ハブネーク

登録日:2012/07/22 Sun 22:24:57
更新日:2024/01/28 Sun 10:30:30
所要時間:約 5 分で読めます






◆データ


全国図鑑No.336
分類:キバへびポケモン
英語名:Seviper
高さ:2.7m
重さ:52.5kg
タマゴグループ:陸上/ドラゴン
♂:♀=50:50

タイプ:どく
特性:だっぴ(毎ターン30%の確率で状態異常が回復する)
隠れ特性:すりぬけ(ひかりのかべ、リフレクター、しろいきり、しんぴのまもり、みがわりを無視して攻撃できる)

種族値
HP:73
攻撃:100
防御:60
特攻:100
特防:60
素早さ:65
合計:458

努力値:攻撃+1、特攻+1



◆概要


にょろにょろした姿に、どこかシックな金色の模様と黒い身体を持つ蛇ポケモン。
舌をシリリと出し舌なめずりする様子や、ダーティーな感じの目元といい、いかにも「」といった外見だが実際は毒タイプ。
その癖の強いダークな雰囲気のビジュアルを好むプレイヤーも。

世代ザングースとは永遠のライバル同士。
ザングースの素早い動きに、の切れ味を持ちが滲む尻尾で対抗する。この尾の切れ味を保つ為、岩で研いでいる姿が見られる。
その割にはザングースが特性の都合で毒が効かない、もしくは毒でパワーアップするので、ハブネークの方がやや不利か。…つーかハブネークの方はザングース対策になりそうな特性は何一つ持っていないが…
なお、タマゴグループは同じなのでやろうと思えばこの2匹でタマゴを作れる。


◆ゲームでのハブネーク


沖縄に生息するハブがモチーフ。ハブの天敵マングースがモチーフのザングースとはライバル関係にある。
……現実のマングースはハブ狩りとしてはあまり機能しなかったらしいがそこはご愛嬌。

サファイアとエメラルドでのみ捕獲可能。野生では114番道路に出現する。ルビーではザングースが代わりに出現する。

また、ひみつきちのグッズの中にはハブネークの身体をプリントしたポスターが存在する。

さらにエメラルドのバトルフロンティアの施設の一つ「バトルチューブ」の外観はハブネークそのもの。
同施設のフロンティアブレーンであるチューブクイーンのアザミもハブネークを先発として愛用する。
ついでに言えばアザミの容姿もハブネークにどことなく似ている。
ゲーム中色々な所で愛されている事がうかがえる。やったねハブちゃん!6割がアザミ関連とか突っ込むのは止めて下さい。


◆対戦でのハブネーク


同じ蛇ポケモンのアーボックとは特性も同じ「だっぴ」だが、
攻撃一辺倒なハブネークと違ってアーボックは耐久向きの技をいくつか覚える非常に器用なポケモンなので、同様の戦い方(耐久型など)は向かないと考えた方が良いだろう。

ハブネークとアーボックの種族値は以下の通り。

ハブネーク(73・100・60・100・60・65)
アーボック(60・85・69・65・79・80)

ハブネークは攻撃が、アーボックは素早さと耐久が上。攻撃のハブネークに防御のアーボックといった所。
攻撃面以外の種族値は総じて低いため、アタッカーとして使う際には素早さと防御をカバー出来する必要がある。
弱点が少なくても素の耐久力の低さから撃ち合いはかなり苦手。

物理技は「どくづき」、サブウェポンはじめん・いわ対策に「アクアテール」、エスパー・ゴースト対策に「かみくだく」「はたきおとす」等。
アーボックのように三色牙が使えないのは残念だが、メインウェポンとの噛み合わせは悪くない。
特殊技は一致技では「ヘドロばくだん」、サブウェポンにははがね対策の「かえんほうしゃ」、エスパー・ゴースト対策の「あくのはどう」、じめん・いわ対策の「ギガドレイン」等。
物理アタッカーとして見ると攻撃種族値でアーボックを上回るのにダストシュートを使えない欠点が目立つ。
一方で特殊型はアーボックにはできない運用、特に対はがねでの火力には大きな差がつく。

変化技はヘビらしく優秀な積み技「とぐろをまく」のほか、「へびにらみ」で麻痺を撒ける。
いっそのこと、どうあがいても倒せない相手なら、「いのちがけ」で共倒れなんてことも可能……補助技はアーボックも似たような事が出来るけど。
耐久型として使うならアーボックより高いHPの差(つまり固定ダメージに対する強さ)で意外な活躍が出来るかもしれない。

しかしアタッカーにしろ耐久型にしろどくタイプの中でもアンバランスな種族値が足を引っ張り、かなり扱いづらい。
「すりかえ」「いのちがけ」を両立できるのはハブネークのアイデンティティなので、こだわりスカーフを持たせて辛い相手を強引に潰す要員なんて運用もできる。

鈍足を補うため高速バトンタッチや「おいかぜ」、トリル辺りでテコ入れも選択肢に入る。
ただこの手のアタッカーとしては火力が物足りないか。

SM以降は「フェイント」「つるぎのまい」を習得し、攻撃面が強化された。
一方でアローララッタが「すりかえ」「いのちがけ」両立という個性を奪ってしまう。しかもHP素早さともハブネークは負けている。
タイプの違いや「すりぬけ」「へびにらみ」を活かしたい。向こうは向こうで「いかりのまえば」があるが。

剣盾では未登場だったがSVで最新作品に復帰。今作では何故か攻撃技が大幅に増加
  • タイプ一致技の「ダストシュート」「アシッドボム」
  • 三色キバ「ほのおのキバ」「かみなりのキバ」「こおりのキバ」
  • くさ技「くさわけ」「タネばくだん」
  • むし技「とびつく」
  • かくとう技「かわらわり」「きしかいせい」
  • エスパー技「しねんのずつき」「サイコファング」
  • あく技「バークアウト」
  • 失ったアイアンテールの代わりなのか「アイアンヘッド」
  • ノーマルタイプのロマン技「はかいこうせん」「ギガインパクト」
…といったところ。
物理火力を大きく更新した「ダストシュート」や、特殊受けポケモンを強引に突破しうる「アシッドボム」、微妙な素早さを補う「くさわけ」辺りは特に大きい。攻め手が大幅に増えたことでアタッカー型は強化されたと言えるだろう。
一方で「ヘドロウェーブ」を没収されて特殊打点はわずかに下落。加えてザングースが「すりかえ」「いのちがけ」を新規習得し、新たなライバルに躍り出た。素早さはあちらが高いためやはり「すりぬけ」での差別化が重要になってくる。

さて、どくタイプのポケモンには第三世代を経験した者にしか分からないであろう絶望感がある。
元々ポケモンはタイプごとに物理か特殊かを分類していたというのはご存知だろうが、当時のどくタイプの主力技は「ヘドロばくだん」。
弱点を突ける相手がくさタイプしかおらず、ぶっちゃけ有用性は怪しいのだが、タイプ一致威力90かつ命中率100というのは当時としてはそこそこの性能だった。
そのためハブネークやクロバット、ベトベトンといったポケモンのメインウェポンとして活躍していたのだが、これが第四世代で特殊技化してしまう。
この間までは頼れるメインウェポンだった技を生かせなくなり、新しい物理毒技「どくづき」は威力80と力不足、さらにハブネークには「どくづき」すらない。
多くのポケモンが救われた仕様変更だったがハブネークはむしろ被害の方が大きく、せっかくの物理型が機能不全になってしまう憂き目を見たのだった。

……え、当時のハブネークは強かったのかって?いえ全然
ぶっちゃけヘドロばくだんをこだわりハチマキで威力補正して戦うようなポケモンだったが、そもそも当時のポケモン自体「一流とそれ以外」みたいな分類だったので……。

◆アニメでのハブネーク


AG編第8話にて、ムサシアーボックを手放して暫くしてから、素手で捕獲。CVは佐藤智恵。
リアルファイトの原因は髪の毛を食べられた事。随分命知らずなハブネークである。
具体的な流れを言うと、ムサシが取って置いたおにぎりを横取りする形で食べる→ポケモンバトルでゲットしようとするも失敗(ソーナンスは相手が攻撃しなければ攻撃できない為すぐに戻され、ニャースも尻尾の一撃でふっ飛ばされた)→ふっ飛ばされたニャースにぶつかった衝撃でまだ隠し持っていた最後のおにぎりが飛び出す→ハブネークはそれを食べようとするも、おにぎり諸共噛まれまいと方向転換したムサシの髪をうっかり食いちぎってしまう→ムサシは激怒し、(コジロウとニャースの解説曰く)「こわいかお」→「みだれひっかき」→トドメとばかりに脳天に必殺の「メガトンキック」でノックアウトした。(一応再度言っておくが、これはポケモンではなく、ムサシが繰り出した技である。)
「まだまだ勝負はこれから」と言うムサシをコジロウとニャースが「ハブネークはもうゲットできる」と咎めてゲットした辺り、怒りでゲットをすっかり忘れていた様子。もしコジロウ達が止めていなければ、ハブネークの命はなかったかもしれない…。

その後、ムサシの二代目蛇ポケモンとしてDP編終盤まで長期間に渡って手持ちに加わった。
使用技はポイズンテール、かみつく、まきつく、くろいきり。
登場期間は、ロケット団の手持ちポケモンではソーナンスを除いて歴代最長。
鳴き声はなんか「ぷるっ、ぷるっ、ぷる〜!」というような、唇を震わせて鳴らすような音である。
本編中初めてポケモンコンテストに出場した際ムサシに無茶振りな命令(例:せいなるほのお)をされたことも。


ポケットモンスターSPECIALのハブネーク


4章序盤のルビーサファイアの初対面のシーンで二人に襲いかかった。
サファイアが撃退するものの完全には倒れておらず、ルビーに背後から襲いかかろうとする。しかし悪役の宿命か、ルビーの切り札によって一撃で倒されてしまう。

その後、ルビーとヒデノリがヒンバス釣りをしていたポイントの近くでザングースとケンカをしているという形で再登場。
戦いの邪魔になった二人をザングースと共に追い払った。

ちなみにアザミが椅子代わりにしていた。
ハブネーク、5秒でいいからそこ代われ!と思った読者も多いはず。


ポケモンBW2の紹介ムービーにて


2:23〜3:23の間に出現、プラズマ団の女の手持ちとして登場。
かみつくを指示されるが、同じくかみつくを指示された主人公のウインディの攻撃と、ライバルのダイケンキに反撃され、あっさりと敗北した。


◆ネタ


だっぴという特性は冷静に考えればエロスが存在しうるかもしれない特性である。

何故なら、火傷になる度服を脱ぎ、麻痺になるその都度に衣類を脱ぎ捨てる。

画面の向こう側、しかもポケモンとはいえ、ハブネークが服を脱ぎ捨てる姿を想像すると何か熱くなる所があるかもしれない。
(ΦwΦ)<えっちなのはいけないとおもいます!





冒頭で述べた通り、ザングースとは何世代にも渡るライバル関係だが、
タマゴグループが同じ「りくじょう」グループであるため交配が可能。

ザ「育て屋で二人きりか……いよいよ決着の時だな」

ハ「そうね……」

シュルシュル

ザ「くそっ、いきなり……離しやがれ!」

ハ「暴れないで……ずっと貴方が好きだったの!」

……的なことがあるのかもしれない。




追記・修正はザングースにタイマンで勝利してからお願いします。

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最終更新:2024年01月28日 10:30