グランドキング

登録日:2009/07/30(木) 10:13:07
更新日:2020/05/27 Wed 21:17:52
所要時間:約 9 分で読めます





グランドキングとは、映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』に登場した怪獣。メカニカルなデザインが印象的である。


超合体獣 グランドキング


【データ】

身長:78メートル
体重:21万5千t

【武装】

  • グランレーザー
頭部から発射されるレーザー光線。全力で放てば地球・火星・木星をまとめて貫き破壊する威力らしいが作中だと手加減している。
  • スーパーハンド
右腕の大きなハサミで敵を挟み、締め付ける。一度挟み込んだ敵は決して逃がさす粉々にするとの設定だが、作中で実際に挟まれたゾフィーは無事だった。
  • 破壊光線
口やニ本に分かれた尻尾の先端からも、グランレーザーと同じようなレーザー光線を発射する。
  • 全身発光
正式名称不明。全身に電気のようなを帯びて四方からよってたかって掴みかかってくるウルトラ六兄弟を怯ませ、まとめて弾き飛ばした。

武装ではないが、肩にセンサーを搭載。宇宙だろうとどこだろうと敵を察知できる。


【概要】

宇宙の帝王ジュダがウルトラの星を侵略するために怪獣の悪霊をかき集めて生み出した合体怪獣
かなりの実力を持った怪獣で、脚本によれば“ウルトラ戦士の五倍”の実力を持つ。
ウルトラマン達を相手にした時はその場をロクに動かずに兄弟を子供扱いも同然に圧倒。
装甲は非常に分厚く頑丈で、ウルトラ兄弟が総がかりで攻撃しても火花が散るばかりでビクともしない。
タロウを除く五人の必殺光線による同時攻撃を受けても、ほんの数秒程度動きが止まっただけでダメージを受けた様子はなかった。

『グランドキングの周りで翻弄されるウルトラマン達』という他の戦いにはない状況は、
見た目の重量感もありまるで要塞に立ち向かう戦闘機かと思えてしまう。
メタ的な視点から論ずると、実際着ぐるみが本当に重かった。
スーツアクター一人では立つこともできず、終始ワイヤーで吊っていなけれならなかったほどのスーパー・ヘビー・ウェイトだった。
そのためグランドキングが中央に立ち、周りでウルトラマン達が軽快に動き回る演出となったのである。
結果的に『』の印象などを与えたので好都合ではあった。

【本編での行動】

一路ウルトラの星を目指していたが、危機を知ったウルトラ兄弟が赤い惑星フェラントに誘い出し、決戦となった。
圧倒的な実力を持っていた怪獣だったが、ウルトラマンタロウに六兄弟の全ての力を集結させたスーパータロウには圧倒され、
ボコボコに蹴られ、殴られ、最後はコスモミラクル光線の前に散った。
何故か同時にジュダも死んだ。

本来は名の通り合体怪獣の予定で作られており、ゴモラのような頭部やツインテールの上半身に似た尻尾はその名残。
さらにそこにアストロモンスの花(ベムスターの腹説もあり)や、
円盤生物シルバーブルーメの水晶、キングザウルス三世の角やらがつく予定だったらしい。
一度にウルトラ六兄弟を敵に回した初の怪獣であり(タイラントは各惑星で一人ずつとだった)ファンも多い。

雑誌で行われた大怪獣バトル(データカードダス)の参戦投票で二位を獲得し、ゲームへの参戦を果たし、NEOの第五話で敵として登場。
『グレイトバトル6』で出てる?何の話だね
TV版の50年後を舞台とした『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では実体化したレイブラッド星人が召喚。
主人公・イオの操るゴモラキール星人ヴィットリオのEXゴモラの二体相手に健闘するも、
イオと合体したレイモン(この時には既に精神体になっていた)の反撃を受けてレイブラッド星人の集中が乱れたため、
ゴモラコンビのW超振動波を受けてあっけなく爆発四散してしまった。

2009年11月にはEXではあるが、ソフビ人形が発売された。
なかなかの出来である。


ウルトラマン超闘士激伝』ではエンペラ軍の陸上要塞として登場する。
バードンのような空中要塞エアロキング、シーゴラスに似た海洋要塞アクアキングと合体することでグレイテストキングになるらしい。
新章で明かされた回想シーンにて、ウルトラ戦士により破壊されたことが判明。


PHP文庫から発売された「最強ウルトラ怪獣決定戦」ではエンペラ星人との対決をシミュレートした短編が掲載されている。
しかし、互いに防御力が高すぎて決定打となりえるものがなく、戦場となった星が崩壊するほど戦っても決着がつかないという展開になった。
意外な結末だが、この2体を原作で葬るために必要だった攻撃を考えると納得でもある。




超怪獣 スーパーグランドキング


【データ】

身長:14センチ~78メートル
体重:150グラム~21万5千トン

【概要】

グランドキングの強化種。
棒立ちだったグランドキングに比べてより怪獣らしい立ち方となり、角は更に巨大化し、両腕の武器がパワーアップしている。
グランドキングの強化形態で装甲と怪力は以前のグランドキングを上回る。

【本編での行動】

ウルトラマンギンガ』第10話「闇と光」に登場。ナックル星人グレイによって闇に染められた美鈴がライブした。

元来の戦闘力に加え、美鈴を人質としているためギンガとジャンナインもなかなか手が出せず、マンセブンティガが参戦してもさらに圧倒した。

だが美鈴の精神に入ったヒカルの決死の説得により美鈴を奪還、
ヒカルと美鈴がイチャつきながら共にライブしたギンガにより空中へ投げ飛ばされ、ギンガサンシャインによって撃破された。

後にジュダ・スペクターが登場したが関係性は不明。

超全集によると元々は別企画用にデザインされたらしい。


ソフビはウルトラ怪獣DXとして発売。
値段が値段なだけにかなりのボリュームと塗装精度を誇る。勿論ギンガスパーク対応のサインつき。
ウルトラエッグも発売されたが、エッグスキャナーに音声が収録されていないためエッグサインはついていない。


スーパーヒーロージェネレーション』ではグレイが直接ダークライブする形で登場した。あまりに巨大すぎて、マップを4マスも使っている。


超怪獣 スーパーグランドキング・スペクター


【データ】

身長:78メートル
体重:21万5千トン

【概要】

蘇ったジュダ・スペクターが召喚した超怪獣。
無印時代に登場したスーパーグランドキングが黄金に染まった姿をしており、ジュダのマークが刻印されている。
また、右手のハサミが大剣へと変化している。
胴体の発光部分から放つ光線は、発射後無数に分裂して相手を追尾するホーミングビームになった。

【本編での行動】

『ウルトラファイトビクトリー』に登場。
前述したようにジュダ・スペクターが召喚した。
エースのバーチカルギロチンを大剣一振りで切り裂いて叩き落とし、レオアストラのダブルキックをホーミングビームで撃ち落とし、
ギンガビクトリーのメビュームシュートもホーミングビームであっさり打ち消した上、そのままギンガビクトリーに直撃させてたった一撃で分離させてしまった。

エースに「ジュダを倒さない限り、こいつは倒せない」と断言され、
ギンガ達4人が食い止めている間に、ビクトリーがジュダとの一騎打ちに臨むことになる。

格闘戦でもウルトラ戦士4人掛りで押されながらの足止めがやっとという圧倒的な強さを見せるが、
ビクトリーナイトがナイトティンバーを発動させ、奪われていたビクトリウムコアの解放でジュダ諸共弱体化し、
動きを止めたところをエースのメタリウム光線、レオ・アストラ兄弟のウルトラダブルフラッシャー、ギンガのギンガクロスシュートの一斉攻撃を受けて倒された。

本編が放送される前にソフビが発売されていた。


土ノ魔王獣 マガグランドキング


【データ】

身長:70m
体重:21万5千トン

【概要】

土属性を司る魔王獣
太平風土記「土を禍々しく乱せし巨大な魔物『禍蔵鬼(まがぐらき)』」と記述されていた。
外見はスーパーグランドキングとほぼ同じだが、頭部がより初代に近い形状になっており魔王獣共通のマガクリスタルが付いている。
「角持ちし赤き巨人」ことウルトラマンタロウによって、四箇所の龍脈の力を借りて東京の地下に封印されていた。

その異名通り、あらゆるものを地中に沈め、土に還してしまう能力を持つ。
また両手のクローはエネルギーを纏った打撃武器になり、全身から周囲のものを吹き飛ばすエネルギー放射「マガ一閃」を、
胴体の発光部から強力な貫通力を持つレーザー「マガ穿孔」を放つ。
装甲も非常に強固で、他のグランドキングと同じく攻防共に非常に隙がない強豪怪獣である。

【本編での行動】

ウルトラマンオーブ』第2話「土塊の魔王」に登場。
ジャグラスジャグラーによって龍脈から土属性の怪獣の力を送り込まれることで、龍脈の上にあるビルを沈めて龍脈を破壊していく。
四箇所全ての龍脈が破壊されたことで封印を解かれ、出現。オーブスペシウムゼペリオンと交戦する。
パワータイプの力を引き出した打撃も通じず(むしろオーブのほうが殴った手を痛がっていた)、
スペリオン光線すら容易く弾き返す装甲とマガ穿孔でオーブを追い詰めるが、
外壁が鏡面になっているビルを破壊できなかったことでマガ穿孔は鏡で反射するという弱点を見抜かれ、スペリオンシールドでマガ穿孔を自分に返されてしまう。
中国に伝わる「矛盾」の逸話の如く強固な装甲もマガ穿孔には耐えられず大穴が空いてしまい、そこから体内にスペリオン光線を撃ち込まれて倒された。


超弩級怪獣 グランドキングメガロス


警告します!貴女自身が戦えば、更に命を削ることに…!


構わん。


\グランドキング メガロス!/


【データ】

身長:78メートル
体重:21万7千トン

【概要】

美剣サキが「土」の怪獣クリスタルをジャイロにセットして変身する怪獣。
両腕の「メガロスアーム」や胸からの破壊光線「メガロスブラスター」が武器となっている。
右腕を光剣に変化させることもでき、背中の装甲を分離させてビームを放ったりバリアを張ることも可能。
防御力に関しても相性面で不利なブルアクアのアクアストリュームを受けてもびくともしない強さを持つ。

【本編での行動】

ウルトラマンR/B』第20話「星屑の記憶」、第21話「あめ玉とおまんじゅう」に登場。
美剣の実験によって意図せず地中から目覚めてしまったゴモラと戦うロッソとブルを相手に出現した。
戦闘を邪魔されたゴモラは超振動波でグランドキングメガロスを攻撃するがこれをノーダメージで防ぎ、一撃で爆殺する。

その後のロッソとブルとの戦闘でも、美剣へのスタンスの違いからウルトラマンルーブに変身できない二人を多彩な攻撃で圧倒する。
止めを刺そうと口から光線を放ったが、ロッソフレイムが咄嗟の判断で発生させたバリアによって攻撃を跳ね返されて放った自分に直撃させられ、
そこにブルグランドのアースブリンガーを受けたことで倒された。しかし、二人もエネルギー切れとなって変身が解除され勝負は引き分けに終わった。
なお、グランドキングメガロスの登場場面は初登場話のラストでウルトラマンを絶体絶命に追い込みつつ、次のエピソードのアバンタイトルで辛くも倒されるという珍しい展開となっている。
20話ラストの展開から、ウルトラマンの負けフラグだと思った視聴者も少なからずいた模様。

美剣は変身前の実験の影響からダメージを受けていたため、ダーリンに「さらに命を削ることに」と警告されていたが、
「これはヤバい…マジヤバだ!」とチェレーザと同様力に溺れてしまう結果となり、
変身中笑い声をあげるなど終始暴走してしまっていた。

これまでと異なり、ソフビは500サイズでの商品化となった。



現在の所、バリエーションも含めてコイツにタイマンで勝利したのはオーブのみ。
だがそれでも相手の攻撃を利用しなければならなかったため、防御力を自力で破ったウルトラマンが現状誰もいないという恐るべき実力を見せている。


追記・修正はグランドキングの装甲を自力でブチ抜いてからお願いします。

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