Gディフェンサーを装備して戦力を底上げしたりする事も可能になった。
かつての様にわざわざ
砲撃支援型や
高機動重装型といったカスタム機種を製造せずとも、オプション換装によって一機種のみで様々な用途・任務に対応可能となり、多様性が高められた設計であると言える。
これらのオプションは
パージが可能なので、撃ち切ってもデッドウエイトにはならない優れ物。
スタークジェガンはこの部分を参考に開発された。
総合的な性能はガンダムMk-Ⅱに匹敵するとされ、火力を始めとした性能が飛躍的に上昇していった
ネオ・ジオンの高性能MS(
ガルスJ、
ズサ、
ドライセン等)とも互角以上に戦えるだけの性能を発揮できた。
量産機として必要十分な性能と、量産機たるに相応しいコストや整備性を備えた、「優秀な主力量産機」と呼べる立派な「ジム」である。
またジェガンの配備が進んでもジムⅢが全て廃棄された訳ではなく、
数十年後まで長期間にわたって運用されている。
配備から五年後の
第2次ネオ・ジオン抗争時にもまだまだ現役であり、
νガンダム達と共に落下するアクシズを支えた。
地球の危機に、典型的なジム顔・ジム型のMSが最新鋭のガンダムのもとへと駆け付けた熱い場面である。
それから更に三年後の
宇宙世紀0096年『
ガンダムUC』にも登場。若干ヌーベル・ジムⅢに近いデザインになっている(理由は後述)。
ラプラス戦争時にもいまだ現役であり、補給艦の護衛を担当したロンド・ベル隊に所属するジェガンのシールドを装備した機体や、
ネモやジムⅡ等と共に抵抗しているダカール防衛隊所属のビームジャベリンを装備したエゥーゴカラーの機体、
トリントン基地所属のデザートカラーの機体が確認されている。
装備更新が後回しにされていると思しきダカールやトリントン基地等の辺境地域では、指折りの性能と整備性を誇るジムⅢは、主に指揮官用の機体として活躍し
ジオン残党軍に抵抗していた。
やられ役に徹していたジムⅡやネモと違って一定の見せ場はあり、ボロッカスにやられる連邦軍の一般機の中でもまだ優遇されていた方ではあった。
とか言ってたら
ボッシュ・ウェラー専用機の販促動画にて
ギラ・ドーガ3機に対して無双するシーンが描かれた。非常にかっこいいのでジムⅢファンは必見である。
その後宇宙世紀も110年代にも達すると流石に旧式化著しく、ホビーMS・作業用モビルワーカー(MW)として軍から民間へと放出されて傭兵などで運用されていた。
カラーリングは、連邦軍所属機は赤基調のジムカラー、エゥーゴ及びカラバの所属機はエゥーゴ所属のジムⅡと同様の緑基調。
……だったはずなのだが、上述の一連の映像作品において、連邦軍に所属するはずの機体もなぜかエゥーゴカラーで登場している。
どうも連邦カラーの機体はあまり出回らなかったらしく、エゥーゴ・カラバが合流した後もそのまま使用していたようである。
そんな訳で連邦カラーは一部の
ゲームにしか登場しておらず、ほぼ死に設定となっていた。
しかし
プラモデル「ボッシュ専用機」が「エンブレムを貼らないことで連邦軍所属機カラーになる」ということで少しだけ拾われた。
この他、地上基地に配備されたブラウン系のデザートカラー、サラミス改級デルフォイ所属のブルーパープル+ホワイト、ネオ・ジオンに鹵獲された機体のダークグリーン、傭兵部隊GBGのブラックなど様々なカラーパターンに恵まれている。
ヌーベル・ジムⅢ
NOUVEL GM Ⅲ
【性能諸元】
型式番号 |
RGM-86R |
所属 |
地球連邦軍 エゥーゴ カラバ エイノー艦隊 エアーズ市民軍 他 |
開発 |
地球連邦軍 カラバ |
生産形態 |
量産機 |
頭頂高 |
18.42m |
本体重量 |
42.30t |
全備重量 |
68.22t |
出力 |
1,620kw |
スラスター推力 |
20,300kg ×4 |
総推力 |
81,200kg |
センサー有効半径 |
10,900m |
装甲材質 |
チタン合金セラミック複合材(一部ガンダリウム合金) |
武装 |
60mmバルカン砲 ×2門 ビームサーベル ×2 ビームライフル 肩部ミサイルポッド ×2基 腰部大型ミサイルランチャー ×2基 シールド 他 |
主なパイロット |
地球連邦軍一般兵 エゥーゴ一般兵 カラバ一般兵 エアーズ市民義勇兵 レックス・ファビオ 他 |
【機体解説】
先述した通り、ヌーベル・ジムⅢとはジムⅢの新規に設定・生産された機体を指す。
ちなみに「ヌーベル」とはフランス語で「新しい」という意味。
主に『
ガンダム・センチネル』に登場した。
こちらはガンダムMk-Ⅱのパーツが改修型のジムⅢより多く使用されており、ジェネレーターも更に強力な物に換装されている。
改修型との差異は
- 頭部を新規設計の物に変更、バルカン砲の装弾数増加・センサー強化を図る
- 前腕部など一部パーツや武装をガンダムMk-Ⅱから流用
- ジェネレーターの高出力化
- 出力アップに伴い胸部ダクトを4基に倍増、コックピットハッチの装甲も強化
- フロントアーマーに出力強化システム・ユニット(ガンダムのヘリウムコアの改良型)を装着
- アンクルアーマー後端にフィールドモータ・アンプリファイアを装着
等々が挙げられる。
この強化により、性能的にはよりガンダムMk-Ⅱに近づき、簡易量産型と呼ぶべき物となっている。
また既存の
ミサイル類に加えて、
ビームライフルなどの携行火器もMk-Ⅱの物を流用したことで不安のあった継戦能力が改善された。
新規設計の頭部や4基に増えたダクト等によってマッシブになった体型が特徴的なので、一見すると改修型と同じとは思えない機体に見えるが、追加されたパーツを外すと頭部と腕部以外は改修型とあまり変わらなかったりする。
バーザムやバーザム改が「ガンダムMk-Ⅱの設計を流用して開発された量産機」であるのに対してジムⅢは「既存の量産機にMk-Ⅱの技術を投入した改修機」という真逆のアプローチである。
ティターンズやニューディサイズの壊滅に伴って歴史の影に埋もれていったバーザム系に比べてヌーベル・ジムⅢは少数ながらもジェガン採用まで生産が続けられ、バーザムとは好対象の機体に仕上がっている。
しかし、大きく強化されたぶんコストも高騰したために改修型に比べて生産機数は多くなく、後期生産型はジェネレーターをネモの物に換装した廉価版となっていたが、結局ジェガンの登場によって配備は限定的になってしまった。
ネモの後継機として主にルナツーなどの宇宙基地に配備されていたとされ、ペズンの反乱時においては討伐部隊の主力として連邦軍と、ニューディサイズに寝返ったエイノー艦隊、ニューディサイズに協力する月面・エアーズ市の義勇軍で使用され、同型が敵味方に分かれて戦った。
メタな視点でも『ガンダム・センチネル』の権利の都合で映像作品への登場や、
プラモデルの発売などは無い悲劇の機体でもある。
いちおう、
漫画作品『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』にも登場しているぶん、他のマイナー機よりは救いはある方だろう。
【武装】
連邦軍系MSお家芸の頭部に2基設けられたバルカン砲。
コンピューターの関係で外装式にせざるを得なかったガンダムMk-Ⅱとは異なり頭部内装式に戻されている。
ヌーベル・ジムⅢは頭部が新規設計で拡張されている為、装弾数が増加された。
ジム系やネモ系が幅広く使用していたBOWA BR-S-85-C2タイプと同じデザインだが、ジムⅢの物は改良されて百式並みに出力強化(1.9MW→2.8MW)と軽量化が図られている。
但し仕様は内蔵E-CAP方式のままなので、出力が高いとはいえEパック方式に比べて継戦能力には問題がある。
後にフォアグリップをスティック型のEパックに変更した改造型も開発されたが、あまり製造数が多くなかったらしく普及には至らなかった。
とはいえ完全に出回らなかった訳ではなかったようで、取り回しの良さからスタークジェガンがこのEパック式に改造したライフルを装備したケースも見られた。
ヌーベル・ジムⅢはガンダムMk-Ⅱと同型のXBR-M-86型ビームライフルを装備。
これにより火力の底上げと継戦能力の向上に成功した。
この他、ジェガンのビームライフルやGディフェンサーのロングライフルなども問題なく使用可能。
バックパックに合わせ、こちらもMk-Ⅱと同型の物(角柱型グリップ)を2本装備。
但しビーム発振器はMk-Ⅱ用のやや特殊な機構ではなく一般的な量産品を用いており、誤差程度ではあるが出力が低下している。
両肩用の増設ミサイルランチャー。
火力重視の中型ミサイル4発を搭載したノーマルミサイルポッドと、制圧力重視の小型ミサイル15発を内蔵したオプションミサイルポッドの2種類が用意されていた。
両腰に増設可能なミサイルランチャー。
こちらはよりネオ・ジオンの重MSとの戦闘を想定した大型の高性能ミサイルが1基あたり2発、合計4発装備されている。
ミサイルには4枚の高機動プレートとマルチシーカーが備わっており、ミノフスキー粒子の影響下でも長射程で高い誘導能力を発揮し、重MSも一撃で破壊する威力を誇る。
ヌーベルの方の設定画によれば、サイドスカートのランチャーを用いずともコネクタを介してバックパック上部に直付けする事も可能らしい。
初代ジムから変わらないデザインのルナ・チタニウム合金製シールド。
ジムⅡの物の改良型で、軽量化しつつ耐ビームコーティング剤の改善などが図られている。
ヌーベル・ジムⅢはガンダムMk-Ⅱと同型のRX・M-Sh-VT/S-0001型シールドを、ロンド・ベル隊の
アイリッシュ級戦艦オアシス所属機はジェガンのシールドを装備していたので連邦規格の物なら大体は使えるようだ。
『UC』に登場したダカール防衛隊の機体が使用。
ダカールを襲撃したジオン残党のMSを市街地で爆発させずに撃破するために持ち出したものと思われる。
これ自体はガンダムの時の様な伸縮機能の無い量産モデルであるらしい。
なお、バックパックのホルダーに自前のビームサーベルが2本とも付いたままで、かつビームジャベリンのグリップは角柱型ではなく円筒型なので、明確に標準武装ではなくオプション武装である事が分かる。
この他にも、連邦軍規格のMS用火器は概ね使用できると思われる。
【ジムⅢのバリエーション】
ジムⅢ G型
ジムⅢから宇宙戦用装備を廃した陸戦仕様機。
外見は通常と全く同じ。
カラバ時代のボッシュは本機に搭乗して戦果を挙げたという。
早期警戒型ジムⅢ
PCゲーム『機動戦士ガンダム リターン・オブ・ジオン』に登場した早期警戒型。
強力な索敵システムを積んだバックパックと後方支援用のミサイルを搭載している。
が、ジム改ベースの「
ジム索敵型」と同じく、コストの問題で生産数は少ない。
EWAC-ジムⅢ
こちらはPCゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスド・オペレーション』に登場。
コンセプトは早期警戒型と同じ。
ジムⅢ 陸戦用重装型
漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場。
フロントアーマーが大型化し、両肩部のミサイルポッドも形状が変わっている。
ジムⅢ・ディフェンサー
フォトストーリー作品『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者 審判のメイス』に登場。
ジムⅢに
Gディフェンサーを
合体させたもの。
同様の試みはネモでも行われたが、ジムⅢはバックパックがMk-Ⅱとほぼ同型なので改修なしにそのまま合体できる。
『A.O.Z.RE-BOOT』の系譜図を見るにミサイルポッド類の併用も可能な模様(可動域は狭まるだろうが)。
全体的な仕様はスーパーガンダムと同様だが、緊急脱出用にGディフェンサーのコア・ファイターを合体させたまま運用した例も見られた。
性能の向上は著しいが、Mk-Ⅱと違って最初から合体状態で運用しているため、唯でさえ狭い
サラミス改の母艦の格納スペースが余計に圧迫されてしまう。
作中ではサラミス改級デルフォイのガンダム[グリンブルスティ]に随伴出来るMSとして2機が配備。
デルフォイのMS部隊長エスター・マッキャンベルと本作ヒロインのアイリス・アリスンがパイロットを務め、ネオ・ジオン残党と反連邦テロ組織カメラードの起こした「審判のメイス」作戦の阻止に尽力した。
漫画版では主人公のヨーン・ユルヤナも搭乗、ガンダムチーム……に偽装した
宇宙海賊のパチモンガンダムチームと戦った。
ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ大尉機)
ギャプランに乗り換えてからはしばらく出番が無かったが、
宇宙に上がってからは頭部とバックパック、武装を
ジェガン系の物にアップデートした
「ジム・ナイトシーカー(宇宙仕様)」として部隊に再配備された。
中でもヴァースキ専用機の仕様は他の隊員機と異なり、バルカンポッドがマーカーポッドと組み合わせたものになっていて、ライフルも後のM型・R型の試作品を用い、腕部にもR型に近い仕様の連装グレネードランチャーを備える。
後にシャアとの戦闘で大破し、ヤザンはゴップが調達した専用ガンダムMk-Ⅱに乗り換えることになる。
なお、ジムⅢがベースなのに型式番号が「RGM-86RV」でないのは、
「グリプス戦役(大規模な内乱)後の特務の任務上、時に味方のIFFすら欺瞞しなければならないためにあえて型式番号の登録をしなかった」と推察されている。
ジムⅢ・パワード
GM Ⅲ POWERED
型式番号 |
RGM-86RF |
頭頂高 |
18.6m |
全備重量 |
64.6t |
出力 |
1,560kw |
装甲材質 |
チタン合金+一部ガンダリウム合金 |
武装 |
頭部バルカン ×2 ビームサーベル ×2 ビームライフル シールド 腰部高性能2連ミサイルランチャー |
主なパイロット |
ウバルド・モリーナ |
漫画『機動戦士MOONガンダム』に登場。
ロンド・ベル隊所属の
クラップ級巡洋艦ラー・ギルスに配備されたベテラン向けの改修機。
無重力下での白兵戦を主体としており、頭部には耐弾性の強化を兼ねた複合センサー搭載のバイザーユニット、胴体には耐ビームコーティング仕様の増加装甲、両肩には推力を強化した増加ショルダースラスターを追加した。
上半身を重点にした改造から「パワード」の名が付けられたという。
ちなみに名前の・(中黒)はあったりなかったり表記が安定しない。
パイロットはラー・ギルスMS部隊隊長のウバルド・モリーナ。
「P(パパ) 001」のコールサインで呼ばれる。
なお、部下4人の乗機(P 002~P 005)は普通のジムⅢだが、カラーリングが暗めの赤とグレーのツートンで、左肩がそれぞれのパーソナルカラーで塗装されているという特徴的なものになっている。
当然、
赤いのもいる(但し、
暗い赤なのに左肩だが)。
ジムⅢパワードFA〈ブルドッグ〉
GM Ⅲ POWERED FULL ARMOR〈Bulldog〉
型式番号 |
RGM-86RF・FA |
頭頂高 |
18.8m |
全備重量 |
77.1t |
出力 |
1,560kw |
装甲材質 |
チタン合金+一部ガンダリウム合金 |
武装 |
ダブル・ビームライフル ダブル・ビームサーベル 背部ビームキャノン 胸部内蔵ミサイルランチャー |
主なパイロット |
ウバルド・モリーナ |
重装甲・重火力パーツを装着したジムⅢパワード。
ラー・ギルスにおける最終兵器という位置付けで、その外観から
ブルドッグ
の愛称を付けられた。
系統としては連邦軍の
FSWS計画の流れを組む、即ちフルアーマーガンダムの発展形。
武装の配置も似ているが、こちらは防御力よりも「打ち負けない」事をコンセプトに置いて火力、防御力、機動力を強化している。
元々増加装甲の研究は連邦軍のニュータイプ部隊用に推進され、耐実体弾用の装備として発展していたが、グリプス戦役頃にもなればビーム兵器の普及によってアドバンテージが見込めなくなり開発が停滞していた経緯がある。
そこに耐ビームコーティング技術の向上が加わる事で再注目され、当機の開発につながった。
だが、この装備を使うパイロットの練度を込みで考えたら普通のジムⅢを2機用意した方がより戦力になると判断されたためにあまり多くは生産されなかった様子。
なお、増加装甲自体は汎用増設装備のためノーマルのジムⅢにも装着可能。
GMⅢ BEAM MASTER
ジムⅢ(GBG所属機)
本来のジムⅢは物語の舞台である宇宙世紀0112年では旧式もいいところだが、これらの機体には装甲、アビオニクス、ジェネレーター、スラスター等にジェガンJ型クラスの最新機材が用いられるなどかなり手を加えられており、グスタフ・カールはおろか、次世代MSで機動性に天地程の差があるへビーガンをも圧倒する性能を持つ。
傭兵らしく装備はガンダムMk-Ⅱのものだったりジェガン系だったりとバラバラで、所属機も改修型ジムⅢとヌーベル・ジムⅢの混成となっている。
内1機は改修型にフルアーマーガンダムの増加装甲を纏っていた。
ランデッガー重工のCEOであるオイエル・ランデッガーに雇われて第13実験船団チームBを襲撃、F902号機がオイエルの乗るMSティグリスと一騎打ちとなるように仕向けた。
フルアーマー・ジムⅢ
こちらもGBGが運用していた機体で、ブルドッグとはまた別のフルアーマータイプ。
こちらは連邦軍が制式に開発したものではなく、ニュータイプに興味を持つ何処かの団体がGBGに貸与したもの。
見た目はほぼフルアーマーガンダムの増加装甲を装備したジムⅢ(若干だが腰部装甲の形状が異なる)だが、やはり中身は別物と思われる。
ジムⅢエウリュアレ
型式番号 |
RGM-86RN |
頭頂高 |
18.8m |
重量 |
87.7t |
武装 |
60mmバルカン砲 ×2門 有線ビット ×10基 |
主なパイロット |
マトリカ・ヴィカラ |
ジムⅢを素体に有線式
ビットを搭載した改造機。
祖型となったのはなんとあのどマイナー企画『MSV90』に登場したNT専用プロトタイプガンダムで、頭部とカラーリング以外はそのまんまな姿をしている。
ジオン共和国の解体後に流出したムラサメ研の技術を用いて開発されているが、何者によるものかは不明である。
少なくともサイコミュ系にアクシズの技術者が係わった形跡があるらしい。
『F90 FastestFormula』においては、これもGBGに貸与されて「傭兵による独自改修」という体でデータ収集を行っていたようだ。
エウリュアレ改
ホビー・作業用に払い下げられたジムⅢに闇ルートで流通したエウリュアレへの改造パーツを組み込んだ、言わば「量産型エウリュアレ」。
外見はエウリュアレと同じだが、常人でも扱えるようにサイコミュが準サイコミュに変更されている。
各自治コロニーの防衛軍などに出回ったらしく、この機体の登場で準サイコミュの見直しがされたとされ、後のベスパが有線
オールレンジ攻撃を研究する一因になったという。
ヌーベル・ジムⅢ 後期生産型
呼んで字の如くヌーベル・ジムⅢの後期生産型。
先述したようにジェネレーターをネモと同型の物に変更してコストを抑えているが、結局生産数は伸びなかった。
しかし、一部の部隊ではジェガンの制式採用後も主力として運用され、第二次ネオ・ジオン抗争頃まで第一線で活動していたという。
ボッシュ・ウェラー専用機
ロンド・ベル隊の隊員にしてカラバ以来のアムロの部下である
ボッシュ・ウェラー少尉の専用機。
見た目は連邦カラーのジムⅢで、一般機との違いは彼のパーソナルマークと階級章が描かれている程度。
カラバ時代に搭乗していたG型を改修したもので、既にロートルであったがボッシュ個人のツテでアナハイム社から試作パーツを入手して「強襲用MS」としてカスタマイズしている。
カラバの頃からの長い付き合いだったが、5thルナ攻防戦でギュネイの
ヤクト・ドーガに撃墜され、以降はジェガンに乗り換えたとされる。
ちなみに60歳になったボッシュは
ロンド・ベルでの戦いを部下達に語る好々爺となっているが、その際の決まり文句が「ジムⅢに乗ってアムロさんと共に戦った」というものである。
彼は後にジェガンにも乗るのだがそれを差し置いてジムⅢ搭乗を優先して語る辺り、この機体を割りと気に入ってたのだと思われる。
【ゲーム等での扱い】
ジムⅡに比べ圧倒的に出番が多い。
特徴に乏しいジムⅡに対し、ジムⅢは「特徴的な外見」「外付けのミサイル装備」「0088年における連邦の唯一の量産機代表みたいなポジション」と見所が多いためか、昔のガンダムゲームではジムⅡを差し置いて登場する事も多かった。
アクション系のゲームによってはミサイルの連射が強力だったりと侮れない機体になっている事も多い。
機体性能もジムⅡ(ゲームにいれば)より一回り強くなっているのがステータスの数値で実感でき、ネオ・ジオンのMSと渡り合えるというのも伊達ではない能力をしている。
特に「ガチャポン戦士4 ニュータイプストーリー」ではあろうことかジェガンより強い。
なお、ヌーベル・ジムⅢの方は版権の問題もあってか、ゲームでも目にすることは稀である。
ドライセン等のMSに比べれば半歩譲る物の、盾を装備し多段ヒットのミサイルがあるため頑張れば戦力になる。
ゲームによっては出ないときは出ないが、出ればそれなりに活躍する機体となっている。
ジムⅡを飛び越えて旧ウインキー時代に参戦しており、
Fの序盤では「主役級のMSが不在なので」「ミサイルランチャーがビーム軽減効果を持つ敵に有効なので」といった具合で使用される。
但し終盤で宇宙に上がる際にパイロットがいないと勝手に廃棄され、代わりに資金になる。使い続けたいなら誰か乗せよう。
特に
第4次Sでは廃棄されず地形適応がガンダムMk-Ⅱより優れているので、序盤では結構活躍する。
もっとも第4次、特に
F完結編は後半の難易度が
鬼畜なので、フル改造しても反応値が真っ赤で打たれ弱い本機が活躍することはまずないが。
ついでに戦闘アニメがぬるぬる動くようになった
αシリーズ以降まったく音沙汰がなくなった…。
「脅威」から参戦。
ネモ以上ジェガン未満の性能を持ち、生産性がほどほどにいい量産機。
性能はクリアまで十分戦える物を持っており、うまく運用すれば
ギラ・ドーガとも正面から戦える。
ゲーム的にジェガンが量産できる程にゲームが長引く事は少ないので、本機が連邦系での最終量産機になる事も多い。
ジムⅡから改造でアップグレードできるので、同機が残っていると即戦力となる。
通常のA装備とミサイルポッドを装備したB装備があり、ミサイルでは射程2の間接攻撃ができる。前線での間接要員不足や、損傷した部隊をB装備にして援護に用いるなどの柔軟な運用ができる。
機動戦士ガンダムバトルオペレーション2
関連機体が多数参戦している。
ジムⅢは地上適性持ちの400コスト汎用。各基本性能は平均レベルにまとめられておりこれと言って強みも弱みもない。
即よろけ武装がヒート率90%の主兵装と単発かつ弾速の遅い腰部ミサイルしかないのでよろけを取る手段がやや低め。肩部ミサイルは昔のバルカンよりは幾分マシな追撃武装。
総じて器用貧乏な機体で、基本的なことは一応できるけど何か今ひとつ足りないと言う
典型的な400コスト汎用の一つ。
プレイヤーの間では流石に型落ち感が出ているのだが20年7月以降毎月行われるバランス調整に一度も引っかかった事がなく、戦績も未公開。
ジムⅢ[近接戦仕様]は地上適性持ちの450コスト強襲。イメージとしてはガンダムUC4巻冒頭のダカールで
ジュアッグにジャベリンを突き刺した機体。
ミサイル類を取っ払って控えめになった耐久性と壊滅的な射撃戦能力と引き換えに、優秀な足回りといわゆるチャージ格闘となるヘビーアタック及び応用が効く2種格闘を獲得し、
何かと
システム頼りが多かった同コスト帯強襲環境においてシステムに頼らずとも動ける立ち位置を確立した。
ただし格闘特化強襲と言う意味では
シルバーヘイズ改と運用が丸被りで、強化調整後のあちらの方がランサーの使い勝手が数段上。
こちらは運用の難しいヘビーアタックが拠り所になってしまっている。
ジムⅢパワードは宇宙適正持ちの450コスト汎用。主兵装が相変わらずヒート率90%で使いづらいが、体格の割に耐久性能が非常に高い。
タックル関連のスキルが盛りに盛られたゴリゴリのインファイターながら、地味に副兵装でジム・ライフルを持つ。
実装当初は格闘連撃を持たないこと等から控えめな評価だったが、インフレ気味な同コスト強襲をタックルで無理矢理止めやすい事から評価が向上し、
ガルバルディβ、
ジェダと共に同コスト汎用御三家の地位を獲得した。
流石に23年後半以降は射撃汎用が増えて環境的には向かい風が強くなってきたが、近接主体マップでは未だ現役。
ジムⅢパワードFAは宇宙適性持ちの500コスト支援。主兵装は専用2連ビームライフルに変わり、更に豊富な副兵装により射撃能力は上がった。
以前は武装が多いだけでパワー不足な射撃能力と環境に噛み合わない半端な格闘能力が目立つ機体だったが、
24年4月に強化調整を受け実弾兵装を中心に個性化が付けられて射撃能力が向上した。
とは言え全8種の兵装を適宜切り替えないと性能を発揮できないのでかなり運用難易度は高い。
ジム・ナイトシーカー(V)は地上適性持ちの500コスト強襲。通称「鹿5」「鹿V」。
主兵装は即撃ち即よろけだが元が400コスト向けでパワー不足なジムⅢ用BRと、付属ビームサーベルが付くが射撃時静止が必要なフェダーイン・ライフル[先行型]から選択。
ステルススキルを持ちレーダーの死角から奇襲が可能。相手汎用の隙をついて3種~4種格闘を絡めた必殺コンボで
支援機を落とす機体。
一方でステルススキルはチームプレイとして考えると連携難易度が高く、後述の主兵装がより使いやすい宇宙戦仕様の方が人気。
そもそもステルススキル持ちは基本性能が同コスト同カテゴリから落とされる傾向にあり本機もその例内だったが、23年9月の調整で攻撃性能はむしろ高いほうになった。
ジム・NS[宇宙戦仕様](V)は宇宙適正持ちの500コスト強襲。ジェガンぽい見た目から「ジェシカ」の愛称が定着している。
主兵装は弾数制即撃ち即よろけの専用BRと、射撃時静止こそ同じだがチャージは移動しながらできるようになったフェダーイン・ライフルから選択。
ステルスを失った代わりに得た優秀な基本性能に加えて、フェダーイン・ライフルの長距離火力&蓄積よろけ性能が同コスト環境支援機(ドム・ノーミーデス、ズサ、ジャムル・フィンetc)によく刺さっており長らく500コスト強襲筆頭。
(一時期
シュツルム・ガルスが大暴れしたこともあったが、あちらは弱体調整を受けて大人しくなった)
【ガンプラ】
『ΖΖ』放映時には発売されなかったものの、後年にHGUCで発売された。
- ◎HGUC 1/144 ジムⅢ
- 2011年7月発売。ジムⅡと金型が共通な部分が多いが、全身のミサイルの存在感もあってごつく見える。
- 肩部ミサイルポッドはノーマルミサイルポッドが採用され、射出口の開閉をパーツ差替えで再現。
- 全体的な色分けは中々にできているが、腰部ミサイルは壊滅的で細かな塗り分けは必須となる。またこのミサイルを装備するとバックパックと干渉するので、若干だが腰部の回転に影響を及ぼす。
- 脹脛のパーツなどに肉抜きが目立つが、全体的に難度は低くモデラ―としての練度を高めるためにチャレンジするキットとしては優秀。
自前のバックパックにはGディフェンサーとの合体ジョイントは無いが、接続がガンダムMk-Ⅱ(旧版)と同じなので交換すればジムⅢディフェンサーも再現可能。
- 何気にロングライフルが無改造でもしっかりと銃持ち手にマッチするのが嬉しい。
- ◎HGUC 1/144 ジムⅢ(ユニコーンデザートカラーVer.)
- プレミアムバンダイ限定品。2012年7月発売。
- 成型色がガンダムUCで登場したデザートカラーに変わったほか、腰リアアーマーと脹脛とシールドの形状が変更されている。
- ◎HGBD 1/144 ジムⅢビームマスター
- 2018年4月発売。
- HGUC ジムⅢをもとに成型色変更とランナー追加により、「ジムⅢビームマスター」を再現した商品。
- また同梱の武器であるチェンジリングライフルは「HGBC チェンジリングライフル」として単体発売もされた。
- ◎HG 1/144 ジムⅢ (地球連邦軍仕様/ボッシュ・ウェラー専用機)
- GUNDAM SIDE-F限定品。
- 成形色が連邦カラーの紅白に変更されてボッシュのパーソナルマークを再現したマーキングシールが付属する他、色分けの関係でUC版の新規パーツが一部使用されている。
- ◎HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムⅡ/ジムⅢ セット
- ガンダムベース限定商品の歴代ジム詰め合わせセット。
- 付属品はマーキングシールがデカールに変わった以外に変更はないが、ジムⅢは成形色の白い部分が緑がかり、赤い部分もより鮮やかな初代ジムっぽいカラーリングに変更されている。
- ◎HGUC 1/144 ジムⅢ(アクシズ・ショックイメージカラー)
- 「GUNDAM SIDE-F」で先行販売。
- ジェガン、ギラ・ドーガと同じく『逆シャア』ラストのアクシズを押し返そうとするシーンを再現したリペイントキット。
- 成型色が赤みがかったグロスインジェクションに変更されている。
【余談】
- デザインはカトキハジメ氏、クリンナップは佐山善則氏によるもの。
カトキ氏のデザインでは太めでヌーベル・ジムⅢに近いものだったが、佐山氏がクリンナップした際に細めの体型となり、既存のプラモを流用してキットを販売出来るようにする為に一部のデザインが変更された。
実際、『機動戦士ガンダムUC』に登場するにあたってカトキ氏がリファインした物は一部デザインがヌーベル・ジムⅢに近くなっている。
ヌーベル・ジムⅢはそのジムⅢの初期デザインが流用されており、センチネル版の後期生産型ジムとガンダムがベースとなっている。
- ジム・ナイトシーカー(宇宙仕様)はヴァースキ機のみ設定集に記載されているが、腰部アーマーが前後逆になっている。
追記・修正はカラバからの援軍がお願いします。
- 買って組んでみた。HGUCの中でも一番のお気に入りの機体になりました。 -- 名無しさん (2013-12-07 21:40:02)
- 小説版ではサイコmk2に一蹴されるだけで出番終了…。ハイメガキャノンの存在に匹敵する影の薄さ。 -- 名無しさん (2014-01-11 16:27:04)
- ZZでは別に活躍しなかったが、なぜかスパロボでは4次という早い段階から出演。強くはないが、3次のGMに比べれば遥かに使い道がある。 -- 名無しさん (2014-01-11 20:06:53)
- UCでジャベリン使ってた奴がカッコイイ!多分エース -- 名無しさん (2014-03-03 09:47:01)
- 多段ミサイル持ちなのでGジェネでは使える機体なんだよな。そのせいで開発先のジェガンが要らない子扱い… -- 名無しさん (2014-03-06 19:41:44)
- そもそもジムIIIはジェガンまでの繋ぎ。ジムIIじゃ弱いがネモじゃ高い。だから余ったジムIIパワーアップして場を繋ごうぜ。がコンセプトだったりする、生まれから扱いの悪い子。 -- 名無しさん (2014-06-09 19:10:21)
- センチネル設定ではメールシュトローム作戦時点で量産・参戦していますが、今はこの設定は踏襲されていませんね。HGUC解説では新規分もヌーベルではありませんし -- 名無しさん (2014-06-30 03:32:14)
- 推力ジェガンより高いのか、意外 -- 名無しさん (2014-07-31 21:14:52)
- スパロボでは4次で初登場(緑のみ)。原作で活躍したわけでもないのに、なぜこいつが?性能はネモとジェガンの中間。初期は頭数ぐらいにはなる。でも強制廃棄。PS版じゃ最後まで残るけど。 -- 名無しさん (2014-07-31 21:24:49)
- 初登場のシーンがとても印象的だ。まぁそれがピークだったけど……。 -- 名無しさん (2014-07-31 22:10:46)
- 初期ジムからのアップデート個体もある。つまり、数回のエンジン交換も耐えられるように最初から設計されていたということなんじゃないかな。実弾装備が多いのは、さすがに伸び白使い切ったのかもしれんが。 -- 名無しさん (2015-02-13 21:13:33)
- ジムのくせに耳が立派…ジムのくせにほっぺも立派…ジムのくせに…ジムのくせに… -- ガンタンク (2015-02-13 21:38:57)
- ↑×7 ジムって愛されているんだなぁ…ジムⅡもジムの改修機だって言うし、初代から改修され続けてきたジムⅢもありそうだな。 -- 名無しさん (2015-10-20 10:29:35)
- 未だにジムIIIがムーバブルフレームなのかそうでないのかわからない -- 名無しさん (2017-01-05 20:10:04)
- ↑クゥエルが確か腕だけムーバブルフレームだった気がするから足の一部分とか限定的じゃないかな?それはそうと個人的にジェガンより好きなのに繋ぎとかロートルとか悪し様に言われてて悲しい…ディフェンサー装備したりナイトシーカーになれたりするのに…なんて思ってたらヴァースキのナイトシーカーすらジェガンの系列に入ってしまってさらに悲しい -- 名無しさん (2017-03-24 18:46:51)
- ジムⅡにジムからの改修機体があるから、元々はジムだったのが生き残ってⅢにまで改修された機体も存在するのだろうか? -- 名無しさん (2017-12-22 16:24:19)
- ギレンでは安さ速さ堅さという量産機の本分では優れてるが、肝心のミサイル形態がイマイチ使いづらい -- 名無しさん (2020-04-09 22:49:16)
- 「俺のGMⅢ、よく調べてみたらセミ・モノコックだったんだ……(=素体がムーバブルフレーム仕様にすらなってない旧型)」「ある意味幸運じゃねーか(=Ⅲへの改修まで生き延びた初代GMの生き残りだから)」というネタが忘れられない -- 名無しさん (2020-06-07 08:28:22)
- SDのジムIIIのカードダスの絵がMK-IIのお面を持ってたのはそういうわけだったのか -- 名無しさん (2020-12-05 16:04:22)
- 連邦からすれば1年戦争の勝利の立役者だから愛着湧くのも有って長く使われるんだろうね。設計からして長期運用を主眼に開発されてるというのも主力量産機としての座が約束されているからと考えたら納得。 -- 名無しさん (2021-09-07 09:47:01)
- ジムを改修したらジムIIにできて、それを改修したらIIIになるんだから、中身ジムなジムIIIと、中身ジムIIなジムIIIと、純粋なジムIIIの3仕様がいたのか?それとも、素直にジム系はIIIまで根本のハード部分が全く変わらなかったんだろうか。 -- 名無しさん (2021-12-06 17:48:29)
- そして「ジム系なのは間違いないが、各モデルの特徴が入り混じってジムなんだかジムⅡなんだかジムⅢなんだかよくわからないやつ」もいたんだろう。 -- 名無しさん (2022-05-20 23:18:28)
- 「フルカラー劇場」だと、「ジムの癖に見た目が立派」とかそんな理由でブチ切れたガンタンクの砲撃を受けてた -- 名無しさん (2023-04-03 22:01:42)
- 突然ボッシュ専用機が生えたけど連邦カラーだったんかお前! -- 名無しさん (2023-07-14 19:47:14)
- 色は赤の連邦カラーだからね そこにBWのマーキング付けてボッシュ機の完成や! -- 名無しさん (2023-07-14 22:26:03)
- ボッシュ専用機が生えたせいで「フィフスルナの攻防中に大破し、最終決戦にはジェガンに乗った」って背景が補強されてむしろ逆シャアにボッシュが映ってないのがおかしくなりつつある…w -- 名無しさん (2023-07-23 12:54:12)
- 早い時期は一年で型落ちする宇宙世紀14年(以上)頑張った、と書くと何やらスゴい機体に思えてくる。 -- 名無しさん (2023-08-16 11:28:37)
- ↑とはいえ、その後継のジェガンが30年以上使われてた訳で。ボッシュ機もパーツ良いの貰ったりして修復しながら使ってたわけだし。MOONだとブルドックとかの強化機体出てるから、一応個人チューンの裏付けもあるし。 -- 名無しさん (2023-08-16 12:04:47)
- ↑6 スキー場で遊んでたら、ねおじおん乱入で遊んでるどころじゃなくなって苛ついてたところを半ば八つ当たり気味にふっ飛ばされた不憫な子でしたな -- 名無しさん (2024-08-14 16:44:57)
- 30年前の漫画のラスボスが1コマだけ「昔乗ってた」と言ってた機体をプラモ化するという、冷静に考えたら狂気 -- 名無しさん (2024-10-06 17:09:43)
最終更新:2025年04月12日 20:24