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ウミトリオ

登録日:2022/12/01 Thu 18:42:17
更新日:2026/04/11 Sat 17:11:31
所要時間:約 3 分で読めます





見かけによらず気性が荒い。長い体で獲物を締め上げ巣穴に 引きずりこむぞ。

魚ポケモンの一種。ダグトリオのリージョンフォームと考えられていたこともあった。


ウミトリオとは「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモンの1体である。


■データ

全国図鑑№:961
分類:あなごポケモン
英語名:Wugtrio
高さ:1.2m
重さ:5.4kg
タマゴグループ:水中3
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:みず

特性:ぬめぬめ(直接攻撃を使用してきた相手のすばやさを1段階下げる。)
びびり(あくゴーストむしタイプの攻撃技を受けると、すばやさが1段階上がる。いかくを受けたときにもすばやさが1段階上がる。)
隠れ特性:すながくれ(天気がすなあらしのときに受ける技の命中率が0.8倍になる。タイプによらず、すなあらしのダメージを受けなくなる。)

種族値
HP:35
攻撃:100
防御:50
特攻:50
特防:70
素早さ:120

合計:425

努力値:素早さ+2

進化:ウミディグダ→ウミトリオ(Lv26)

■ウミディグダ

全国図鑑№:929
分類:あなごポケモン
英語名:Wiglett
高さ:1.2m
重さ:1.8kg

タイプ:みず

■概要

スカーレット・バイオレット」にて初登場したポケモン。
進化前のウミディグダは初代に登場したディグダと似た名前・姿・同じ能力値だが新たな進化やリージョンフォームとかではなく、似てるだけの全く別のポケモンである。
ウミディグダはあなごポケモンに分類される魚のようなポケモンであり体色は白で鼻は赤く体は細長い。
ゲームでは浅瀬に生息しており、図鑑によると海中のエサを食べて過ごしているらしい。ただディグダ同様地面に潜る習性があり、相変わらず全身像は不明。
その大きな鼻で20m先の臭いを嗅ぐことができ、臆病な性格で他のポケモンの臭いに気が付くとすぐに身を隠す。

ウミトリオに進化するとダグトリオ同様3体となり、体も大きくなる。ダグトリオと同じくレベル26で進化し、能力値も同じだしやっぱり何か関係あるのか?
こちらは岩に潜んでいてそこから体を伸ばしている。体色も赤くなり鼻が白くなる。
臆病だったウミディグダから一転して獰猛な性格で、獲物に細長い体を巻き付かせて締め上げる事がある。

なお進化するとなぜかデカく重くなるダグトリオとは違い、高さはウミディグダと変わらず重さも丁度ウミディグダの3倍である。これただ3匹集まっただけじゃないのか?


■ゲームでのウミトリオ

進化前のウミディグダ共々海岸に生息している。
ディグダとは違いその場からは動かないものの、こちらが近寄ると引っ込んでしまうため距離をとってボールを当てないと戦う事ができない。
最初にクワッスを選ばなかった場合は水枠として旅パに加えてもいいかもしれない。

トレーナーではジムリーダーハイダイがウミトリオを繰り出してくる。


■対戦でのウミトリオ

ダグトリオとは異なりタイプはみず単。
種族値はダグトリオと完全に同じであり、素早さと攻撃は高いものの他は非常に低い。
特に耐久は物理・特殊ともに耐久指数1万以下と壊滅的で、具体的には同じみずタイプのゼニガメにすら負けている。
また、高い素早さもみずタイプ内で突出しているかと言えばそんなことは無く、SVだけでも同速~もっと素早いポケモンが4種類(アルセウスは除く)もいる始末。
ちなみにダグトリオはじめんタイプ最速タイである。

特性はダグトリオの持つ強力で個性的な「ありじごく」……は、なく「ぬめぬめ」「びびり」「すながくれ」(隠れ特性)の3つ。
通常特性は二つとも攻撃を受けることが発動条件となっているため、低すぎる耐久力のせいで肝心の発動回数が少なくなりがち。
仮に素早さが上がったり、相手の素早さを下げたところで元から速いウミトリオ自体に恩恵をもたらす場面があまりない。
「すながくれ」も天候を利用した回避戦術自体がそもそも強力ではなく、被弾すればほぼ確実に即死してしまうウミトリオにとってはあまりに心許ない。
総合的に見るとどれもかなり微妙な特性だが、タスキ頼りになりやすいウミトリオは砂嵐のスリップダメージを避けられると言う点で「すながくれ」が比較的採用しやすい……と言ったところ。

専用技は「トリプルダイブ」。トリプルの名の如く、3回連続で攻撃する。
連続攻撃なので相手の「がんじょう」や「きあいのタスキ」に強いのが嬉しいポイント。ちなみに1回目さえ当たれば必ず3回攻撃する。
……お察しの通り連撃ウーラオスの専用技「すいりゅうれんだ」と性能が丸被り
威力に関しては「すいりゅうれんだ」の方が多少低めだが、あちらは確定急所なので実質的な威力はあちらが上回る。
しかも、あちらが命中率100%なのに対してこちらはなぜか命中率95%と、たまに外してしまう素敵仕様。
一応「シェルアーマー」「カブトアーマー」に左右されないと言う強み(?)こそあるが、そもそも急所に当たらなかろうが持ち主の攻撃に30も差があるので、あまり強みになっていない。

何よりも問題なのは当のウミトリオとあまり相性がよろしくないこと。
「水しぶきを浴びせて攻撃する」技なのになぜか接触技に分類されており、しかも3回攻撃してしまう為接触技に反応する特性やゴツゴツメットに過剰に引っかかる。
特にほぼタスキしか持てないウミトリオにとっては割と大問題である。
ウルガモスに殴り掛かったらいきなり燃えて返り討ちに遭ったり、ゴツメガブを殴ったら逆に死にかけるのはよくある事
せめて非接触技なら「すいりゅうれんだ」との差別化もしやすかったのだが……「ぼうごパット」?持たせてもいいけど攻撃耐えないよ?

「トリプルダイブ」以外の水物理技としては「アクアブレイク」や先制技の「アクアジェット」辺り。
しかし、高い素早さと相性のいい「たきのぼり」は覚えられない。岩がくっついているからだろうか?
が、特殊技ではあるが「なみのり」はしっかり覚える。むしろ「ハイドロポンプ」「うずしお」「だくりゅう」「ひやみず」と特殊技の方が豊富。

サブウェポンは「ふいうち」「イカサマ」「じごくづき」といった技や、ディグダの名を持つからか「じだんだ」「じならし」といった地面技も一部だが覚える。しかし、「じしん」は覚えられないため威力不足。
しかし、相性補完になるこおり技は全て貧弱な特殊技、他はノーマル技ばかりとかなり攻撃範囲は狭い。
これ以上のサブウェポンが欲しいのならば必然的に「テラバースト」に頼る事になる。

加えて「じわれ」「がんせきふうじ」「いわなだれ」「きしかいせい」「がむしゃら」等、ダグトリオが覚える相手の妨害や一発逆転を狙える攻撃技をウミトリオは悉く覚えられない
「がんせきふうじ」に関しては同じ追加効果を持つ「じならし」で代用可能だが、タイプ相性で無効化されるため安定性が落ちている。
一応「いのちがけ」を覚えたりするがHP種族値はたったの35。全振りしてもガバイト(ガブリアスですらない)に耐えられる

変化技に関してもダグトリオが覚える「つるぎのまい」「ステルスロック」を覚えず、精々「おきみやげ」「いたみわけ」がモノになる程度。他はほとんどが凡庸または貧弱なものしかない。
ちなみににウミトリオがレベル技で習得できる補助技は「すなかけ」一つのみ。そもそものサポート適性が感じられない……。

このように、特性の「ありじごく」で有利な相手を逃さないようにしつつ狩ったり、「がんせきふうじ」「ステルスロック」「おきみやげ」による起点作成や、タスキで攻撃を耐えて「がむしゃら」や「きしかいせい」で反撃するなどといった、
コピー元のダグトリオができる独自的かつ強力な戦い方の全てをウミトリオは一切できない

総評すると、貧弱な種族値を優秀な技と特性で補っていたダグトリオから優秀な技と特性だけをごっそりと取り払い、残ったものでなんとか水高速アタッカーに仕立て上げたような性能になっている。
だが、それだとカマスジョーと役割が被ってしまうのがなかなかに手痛い……と言うより攻撃範囲もステータスも劣化している
そもそもダグトリオの性能自体、重厚な印象のあるじめんタイプだからこそ個性になるわけであるため、これをよりにもよってわざわざ層が分厚いみずタイプに持ってきてしまった時点で……

この通り、ステータスでも特性でも技でも総合的な強さであらゆるポケモンに劣っていることから、第9世代出身ポケモンの中ではぶっちぎりの最弱の烙印を押されてしまった。

一応、ダブルバトルならシロデスナを「トリプルダイブ」で3回攻撃し、特性のみずがためで防御を6段階上昇させるコンボは可能。
「くだけるよろい」持ちを攻撃し、素早さを6段階上げるといった手もある
……のだが、前者はそもそものシロデスナの足が遅い上に特殊耐久はそのまんまであるためそのまま叩きのめされる可能性があり(ウミトリオのせいでトリックルームにも頼れない)、後者もその代償で防御ランク-3なので先制技を受けると大惨事になると、どちらもまあ浪漫戦法で頼りにならない。
しかもDLCでドーブルが復帰したせいで完全にお役御免になってしまった

余談だが、実はウミディグダの方がディグダより特防が20低いと言うどう考えても不要な個性があったりする。


Pokémon Trading Card Game Pocketでのウミトリオ

パック『シャイニングハイ』において、色違いを引っ提げてexとして参上。
ランダムで3体を選んで50ダメージという、水版カイリューというべき性能を持つ。
水タイプなのでマナフィやカスミとエネ加速には事欠かず、運が上振れた時の破壊力は侮れない。
ちなみに30点1体だが進化前のウミディグダもランダム攻撃持ちと、とにかく運に左右されがちなカードとなる。


■余談

  • モチーフはアナゴ。その中でも特にウミディグダはチンアナゴ

  • 現実でもウミヘビのように、「に住んでて他の生物に似ている」という意味でウミ○○と名付けられる生物はいる。
    • ちなみに現実のウミヘビにも魚類と爬虫類の両方がおり、奇しくもディグダと同じように「全く別種の生き物が同じ名前で呼ばれている」例となっている。

  • また、イルカやクジラのように哺乳類でも水中に適応するために魚っぽい外見に進化することもあるので、ウミディグダやウミトリオも同じような例なのではないかという推測もされている。
    • このような全く別の生物なのに似たような形態に変化することを収斂進化(しゅうれんしんか)と呼ぶ。イルカ・クジラの手と魚のヒレ、モグラとオケラの手の形など、同じ目的のために似通った形を手に入れた進化のこと。

  • ディグダ系とウミディグダ系の場合は、収斂進化なのであれば地中を掘り進めるため・水中を泳ぐためにそれぞれ抵抗を受けない体型に進化した結果、似た形態になったのだろう。

  • 今作ではドククラゲにそっくりな見た目をしているキクラゲポケモンのリククラゲという、ウミトリオと同じく既存ポケモンの近縁種を思わせるポケモンが登場している
    ただ、そちらは似ているだけで特に収斂進化を思わせる要素はない。


追記・修正は砂に潜ってからお願いします。

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最終更新:2026年04月11日 17:11