アプサラス(MA)

登録日:2024/01/07 (Sun) 01:01:23
更新日:2025/04/20 Sun 16:40:14
所要時間:約 8 分で読めます





私の夢、受け取れぇぇぇ!!



アプサラスとは、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の登場兵器。

型式番号:無し
所属:ジオン公国軍
設計者:ギニアス・サハリン
搭乗者:アイナ・サハリン、ギニアス・サハリン



【概要】

ジオン公国軍ギニアス・サハリン技術少将が設計した大型強襲用モビルアーマー。
ミノフスキー・クラフトを搭載したMAアプサラスを成層圏から地球連邦軍本部ジャブローに降下させ、大出力のメガ粒子砲による一撃で壊滅的打撃を与える「アプサラス計画」のために開発。
作中ではジオン公国公王デギン・ソド・ザビ直々に承認を受け、多大な支援を受けていた事が語られている。
武装は大型メガ粒子砲のみと他MAに比べシンプルに纏まっているが、本機は高高度からの特定拠点攻撃用として開発されている。
ギニアスの旧友であるジオン公国軍将校ユーリ・ケラーネに「高価なおもちゃ」呼ばわりされるほど現実的な計画でなく、夢物語と笑われようと仕方ない突飛な内容だが、自爆したアプサラスIIの残骸を解析した地球連邦軍はシミュレーションにより実現可能という結論に至り絶句した。

ジオン公国軍制MAの例に漏れず異形の姿をし、作中では飛行検証用のアプサラス、大型メガ粒子砲と飛行能力のマッチングを検証するアプサラスII、完成形であるアプサラスIIIの3機が登場。
特徴としてメインカメラはザク頭、ミノフスキー・クラフトにより巨大ながらも飛行能力を有し、II以降は胴体中心部に並外れた火力の大型メガ粒子砲が搭載。
ギニアスはジャブロー強襲用のMAとして開発しているが、その実態は没落したサハリン家復興と自身の妄執を実現するための道具に過ぎず、妹であるテストパイロットのアイナも例外ではなかった。

名前の由来はインド神話の水の精・アプサラスから。


アプサラス/アプサラスII

ミノフスキー・クラフト搭載の飛行実験機として開発した1号機。
機体底面にミノフスキー・クラフトを1基搭載し、4本の棘のようなパーツを足代わりに着陸時のバランスを取っている。
陸戦型ガンダムの倍はある全高にもかかわらず素早い飛行能力を有し、アッザムに続き重力下で単独飛行可能なMAである。
しかしテスト機として戦闘は想定しておらず、武装は一切持ち合わせていない。
陸戦型ガンダムの180mmキャノンを寄せ付けない堅牢な装甲を誇るが、ビームサーベルでは融解してしまい、アプサラス共通の弱点としてビーム兵器への耐久性の低さは残り続ける。
ただし、媒体によってはミノフスキー・クラフトによる浮上中のみ機体底面は守られている描写も存在。
開発責任者のギニアスが幼少期の事故により日常生活すら投薬や他人の支援が必要なため、信頼の置ける妹のアイナがテストパイロットを請け負っているが、あくまで民間人としての参加でジオン公国軍に所属していない。

アプサラスIIは飛行実験をクリアしたアプサラスに主目的である拠点攻撃用の武装を搭載した2号機。
胴体中心部に大型メガ粒子砲を搭載し、これをもってジャブローの防衛線を壊滅するアプサラス計画を立てていた。
メガ粒子砲とミノフスキー・クラフトの同時使用は問題なく行えるものの、ジェネレーターに不安を抱えている。
シローの見立てによると装甲に対人兵器が内蔵されているが、アイナの性格上使用されることはなかった。


アプサラスIII

バカな、愛など粘膜が作り出す幻想に過ぎん!

母様も、そうやって我らを捨てたのだ!!

可哀想に、だからこんな、鉄の子宮が必要だったのね


アプサラスの完成形である3号機。
一人乗りであったアプサラスIIと異なりコクピットは複座式を採用し、出撃時にはパイロットのアイナに加え設計者のギニアスも乗り込んでいる。
アプサラスで集めた実験データをフィードバックし、ミノフスキー・クラフトを2基に増設、電力不足はジェネレーターをリック・ドム3機分搭載し解消、全高はアプサラスIIとそう変わらないが全幅は大幅に伸びている。
機体底面に格納している三脚を展開する事により姿勢制御は向上し、発射角の調整や姿勢が安定。
大型メガ粒子砲の威力は一撃で山に大穴を開けるほどに強化。
更に収束率を変えることでメガ粒子を拡散させ、対MS戦にも転用可能な代物となった。
アプサラスIIと同様に実弾兵器に対しては強力無比な装甲を持つが、Iフィールド等は一切搭載されていないためビーム兵器に対しての耐久性が低く、展開中に剥き出しとなったミノフスキー・クラフトや右肩の装甲部分がジム・スナイパービームライフルに一撃で破壊されている。
正式なデータが残っていないため詳細は不明だが、一説にはガンダム試作3号機デンドロビウムの砲身を合わせた全長140mを抜き144mとも言われ、一年戦争どころか宇宙世紀全MAでもトップ3に入るほど超巨大サイズ。

作中でアイナがアプサラスIIIを鉄の子宮と表現したように2基のミノフスキー・クラフト部分を卵巣に見立てる事もできるデザインであり、モチーフは女性器とされている。
かつてサハリン兄妹は母親に捨てられ、ギニアスの異常なマザーコンプレックスが機体にすら反映されていた事が仄めかされており、アプサラスIIIを「我が子」とした。
終盤のギニアスは病の進行により精神を病み、開発スタッフは劇薬まで投与され完成に漕ぎ着けたが、祝賀パーティーで全員を毒殺しアプサラスを独占。
余命幾許もない自身と母親への執着、没落したサハリン家の再興という夢が歪みきり、妄執がアプサラスIIIという形を成している。


【劇中での活躍】

ジオン公国軍の承認を受けギニアスが開発に着手し、妹のアイナをパイロットとしてミノフスキー・クラフトの飛行実験を開始。
作戦行動に入っていた地球連邦軍のシロー・アマダ率いる第08MS小隊に通信を傍受され存在を察知。
サハリン家に支える忠臣ノリス・パッカードドップを救うためカレンの陸戦型ガンダムを体当たりで行動不能にし、ミノフスキー・クラフトによる衝撃波で周囲一帯を吹き飛ばす。
しかし、死神と呼ばれた自身の悪名を乗り越えたサンダースと第08MS小隊の奮闘で撤退に追い込まれた。

飛行能力が実証されたため新たに拠点攻撃用のメガ粒子砲を搭載したアプサラスIIに改造。
射撃場への飛行ルートがコジマ大隊に察知され、08小隊が偵察任務を担当。
飛行中を捕捉した08小隊と戦闘に入り、シローの陸戦型ガンダムと交戦中にお互いの正体がかつて宇宙で出会った敵側の兵士と知る。
陸戦型ガンダムと共に雪山に不時着し、アイナが機密保持のため機体を自爆させ爆散。
残骸は地球連邦軍が回収し、シミュレーションによりジャブロー陥落可能という結論を出した。

地球連邦軍のオデッサ作戦成功によりジオン公国軍将校のユーリが各地に散るジオン兵を一箇所に集め決戦の地である宇宙に上げるべく、ギニアスが管轄するアプサラス開発基地を再集結地点とし、アプサラス計画の中止をギレン・ザビに進言し命令が下される。
しかし、ギニアスはアイナの説得すら聞き入れず命令を無視して開発を継続し、計画中止を訴えたユーリを謀殺。
最終決戦では傷病人を乗せたザンジバル級機動巡洋艦ケルゲレン出航を望むアイナの意を汲んだノリスが命をかけて時間を稼ぎ、グフフライトタイプを護衛にアプサラスIIIが出撃。
アイナの決死の行動で地球連邦軍の指揮官イーサン・ライヤー大佐に(曖昧な口約束とはいえ)一時休戦を取り付けるが、
ギニアスは独断でメガ粒子砲を発射、連邦軍の前衛部隊を薙ぎ払い壊滅させる。
脱出中のケルゲレンはジム・スナイパーに報復として撃墜され、アイナは激情に囚われかけるがそこにシローのEz-8が登場、
狂気に取り憑かれた兄と決別したアイナはシローのEz-8に収容され、共にギニアス殺害もやむなしと判断。
さらに、背後に展開していたジム・スナイパー(ケルゲレンを撃墜したのとは別の機体)のビームライフルにより右肩部分を撃ち抜かれ、さらに間髪入れずに右側のミノフスキークラフトまで破壊されて、長距離飛行が不可能となり、ここに「ジャブロー攻略の夢」は断たれる。
その後はジム・スナイパーがEz-8を狙撃した隙を突いて再起動、ジム・スナイパーのコックピットを狙撃してこれを沈黙させると、片肺飛行で浮遊し連邦軍本陣に狙いを定める。
しかしとうとうEz-8に組み付かれ、コクピットを破壊されたアプサラスIIIはメガ粒子砲で連邦軍本陣を吹き飛ばしながら火山の底へ落下し爆散。
シローとアイナはアプサラスIIIの爆発に巻き込まれ共に消息不明となったが…。


ガンダムビルドファイターズ

第7話「世界の実力」に登場。
かつて世界選手権にも出場した地上げ屋である灼熱の辰こと辰造が使用。
アプサラスIIIにプラフスキー粒子を応用したIフィールドとアッザムリーダーが追加装備されている。
イオリ・セイ&レイジビルドガンダムmk-IIヤサカ・マオガンダムX魔王のタッグと対戦。
マオに世界レベル扱いされるほど完成度は高く、Iフィールドでビームライフルを全く受け付けず、大型メガ粒子砲でバトルフィールドを焼け野原にしアッザムリーダーで2機共に無力化。
プラフスキー粒子を応用し復活したガンダムX魔王のハイパーサテライトキャノンと互角に撃ち合い機能停止に追い込むも、剥き出しとなった装甲内部をビルドガンダムmk-IIに攻撃され撃破された。


【ゲーム作品での活躍】

ガンダムブレイカー3

ボスとしてアプサラスⅡが登場。
ウイングガンダムゼロのローリングバスターライフルばりに回転して広範囲を焼き払い、駒のような回転攻撃により機体を吹き飛ばしたり上空からボディプレスを仕掛けてきたりとアニメ本編よりもアグレッシブに描写されている。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

宇宙世紀対応シリーズであれば、大抵はⅡとⅢが登場する。
が、一年戦争時代のMAということで性能は低めで、武装も大型メガ粒子砲だけなので射程の穴も多く、あまりパッとしないことが多い。
一応Ⅲなら大型メガ粒子砲が収束と拡散の二種類で武装が水増しされている場合もあるが、基本的な微妙さは変わっていない。
空は当然飛べるが、宇宙には行けたり行けなかったり。

『アドバンス』では、アプサラスの兄弟機であるグロムリン・フォズィルが登場。
アプサラス同様ギニアスが設計開発を手掛け、アプサラス計画のデータがフィードバックされている。
ビグ・ザムのコンセプトを受け継いだGジェネオリジナルのMAグロムリンを内部に格納し、武装は頭部から放たれる大型メガ粒子砲のみだが、ア・バオア・クーを一撃で消し飛ばすほど威力が上昇している。
Iフィールド、デビルガンダムのアルティメット細胞まで取り入れ、アプサラスの致命的な弱点であった防御面がカバー。
ギニアスはアプサラスIIIと同様グロムリン・フォズィルも「我が子」と称している。


ギレンの野望シリーズ

ⅠからⅢまで登場。珍しい事に非武装のⅠが使える。
ジオン公国でイベントで開発可能になる。また正統ジオンやテム・レイ編でも開発可能。

Ⅰは武装を持たないため、空に浮かぶでかい的となっている。原作で放ったミノフスキークラフトの高出力衝撃波も使用不可。地味に索敵能力とミノフスキー粒子散布能力を持っているため、デカいルッグン偵察機として後方支援に回すのも手、耐久がルッグン10に対してアプサラスは400もあり圧倒的な耐久力を誇るが、ペガサス級やガンタンクの集中砲火を受けると、あっさり落ちるので油断は禁物。一応Ⅱに改造もできるが、後述の都合で解体して資源にしてしまってもいいかも。
Ⅱは空中移動適性を持ち、砲撃用のメガ粒子砲をもつ。但しアクシズの脅威以降はAIがMAP兵器持ちを警戒して射線をかわそうとするので、なかなか砲撃できない。ここまでは犠牲なしで開発可能。
問題は最終型のⅢで、Ⅱの発展強化型なのだが、これの開発にYESを選ぶとギニアスとノリスが死亡、アイナも行方不明になってしまう。独戦では、さらに開発に待ったをかけたユーリまで犠牲になってしまう。
魅力以外は平凡なアイナはともかく、戦闘も指揮もこなせるノリスや、高い指揮を持つ将官のギニアスやユーリを喪うのはあまりに割に合わない*1

逆に連邦軍でプレイすると、アプサラスの開発を阻止する為の対応措置を取るかの選択を強いられるが、
この場合は、シローの離脱と引き換えにジオン側の有力な士官を離脱させることができる。
シロー自身パイロットとしては耐久以外は平凡だし、指揮と魅力は高めとはいってももっと高いキャラがいっぱいいるので、
相手のネームドを複数使用不能にすると考えるなら、悪い取引ではない。
系譜なら、シローの離脱は第一部だけで二部では復帰してくれるので、こちらがほとんど損しないお得イベントである。
しかし、アクシズの脅威からは離脱したキャラが復帰しない為、シローを取る選択肢に意味が出てきた。
更には放置しておくと、完成したアプサラスにジャブローを攻撃されてしまうので、殆どの場合はきっちりギニアスに夢を諦めて貰う事になるだろう。
脅威ではアプサラス襲撃イベントがジャブローの海沿いで発生することとなり、潜水艦に主力を詰めることでギニアス御一行を待ち伏せできることとなった。
ギニアスやノリスは階級が高く、昇格を狙えるので迎撃も悪くない。正直そこまで強くないし…。

アクシズの脅威からは、新たに加わったゼーゴックがバランスブレイカー級の使い勝手の良さを発揮してしまったため、さらに肩身が狭くなった。
ゼーゴックのほうは、ゼーゴックのほうでヴェルナー・ホルバインとの選択形式なのだが
  • ホルバインの能力が、魅力が一回り低くなったアイナ程度しかない。
  • ゼーゴックは何故か宇宙でも空中でも使用可能
  • コストはアプサラスⅡと同程度
  • 複数犠牲者が出るアプサラスに対し、ゼーゴックはホルバイン一人と安い犠牲で作れる
  • しかもゼーゴックはズゴックからの改造で、現場でお手軽に調達可能
  • 変形機構を利用することで空戦モードと砲撃モードを使い分けることができ、これにより相手AIの目をごまかすことができる
等など、コスト面でも地形的製でも戦いやすさでも上回るという、ギニアス涙目状態となってしまった。
アプサラス自体にも強化が足りておらず、熟練プレイヤーにはボーナスバルーン*2扱いされている。
一番泣きたいのは、Very Easyスタートでもない限り見殺しにされるホルバインでは?それとも、ギニアスやデュバルと違い自分が関わった機体が量産されて、満足しながら逝くのだろうか?
なお、テム・レイ軍ではギニアス本人とその周囲に、アプサラスが初期配備されている。資金に余裕があり、難易度は低めの勢力なので、使ってみるのもいいだろう。もちろん分解してもいい

スーパーロボット大戦シリーズ

パイロットの都合からか、多くのタイトルでアプサラスIIが味方機として入手できる。

実はスパロボ時空ではアプサラス計画の有用性が認められていることが多く、予算も多く貰えている描写が多い。
アプサラスの活動範囲もラサ周辺に留まらず、念願のジャブロー攻略に参加することが殆ど。スーパーロボットも多い世界観なので分かる話だが。
そのため、ギニアスも原作と比べると狂気の度合いが弱いことがある。アイナやノリスにとってもそのほうが幸せだろう。

初登場の『64』ではいるだけ参戦ながら、アイナと共に自軍入り可能。入手が早い・改造効率が良い・攻撃力の伸びが良いと何拍子も揃った強ユニット。飛行可能な点も重宝。
武器の数が少なく移動後に使用できないという点を差し引いても強く、補強の為の強化パーツを回す意義はある。
A』や『COMPACT2・IMPACT』においても同等の使い勝手を誇る。大出力のメガ粒子砲がMAP兵器として使える点も見逃せない。

IIIの方はボスや終盤の雑魚として登場し、IIの弱点である移動後攻撃の欠如を拡散メガ粒子砲で補っている。
さざなみ系統のスーパーロボット大戦GCスーパーロボット大戦Operation Extendでは序盤の山場の一つであるジャブロー面にアプサラスIIIが登場し、本当に強襲計画を実現してくる。
部位が少なく無力化までが早い・武装がビームばかりで水地形には手も足も出ないなどの弱点があるものの、OEではその辺に頼れないのでなかなかの強敵として立ちはだかる。

そのGC移植版のXOではなんと合体攻撃持ち。もちろん相方はシロー搭乗のEz-8。
アムロララァクリスバーニィカミーユフォウも合体してイチャつきながら敵を墜としていく本作はファイアーエムブレムのよう。ジュドーとルーとエルは修羅場ってるが。
反動でもあるまいが、その後のOEではアイナはアプサラスに乗らず顔出しすらなく退場させられる。(ララァやフォウは名前すら出ない。)
替わりにギニアスがまともな元気さで少し長生きしつつ、アプサラスIIIの予告マップ兵器で暴れてくれる。ジャブローは崩せないものの寝返られもせず、一番真っ当なアプサラス&ギニアスかもしれない。


ターゲットインサイト

連邦軍サイドの中盤にて出現するアプサラスⅡ迎撃任務で登場。ミッション名はズバリ『頭上の悪魔』であり、08小隊からのゲスト的な投入であることがうかがえる。
浮遊しながら拡散メガ粒子砲を放ってくるが、弾速がイマイチなので余程アクションが下手でもなければ当たる心配は無い。ただし、当たると大ダメージを受ける。

ただ問題なのが、その異様なまでの耐久性と取り巻きの連中。
耐久性に関しては連邦サイドで最高峰の性能を誇り、尚且つフル改造のガンダムのビームライフルと、バルカンの一斉射をもってしても中々落ちない。
一周目は精々ジム・コマンドやEz-8がやっと手元に来る辺りなので、なけなしのビーム兵器やマシンガンで、文字通り銃身が焼け付くまで撃ち続ける必要がある。対策としては原作同様に陸戦型ガンダムがおすすめ。比較的早く補給要請可能で、改修を重ねれば高火力のビームライフルを装備可能。

取り巻きの連中は貴重な補給所を潰しに掛かり、機体によっては弾が足りなくなり、むざむざ逃げるのを指を咥えて見るしか無くなるので要注意。アプサラスを撃退したいなら殲滅必須。
一定ダメージを与えると、墜落などはせず撤退していく。

戦士達の軌跡

原作通りアイナ編で使用可能。シロー編での「頭上の悪魔」にあたる「飛行テスト」では初回プレイ時は武装を使用できず、間接的にアプサラスIが再現されている。IIIは登場しない。
本作に登場するMAの中では唯一地上専用になっているが、常時浮遊状態という関係上、地上戦でありながら操作方法は宇宙と同じというたぐいまれな機体*3
やはりメガ粒子砲の威力は折り紙つきで、攻撃発生は長いものの直撃すればほぼ一撃で敵を葬り去ることができる。
サブウェポンのスプレッドビームは拡散する形で発射されるため、全弾ヒットしにくいが周囲の敵にもダメージを与えられる可能性がある。攻撃力もビームライフルと同等レベルと決して低くはない。
格闘の代わりに搭載されたM.C.オーバードライブは降下して辺り一帯に衝撃波を放つ。見た目の割に攻撃力は高くなく、ダウン効果こそあれど完全に静止してしまうのでそこを狙われると厳しい。
しかも、前記の通り初回プレイ時はこの攻撃しか使えないため、速攻でホバートラックを倒して速攻で離脱することが求められる。
ビーム強化とクイックリロードのスキルが有効。

逆にシロー編では「頭上の悪魔」「熱砂戦線」で破壊対象として登場。こちらも原作通り前者では非武装であり、M.C.オーバードライブの隙に距離を取って100mmマシンガンで攻撃するかジャンプでかわしてビームサーベルを叩き込むのが基本戦術となる。
一方で後者はスプレッドビームを中心に攻撃してくるのでホバートラックが巻き込まれないように注意。なお、ミケルが撃墜されてもクリア扱いになる。

通常版では正規の方法で入手できないが、キャンペーン限定で制作された特別版『角川書店連合企画 特別編』ではコマンド入力で解放される機体の1つ。こちらは初回から武装が解放されており、地上戦であれば好きなミッションで使用できる。コマンド入力で味方に乗せるアプサラス軍団やSランク取得の補助も可能。


【立体化】

巨大MAという設定上の制約からとてつもない大きさのプラモが発売された事は無いが、それでも何度か立体化はされている。
HGでは、HGジム・スナイパーの付属品として1/1200のアプサラスⅢが付いてくる。
大きさは同ジム・スナイパーのロングレンジ・ビームライフルとほぼ同じくらいだが、やたら造形が良く当時のスタッフの執念を感じる一品。

B-CLUBからは1/330のレジンキットが発売。こちらはⅡとⅢでそれぞれ発売している。
上記のものと比べてかなりスケールアップし、全長は平均的なHG本体と同サイズで奥行や横幅で勝る。



面白い…一度見てみたいと思っていたのだ、追記、修正とやらをな

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最終更新:2025年04月20日 16:40

*1 独立戦争記では、攻撃や防衛用の軍団を派遣するのに少佐以上のキャラが必須な為損失がさらに大きい

*2 開発だけなら多少の資金で済む上、サンプル機を分解すれば多くの資源が手に入る。

*3 宇宙戦と同様に3Dスティックで向きを決めてRトリガーで前進する。パワーは一切消費しないので自由に移動することが可能だが、あまり高度を上げすぎると敵前逃亡(ゲームオーバー)になるので注意。