パワプロシリーズの特殊能力

登録日:2024/11/20 Wed 17:25:38
更新日:2025/04/20 Sun 08:41:07
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この項目は『実況パワフルプロ野球』シリーズや『パワプロクンポケット』シリーズ等で採用されている「特殊能力」について取り扱う。


【概要】

パワプロシリーズは昔から選手のステータスが決められている。
それぞれ…
  • 弾道(初期シリーズでは実装されていない)
  • ミート
  • パワー
  • 走力
  • 肩力
  • 守備力
  • 捕球(パワプロ2013まではエラー回避、10決定版まではエラー率*1。当初は隠しステータスであった)

に加え、投手は
  • 球速(ただし肩力と連動する作品とそうでない作品が混在している。近年は原則前者*2)
  • スタミナ
  • コントロール

と比較的細分化し、S~G*3の8段階、100*4の数値で選手を再現している。

投手は更に変化球も設定されており、基本的に5つの方向と7段階の変化量がある。*5
第2変化球や特殊なストレートを持つ選手もおり、こちらも個性が持てるようになっている。

だがそれだけだと「足が速いのに盗塁が下手な選手」とか「投手としての能力は非常に優れているのになぜか勝てない投手」とか「選手としてはほぼ戦力外だが声出し要員として重宝されている選手」とか「球は遅いのに不思議と打てない投手」とか等、多種多様なプロ野球選手の再現は難しい。
そこで実装されたのが特殊能力である。

またこの特殊能力は実在選手だけでなくサクセスキャラクターの個性を出すのにもうってつけであり、パワプロシリーズが毎度個性豊かなキャラクターを出す助けにもなっている。

基本的には「バント◯」「内野安打◯」「チャンス◯」と言った、特定の条件のみで発生する能力もあれば「ムード◯」などの自分以外の選手にも影響を与える能力、はては「特定チームキラー」や一部のマイライフ専用特殊能力のような試合条件自体を参照する能力に「回復」のようなペナントモードでしか影響しない能力もあり、その効果は様々。
逆に「チャンス✕」「負け運」「併殺」「三振」といったマイナス能力もある他、「悪球打ち」「ポーカーフェイス」と言ったメリットデメリット両方を併せ持つ能力もある。
他、両立できない特殊能力もいくつかあったりする。

純粋なメリット能力は青(というよりは水色)デメリット能力は赤
メリットデメリットを併せ持つものは青と赤の2色能力に直接影響を与えずメリットともデメリットとも言いにくいものは緑
と色分けした背景で表現されているため、「青特」(同様に「青特能」「青能力」「青特殊能力」)というように色を冠して俗称されることが多い。

また、青特の上位版として金色表記の特殊能力、すなわち金特も存在する。これらは特定の青特の上位版であることが多いが、独立していることもある。
ただし金特はごく一部…というかたった2人の例外*6を除けば、実在選手の場合原則的に「OB選手にのみ持たせる」査定が行われている。
逆に赤特にも「扇風機」「ノミの心臓」という特定の赤特のさらに悪いものもあるが、これは表記としては単に赤特。青特にも「◯」と「◎」があるものがあるため、それと同類と言える。

さらにパワポケシリーズの途中からは超特殊能力と呼ばれるさらに強力な特殊能力が実装されていた。てか金特殊能力の元ネタだったりする。
また、パワポケシリーズではセンス〇ならば扇子の横に〇が付いているなど特殊能力がアイコンとなっており、クスリと笑えるものになっていた。
一方で実在選手の赤特がマスクにされるなどの選手に対する配慮もあった。またマイナス能力は青色といった寒色で表される。

かつてのシリーズでは上記の基礎ステータス以外は全部特殊能力だった。
だが例えば「チャンスにちょっと強い」選手を再現する場合でも、単に「チャンス◯」をもたせるとチャンスであればめっちゃ強くなってしまう弊害があった。
その為いくつかの特殊能力は近年では更にA〜Gで細分化され全選手に設定された。
細分化能力はDは能力上下無し。A〜Bが青特F〜Gが赤特、CとEは少し上がる/下がるがDと同じく色の変化は無しとなる。


これらの特殊能力は、選手の調子によって発動しない場合がある。
青特と金特は絶不調の時は発動しなくなり、赤特と青赤特は絶好調の時は発動しなくなる。緑特は調子には影響されない。
ただし調子に影響されず発動し続ける特能も一部あり、「盗塁」「内野安打〇」「プレッシャーラン」などの走塁系や「キャッチャー」「レーザービーム」「エラー」などの守備系が多い。意外なところだと「併殺」「打球反応〇」「投打躍動」なんかも消えない。
おそらく打撃は水物だ(調子に左右される)が守備や走塁は調子に左右されないを再現したものと思われる。
強力な青特・金特の恩恵を得るため、また足かせとなる赤特から解放されるために、選手の調子を高く保つことは非常に重要になってくる。

通例として、効果については漠然とした解説文があるだけで、ゲーム中では具体的な効果を全く確認できず、基本的に検証頼りである。
効果が変更されることは少ないのが幸いだが、変更されていることもあるので、もしかしたら変更がプレイヤー達から見逃されている特能もあるかもしれない……。

なお、制作会社が同じ『プロ野球スピリッツ』シリーズも、細かい仕様が異なるものの特殊能力のラインナップは概ね共通している。
また現在では新作が出なくなっている*7『パワメジャシリーズ』ではいくつかの特殊能力が英訳された名称だったり(たとえば「牽制〇」→「ピックオフ〇」)、MLB界隈での呼び方に修正されたり(「サヨナラ男」→「ゲームエンダー」など)していたほか、ごく少数ではあるが「スパイダーキャッチ*8」など『メジャ』限定の青特殊も存在した。
当時の『パワポケ』にはあった「ベアハンドキャッチ*9」「ピボットマン*10」「内野安打◎*11」あたりも『プロ』基準ならば『メジャ』限定能力と言える。打者用能力の「フルカウント○」に至ってはシステム自体が絡むもの以外*12ほぼ青特殊を網羅している『アプリ』にも実装されておらず、現状完全に『ポケ』限定能力である。

ちなみに球速のみ「特殊能力の発動いかんによらず、選手の基礎能力以上の値になることはない」、それ以外は「特殊能力により本来の基礎能力を超える値の状態になる」システム。
球速に関しては調子が絶好調でなければ特殊能力が発動しないとほぼ基礎能力として掲載されている値は出ないし、調子普通でも場合や選手、つまり特殊能力の構成によっては1回もこの上限球速が出ないことだって起こりうる。
その反面、特にパワーに関しては理論上ながら+79、超特殊だと+89が発生しうる特殊能力まで存在するなど、特殊能力が多い選手だとむしろ記載通りの値でプレイすることが少ないことすらありうる。阪神に甘い査定が批判された時の鳥谷とか。

【全選手に設定されている能力】

後述の「キャッチャー」と事実上のペナント専用能力2つ以外は打者・走者として出場時に発動する能力である。
ただし次の項の全投手に設定される能力同様、投手として登録の選手については大谷翔平(OB)*13や根尾昂(中)、甲斐進撃(サクセス)*14のような積極的に二刀流起用されるメンバー以外はすべて「ケガしにくさと回復以外は全部D」としてプラス補正もマイナス補正もかからない査定とされるのが基本。

チャンス

チャンス……要するに得点圏(2塁より先)にランナーが居る場合の打力の強さ。
かつては上述の通り「チャンス◯」「チャンス✕」と言う区分だったが、1~5(3が平均値)だった時期を経てA~Gの数値で細分化されている。以下の能力も同じ。
普段打率が低いのにチャンスだとバカスカ打つ選手は勿論高く、逆に打率はあっても得点圏打率が低い選手はやっぱり低くなる。
.279 29HR 147打点なる異様な成績の選手ともなれば(OB枠だからある程度誇張されるとは言え)弾道3ミートCパワーCだけどチャンスA+「恐怖の満塁男」というランナー生還に特化した能力になる*15
最高クラスの金能力になると「勝負師」となる。『2024』では落合博満(ロッテレジェンド版)*16などが持っている。
パワプロ名物キャラの矢部君とそのそっくりさんは基本的にチャンスに弱いのはお約束。恐らく力んじゃうのだろう。


対左投手

その名の通りサウスポー投手の相性。
左利きの選手はプロ野球でもレアであり、その為か選手によって得意不得意が大きく変わっていく為設定されている。
金能力は「左腕キラー」。決して左腕の代償を容赦なく切り落とす手札誘発ではない

「対左打者」にも言えるが、マイライフやペナントだと「対右成績と対左成績とでどっちが高いか」しか成長・劣化の判定基準がないため普通にやっているとDやCのまま推移することは非常にまれ。


キャッチャー

全選手に……とは言ったが、この能力は捕手のポジションを持っていないと表示されない。
要するにリード能力であり、この能力が高ければ高いほど投手にバフが掛かる。
慣例として前シーズンで優勝したチームの正捕手は高めに設定され、逆にサブポジレベルだとFやGになりやすい。
かなり強力な能力であり、おいそれと高いランクは設定されない。
ただ、そのせいで実在選手はマイナス査定になりがちという、それでいいのか感のある能力にもなってしまっている。
特に栄冠ナインのように大量の非実在選手が出てくるモードだとその違和感が顕著になり、彼らはマイナスのE以下はあてがわれないので実在のE以下査定捕手は(本来「少なくともその他の選手よりは捕手ができる」はずなのに)捕手として使う意味が全く無いといった不自然な状況が発生してしまう。

CPUオート操作となるペナントモードのオートモードや栄冠ナインでは効果の強さも顕著で、スタメン捕手がキャッチャーBとなったチームがオーペナで好成績を残しやすくなるのはよくある事。
栄冠ナインでも(現在は廃止されたが)ゲーム開始時から手っ取り早くチームの土台を作り上げるために古田や谷繁が転生選手で現れる年をリセマラする「古田谷繁ループ」なる技もあった。
毎年夏にパワプロ公式案件として開催されている大手VTuber事務所にじさんじの栄冠ナイン大会「にじさんじ甲子園」*17では、第1回の2020年大会から4年連続で優勝チームの正捕手がキャッチャーA持ちであるなどその取得可否が大会の行方を左右するほどの超重要な要素となっており、視聴者のパワプロプレーヤーにその強さを改めて認識させた。
なおこの能力は当初から「キャッチャー◯」「キャッチャー◎」と細分化されていた。ただし◎/5/Aを持つ選手は非常に少なく、『2022』までの古田敦也と野村克也以外だと「V9の頭脳」森祇晶・「東尾から松坂までボールを受けた男」伊東勤・出場試合数ギネス記録保持者の谷繁元信*18などごく僅か。もちろん彼らにAを持たせるに足るだけのチーム成績を残していたのは言うまでもないだろう。
金能力は「球界の頭脳」。これも実在選手だと事実上古田とノムさんの専用。「2025年度選手データ版」からは古田が「ID野球の申し子」に名称変更されている。
なお、近年の捕手サクセスキャラとなると、キャッチャーB~Aがデフォルトでついていることがほとんど。成長すると球界の頭脳を取得することもある。

パワプロ2024-2025のペナントモードでは、特殊能力の影響の強弱をオプションで設定できるようになったが、
キャッチャーの特殊能力のみは、このへんの理由から別途影響の強弱が設定できるようになっている。


ケガしにくさ

その名の通り怪我をしにくいかしやすいか。
これが低ければ試合中に怪我をして負傷退場することもあるが、発生率はかなり低く、基本的にはペナントやサクセスなどの試合以外のパートで効力を発揮する。
かつてはサクセス専用の特殊能力で、練習でケガをする確率に対して「ケガしにくい」「ケガしやすい」という特能でそれらが制御されていた。
後にペナントやマイライフ等、よりリアルなプロ野球シーズンを楽しめるようになった際に選手にも実装されたという珍しい特殊能力。
怪我のない栄冠ナインなどでも「回復」「調子安定」も含んだ3つが疲れにくくなる特殊能力として扱われることもあり(実際に「2024」だとそういう仕様になっているとのこと)*19、意外と重要と言える。
金能力は「鉄人」。2215試合連続出場記録を持つ衣笠祥雄と1492試合連続フルイニング出場記録を持つ金本知憲の異名でもあり、実在選手では長きにわたって衣笠と金本専用。『2024』ではシーズンを通してセーブシチュエーションだと無慈悲に登場していたことから岩瀬仁紀や、「スコット鉄太朗」山口鉄也なども持たされている。
それとは対照的に肉体改造の影響に加え、被死球ワースト一位もあり怪我が多かった清原和博はケガしにくさF、スペランカーとも揶揄された多村仁志に至ってはケガしにくさGである。
近年では、トミージョン手術を受けた投手や脚の靭帯断裂などシーズン絶望級の重傷で長期離脱した選手はとりあえずケガしにくさF~G査定とするような風潮がある。


盗塁、走塁

それぞれ盗塁やベースランの上手さを表す。
一見すると走力で十分なのではと思うかもしれないが、足が速くても判断などの面で盗塁が苦手というのは珍しくないので、この能力で細分化されている。盗塁A以上だと、一塁走者でかつ二塁が空いているときに投手にデバフをかける追加効果も得られる。
走塁は盗塁ほど別ステータスにする意義が大きいとは言い難いが、「直線で走れば速いが小回りが効かずベースランニングは不得手」というパターンもある。また、走力は守備範囲の広さにも影響するので、守備と走塁のイメージに合わせて能力を調整するための設定といった面があるか。
金能力はそれぞれ「電光石火」「高速ベースラン」。
『2024』だと前者は福本豊(固有名「世界の盗塁王」)や赤星憲広(2025年度選手データ版より固有名「レッドスター」に名称変更)といった足で鳴らした名選手がもちろん所有しているほか、「足は遅いのに盗塁は滅茶苦茶にうまい」の再現として近藤和彦に持たせたケースも出た。
後者は実在選手の保有者はおらず、「ミスター三塁打」毒島章一がB、通算三塁打トップの福本豊すらA。
俊足を誇るがそれまで30盗塁すら未達成だった大谷翔平が2024シーズンにて突如盗塁で無双し始めたため、「50-50」の達成から程なくしてアップデートで盗塁がいきなりEからAに急上昇したのも語り草。そのアップデートのせいでペナントモードでとんでもないバグが生まれたのはまた別の話。


送球

守備時に球を逸らさず正確に送球できるかについての能力。あくまで投げるコースのみに影響し、捕球から送球までのスピードには守備力が、投げた球の速さには肩力が影響する。
高ければ狙った場所に向けて正確な送球が出来る。低ければ逸れることが多く、最悪の場合は送球エラーとなってしまう。
今まで述べた能力は多少低くても問題はないが、この送球だけは話は別であり、特に内野手だと守備力や捕球が高くてもこれが低いだけでエラーを乱発してしまい、致命的な影響を試合展開に与えてしまいかねない。
逆に送球距離が長く中継などでフォローがしやすい外野手では影響が少ない。
ただ、その必要性はゲーム側のバランス調整によって決まるところもある。全体的にエラーが出にくい調整になっていると必要性が下がるし、捕手は現実なら送球精度なんて大事に決まってるのだがゲーム上だとリスキーな送球機会がそもそも少ないのでどうでもいい……といった具合。
金能力は「ストライク送球」。これも所有者は実在ではおらず、あのイチローですらA。
ちなみに送球B以上の選手は送球時のボールに軌跡が尾を引くエフェクトが付く。

回復

ペナントレースでは選手ごとに体力が設定されており、少ないと実力を発揮できない。
その体力の回復速度を表す指数である。そのため、ペナントレース形式を取っていない大半のモードでは意味がない。
かつては投手専用だったが、ここ最近のシリーズでは野手にもスタミナが設定されている為、重要となってくる。

金能力は「ガソリンタンク」。
プロ野球歴代2位の949試合に登板し通算350勝を上げた米田哲也の異名である。
もちろんOB選手としての米田は原則所有しており、『2024』だと他にはシーズン登板数記録保持者・久保田智之、「神様、仏様、稲尾様」稲尾和久などが持っている。「権藤、権藤、雨、権藤」で有名な権藤博は何故か回復A止まりであるが、わずか2年で肩を壊して野手転向を余儀なくされたのが理由なのだろうか。
ちなみにマイライフの投手だとシーズンで何イニング消化できたかで判定されるため、リリーフ専業で出番自体があんまりない場合これも普通にやっててもどんどん下がる可能性がある。さすがに対左よりははるかにマシだが。

ちなみに『2022』での有志検証では米田だけでオリックス143試合のうち41試合の先発をこなすという結果が出ており(普通は20~15先発)、ペナントがメインのプレイヤーにとっては非常に有用性の高い金特殊と言える。

『7』のサクセスモードでは直前の行動次第で「回復○」を取得するイベントが存在した。
…朝に主人公がナニかの元気を確認して「お、まだまだ若いな」と確認する形で。明らかに男のシンボルである。パワポケでは数多いがパワプロでは珍しいタイプのイベントであった。


【全投手に設定されている能力】

野手にも一応データ上は存在するが、元投手だったりしない限りは一律して標準値である。
例として石井琢朗(投手としての登板及び責任投手経験*20あり)でも段階性特殊能力は全部標準値・基礎能力は最低。

対ピンチ、対左打者

打者の対チャンス、対左投手の逆である。
マイライフやペナントだとやけに下がりやすい能力で有名。なのでマイライフではさっさと金特にするのが推奨されている。
金能力はそれぞれ「強心臓」「左キラー」。
逆に対ピンチGよりも悪い段階として「ノミの心臓」がある。
サクセスでは甲子園決勝の対戦相手など強豪チームのエースに「ピンチ」のE以下が付いている場合が意外に多く、能力値は圧倒的だがランナーを得点圏に送り込めば付け入る隙はある、という調整がされている。

ちなみにパワプロ6まではピンチ〇×は「投手の動揺のしにくさ」という下記の打たれ強さとして扱われており、
パワプロ7及び2000から現在の得点圏での能力上下に変更されている。
パワポケでは対左投手は◎があるのに対左打者は〇しか存在しなかったが、対左打者〇は変化量が増加するという位置づけをされていた。

意外にも『2024』では左キラー持ちはおらず、「松井・高橋*21キラー」遠山奬志でもA+「対強打者○」。


打たれ強さ

パワプロは打ち込まれた際に「ピヨリ」という状態となり能力が大幅に下がる。
打たれ強さはその状態になるまでの強さであり、高ければ高いほど打ち込まれても動揺しない。
対ピンチとは影響を与える部分は異なるが、役割は大分被っている。
金能力は「不屈の魂」。また「草魂」という名前で鈴木啓示が所持している。不屈~扱いではないが上原浩治もこれが「雑草魂」名義になっており、こういったしっかり根付く・置かれた場所で投げるタイプの投手の象徴とも見なされているようだ。
どこ行っても何かしら一軍での役割任されてたからな上原さん
こちらも最低ランクの能力として「ガラスのハート」がある。


ノビ

直球のノビを表す。
直球は球速が速いに越したことはないが、それだけが直球の質を表す指標ではない。「速く見せる」事がコツである。
この能力はその「速く見せる技術」を表したものといえる。
「球速が遅いのに相手からしたら速く見える」という特異なストレートを投げる為、過去のシリーズでは打たれやすかった星野伸之は今では高めのノビを持っている。逆にベテラン選手や、いわゆる技巧派投手だとE~Fになっていることも多い。その人2025年シーズンも一軍で先発して勝ち投手になったんですよ…*22
金能力は「怪童*23」。
所有OBは金田正一、江川卓、尾崎行雄、江夏豊(阪神レジェンド版)、藤川球児の5名。また尾崎行雄の異名でもある。
ノビの異名特能としては「平成の怪物」がある。もちろんその名の通り松坂が所持。平成の怪物Bという表記の為シュール。
「2025年度選手データ版」からは江川卓が「怪物」に、藤川球児が「火の玉ストレート」にそれぞれ名将変更されている。
155km/hの藤川や159km/hの尾崎は有無の差を体感できるほど速く見えること、また基本的に近年のCPUは剛速球に弱い傾向がある(つまり見た目の球速が速いほどCPUは対応しづらくなっていく)ことから、シンプルながら効果の高い能力。
ただし尾崎は代わりに変化球が非常にショボい*24。なんせ史実でも「直球を全力でたたきこめば三振取れた。カーブは中学生リーグレベルので使わない」「ナックルを覚えてパワーに頼らず遊ぶ感じでも三振がとれるようになった。投球の幅が広がるのはうれしいもんだね」などのパワーキャラすぎる語録を残している方なので…



クイック

クイックモーション……すなわちランナーがいるときの投球の上手さを表す。
基本的にこの能力が高いとランナーがいるときの投球モーションが速くなり、上手く盗塁を刺すことが可能。
逆にこれが低いと露骨にもっさりした投球モーションになる。こうなると盗塁し放題。
盗塁には他にもピッチャーの投げる球、キャッチャーの肩力が影響する為、相手投手のクイックは常にチェックしておきたい。
また、近作で導入されている「2度押し」の際は、ナイスピッチを出せるタイミングもモーションの速さで変わってくる。よって、ガチ勢のプレイヤーになるとその点も加味して慣れる必要がある。
金能力は「走者釘付」。


【野手の代表的な特殊能力】

近年のサクセスだと投手として登録した主人公に持たせることができたり、栄冠ナインだと投手の生徒が合宿時の特殊能力獲得候補に出たり取得できたりはするほか、実在選手でも代打要員の代わりにされることがよくあった*25クワタ桑田真澄が「粘り打ち」を持っているなど例はある。
ただ、実用的と言えるような構成なのはほぼ大谷限定

アベレージヒッター、パワーヒッター

それぞれ、ミート打ち時にヒット性の打球が、強振時にホームラン性の打球が出やすくなる。指定に反した打ち方をすると発動しない。具体的な効果としては「芯および真芯の当たり判定が大きくなる」「打球の速度と角度がちょっと補正される」とする意見が主流。ゲーム内だと上に書いたとおりの説明しかされてないので不詳だが。
ヒット能力はミート、ホームラン能力はパワーで既に設定されているのに特殊能力で再現する必要があるのかと疑問に思われるだろうが、この場合はイチローのように「ホームランを狙えるパワーがありながらもヒットの方が多い」選手を再現するときに必要なのだ。
勿論「打率は高いがホームランバッター」である場合はパワーヒッターが付けられる。
対になるイメージではあるが、ミート打ち・強振に分かれていて効果が競合しないので両方つけることも可能。その場合は単に能力以上に安打と本塁打が増えることとなる。
代表例としてサクセスキャラの友沢亮は原則的にアベ・パワ両方を所有している。ただし大甥のジョーはパワーヒッターを持っていない。*26

金能力はそれぞれ「安打製造機」「アーチスト」。特に「アーチスト」に関してはミートカーソルのフチで引っ掛けなければ全部芯判定になるとする意見まであるほど効果が体感しやすい。
前者は榎本喜八、張本勲、新井宏昌、イチローの、後者は田淵幸一、江藤智の異名でもある。
異名能力としてアベレージヒッター互換の「小さな大打者」若松勉、パワーヒッター互換の「バックスクリーン男」池山隆寛、「不惑の大砲」門田博光。
安打製造機互換の「打撃の神様」川上哲治、アーチスト互換の「世界の王」王貞治がいる。

ラインドライブ

…とはいえホームランバッターと言っても全員が「大きなアーチを描いて入れる」じゃないのが野球の面白いところ。昔の作品だとそういった選手も「パワーヒッター」で再現だったのだが、いわゆる弾丸ライナー型の選手の再現のためにこっちの特殊能力が起こされた。そのため現在は「強振時に打球傾向そのものが良補正される」特殊能力は2種類あるわけだ。
こちらも「ライナー性の打球になりやすくなる」しか説明がないため具体的な効果はよくわかっていないが、パワヒの「芯および真芯になる部分が広がる」に加え、弾道が変化しない代わりに「打球速度が大幅に上がる」効果の様子*27
実在選手だとおうまのお兄ちゃん柳田悠岐がわかりやすい他、実際に「パワーヒッター」→「ラインドライブ」になった選手としてはやはり「人気すぎてコロコロコミックでギャグマンガになった男」*28「ゴジラ」松井秀喜*29が挙がるだろう。これで実際の氏の「高角度・高速の打球で文字通り叩き出す」ホームランを再現しやすくなったわけだ。
ちなみに『2024』では吊るしの巨人OBオールスターにON砲と一緒に収録されているため、ミスターの「生まれ変わったら、同じチームでホームラン競争しような!」*30どころか2人とも全盛期に若返った状態でジャイアンツ内でホームラン競争が可能。


広角打法、流し打ち、プルヒッター

前2つは流し方向(打席と反対の方向)に持っていく打撃の際に打球が強くなる/ヒットになりやすい能力。プルヒッターは引っ張り方向(打席の方向)の打球が強くなる。
以前はプルヒッターには「引っ張りすぎたファウルになる可能性が上がる」デメリットも設けられていたようだが、『2024』現在はこの効果はないとするのが一般的。
とりわけ広角打法の強さはえげつないレベルであり、多少詰まったのにスタンドインなんてことが頻繁に起きる。
かつてのシリーズにて元々パワーを筆頭に基礎能力がおしなべて高い柳田悠岐にこの能力が付与された際は、パワプロのオーペナ界隈とガチ対戦界隈が恐怖に怯えたとかなんとか。
なおこれらも打法の指定があり、広角打法とプルヒッターは強振時のみ、流し打ちはミート打ち時のみ発動する。
この関係で広角打法とプルヒッターは同時に付けられないが、流し打ちは対になる特能もなく独立している。

金能力はそれぞれ「広角砲」「芸術的流し打ち」「引っ張り屋」。
「NPB生涯465本のホームランのうち流し方向はわずか3本」という驚くべきプルヒッターっぷりを発揮した、「18歳の4番打者」「元祖・無冠の帝王」土井正博*31がさすがにプルヒッターではなく引っ張り屋*32になっている。


満塁男、サヨナラ男

それぞれ満塁時、サヨナラのチャンスに打力が上がる特殊能力。
だがこの2つの能力は特殊であり、ミートのみが上がるもの、パワーのみが上がるもの、両方上がるものの3種類がある。前2種類は「○○安打男」「○○ホームラン男」と呼ばれることもある。この能力を持っている選手は同じ見た目の特能でもどれかを確かめる必要がある。*33
ちなみにサクセスでは最後の両方の能力が上がるもののみが取得できる。
とは言っても、どっちのシチュエーションにしても頻繁に起こるものではないので、ぶっちゃけフレーバーに近い能力というところもあるが。
……それはそれとしてこの能力の特徴として「男」がついているが、これは女性選手であっても変わらない
なのでサヨナラ男を持っている小山雅はネタになった。もしかして男という性別にサヨナラという意味だろうか。
女性キャラでは後にパワ子ちゃんも取得した他、栄冠ナインクロスロードではサクセス女性キャラも選手として登場するので特訓などで付与できる。
またそのサヨナラ男はサクセスで彼女に振られた際に会得したり、別れを経験したり故人と関わりのあるサクセスキャラが所持していたりとネタ度が高め。パワポケに至っては死別エンドでもらえるのはお約束。
ちなみに季節によってバフが掛かる特殊能力もあるが、それも「春男」等と男がついている。
金能力は「恐怖の満塁男」「伝説のサヨナラ男」。「おかわり君」の異名を持つ中村剛也は通算最多満塁弾記録22本*34の保持者として『2020』以降前者を所持しており、これがシリーズ初の現役選手の金能力取得となった。
「2024」では中村剛也(現役・レジェンド問わず)の他は今岡誠・駒田徳広・T.ウッズが「恐怖の満塁男」を、大杉勝男(ヤクルトレジェンド版)が「伝説のサヨナラ男」を所持している。
通算サヨナラ打日本記録保持者が「伝説の~」ではなく青版だったり*35、そのへんは意外と判定がゆるめ。


決勝打

同点または負けているときの6回以降、塁上の走者が生還すれば勝ち越しの場面で、ミートをあげるという能力。チャンスや逆境や意外性と組み合わせるとかなり強力な能力である。取得者もかなり多い。
金能力は「渾身の決勝打」。イチローが久々の収録で顔役となった「2022」では2009年WBC決勝の再現か所持していた。
なおイチローの素のミートが高いためそこまで恩恵はなく、「2024」で安打製造機に場所を取られた。


威圧感

投手・野手の両方に存在するが、それぞれ全く別の効果がある能力。
野手の場合は自分の前の打席から自分の打席まで相手投手に対し球速やコントロールを下げ、消費スタミナを増やす効果があり、投手のスタミナを大きく削る為に重宝する。

なお、チームに野手版の威圧感持ちが複数いる場合にその選手を打順上連続で並べてしまうと、後ろの打者が持つ「前の打者に与えるデバフ」が本人が与えるデバフで相殺されてしまう。
例としてパワプロ2024-2025の巨人レジェンドでは王貞治と長嶋(固有名「ミスター」)が野手威圧感を保持している*36が、
デフォルト打順である3番王・4番長嶋であると、4番王の打順の際に「4番長嶋の前打者威圧感効果」が「3番王本人の威圧感効果」で消えてしまう。

所持者はそこそこの人数がおり、落合博満や小笠原道大、松井秀喜等と言った巧打者・強打者が所持している。
かつてはサクセスでも非常にレアな特殊能力であり、サクセスキャラのイベントや継承選手からのコツ伝授を受けないことには習得すらできず*37、付き合うことがデメリットな姫野カレンを彼女にした際の最後のご褒美でもらえるというのがお約束であった。栄冠ナインだと結構簡単に手に入るのは秘密
異名能力としては上述した長嶋茂雄が「ミスター」を所持しているほか、2025年度選手データ版からは松井秀喜が「ゴジラ」に名称変更されている。
どうやら2024年データ時点では版権・商標がからむ調整が間に合わなかった様子で、他にも高須洋介(E-OB)のチャンスが2024年データではチャンスB、2025年データでは必殺仕事人Bと外部版権から引用の異名に変更されている。


チャンスメーカー

走者がいない時に打撃能力が上がる能力。
名前に反して「チャンス」を作れないかもしれないが、後に繋げられる便利な能力である。
チャンス◯とは対になっているようでそうでもない関係。両方持っていると「ランナー一塁のみの時」以外は上がることになる。
パワプロ15の鳥谷敬はそのお陰でほとんど常に打力が上がり、ステータス以上の結果を残すこともあった。
金能力は「切り込み隊長」。「2024」では石毛宏典と松井稼頭央が所持している。


初球〇

0ストライクの間は打撃能力が上がる能力。
全ての打席でシチュエーションそのものは存在する為、持ち腐れにはならない能力である。
後述の「三振」も取得してしまっている場合はストライクを取られる毎にミートが小さくなっていく事になる。
金能力は「一球入魂」。


粘り打ち

上述の「初球○」とは逆に、2ストライクになるとミートが上がる能力。特に対になっているわけではないため両立も可能。
後述する赤特「三振」とは対になっており、栄冠ナインでは特訓や合宿で習得させることで打ち消すことができ、試合内容によっては逆パターンも然りである。


固め打ち

2安打以上打ってると、それ以降の打席で能力が上がる。
中々取りやすく、シンプルに強いためとりあえずでつけるプレイヤーも多い。
現役では主に村上、牧原が持つ。OB選手になると王、小笠原、イチローといった名だたる巧打者・強打者たちに付いている。
金能力は「メッタ打ち」。


逆境〇

試合終盤(9イニング制の場合は7イニング目以降)に負けているとミート、パワー共に上がる。
チームに複数いれば逆転への起爆剤になりうる威力を発揮する。
OB選手も2024-25では全レジェンドチームに最低1人は持っている為、勝っていても油断大敵である。
金能力は「火事場の馬鹿力」。


○○コースヒッター・○○ボールヒッター

内角を打つと打球速度が上がる「インコースヒッター」、外角を打つと打球速度が上がる「アウトコースヒッター」、高めを打つと打球速度が上がる「ハイボールヒッター」、低めを打つと打球速度が上がる「ローボールヒッター」がある。
「2020」まではこの4つのうち1つしか習得できなかったが、「2022」からはインコース/アウトコースのどちらか、ハイボール/ローボールのどちらかで計2つ習得できるようになった。
金能力は順に「内角必打」・「外角必打」・「高球必打」・「低球必打」。いずれも収録選手で所持している選手はいない。
インコースヒッター」固有名「シュート打ちの名人」を山内一弘が所持している。


マルチ弾

ホームランを打つと、次打席以降のパワーが上がる能力。
2本目を打つと効果が切れるが、3本目を打つと再びパワーが上がる。
パワー型の打者に所持者が多い。
異名能力に「おかわり君」中村剛也がいる*38


対ストレート〇、対変化球〇

それぞれ対象のボールを打った時に打球速度が上がる能力。併用はできない。
対ストレート○は特殊ストレート(ツーシームファスト・ムービングファスト等)には乗らない。


意外性

意外な場面で決勝タイムリーやホームランを打ったりする「意外性の男」と呼ばれる選手が所有したりする特殊能力。
効果は所有者がスタメン出場しており5回以降で同点、または試合終盤で負けているか同点、なおかつ走者がいるときにパワーがA80になるというもの。
発生条件が微妙に分かりづらいが効果は絶大。
スタメン出場が絶対条件であるため、現実のように意外性のあるバッティングが売りの選手を重要な局面に代打で出しても意味はないので気をつけよう。*39
他にも元々パワーA以上の選手には発動しないためこれも注意。
発動さえすれば金特も裸足で逃げ出す効果であるため、パワプロのe-BASEBALLではチラホラ打力は心許ない意外性所有者をスタメンに使う選手もいる。実在選手ではシーズン中の打撃の心許なさとは裏腹に世界大会やオールスターではやたらと活躍する世界の小林誠司(巨人)が所持。
サクセスキャラでは川星ほむら、串社玉緒、冴木創、夏野向日葵、パーちゃん、怪しいもの屋の店主等など全般的に非力なイメージがある女性キャラにやたら所有者が多い。
金能力は「大番狂わせ」。同様の発動条件から、パワーがS90に強化される。
アプリで最初に実装された時に「獲得できるイベントが起きる」キャラとして登場したのも女性野手だった。
ミヨちゃんの選手化、あんこ登場などで元々パワーA以上の女性選手キャラも増えつつあるが。


代打〇

代打の時に打力が上がる。シチュエーションが限られている分伸び幅が大きい。
金能力は「代打の神様」。「世界の代打男」名義で高井保弘が所持している。
「2022」では八木裕が所持していたが、「2024」では何故か代打〇に下げられている。


対エース〇

エース級投手との対戦時に打力が上がる。
球速・コントロール・総変化量が一定以上かつこれら全てを満たしていないと発動しないというややこしい能力。
金能力は「エースキラー」。


いぶし銀

名前の通り元ヤクルトの土橋勝征や大ベテランとなった西武の栗山巧といったいぶし銀の打撃が印象深い選手に付くことがある特殊能力。
効果の説明は「渋さが光るバッティングをみせる」などアバウトすぎて分かりづらいが、実際の効果は特定の条件でミート打ち時にアベレージヒッターの下位互換が発動するもの。
ただし、その条件がパワプロの特殊能力でもトップクラスに複雑であり、試合終盤に1点差で負けているか同点、得点圏に走者がいる、ミート打ちという3つの条件が成立した場合に発動するとされる。
試合終盤という記述だが通常の9回制だと7回、e-BASEBALLなど試合イニングが短い大会ではそれに合わせて発動イニングが変わる仕様。
この発動条件故にパワプロの検証勢や対戦ガチ勢の中では毎作毎に仕様変更されてるか否か調査される、強力ではあるがなんともプレイヤー泣かせな特殊能力である。
その複雑な仕様はパワプロのe-BASEBALLの大型規模大会やにじさんじ甲子園で毎回試合の実況解説を務めるe-Sportsアナウンサーの方も個人配信で「毎回難しい仕様」と発言するなど公式に近い人間泣かせでもあるのだった。


バント〇/バント職人

バントがゴロになりやすいと言う単純な特殊能力であり、上記の内野安打〇と組み合わせると非常に強力。
日本球界では今でもバントの有用性が高いとされていることもあり*40、持っている選手は非常に多い。
ただし同じ青特だがバント職人は上位能力扱いになっており、『2024』だと通算犠打数上位5傑の「ミスターバント」川相昌弘・平野謙・宮本慎也・今宮健太・菊池涼介、及び通算犠打7位だが出場試合数に対する犠打数がトップクラスである田中浩康のみが所有している*41
通算犠打6位の伊東勤は毎年コツコツ20犠打前後稼ぐタイプのためかバント○止まり。

また、過去には『プロ』でもチャンス・対左投手・キャッチャー・バントの4種のみ◎が存在した。事実上現在でも当時の◎に相当する能力が用意されているのは興味深いところ。


カット打ち

追い込まれてもバットに当てればファールにしやすい能力。
普通だと狙ってやるのは難しいカット成功率が目に見えて上がる。
とにかく相手投手に球数を投げさせる通好みの能力であり、これを持った選手は鬱陶しいことこの上ない。
特に上記の威圧感との組み合わせは悪夢そのもので、先述の落合博満などが実際に両方持っている。
というか非常に大量の青・金特殊を持っており基礎能力も十二分。パワプロでもベースボールガンダムはこの人で決まりだろう。


悪球打ち

ストライクゾーンから外れた位置のボールにも手が出せるようになる(カーソルがゾーン外まで動かせるようになる)青赤特。
説明だけだとメリットのように見えるが、これを持っていてもボール球に当てて飛ばすのは難しく、空振りで済む場面で余計な打ち損じが増える、というのがデメリットなのである。
悪球打ちと言えばドカベンに登場する岩鬼正美が有名だが、流石に彼のようにど真ん中のボールが打てなくなるようなデメリットはない。
実在選手では露骨なボール球を打ってランニングホームランした長嶋茂雄、敬遠球をスタンドに叩き込んだ柏原純一、柏原に打撃の真髄を教わり敬遠球をサヨナラ安打にした新庄剛志、変な球でも打つため「変態」とまで揶揄賞賛された今岡誠等が所持している。

実装当時のパワポケに「フルダケ」というシステム*42が存在した際、バランス上の観点からストライクゾーンの表記が無くなることから「選球眼面が苦手なプレイヤーへの救済措置」としても設けられていた。
この場合はもちろん「ボール球を打っても打球速度に影響しない」という副効果も設けられている。


窮地○

「2022」から追加。ストライクカウントが増えるごとにミートとパワーが少しずつ上がる。
「初球○」や「粘り打ち」と組み合わせること、でどのカウントでも打力が上がるコンボがある。
金能力は「ヒートアップ」。


リベンジ

「2022」から追加。前の打席で凡退していると打力が上がる。
金能力は「逆襲」。


内野安打〇

打ってからのスタートダッシュが速くなる効果がある特殊能力。これを取得してると内野ゴロになっても走力Aあればセーフになることが多いが、逆に走力B以下ではあまり効果がないので結構難点ではある。
現役やOBの左打者で取得者が多い。
金能力は「ロケットスタート」。


かく乱

塁にいるだけで、相手投手の消費スタミナを増加させ、相手内野手の守備力を低下させる。
盗塁A」「電光石火」の消費スタミナ増加効果は一塁限定かつ二塁走者がいる場合は発動しない為、
その点については上位互換といえる。
金能力は「トリックスター」。トリックスターはかく乱2人分の効果となる。
どういう意味かというと、かく乱持ちが塁上に2人いる場合はさらに相手投手の変化球の変化量を下げる効果が追加される。
トリックスターはかく乱2人分の効果という事は、トリックスター持ちが1人塁にいる事で変化量減少効果を発動させる事が出来るという事である。
さらに4人分(塁上にいるのは最大満塁時の3人の為、トリックスターの2人分効果前提)となっている状態の時は相手投手のコントロール低下効果も発動するというまさに塁上の威圧感と言ってよい能力である。


ホーム突入、ホーム死守、プレッシャーラン

突入は本塁でクロスプレイが発生した際に相手捕手のエラーを誘発する効果。
ホーム死守はそれを防ぐ効果である。
パワプロ2016(厳密にはこれの2017年度*43データ)までは前者が「体当たり」後者が「ブロック◯」という名前であり、体当たりは発動時に(最悪の場合)捕手を気絶させ、ブロックは発動時にランナーが転がされるなど現実だと危険すぎる絵面になる効果だった。
現実のプロ野球でコリジョンルール(走者と捕手らの本塁上での衝突を禁止するための規則)が適用されたのでパワプロ2018から名称と描写が変更されている。
なおブロック◯、ホーム死守は捕手時にしか効果を発揮しないが、何故か捕手ポジションを持っていなくても会得可能。
栄冠ナインで内野手、外野手がホーム死守を持ってきて苦笑いしたプレイヤーも多いのでは?
金能力はそれぞれ「重戦車」「鉄の壁」。発動優先は攻略本に寄れば突入<死守<戦車<壁。

コリジョン制定前の時代のOB選手ももちろんこれで代用となる。

同様に一塁走者が相手二塁手又は遊撃手の足元に強烈なスライディングをして転ばせ、併殺打を阻止する「ゲッツー崩し」も
ルール改正で禁止された事に伴い、二塁ベースに近づいた時に二塁ベース上にいる相手二塁手又は遊撃手の送球ミスを誘発する「プレッシャーラン」に変更されている。


ヘッドスライディング

走塁時、ギリギリの所でセーフになるかもしれないというところでヘッドスライディングを試みる。
一塁でするものと、それ以外の塁でするもののパターンがある。
現実では行われはするものの危険性の割に有用性は疑問視される行為だが、このゲームでは「スライディング中に限り走力が70になる」という効果であるため、走力が69以下なら効果がある・71以上なら逆効果となる。つまり基本的に70後半~80代の走力+ヘッドスライディング持ちになっている矢部くん、似たような能力値の矢倍はふたり揃って逆効果というわけだ。ええんかそれで

なお、実際と同じくヘッドスライディングは怪我のリスクがあるプレーである。試合途中で赤の!が現れて途中交代になる事もある為、据え置き機のパワプロではサクセス選手に敢えてつけないユーザも多い。
一方アプリ版では試合中の怪我の途中交代が発生しない仕様でありというかそもそも全打席ホームラン狙いがデフォルトなのでヘッスラの効果などどうでもいいのである、消費経験点の少なさの割に能力査定のアップが大きい点からとりあえず付けられる特能の一つ。
金能力は「気迫ヘッド」。


守備職人

『守備のとき熟練の技をみせる』と説明欄に記載されている能力。
実際の効果は「捕球時の硬直時間短縮」「送球のモーションが早い」「守備背走時の速度が落ちない」「相手走者のプレッシャーラン(旧ゲッツー崩し)の効果を相殺する」「二塁者・遊撃手は二塁送球時にグラブトスをすることがある」となっている。
現役選手では主に加齢により身体能力は下降傾向にあるが、それを補う守備の技術を持っているベテラン選手に着けられる傾向にある。
異名能力として荒木雅博と井端弘和の2名が「アライバ」を所持しているほか、「2025年度選手データ版」からは「100万ドルの内野陣」岡本伊三美が所持している。
上位互換は「魔術師」。OB選手では吉田義男が「牛若丸」、菊池涼介*44が「忍者」、小坂誠が「小坂ゾーン」名義で所持している。


ムード

ムード〇」「ムード✕」「ムードメーカー」の3つがある。
自分がレギュラーもしくはベンチに居る際に、味方全員にバフもしくはデバフを与える効果である。
「ムードメーカー」は所持選手が安打を打っていると打撃能力にバフ、無安打だとデバフを与えるというもの。
システム上、簡単に手に入る特殊能力扱いされているが、効果そのものは全員に無条件でそれなりのバフがかかるため、実のところ最強クラスの能力と言える。
ランダム性の高い栄冠ナインでは、チームに必ずムード◯を用意するべく特訓などで狙ったり、相手には運悪くムード✕の選手がいることを期待するのはお約束である。
また自操作の場合に強力すぎたためか、「ムードメーカー」は『2011決定版』を最後に廃止されている。

基本的には「ムード◯」は実際にムードメーカーだった選手に与えられる事が多く、ムード✕はつけられない…かと思いきや、隠しステータスとして主に素行やメディアへの対応が悪い選手に付与されていた事もあった。
最近だと能力として強力すぎること、また×に関してはさすがに失礼すぎることから実在選手には採用されない傾向も出てきている。
実際後述するOB選手ので「立浪や小久保がチームのムードを良くするのはおかしい。むしろ監督としてを見る限りでは悪くしている」というツッコミが無かったわけではないので…*45
パワプロオリジナルキャラクターでは見るからに悪人であり同僚の破滅を虎視眈々と狙う蛇島桐人はなぜかムード◯を持っているが、普段はチームメイトや監督をヨイショして本性を隠していることの再現だろう。
決してネタキャラっぷりが面白いわけではない。
他にもパワプロキャラ界では『MAJOR』のコラボキャラクターとして登場した清水大河なんかは逆にムード✕を所持していた。これはさすがに満田先生の意見も聞いたうえでであると思われる。

パワプロ2024ではOB選手に「選手の異名に変更された特殊能力」が持たされている仕様があるが、このムード〇の変名が一番2024で採用されている。(注釈は2025年度版の所持者)
「Mr.タイガース」*46「Mr.赤ヘル」*47「アニキ」*48「絶好調男」*49「若大将」*50「Mr.スワローズ」*51「Mr.ドラゴンズ」*52「Mr.ブルーウェーブ」*53「Mr.ホークス」*54「Mr.イーグルス」*55「Mr.ファイターズ」*56「Mr.オリオンズ」*57「Mr.ブレーブス」*58「Mr.バファローズ」*59

主にその球団を代表するような選手たちに多いが、一部球団にはそういった固有名称のムード○が存在しない。*60*61
金能力は「精神的支柱」。「2024」では「ミスターフライヤーズ」毒島章一と谷繫元信(中日レジェンド版)が所持しており、「2025年度選手データ版」では毒島が「Mr.フライヤーズ」に名称変更されている。
その反面「ミスター」…おそらくは「ミスタープロ野球」としたかったであろう長嶋茂雄は本能力ではなく、前述したように「威圧感」互換となっている。

パワーが255段階査定の時代はムード◯はチーム内に複数いても効果は一人分なのに対して、ムード✕はチーム内に複数いると人数分だけ効果が重複して能力が下がるという恐ろしい効果であったが、
100段階査定になってからはムード✕も効果は一人分かつ、同人数のムード◯がいれは効果は相殺、ムード◯の人数のほうが多ければムード◯の効果が発動。
さらに一人でも精神的支柱がいれば後は全員ムード✕でも精神的支柱の効果が発動になるようになった。


ささやき戦術

守備時、捕手の際に得点圏にランナーが居る場合、バッターの能力を下げる能力。
元々は野村克也が考案した……と言いたいが、実は彼が活躍した時代は、相手バッターに囁くのは基本戦術だった。かの野村も打席に立った歳、捕手の山下健にこれを仕掛けられ翻弄されたエピソードがある。*62
とはいえ相手選手との私語禁止がルールにあり、審判もより厳格化していった現代では使用者はほぼいない。
パワプロ2024で所有しているのは野村と達川光男ぐらい。過去作だと谷繁元信が所有していたことがあった*63
サクセス選手ではなぜか六道聖が所持しており、キャラにあわない等と言われていたが最近は普通に披露してくれる。自分は「デッかいきんつばが空を飛んでる!」ってささやけば棒立ちで三振しそうな子でもあるけど
また『2013』以降は金能力扱いとなっており、珍しい「下位の青能力が存在しない金能力」となっている*64

なお王貞治や長嶋茂雄等ささやき戦術が通用しなかった選手もおり、そのせいか「ささやき破り」なるメタ特殊能力もあったりする。*65
もちろん実在選手では事実上ミスター限定の能力(王貞治すら持っていないことの方が多い)で、近年はささやきは聖ちゃんとひたすら一緒に練習するだけで取れるにもかかわらずサクセスでの獲得が出来ない仕様のことも珍しくない。
破りの方はパワプロ世界では鬼滅の刃』コラボで登場した煉獄さんが所有。どうやら「お前も鬼にならないか?」はささやき戦術にあたるらしい。


バズーカ送球

こちらも捕手専用。ささやき戦術と同じく下位の青特殊能力が存在しない。
盗塁を刺す時の送球がより鋭くなる。
肩力のステータスが高いほど送球速度が速くなるのだが、さらにブーストをかける能力となっている。
盗塁を座ったまま刺したほどの強肩を披露し、捕手として日本初となるメジャーリーガーとなった「ジョージ・マッケンジー」こと城島健司が所持している。


レーザービーム、高速チャージ

じゃあ捕手以外の野手専用の能力はないの?となると当然ある。
レーザービームは外野手専用の青能力。実際の野球でのイメージ同様、所持していると内野方面への送球の低伸性が上がり、同じ肩力でも届くまでが早くなる。ただし肩力がB以上ない場合は助走を要する。
金能力の「高速レーザー」は実在選手で持っている人はおらず、サクセスキャラですら稀*66だが、レーザービームはもはや個人の代名詞となったイチローはもちろん、新庄剛志や秋山幸二、現役枠でも杉本裕太郎に大谷翔平*67といったそうそうたる「全般的に身体能力が高い」選手が所持している。そしてやっぱり栄冠ナインで外野手じゃない選手が持ってきてガックシきたりする。

高速チャージは守備時のバント処理の際に移動速度や動き出しが良くなる効果(走力と守備力が上積みされる?)。これに相当する金能力は『2024』現在では存在しない。
実際のバントシフトの基本を反映して、一塁手・三塁手・投手限定の能力。実際にスクイズされたケースなどと異なり捕手では発動しないことに注意。
バント○」同様、こちらも比較的現役選手でも所有者を見かけやすい。


三振

2ストライクに追い込まれるとミートが低下する(フルカウントの場合のみ無効)。
登場当初は「三振男」という男シリーズの仲間だったがわりと早く削られた。さらに悪いバージョンとして「扇風機」も存在。
目に見えてミートカーソルがしぼんでいくためデメリットが非常にわかりやすく、操作・非操作問わず実害が大きい。
そんな厄介な赤能力にもかかわらず、実在選手は優れた打者でもちょっと三振が目立つとすぐこの能力が付けられる傾向にあり、チームが三振まみれになりがち。

さすがに「扇風機」は実在選手では長らく「三振数日本記録保持者」*68近鉄史上最強の助っ人・ブライアント専用能力扱いで、OB選手が大幅に増えた『2024』でも他はT・ウッズなどごくわずか。そして下手な金特よりも習得が大変
サクセスにおいても基本的には「『規約上はセーフだが、KONAMIの調整方針そのものに反した操作』を行った場合のペナルティ*69」など、強制的に付与されるケースはごくわずか(赤特殊の本システムがある作品だとそれで付与することは可能)。


併殺

一塁に走者がいると併殺打を打ちやすくなってしまう赤特。
とこれだけなら他にもあるように弾道や打球を変化させる能力に見えるが、この能力は赤特なのにミートカーソルが広がるという特徴を持っている。
というのも、下方向に過剰に広がり、結果として打ち損じのゴロが増えるという仕組みなのである。近作ではミートカーソルの下に膨れ上がった部分が赤く表示される。
赤特の多くは調子が絶好調だと発動しないが、これはバットに当てやすいという側面も持つためか調子に関係なく発動する。
こちらも実在選手で少しでも併殺が目立つと付けられる。新井さん……新井監督あたりに至っては持っていない作品を探したほうが早い。


エラー

得点圏に走者がいるとき守備時にエラーしやすくなる赤特能。
かつての名前は「タイムリーエラー」で、長かったためか短縮。ただ、見ての通り「タイムリー場面に限りエラーしやすい」という効果なので、ニュアンスはわかりにくくなった。
これを持っていると、どれだけ元の守備力・捕球が優れていても安心が出来ない。
システム上ピンチの場面でプレーすることも多い栄冠ナインでは真っ先に消すべき能力と言える。
例によって実在選手には軽率に持たされる選手が多く見られるため頭痛の種になりやすい。打球をヘディングしたことなど珍プレーで有名な宇野勝は生涯での守備指標はむしろ上の方なのに、当たり前のように所持している*70
パワプロキャラクターでは高い総合力を持ちながら捕球G&エラー持ちという致命的な弱点を抱える火野勇太郎が有名か。



【投手の代表的な特殊能力】

奪三振

相手バッターを追い込んだ時……即ち2ストライクを取った状況で能力が上がる。
これを所持してるかどうかで三振を取れる確率がかなり変わる。主にエースと言われる投手が持つことが多い。
金能力は「ドクターK」。メジャーで活躍したドワイト・グッデンや野茂英雄等の「三振博士」らがそう呼ばれた*71
決してどこぞの医療漫画およびその主人公ではない…のだが、作者が屈指の野球好きであるため、実際ドワイトのドクターKから取ったのではないかと思われる。


キレ〇

変化球のキレの良さを表す。
かつてはノビ等同様に全投手に2~4で設定されていたが、パワプロ2014で廃止され、キレ〇のみになった。
この特殊能力を持っていると変化球を投げた時に、通常よりも打者の手元で変化球が曲がり始める。これにより、打者からすると直球なのか変化球なのか判断が遅れて捉えにくくなる。
特に変化量が多い変化球でこの特殊能力を持っていると、意識しても捉えることがより困難になってしまう脅威の特殊能力である。
金能力は「驚異の切れ味」。実在選手で所持しているのはカミソリシュートを武器に数多の右打者のバットを圧し折った平松政次、史上最強高速スライダーによってバッテリー相手すら驚かせた*72「ガラスのエース」伊藤智仁、「死神の鎌」とも形容されたスライダーで対中日戦の9回の希望を刈り取った岩瀬仁紀の3人のみ。一方キレ〇に関してはさすがにOBを中心に所有者は多い。
昔のパワプロのサクセスで強豪チーム相手にボコボコに打たれた結果、キレ2を貰ってリタイアした諸君もいるのではないだろうか?


緩急〇

速い球の後に遅い変化球を投げるとキレが良くなり、逆に遅い変化球の後に速い球を投げるとノビが良くなる特殊能力。
ここでの速い球はストレートだけでなく、HスライダーやSFF等の高速系変化球も含まれる。
対人戦の場合は緩急〇持ちである事を逆手にとって速い球や遅い球を続けるという駆け引きも出来る。
金能力は「変幻自在」。ただ意外にも?先述の星野伸之ですら持っておらず、これも『2024』OB陣の保持者はいない。


球持ち〇

球持ちが良くなり、打者が打ちづらくなる。
リリースポイントの表示が遅くなるため狙いを絞りにくいということでかなり強力であり、対CPU戦でも被打率を減らすことができる。
そのためか習得難易度は比較的高めで、栄冠ナインでは★4の特訓に、サクセスやパワフェスでもかなりの経験点を要求される。
金能力は「ディレイドアーム」。


クロスファイヤー

対角線上に投球した時、見た目の球速と球威が上がる。
所持者は左投げの投手に多い傾向にある。
金能力は「クロスキャノン」。阪神鉄壁のリリーフ陣「JFK」一角の「J」ジェフ・ウィリアムスが所持している。


逃げ球

失投がど真ん中に行きにくくなる能力。なくても困らなくはないが、あるのとないのとでは被本塁打の率に差が出る。
後述する赤特殊能力「一発」とは対になっており、栄冠ナインでは特訓や合宿で習得させることで打ち消すことができ、試合内容によっては逆パターンも然りである。
金能力は「本塁打厳禁」。武田久、西村健太朗が所持している。
サクセスキャラではラスボス的ポジションのピッチャーに付けられている事もある。


球速安定

安定して球速を出せるようになる……と一見地味な能力だが、実際に投げられるのはステータスより数kmほど落ちた速度のものであるため、その差を埋められるようになる。
現役やOBでは速球派の投手はだいたい所持しており、異名能力「ロケットボーイズ」を五十嵐亮太(ヤクルトレジェンド版)と石井弘寿が所持している。


勝ち運負け運

投手専用能力であり、勝ち運だと登板時打者全員の能力が上がり、負け運だとその逆。
ムードと同じく味方全員に効果を与えるものであるため重要度は高い。
負け運は実在選手ではいわゆる「ムエンゴ」。本人の能力は立派なのに打線の援護が得られる負けが込む選手につけられやすい。他人のせいなのに自分のマイナス扱いされるのはあまりにも可哀想。*73
菅野智之がパワプロの企画でプレイした際に自分についているこの能力を見て「負け運って何?」と発言したのは語り草。
異名能力は「負けないエース」斉藤和巳、「三本柱」斎藤雅樹、槇原寛己、桑田真澄、そして「悲劇のエース」黒木知宏。後者は何気に赤特能としては唯一の異名能力である。
斉藤の時期のホークスは誰が援護受けやすい動向というよりシンプルに攻撃力の高い打線だったんだが*74、まあそれはそれということで。
金能力は「勝利の星」。田中将大のOB版が「神の子」の名前で持っているが、これは援護率というよりとにかく負けなかった*75ことの再現というべきか。

珍しい「プロスピ扱いの作品では明確に段階制能力(「援護」名義)、パワプロでは赤・無し・青になっている能力」でもある。


重い球軽い球

球質が変わり、重い球は打たれても打球が飛びにくくなるが、軽い球は打たれると打球が飛びやすくなる。
重い球は作品によってストレートのみ有効か変化球も有効かとまちまちだが、軽い球は全作品においてストレート・変化球関係なく影響する。
重い球は強力な特能な為か現役はおろかOBでも所持している選手はかなり少ないが、軽い球を所持している投手は割といる傾向にある。上述の川村とか。
金能力は「怪物球威」。
前述した平松政次のカミソリシュートのバットをへし折る球威は、この金特によって再現されている。

スタッフによれば、元々は先述したナチュラルシュート・(現行の)真っスラにあたる選手の再現としても使用されていたとのこと。このあたりは同じくムービング系の真っすぐによる「芯を外す」投手の再現として実装されたフライボールピッチャーゴロピッチャーとも通じる経緯がある。
もちろんパワプロでもこれらを一式持たせることで「それっぽい」個性付けのサクセス産選手にもできる。


内角攻め

内角に投げた時にコントロールと球質が上がる能力。
変化量の多いスライダーやシュートの使い手に所持者が多い。
金能力は「内角無双」。固有名として「ケンカ投法」東尾修がいる。


立ち上がり○

1,2回で能力が上がる。
後述する赤特殊能力「スロースターター」とは対になっており、栄冠ナインでは特訓や合宿で習得させることで打ち消すことができ、試合内容によっては逆パターンも然りである。
金能力は「トップギア」。こっちは2回でも能力は下がらない。
赤特のスロースターターは「最初は能力が低く回が進むと元の能力を発揮する」という、尻上がりとは対になるのではなく似たような挙動のもの。やたら巨人に多い。


尻上がり

決してエロい意味ではない。
先発で登板し7回以降から能力が上がり、9回以降から効果量が最大になる。
金能力は「終盤力」。*76
これらを所持している選手は完投能力に優れた選手の証とも言えるので尻軽という事でも決して無い
異名能力として「Mr.パーフェクト」槙原寛己がいる。

パワプロ4,5での尻上がり(「しりあがり」名義)はプラス効果が4回から現れる一方で、1,2回は能力が下がるという青特でありながら実質青赤能力であったが、
パワプロ6から「スロースターター」が実装されたことでしりあがりは純粋なプラス能力になった。

パワポケシリーズでは鬼鮫コーチに尻を掘られると習得することで有名。みーみみみー。
結局エロい意味じゃねーか!!


要所〇

試合終盤かつ同点か逆転のランナーがいる場合にコントロールと球速が上がる能力で、中継ぎや抑え投手を中心に所持者が多い。
固有名「幕張の防波堤」を小林雅英が所持している。


対強打者〇

強打者との対戦時に打力が上がる。
ミートかパワーが一定以上だと球速と変化量が上がる能力。こちらは対エース〇と異なりどちらかの条件を満たしていれば発動する。
金能力は「主砲キラー」。


闘志

スタミナ切れ状態ではなく自責点0以下で同点か勝っているときのみ、重い球と打たれ強さと同等の効果を発揮し、さらに相手打者の威圧感を無効化する。
また、三振を取った時のガッツポーズが専用の物に変化する。
ゲーム中の文面だと効果を読み取ることは不可能に近いが、実際は結構優秀な能力である。サクセスだと高額ながら投手が余しがちな精神経験点だけで獲得できるのも美味しい。
サクセスでは主に熱血系のライバルキャラが取得している他、実在選手だとかつては「マー君」こと田中将大が所持していた。
金能力は「闘魂」。こちらは効果量に加えて発動条件も緩和されている。実在ではNPB史上唯一の400勝投手、金田正一のみが持つ能力である。
他に異名能力として「燃える男」がある。愛称としては長嶋茂雄や中畑清も呼ばれていたが、ここでは打倒・巨人に燃えた70年代中日のエースであった「闘将」星野仙一のことを指す。
その他だと「炎のストッパー」を津田恒美が所持している。


ポーカーフェイス

疲れやピヨリが表示されなくなる能力。「闘志」とは併用できない。
栄冠ナインでは残りスタミナが見えない関係で、スタミナ切れなのかそうでないのかが分からず実質赤特の扱いをされていたが、アップデートによりスタミナ残量が可視化されるようになったことでこのデメリットは改善されている。
上記の仕様から「表情は落ち着いているが内なる闘志を秘めている」というキャラが作りにくかったりする。


ナチュラルシュート/真っスラ

ストレートがわずかにシュート方向/スライダー方向にそれぞれわずかにスライドする能力。
ストレートに癖のある選手に色付けとしてつけられるほか、芯を外すような使い方もできる。


威圧感

投手・野手の両方に存在するが、それぞれ全く別の効果がある能力。
投手の場合はリリーフで登場した時に、打者のミートとパワーを大きく下げる能力。先発投手だと残念ながら発動しないが、リリーフ限定とはいえ影響力は最強クラス。

圧倒的なフォークとぶてぶてしい態度で有名な佐々木主浩や「火の玉ストレート」藤川球児に豊田清といった抑え投手が所持しており、現役選手ではゼロ。
これも事実上は金特殊に準ずると見なされており、『2024』の実在選手で投手版を所有しているのは上述の3人と稲尾様、江夏豊(広島レジェンド版)、田中将大(楽天レジェンド版)しかいない。「死神」岩瀬仁紀は意外なことに所持していない。
過去作を遡っても54Sの日本記録を樹立した年のデニス・サファテなどにしか付いていない。サクセスキャラでも持っている投手は稀で、中には「持ってはいるが相手として出てきたときはまず発動しない」という形でバランス調整がされているらしきメンバーもいる*77
異名能力「大魔神」を佐々木主浩が所持している。

そもそも投手威圧感が「ササキ様の異様な救援成功率をオートペナントなどでも再現できるようにする」という目的から実装されたものであり*78パワプロ史上初の「特定選手のための特殊能力」はこれである。


投手用の青赤能力で『残りスタミナが50%以上』『得点圏に走者がいる』の2つの条件を満たしている時に、
球質アップ(球が重くなる)とノビアップのバフが付くと同時に消費スタミナが1.5倍になるデバフが付く。
先発にはあまりつけたくないが、リリーフ投手で持たせる分には強力な能力。
青赤能力としては珍しく金能力が存在し、名称は「完全燃焼」。
完全燃焼は『残りスタミナが30%以上』『得点圏に走者がいる』の2つの条件を満たしている時に、
バフ効果の球質アップとノビアップがより強くなる半面、デバフ効果の消費スタミナが2倍になるという。
バフもデバフも大きくなる金能力となっている。


投打躍動

打撃成績により投手能力が上がり、投球成績により打者能力が上がるという、二刀流向けの能力。
勿論実在選手での所持者は令和のミスタープロ野球・大谷翔平。そして元祖二刀流である別所昭(別所毅彦)も所持している。
というか、『2022』で初登場した新しい特能であり、大谷のために作られた特能であると言っていいだろう(実際にアプリで先行実装された時の金特殊名は大谷の異名でもある「二刀流」であった)*79
なお、条件は打者であれば1安打、投手であれば2失点以下と緩いため、DHなしなら二刀流でない投手でも持っていれば使える可能性は普通にある。
金能力は「超投打躍動」。投打躍動そのものが大谷のものである=青止まりの都合上、今のところ実在選手に認めたケースはない。


ジャイロボール

漫画「MAJOR」で名を馳せ、その作者が嘘だと認めてしまった悲劇の変化球。
だがパワプロでは未だにその嘘が真実として扱われており、ストレートが爆発的に加速するように見える。
とはいえ実在しない以上、実在選手が持っていることは稀である。『2024』では唐川侑己の独特な球筋のカットボールをノビA+「ジャイロボール」のストレートで表現しているのが唯一の事例。なんで『14決』で阪神の上園啓史が持ってたんかなあ…
金能力は「ハイスピンジャイロ」。査定上はそもそも「ジャイロボール」自体が金特殊に準ずるものとして扱われているフシもあり、『2024』のOB選手でも松坂大輔、渡辺俊介など当時のブーム内でもごく一握りのメンバーしか持っていない。
なお、肝心の『MAJOR』がコラボで登場した時には吾郎と眉村は特能ジャイロボールは持たず、ジャイロボールという名称のオリジナルストレートを習得している扱いになっている。となるとこの特能は一体何を再現するために生まれたのだろうか。


配分

打者の能力が低いと、球速とコントロール、変化球の変化量が下がる代わりに、消費スタミナが減る能力。
守備型の選手や投手相手に効果を発揮し、消費スタミナが減る分長く投げることができるが、思わぬ一発を食らったりすることもある。


四球

3ボールになるとコントロールが下がる(打者時の三振と違い、フルカウントになっても効果が消えない)。
登場当初は「四球男」。
当然ながら四球の多いノーコンの投手に付けられやすいほか、ルーキー選手にもとりあえずつけとけというノリでつけられることも。
余計な打者を塁に出すだけでなく、球数を重ねる原因になるためかなり厄介な赤能力である。


一発

失投がど真ん中に行きやすくなる。
昔の名前は「一発病」であった。
とにかく被本塁打率が高い投手だとしょっちゅう付けられるマイナス特能。
元々は90年代中盤に一軍で頭角を現し始めた時期の横浜ベイスターズ「アレ」*80斎藤隆巨人戦で松井秀喜によく本塁打を打たれる印象があった(1996年に至っては松井の安打となった打席7回全部がホームランでシーズン中に松井と対決した投手内では最多。歴代での松井に13本ホームランを打たれたのも斎藤のこの記録が最多である*81)ため、その再現のために付けられたという説も。
だが同じ横浜で斎藤と同時期に活躍し、やたらと被本塁打が多いことで有名だった川村丈夫はシリーズによっては意外にも持っていないことがある。代わりに「軽い球」を持っているが。

……だが、何の前触れもなくいきなりど真ん中にボールが来るとそれはそれで反応が難しく、マニュアル操作では割と見逃し・空振りしてしまいがち。時と場合によっては意図したものではないとしても大胆すぎるど真ん中勝負は青特の逃げ球より厄介な“武器”足り得ることも*82
ただし、近作では投手の失投時には打者のカーソル操作は最高レベルのロックオンになるためタイミングよく振ることさえ出来れば当たるようになっている。
なおCPUには物理的な反応の難しさなど関係ないので問題なく絶好球として美味しくいただかれてしまう。


シュート回転、抜け球

2020までは「シュート回転」として、ストレートが時々シュートの軌道になり、
この球は球質が軽く打たれた時に飛びやすいというマイナス効果が発動していた。
2022でストレートが自然にシュートする事を武器にする投手が増加し、上記の「ナチュラルシュート」が誕生した影響をうけ、「シュート回転」の効果は「時々本来のコースよりも投手の利き腕方向高めに抜けてしまい、球質が軽くなる」とストレートの軌道は変わらずにコースがずれてしまうという効果に変化した。
そして2024-2025より名称が「抜け球」に変更されている。


スロースターター

先発時の1,2回に球速・コントロール・変化球の変化量が下がる能力。
栄冠ナインだと試合序盤が一切操作できない仕様のため、序盤に理不尽に打ち込まれて敗北、試合後に付与されるという好ましくない体験をした監督はさぞ多いことだろう。


寸前

先発で5回(投げ切って降板しても勝ち投手の権利を得られるイニング)、9回以降にリードしていると球速とコントロールが下がる能力。
特定イニングにしか発動しないとはいえ、逆転やサヨナラ負けを喫しやすくなる能力と考えればなかなかに恐ろしい能力である。


短気

打ち込まれた際にキレる。
本来なら球速が落ちる「ピヨリ」状態にならない代わりにコントロールが劇的に下がり失投もしやすくなる。
実在選手では暴れん坊だったバルビーノ・ガルベスや現役から監督時代(主に中日)まで闘志あふれるプレイをしていた星野仙一が所持していたのが有名か。
サクセスキャラでは早川あおいが持っている事でお約束、更にパワプロ8と12では何故か球速とパワーが爆発的に上がるという隠し要素がある。また親戚の碧(アオ)も比較的落ち着いた性格ながら所持している。この辺りは血筋だろうか。
他のサクセスキャラだとパワフェスラスボスが持っていることが多く、今のところ6人いるうち持ってる3人*83持ってない3人で半々。
後者はΩ鳴海はともかく他は「世紀単位で待てるような長命種族*84」と「悪役は完全に演技*85」と一応の理由付けは存在する。
マジレスしちゃうと、打ち込まれた時にピヨりとかノックアウト状態になってあっさり降板するとラスボス戦として面白くないから。*86


乱調

イニングを進めた時、一定確率でコントロールが下がる能力。
逆に言えば運次第で発動させずに済む。
ペナントモードでは1イニングで大量失点するとつけられることもある。栄冠ナインでは発動中の特殊能力は見えないため、乱調が発動しているのかそうでないのかは分からないため厄介。



【緑特殊能力/守備・起用能力】

能力欄に表示される能力や、選手データの「守備・起用」タブに記載される能力。

調子安定調子極端

前者は不調・絶不調時の能力下降を軽減し、後者は絶好調・好調時の能力上昇と不調・絶不調時の能力下降をより大きくする。
その性質上前者は事実上の青特能で、後者は利点欠点が双方存在する青赤特能といえる。
元々は安定感、ムラッ気という全く別名の能力だったが、これがパワプロ9で安定度4/2と全選手に設定されている青特能/赤特能に変わり、さらにパワプロ2014で現行の緑特能に変更されたという経緯を持つ。

青特能時代に投手の安定度4限定で金特能「鉄腕」が実装され、現行シリーズでも珍しい緑特能の上位金特能として存在している。
そしてこれがもうひとつの現役選手が金特能を獲得した事例で、プロ野球史上最多の412ホールド/449ホールドポイント*87を誇る宮西尚生…文字通りの「鉄腕」「北の鉄腕*88」が『2020』2020年末データ以降所有している。OBだと上述した岩瀬や稲尾のような名だたる投手に持たされている。
サクセス選手だとバランス調整の点もあってか、零武が「鉄腕」持ち。ロボットなので鉄腕(文字通りの意味で)*89の意味もあったのだろう。

ちなみにパワポケシリーズでは「鉄腕」が超特殊能力として存在していた。効果は最大球速が5km上昇するというもので、さらに当時の最大値だった160km/h(のちに165km/h)を突破して165km/h(同170km/h)になるという、パワプロシリーズの鉄腕とはまったく異なる効果となっていた。


選球眼

CPU操作時の打者がボール球を振ってしまう事が減る能力。
CPU相手の対戦だとなかなかボール球で打ち取る事が出来なくなり、厄介な能力と言える。
反面、試合がCPU任せになる監督モードやオートペナント、栄冠ナインでは出塁率が高まる為役立つ能力になる。


人気者

緑特殊の中でも特に歴史のある特殊能力。
登場時大きな歓声が上がる、だけ
試合には全く影響しないが、スター性のある選手はこれを持っている。
能力値を参照するのではなくわざわざ特殊能力に区別されている理由は「かつての功労者であるが今は年齢の為に能力が低い」とか「まだ育ちきっていない超大型新人」等を再現するためか。
作品によってはCPUの監督操作時に交代されにくくなる…らしい。
サクセスでも非常に少ないポイントで付与できるのでちょっと余った時にでも。
ステータスに直結する能力ではないもののパワプロアプリの世界では「カリスマ」なる上位互換の金特殊能力が存在する。
このカリスマの発案者は自身を「カリスマYouTuber」と豪語するYouTuberのヒカルであり、彼が選手キャラとしてパワプロに出演する際に実装となった。また、アプリではこの能力を持っている選手を売却(削除)する際に貰えるゲーム内通貨が多くなるというメリットがある。

アニヲタwikiにも単独記事があるので、そちらも参照して欲しい。


積極◯◯慎重◯◯

それぞれ「打法」「盗塁」「守備」「走塁」に設定されている。うち「守備」「走塁」は積極限定。
能力には全く影響しないが、CPU操作時にはこの能力に基づいた操作が成される。
どちらかというとキャラクター性を際立たせる特殊能力と言えるだろう。
積極走塁は昔は「暴走」名義だったが印象が悪いためか変更された。
実在選手ではとにかく積極的なプレイが目立った杉谷拳士が、パワプロキャラでは志藤玲美がお嬢様なのに前者3つの積極を持っている。
また積極盗塁には異名能力として「スーパーカートリオ」高木豊・屋鋪要・加藤博一がいる。


強振多用ミート多用

CPU操作の際に強振を多く使うか、ミート打ちを多く使うかを決める能力。
強振多用はホームランバッターのような強打者に、ミート多用は巧打者や俊足巧打の打者や投手に多い。
異名能力「ブンブン丸」を池山隆寛が所持している*90


チームプレイ〇チームプレイ×

CPU操作時に送りバントや進塁のためのバッティングをするかしないかを決定する能力。


速球中心変化球中心

投手専用。CPU操作の際にストレートを多用するか、変化球を多用するかを決める能力。
速球中心は速球派の投手に、変化球中心は変化量の多い変化球投手や技巧派の投手に多い。


テンポ◯

これも能力に影響しない。
じゃあ何に影響するかというと、CPU操作時の投手の投球間隔が短くなるというもの。
上原浩治を始めとした、あまり間を置かずに投げ込み続けるため登板した回や試合が早めに終わってしまうような選手が持たされている。
半ばフレーバー的なものではあるが、CPUとの対戦時に相手投手が速いペースでバシバシ投げ込んでくるとこちらが配球を読んだりするタイミングが取りづらく意外と困ったことになるため、油断ならない能力と言える。


お祭り男

ペナント専用能力であり、特別な試合…要するに「オールスターゲーム、クライマックスシリーズ、日本シリーズ」というお祭りでパワー+5、ミート+10するというもの。
条件が限定的であるが該当する試合だと無条件で打力が大きく伸びる強力な能力と言えよう。
上述の通りペナント専用の能力で、サクセスの決勝戦や栄冠ナインの甲子園では発動してくれない。

なおその栄冠ナインの固有戦術にも「お祭り男」があるが「打者のみ仲間全員がチャンスA、チャンスメーカー、固め打ちがつく」と特殊能力は大きく違うが割と強力なものとなっている。
クロスロードでは本場あんこや天音姫恋、佐菜あゆみや内藤明瑠と言った女性キャラも「お祭り」になってしまう。

類似能力に、特定の季節で能力が上がる春男・夏男・秋男、国際大会で能力が上がる国際大会〇があり、こちらは文字通りオリンピックやWBC、それに準ずる大会の際に能力が上がる。
ただしこちらは野手は弾道が-2、ミートとパワーが50%下がる、投手はコントロールが80%下がるというえげつないマイナス効果が発動してしまう国際大会✕も存在している。


○○キラー

ペナント専用、プロ野球選手専用の特殊能力。「巨人キラー」、「阪神キラー」など、○○には主に球団名が入る。
特定の球団相手に強い選手に付けられるが、1シーズン程度の活躍で付くことは稀で、大抵は数年間に渡ってカモにする必要がある。
投手ではノーヒットノーランや完全試合、野手では1試合複数本塁打で付与されることがある。
逆に言うと僅か2年間6試合の交流戦実績だけで「オリックスキラー」が付いた鈴木誠也は、それだけ大きなインパクトを残したということである*91
なお、「主に」球団名が入ると記載したのは、「ツバメキラー」、「レオキラー」が存在するため。なぜヤクルトと西武だけ命名基準が崩れているかは不明。ソフトバンクも「ホークスキラー」とやや変則的*92
できる限り文字数を少なくするためという説もあるが、「オリックスキラー」も存在するためよく分からない。

マートン(T)が「ツバメキラー」を持っているという査定基準に大きな疑念が生じる調整になった*93こともある。


【その他特殊能力】

SHO-TIME

「2025年度選手データ版」から追加された、「世界制覇・大谷」専用の特殊能力。
パワプロ2024-2025には合計3人の大谷翔平*94が収録されているのだが、その4人目として登場。
投球成績が走塁に、打撃成績がストレートのノビに好影響を与える唯一無二の能力。


Big Fly

こちらも同じく「世界制覇・大谷」のみが持つ能力。
強振時の打球に角度補正が入り、ホームラン性の打球になりやすくなる唯一無二の能力。
「世界制覇・大谷」は栄冠ナイン等のモードでは出現せず、継承はできない。


連打

前の打者が安打を打っているとミートが上昇する。
シリーズ初期から存在する能力で、横浜ベイスターズのマシンガン打線を再現するために作られたという経緯がある。
廃止された年に当の横浜がマシンガン化した(2011~2012年シーズンのあたり。パワプロにあったのは『2011決』まで)という逸話もあるが、結局『2024』まで復活しておらず、再現が必要な場合はチャンスB以上+チャンスメーカーで代用とするのが多いようだ。

なおアプリ版には存在しており、金特はつるべ打ち。


ツーシーム、ムービングファストボール

実は「ツーシームを投げられる」「(現代で言う)カットボールの使い手」「ストレートでありながら微妙に変化する癖球」の再現も最初は青特殊だった。
さすがに――ライジングキャノンやシルバーバレットを会得したサクセス出身選手のように――直球全てが変化するのはむしろリアルではないため、どちらも後に変化球に移行となった*95


センス

数少ないサクセス中専用の特殊能力の1つ。そのためプロ野球選手には適用されることはない。
(まあプロになった人間のセンスを外野がどうこう言うのはナンセンスだしね)
〇と×があり、サクセスの能力・特殊能力を上げるのに必要な経験値を〇ならば10%引き、×ならば10%増やす特殊能力。
この能力の有無によって、パワプロ君の最終的な能力は大きく変わるだろう。
サクセス中にはくだらないギャグを言うことでごく低確率で〇が付いたりそれなりの確率で×が付いたりする。
後ダイジョーブ博士の成功で稀に〇になるが、失敗したら大体×になる。
大抵は失敗したらその時点でリセットだけど
いわゆる天才型はセンス〇を初期から持っていて、さらに能力が高いタイプ。
能力が高いがセンス×、能力は普通だがセンス〇のタイプも…果てはセンス○を代償に能力が低いのみならず、ノッケから虫歯やサボりぐせなど複数病気を併発してる、リセットすべきかどうか迷わせてくれる判断に困るケースも存在する。
前者は苦難の道だが、どこかでセンス×を消せると化けるのでギャンブラーは期待してもいいだろう。
ただ、どのパターンにしてもそんなにしょっちゅう出るものではないので、出たらラッキーというくらいに考えておこう。
ただしいつもより慎重になりすぎてパッとしない結果になった…なんてこともよくある


選手名特殊能力

主に1990年代〜2000年代前半のパワプロに存在した選手名の名前がついた特殊能力。
大半は能力の増減には影響しない演出用の能力であるが、一部の能力は当時該当する特殊能力が無かった為に付けられた事で後に正式な特殊能力になったケースも存在する。

秋山→秋山幸二。本塁打のホームイン時にバク宙する。
桑田→桑田真澄。ピンチ時、セットポジションをする前にボールを見つめる。
大久保→大久保博元。試合終盤の接戦時に本塁打を打つと号泣しながらホームインする。
イチロー→イチロー。ホームゲームでスリーアウト目のフライキャッチ時にライトスタンドにボールをプレゼントする*96&打席時に観客からイチローコールが発生する*97
村松→村松有人。後に「一塁以外のヘッドスライディング」と「積極盗塁」の特殊能力と化した。
新庄→新庄剛志。フライキャッチ時に小ジャンプする。
城島→城島健司。サヨナラ本塁打時に、でんぐり返ししてホームイン&盗塁阻止時に座ったまま送球する。厳密には異なるが後者は金特殊能力「バズーカ送球」*98の元ネタとも。
松坂→松坂大輔。後に「力配分*99」の特殊能力と化した。



番外編:その他特殊演出

特殊能力ではないが上記の選手名特殊能力を彷彿とさせる印象的な演出。
  • 先発登板でマウンドに向かう際、マエケン体操でウォームアップする前田健太。『2020』ではなんと本物の前田健太選手によりモーションキャプチャが行われた。
  • マウンドに立ったら利き手を上げる藤川球児。
  • ホームランを打ってベンチに戻ったらもちろん「熱男!!」する松田宣浩。
  • デッドボールを受けると痛がる素振りを見せずに投手を睨みつける清原和博。
  • 同点又は逆転ホームランを打った選手をグータッチで出迎える監督時の原辰徳。
  • 確定ホームラン演出時の走り出し時に特殊モーションになる中村紀洋、小笠原道大、新井貴浩等他多数*100。秋山のバク転や杉本裕太郎のラオウ昇天と異なり、珍しい「サクセス産選手にも同じ特殊演出を持たせられる」要素で、打席の左右が同一かつ打撃フォームを彼らの固有のものにすれば可能。なかにはその選手の収録が無いにもかかわらず固有フォロースルー対象にはなっている打撃フォームまである*101

このほか、その年の共通ホームランパフォーマンスや試合後パフォーマンスは原則的に再現されるのもこれに入るだろう。阪神の『Gratiii』ではなんと新井貴浩が打った時は途中で無視に切り替えるのまで再現*102
千葉ロッテの『We are!』が1作限りになったのは惜しまれる。あれ毎年やってるじゃん


おまけ:選手として以外のポジション時に影響する特殊能力

監督試合モード、ペナントなど長期にわたってある特定1人の選手データが采配を振るったり指導を行ったりするモードでは、まったく異なる形で青特殊が動作するシステムが存在する。

まずはコーチに指定されている場合。この時は同チームの選手に対して「コーチを務める人の選手データに存在する」青特殊からどれか1つか2つ選ばれたものを伝授、つまり追加することができるようになる(大抵は春キャンプの期間のみ練習指示・進行が可能)。
これはマイライフモードでも同様で、例えば2024年データの埼玉西武ライオンズ・投手登録ならば「クイック」を伸ばす指導を春キャンプ中のみ豊田コーチから受けることができる。「奪三振」や「威圧感」じゃないのが残念。

また監督に指定されている場合は「思考ルーチンに影響する特殊能力」が増え、さらに「監督試合時に追加で良い効果が発揮される特殊能力」も存在する。というかいわゆる青特殊は「抜擢」のような一見思考ルーチンに見える名前でも原則的に後者*103である。
上述した「高速チャージ」も実は監督時には無条件で効果が発動する(相手がバント系のコマンドを選んだら強制的に「バント警戒」に上書き)ため、指定のポジションを守れなくてもシステムの解説上はまったくの無意味ではない。

システム上全体的にも選手能力を参照しているため、栗山英樹のような「選手としてはどうもパッとしないけど監督としては名軍師そのもの」は実はパワプロだと再現不能に近かったりもする。







追記・修正は金特を持っている人がお願いします。

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最終更新:2025年04月20日 08:41

*1 誤解していたプレイヤーも多いようだが、この時点で高いほうがエラーしにくいシステムだった

*2 ただし『2024』時点でも栄冠ナインのみは二刀流起用okかどうかに関わらず連動しない(肩力については別個に成長させる形式)。

*3 パワプロ2まではA〜D、パワプロ3,4ではA〜F、パワプロ5〜2010まではA〜G。

*4 パワプロ2010までパワーは255、他は15。うちミートのみ初代からパワプロ12までは7。

*5 実際は特殊能力の都合で内部処理では9段階まである。

*6 詳しくは後述するが、2人とも頭一つ抜けた通算成績を持っているのが取得した基準になっていると思われる。

*7 キャラクターのみパワフェスモードに収録

*8 外野手として守備に就いている時、フェンス直撃やギリギリホームランになりそうな打球が来たら柵や壁を駆け上って捕球することができるようになる。NPBでもできる人は定期的に登場するが、現状では『メジャ』扱いの作品のみの能力

*9 守備時に素手での捕球ができるようになる

*10 併殺を取る際に、「セカンドベースを踏む→ファーストへ投げる」動作が速くなる

*11 厳密には内野安打の出やすさが段階制なのが『メジャ』と『ポケ』のみ。『内野安打〇』は『プロ』にも存在する

*12 はっきり言うとサブポジション個別の守備力値が設定される前に設けられていた「サブポジ○・×」。

*13 パワプロの仕様上、MLB挑戦中の選手は一律でOB選手として扱われるため。

*14 『ポータブル4』より

*15 今岡誠(2005)

*16 中日レジェンド版はチャンスC

*17 3年縛りで栄冠ナインをプレーし、育成した選手で組織したチームを戦わせるという形式。

*18 中日移籍後verのみ。

*19 ファミ通による攻略本より。

*20 勝利。

*21 むろん?由伸の方。この2人は遠山が投げ、他の右打のメンバーは葛西稔が担当し・遠山が一塁手に回る変則的な継投から。この理由で『2024』の遠山は打撃能力はかなり低いにも関わらずシステム上は二刀流選手扱いになっている

*22 石川雅規(ヤ)の現役版。ノビF(ちなみにOB版はD)。

*23 昔の作品だとこの名前は後述の「パワーヒッター」or「アーチスト」に当たる能力だったこともある。由来は同じく「怪童」、「元祖・山賊打線の主砲」中西太から。

*24 カーブ1ナックル1。高卒ルーキーの人でもここまで少ないのは稀

*25 『2024-2025』でも選手紹介で言及されている

*26 アベレージヒッターは持っているほか、他にチャンスB・流し打ちを所有している。安打に特化した選手として造形されているようだ。

*27 以前の作品だと「弾道がやや下がる」効果もあったようだが、2024だとこれは体感しにくい

*28 当時の松井はそれほど人気が高かった。イチローや現在の大谷の立ち位置と言ってもいいだろう

*29 前者は巨人在籍当時の作品、後者は近年のOB収録

*30 師弟そろって国民栄誉賞もらった時の軽口。松井ももちろん「ナイスアイデア!やりたいですね」。

*31 選手としてもだが、もうすこし若い世代には西武コーチ時代の「清原や稼頭央、ナカジにおかわり君に栗山に浅村に…とたくさんの名選手の師匠」として著名。特に清原和博に関しては同じく高卒初年でいきなり4番に指名されたという経緯から、事実上土井のプレイスタイルを受け継いだ選手として見なされていた(土井コーチが元々若手にも積極的に本番での出番を与えるタイプだったのもあるとは氏本人の談)。

*32 西武レジェンド版・近鉄レジェンド版の両方で所持している

*33 選手データモードの特殊能力効果確認の所で「〜の場面で安打が出やすい」「〜の場面で本塁打が出やすい」「〜の場面で打力が上がるor強い」で確認可能

*34 2024年シーズン終了時点

*35 清原和博。2025年シーズン版データ導入で追加

*36 ちなみに巨人レジェンドでは他に阿部、川上、松井、ラミレスが野手威圧感持ち

*37 初期の習得可能な特殊能力の欄に存在しない

*38 レジェンド版のみ所持。とはいえ現役版も「マルチ弾」は所持している。

*39 そのためか、マイライフでこの特能を取得する条件はパワー60以下になっている。

*40 得点期待値が重視される米球界では「統計上下げるから」でバントは好まれず、高校野球などアマ野球トーナメントの存在から得点確率が重視されるシチュエーションが多い日本球界では逆に「1点を争うケースのことが無視できないから」として重視され続けている

*41 今宮・菊池は現役・レジェンド双方で所有している。

*42 文字通りタイミングを合わせるだけで打撃操作ができる設定。後述のようにバランス上の問題から、ミートカーソル移動も含めての打撃操作の時以上に「ボール球を打ち返した場合」の打球速度が下がるようになっていた

*43 『2014』以降は2年に1回発売・新作のない年は選手データ対応verをアップデート扱いで配信となっているため。いわゆる決定版(シーズン終了時版)とは目的が異なることに注意

*44 2024年時点で現役選手であるが全盛期OBとして登場

*45 特に立浪氏に関しては現役時代どころかPL学園高校時代から「リーダーシップはあるが、独裁がことごとく悪い方向に行く性格をしている」「あまり先輩や上司になってほしいタイプではない」性格だったとする説は結構あった。一応あの怖いもん無しの清原にすら「どーもアイツには何も言えん」と恐れられていたのはたぶん事実無根ではあるが…

*46 村山実、田淵幸一、掛布雅之、藤村富美雄

*47 山本浩二

*48 阪神レジェンド版・金本知憲

*49 巨人・中畑清

*50 巨人・原辰徳

*51 古田敦也、山田哲人、岩村明憲、池山隆寛、若松勉、青木宣親

*52 高木守道、立浪和義

*53 藤井康雄

*54 小久保裕紀

*55 礒部公一。ノーマルのムード○は嶋基宏が所持

*56 田中幸雄

*57 榎本喜八、山内一弘

*58 長池徳二

*59 鈴木啓示

*60 2024年版では巨人、横浜、ロッテ、西武、南海。巨人には別の固有名を持つ2人がおり、2025年度版ではロッテにMr.オリオンズが追加された。横浜レジェンドと西武レジェンドは不在だが、ノーマルの「ムード○」はそれぞれ加藤博一と石毛宏典が所持している。南海に至ってはノーマルのムード○すら不在

*61 Mr.オリオンズの榎本喜八だが、現役晩年時にはチームの空気感を乱すレベルの奇行を起こしていることでも知られている。尤も、そのころは西鉄ライオンズ(西武の前身)に移籍しているが……

*62 野村氏の場合、探偵もかくやと言うほどの調査能力で、相手が無視できないささやきを披露していたのも大きい。単純なものではフォームが歪んでいるとか、昨日行った店とかお気に入りの風俗嬢とかまぁ色々。

*63 『2024』では未所持。

*64 ちなみに谷繁は『2013』で金特としてのささやき戦術を所持していたが、効果自体は『2012』までの青特版と変化はないため、史上初の現役選手での金特所持と言われることはあまりない。

*65 野村氏が王氏に使用した時には集中力がすごくて全く通用しなかった。長嶋氏相手に至っては、フォームの乱れを指摘した際(もちろん本当は問題ないのだが、これを真に受けるとフォームが乱れてグダグダになってしまう)、真に受けられた結果ホームランを打たれてしまい、感謝と相手に助言して不利益になる心配をされてしまったという……。他にも余りにもうるさいから空振りの勢いにかこつけてバットで叩かれたりしたこともあるとか。

*66 「アンドロイドで当人もそれを明かしている」という設定の選手がたまに持っている、程度。ロボットはビームを出すものって矢部くんが教えちゃったのだろうか?

*67 システム上はOB選手

*68 なんならシーズン三振数の1~3位はブライアントで、しかも村上宗隆(Ys)のプロ入りまでは4位すらブライアントだった。

*69 『アプリ』片桐恋のエピローグ時に特定条件を満たしていた場合など。アプリサービスイン直前の作品で「6股をかける・選手キャラを入れない」構成が注目されており、バランスもだが高校生としてのモラル上問題ありと判断されたものと思われる

*70 プロ17年で通算270失策、歴代18位(2024年時点)。これより上は宇野勝よりも昔の選手たちばかりなので、この特殊能力がつくのはやむを得ないか。

*71 三振を「K」と略するためだが、肝心の「なぜKと略されているのか」は諸説ある。

*72 当時正捕手だった古田いわく「伊藤の高速スライダーだけは打ち合わせの時点で『どう狙って投げてほしいか』の言い方を変えていた。冗談抜きにあれ以上のスライダーは見たことがない」

*73 実際のところエースにはエースがぶつけられる事が多いため、実力のある投手ほど打線の援護を受けづらいのは必然ではある

*74 ダイハード打線、いわゆる100打点カルテットのころ。一応斉藤が「爆発炎上したものの、味方打線がそれ以上に得点したため試合は勝利」というピッチングをしたことが比較的目立つの自体は事実とする意見は現代でも根強く、例えば2004年の22試合中QS達成7・防御率6点台でなぜか10勝7敗したのが知られる

*75 参照年となる2013年に24勝無敗1セーブの大記録を樹立。

*76 先にアプリ版で「超尻上がり」の名前で実装されていた。これ、名称がかなり不評だったので…

*77 サッたん。原則先発するためそもそも発動しない

*78 当時は佐々木に限らず変化球を1つしか持っていない査定の選手は珍しくなく、なんらかの強化を加える必要があった。『2024』ではシステムの変化により大きく落ちるフォーク・現代で言うスプリットに近い小さなフォーク・そんな曲がらない(本人談)カーブの3種類すべてがしっかり再現されている

*79 ちゃんと?侍JAPANコラボ仕様の大谷から教えてもらえる

*80 前任者がよりにもよって本ページで何回も登場しているササキ様だったという事情が大きいにせよ、リリーフ投手としての信頼性を欠く成績や試合結果になることがちょいちょいあった当時の斎藤はファンからこういう扱いをされていた。そのせいでちゃんと抑えるようになったらこの「アレ」+佐々木の「ササキ様」で「アレ様」というなんとも言い難い愛称になってしまった

*81 ちなみに松井の1996年対斎藤打率は.280(28-7)なので、数値上は苦手というほどではないのがまた…

*82 現実でも「困ったときにはど真ん中にストレートを叩き込む」という元横浜の長田秀一郎の投球術が知られている。

*83 ボス版熱盛、クイーンココロ、フォイボス。うち熱盛のみは通常版にもついている

*84 サッたん

*85 零武…というかハワード社長

*86 零武はそもそも降板することが戦闘としてのギミックを含んでいる。サッたんはあれだけ厄友厄友言うだけあって?ちゃんとリリーフ投手を用意している。持ってる3人は降板すると普段のサクセスの投手キャラが登板してしまうため、ちょっと外見がおかしいだけで通常の試合と変わらなくなってしまうのだ

*87 2024年シーズン終了時点

*88 日ハム一筋のため。ただし宮西の出身地は兵庫。

*89 本当は野球に特化したパワードスーツ。そのため中の人が存在する

*90 バックスクリーン男、Mr.スワローズ、ブンブン丸と合計3つの固有名持ちである

*91 2016年に2試合連続サヨナラ弾含め全試合で決勝本塁打を放ち、2017年にもサヨナラ弾を1本叩き込んでいる。

*92 『2024』で南海時代が別枠になる前からこの表記。ソフトバンク・南海双方に発動するかは要検証

*93 当該年のヤクルト戦で本塁クロスプレー時に怪我をさせた。また「体当り」は持っていなかった

*94 OBとしての大谷翔平(スイーパー持ち)、日ハムレジェンド版の大谷翔平、日本代表の大谷翔平(スイーパー持ち)。栄冠ナインに出現するのはOB版のみ

*95 似たようなケースとしてサクセスキャラの城山も同じ理由から「ワンシーム」が初出作品では青特殊、パワフェス登場時は第二ストレートの球種に変更になった。……これも現実でも一部の投手が投げているはずなのだが。

*96 現在は捕球後に追加操作をすればすべての外野手で可能。

*97 これもパワフェスにおいて全選手共通仕様として輸入。「アフロー!(アフロ版の猪狩守)」のように首をかしげるようなコールもあるが…(笑)。

*98 「レーザービーム」「高速レーザー」とほぼ同じ効果が盗塁を刺そうとしての送球時にかかる。こちらは性質上肩力の指定もない

*99 「ミートかパワーが一定以下の選手を打席に迎えると能力が下がるが、代わりにスタミナ消費量も割引される」。そもそもスタミナ消費量割引の効果がある特殊能力自体が「対左打者」以外では稀で、残りスタミナ量の多い少ないが能力に直結する現在の仕様では利点も大きい。『2024』の松坂は「尻上がり」や「ギアチェンジ」(5回以降に得点圏にランナーがいる場合「対ピンチ」とは別枠で球速とコントロールが上昇)発動対象のイニングまで投げられる可能性が上がるという利点もある

*100 中村はバットポーイ、小笠原は小さく横っ飛び、新井はバットを持ったまま飛び上がって喜ぶ…と、すべて実際にその選手が行うフォロースルーを再現している

*101 ウラジーミル・バレンティンのものなど

*102 ランダムで最後までやるのとどちらかになる

*103 「抜擢」ならば年齢かプロ年数が一定以下の選手へのコマンドのみレベル上昇。ちなみに対応する青特殊は「意外性・大番狂わせ」のため、現実でそういったイメージの強い監督が持っていなかったりする(日本ハムの新庄監督など)。