ラッタ(アローラのすがた)

登録日:2022/02/23 Wed 15:47:55
更新日:2025/03/15 Sat 21:57:18
所要時間:約 5 分で読めます





餌の味と鮮度にこだわるグルメなポケモン。
ラッタが住むレストランはアタリといわれる。


本項では、『ポケットモンスター』シリーズに登場するラッタのアローラ地方におけるリージョンフォーム(アローラのすがた)を解説する。
原種のラッタについてはこちらを参照。


【データ】


アローラ図鑑No.16/メレメレ図鑑No.16
分類:ねずみポケモン
英語名:Raticate
高さ:0.7m/1.4m(ぬし)
重さ:25.5kg/105kg(ぬし)
タイプ:あくノーマル
特性:くいしんぼう(通常HPが1/4以下になった時に食べるきのみをHPが1/2以下になった時点で食べる)
  /はりきり(攻撃が1.5倍になるが、物理技の命中率が0.8倍になる)
隠れ特性:あついしぼう(ほのおタイプこおりタイプの技で受けるダメージを半減する)

HP:75
攻撃:71
防御:70
特攻:40
特防:80
素早さ:77
合計:413

4倍:かくとう
2倍:むしフェアリー
1/2:あく
無効:エスパーゴースト


アローラコラッタが夜の時間帯にLv.20で進化


【概要】


サン・ムーン』で初登場したアローラ地方の環境に適応したラッタのリージョンフォーム。通称アローラッタ。
見た目は両者黒くなっており、コラッタは風呂敷を顔に巻いた泥棒みたいな髭が生え、ラッタはまるまると太っている。
ちなみに、コラッタの時点で二足歩行も出来るようになっている模様。

元々はカントー地方と同じ姿のコラッタがアローラ地方にも生息していた。
が、アローラの人々がコラッタ駆除のために他の地方からヤングースを連れてくると、ヤングースに追われたコラッタが都市部に住み着いてしまった
……悪化してるじゃん。
コラッタ達に大量の餌を集めさせており、高カロリーの食事の影響で以前よりも太った。
この影響か、食料の鮮度の目利きが鋭くなりグルメなポケモンとしても知名度が上がった。アローララッタが住み着いている高級レストランはアタリと言われているほど。

あくタイプが追加され、太ったことで素早さは低下したが、耐久力は上昇している。
どうでも良いが、リージョンフォームで元のタイプが残っているのに追加されたタイプの方がタイプ1なのはアローラのすがたではこの系統のみ。*1


【ゲームでのアローララッタ系統】


野生では基本的に夜の時間帯にのみ出現し、朝や昼の時間帯ではヤングース(デカグース)が出現する。
トレーナ戦ではスカル団のしたっぱが頻繫に使用してくる。物語中盤以降にもなると『はりきり』+タイプ一致の「かみくだく」や「すてみタックル」を放ってくるようになり、こちらの耐久力が低いと手痛いダメージを受けるので中々厄介である。

■アローラコラッタ

1番、2番、3番、4番、6番道路にハウオリシティ、茂みの洞窟と出現範囲は広い。

先制しづらくなったことやかくとう4倍は痛いが、あくとノーマルの複合で一致技を半減されづらいのが強み。
弱体化されたとは言え、貴重な先制技「ふいうち」もタイプ一致で使えるようになった。
はがねにあくが等倍で通るようになったのも追い風となっている。
弱点は突けないがレベル差がある相手にも「いかりのまえば」は通用し、無効化されるゴーストタイプもあくタイプに弱い。
序盤で手に入るあくタイプなので早めに手持ちに入れておくと心強い。

ウルトラサン・ウルトラムーン』では序盤でゾロアマーイーカが出現するようになったが、育成の早さはこちらに軍配があがる。
レベルアップで強力なあく技を次々に覚え、わざマシンが少なくても困らないため、終盤まで主力として使える。

Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではハナダシティにいるトレーナーとのポケモン交換で入手できる。
こちらが渡すポケモンは原種のコラッタ。
この作品では大変貴重なあくタイプなので、主力にしても悪くない。

■アローララッタ

レベルアップで覚える技はLv.44の「がむしゃら」で止まってしまうので、わざマシンでカバーしたい。
野生ではウラウラじまの大半の道路やポニじまによく出現する。
特にポニのじゅりんやポニのこうやに出る個体はLv.50を超えている。


……勘のいい人はもうお気づきだろう。
ポニじまのアローララッタの技構成は「ふいうち」「いかりのまえば」「すてみタックル」「がむしゃら」という凶悪なものになっている。
ストーリー攻略では比較的使いやすいのもあるが、まさかラッタがここまで化けるとは……。

ウルトラムーンでは各地にある「ヌシール」を20枚集めるとナリヤ・オーキドからぬしと同じサイズのラッタを貰える
特性は『あついしぼう』で固定。


◆イリマの試練

最初の試練である「イリマの試練」に挑む際、ムーンorウルトラムーンバージョンではコラッタやラッタ達との連戦に挑むことになる。
ぬしポケモンのラッタはLv.11の割に高い能力の上にオーラにより防御がアップ、さらに戦法もガチなためかなりの強敵。
「こわいかお」で素早さを下げた上「かみつく」でひるみを狙ったり、「にらみつける」や「いかりのまえば」で耐久も大幅に削ってくる。
その上、『なかまをよぶ』でコラッタを呼び寄せ、こちらも「にらみつける」「すなかけ」で能力を下げてくるなど、厄介極まりない。
サンorウルトラサンバージョンでぬしを務めるデカグースに比べても「かみつく」が一致技なので耐久力が高い点でこちらの方が強いかもしれない。

基本的にコラッタより先にラッタを片付けるのが鉄則。
モクローの「はっぱカッター」やアシマリの「チャームボイス」で全体攻撃したり、ヤドンの「あくび」でラッタを眠らせるのも良い。

なお、茂みの洞窟内には救済措置なのか「かわらわり」のわざマシンが落ちている。
この時点では破格の威力75のかくとう技をで4倍弱点を突けるようになるため、ツツケラなどに覚えさせておけばぬしポケモンも比較的楽に倒せる。
また、ウルトラムーンでは直前の2番道路のポケモンセンターにいるNPCと交換する(こちらが出すのはオニスズメ)ことで入手できる、序盤では破格の性能であるルチャブル(通称 オーガー様 )に「かわらわり」を覚えさせて挑めばあっという間に勝負がつくはず。


【対戦でのアローララッタ】


耐久力が上がったとは言え並程度であり、素早さは平均以下にまで低下。
上述の通り一致技の通りは良くなっているものの、原種と違いサブウェポンはほぼ壊滅状態に。
「いかりのまえば」以外では「とんぼがえり」「カウンター」「きしかいせい」程度か。

性格「ようき」でスカーフを巻けば最速130族まで抜ける。
弱点こそ突きづらいが、「すりかえ」「いのちがけ」「とんぼがえり」等を活かしやすい。
特にHPが上昇した分、「いのちがけ」の有用性は以前よりも上がっている。
スカーフを押し付けられて交代して場に出た相手を「いかりのまえば」で削ることも可能。
ゴーストへの交代読みで一致「かみくだく」もあり。
同じく「すりかえ」「いのちがけ」の両立ができるポケモンにハブネークがいるが、HP素早さともラッタが上であり、タイプも特性も技も異なるので差別化は容易。
原種の時点でその傾向があったが、我が身を飾って相手に大打撃を与える戦法を得意とする。

特性『くいしんぼう』は耐久調整し『カムラのみ』による素早さ強化を図る場合等に役立つ。
「つるぎのまい」を積めばメガクチートよろしく「ふいうち」によるプレッシャーも掛けられる。
もうひとつの特性『はりきり』はハイリスクハイリターンだが、攻撃種族値132相当となるため、上手くいけばかなりのダメージが狙える。
隠れ特性『あついしぼう』は特定の相手にしか効果を発揮しないため、仮想敵次第といったところだろうか。


【アニメでのアローララッタ】


SM編第9話で初登場。
メレメレ島で大量発生して街を荒らし回ったため、デカグースやヤングースに退治された。
第25話ではぬしのアローララッタが登場。アクZを争奪しあっていたロケット団とスカル団を容易く蹴散らしていたが最終的にムサシミミッキュに圧倒された。

以降はスカル団の手持ちの一匹としてやられ役で何度か登場している。



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最終更新:2025年03月15日 21:57

*1 ガラルのすがたではバリヤード・ジグザグマ・マッスグマ・デスマス・ヤドラン・ヤドキング・フリーザー・サンダー・ファイヤー、ヒスイのすがたではハリーセンが該当する。