初出:第307話
声(ドラマCD第5弾/第7弾):内田雄馬
家族構成
第一夫人:
アインリーベ(他領から妻を得れば第二夫人になる予定)
父方の親戚
祖父:ダンケルフェルガー領主一族として健在
祖母:ダンケルフェルガー領主一族として健在
伯父:ダンケルフェルガー領主一族として在籍
従弟:
ケントリプス
従弟:
ラザンタルク
叔父:少なくとも一人ダンケルフェルガー領主一族として在籍
叔母:
マグダレーナ
従弟:
ヒルデブラント
容姿
髪の色:銀
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瞳の色:赤
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挨拶の時には貴族らしい作り笑いができるが、乗り気な時やそわそわしている時でも眉間に皺が寄っていて、苛立った不機嫌顔に見える。
領主候補生というよりも騎士見習いの方が似合いそうな体格をしている、明らかに筋肉質な体育会系。
地位
年齢と属性関連
- ローゼマインとの学年差:+3
- 誕生季:秋
- 洗礼時の属性(適性):闇は持っていない。少なくとも風。
- 3年生時に得られた加護:適性の大神に加えて、武勇
レスティラウト視点の回
書籍第五部I エピローグ
ふぁんぶっく7書き下ろしSS 次期領主と礎の魔術
作中での活躍
意外とシスコン。が、本人は自覚なし。ダンケルフェルガーには珍しく
ディッターには意欲的ではない。
芸術の才能があり、昔から絵を描いたり、ちょっとした細工を作ったりするの好き。
気に入った物は一度自分で作ってみようとするところがある。
絵のモチーフとして家族以外で1番描いているのは、2年先輩で光の女神にも例えられていた
エグランティーヌで、妹には初恋相手ではないかと思われている。
頼りない妹の面倒を見てやらねばと本人は思っているが、妹からは話を聞かない兄がいつも面倒事を起こして一緒に叱られるので迷惑だと思われている。
妹曰く、兄の「まあまあ」という評価は「文句の付けどころがない」である。
その言動傾向ゆえか、何に関しても難癖を付ける癖があるとされ、下位のエーレンフェスト特に「聖女」と言われる
ローゼマインには面と向かって悪態をつく。
シュバルツとヴァイスの主の座を譲るように自分から強引に迫ったことで行われた
ディッターでは、ローゼマインが参加表明したことから自身も
ルーフェンに参加を強制され、結果的に積極的な指揮も執れないままレスティラウト曰く「悪辣な奇策」を用いられて敗北したことで、ダンケルフェルガー領民はローゼマイン本人の賞賛もあって評価する姿勢であったが作中では唯一彼だけが偽物聖女として公然と嫌うという逆恨みに近い感情を抱くようになる。
また、本人の考えでは、国全体の力が落ちた現状では礎を奪い合う余裕もないため
宝盗りディッターは無駄で、領内の魔物を効率良く狩る為の
速さを競うディッターが重要だと判断しており、それもローゼマインを悪辣で卑劣と断ずるのを手伝っていると思われる。
その為、宝盗りディッターを訓練に取り入れようとする
ルーフェンにやめるよう命じたが反対され、アウブとしての資質を問われた。
不敬として剣で斬りかかるが押さえ込まれ、最終的にはルーフェンの言い分を認めたのか、自身の護衛騎士も含めた学生達の訓練を一任した。
ダンケルフェルガーの歴史書のやり取りの中でも、ローゼマインが古語に通じている事を疑ってかかっていたが、その後、校閲のために渡された現代語訳の原稿を何度も読み返すほど熱中する。
13年春に締結されたダンケルフェルガーの本の出版契約で活躍したローゼマインの存在価値や、エーレンフェストの動向を注視するよう母に何度も説明される。
デザイン画を自ら描いた注文書で、エスコート相手に贈る髪飾りを商人を通して発注した。
婚約者は母達の間で決定された、ダンケルフェルガーの上級文官見習い。
13年冬、貴族院の親睦会にて髪飾りのデザインセンスを褒められ、歴史本にはまった事もあって、ローゼマインとのお茶会に前向きになるほど態度を軟化させる。
ローゼマインが得たと予想される加護数の多さに驚き、母の説明の正しさにも納得の様子を見せるものの、この時点では領地としてどうしても必要という程でもないと判断しており、音楽の授業での祝福(漏れ)の神々しい様子を聞いても、頑なに「偽物聖女」と呼び続けていた。
その後、領主候補生の箱庭の授業で見せた尋常でない魔力量の報告を受け、更に驚愕する。
また、虹色魔石の簪のデザインの見事さや、自身が発注した髪飾りの実際の出来に大きく興味を向け、納品の為のお茶会の設定を迫るが、全講義を終わらせるには早すぎる日程をローゼマインに提案されて少し焦る。ちなみに「髪飾りの出来栄えによっては、別の物が必要かもしれぬ、なるべく早く」とは「髪飾りがどのような出来か、楽しみで仕方がない」という意味のようである。
その直後、授業でローゼマインの電飾奉納舞を見て、大量にスケッチしてしまう程「聖女」に心を奪われる。
お茶会では、その事は本人には隠し、髪飾りの出来に「まあまあ」満足し、
ダンケルフェルガーの歴史の本の挿絵を見て、
ディッター物語の挿絵を自らに依頼させる。
そして、この年に行われた共同研究や、描いた挿絵の扱いに関する交渉を経て、大領地の領主第一夫人としてローゼマインを欲し求婚してダンケルフェルガーのメリットを提示しローゼマインも心動かすも、今までの態度に対する謝罪もなくエーレンフェストを完全に下に見ている態度で自身の専属をも侮辱するかのような物言いをしたためローゼマインの怒りを買い断られる。
その際、エーレンフェストに対し上位領地の圧力で脅しそれをやり過ごす為にローゼマインが提示した妹ハンネローレのエーレンフェストへの輿入れを領主の許可も得ず賭けるという越権行為といえる条件すら勝手に承諾して
嫁取りディッターの勝負を受けさせる。尚、ローゼマインを悪辣や卑劣と非難していたが、事後承諾で嫁取りディッターの許可を得るためにディッターに至るまでの経緯を両親に隠蔽したり、エーレンフェストがダンケルフェルガーの文化に対して知識不足かつヴィルフリートが羊皮紙でないということで正式な書類と思わず気軽にサインしたという背景もあったが、意図的にディッターの賭けの内容を改竄した契約書を作るなど自分の事は棚上げしている行動が見られる。
この勝負は領地の後援を受けており、ダンケルフェルガーの秘宝である
闇の魔石で出来た盾を持ち込んで必勝を期したものの、中央騎士団などの乱入によって起きた混乱の中でハンネローレが自ら陣を出た事で、敗北に終わる。
一連の不始末により、母によって電飾奉納舞含む力作の絵の数々をエーレンフェストに譲ることが勝手に決められ、絶叫する。
なお訓練場使用については申請書の盲点を突き、普段の訓練と同じ形式で申請したため領主候補生の嫁ぎ先を決めるものであるとの認識はされていなかった。
表彰式では共同研究が1位となり、個人では6年生の領主候補生の最優秀となって表彰される。
卒業式の奉納舞では闇の神を担当。派手に盛られた光の女神役の
ディートリンデをなるべく視界に入れないようにしていた為か、舞の回転中だった所に倒れてきた彼女を弾き飛ばしてしまった。
14年春、領主会議での星結びの儀式を見て、その美しさに絵を描かずにはいられなくなった。
15年春、
礎争奪戦(
礎取りディッター)でアーレンスバッハに赴くローゼマインの成長した姿に、息を呑んで驚愕に満ちた視線を向ける。
目も合わせられず、グルトリスハイトを持ったローゼマインに敬語で話したため、慇懃が過ぎると思われてしまい「距離を取られたようで少し寂しいです」と言われて以前の態度に戻す。
嫁取りディッターでの恥を雪ぐべく指揮官の一人として遠征するハンネローレを心配し、こっそり「今回の勝算はあるのであろうな?」と尋ねた。
貴族院防衛戦では、王族から要請があればアウブが中央に行くことになったので、アウブ不在時の次期アウブの役目として自領の礎の防衛に専念した。次期とするには周囲から疑問視されていたがこの時点で唯一成人していたため任されることになった。中継ぎの可能性も低くはない
継承の儀式では「
エグランティーヌとローゼマインの奉納舞がある」と知ってアッサリと叔父に留守を頼む。
目の色を変えて参列する事に執着した為、母から筆記具を講堂へ持ち込まないという約束を取り付けられ、当日の朝には何度も持ち物検査された。
領主会議ではローゼマインのアウブ承認式の前に行われた中央神殿長となったエグランティーヌによる星結びの儀式でアインリーベと星を結び結婚した。
が、星結びの儀式を行ったエグランティーヌや承認式でのローゼマインの絵を次々と描いていたもよう。
領主会議後、アウブ・ダンケルフェルガーと共に神殿へ向かい話し合いを行った。おそらく、聖典の鍵の回収を行ったと思われる。
年 |
画伯エピソード |
結末 |
12年冬 |
髪飾りの注文の絵を描く |
納品された髪飾りに満足する。 職人の技術力を褒める(=欲しがった)が ローゼマインの専属だった為お断りされる |
13年冬 |
ローゼマインの奉納舞を見たあと自分の紙どころか 妹の紙まで使って描ききってしまう |
自分に関わることを他人から勝手に決められる気持ちを レスティラウトが知る良い機会になるでしょうと 母に罰として描いた絵を全て取り上げられてしまった |
ダンケルフェルガーの歴史の本の挿絵を気に入る 挿絵画家を褒め、ローゼマインの絵の有無を尋ねる |
ディッター物語の挿し絵を描く為 ものすごい勢いで残りの講義を終わらせる |
14年春 |
領主会議にて本物の星結びの儀式を目の当たりにし 絵起こしに没頭する |
ー |
15年春 |
継承の儀式に参列する為「筆記具を講堂へ持ち込まない」という 約束をし、持ち物検査を受ける |
儀式終了後はいち早く寮に戻り自室に篭る |
経歴
(年代はマインの誕生を0年とする)
前02年秋 誕生
05年秋 洗礼式
08年冬 貴族院入学
11年冬 シュバルツとヴァイスの主の座を巡ったディッターで敗北する
12年冬 ダンケルフェルガーの歴史書の現代語訳にはまり込む
13年冬 嫁取りディッターで敗北する
六年生の領主候補生の最優秀者として表彰され、貴族院を卒業する
14年春 領主会議にて本物の星結びの儀式を目の当たりにする
15年春
貴族院防衛戦では次期アウブとして自領の礎の守備につく
継承の儀式に参列する
領主会議の星結びにて
アインリーベと結婚する
作者コメント
【
2015年 11月03日 活動報告】
レスティラウトもダンケルフェルガーの領主候補生ですからね。芸術肌でルーフェン辺りからはダンケルフェルガーらしくないように思えても、他領から見れば立派なディッター好きです。
【
2017年 04月19日 Twitter】
レスティラウトは複雑でしょうね。自分の求婚には「エーレンフェストにいたい」と主張した女が、フェルディナンドのために騎士を率いて別領地のアウブになったのですから。
男として敗北感が増し増し…。
【
2022年 02月21日 Twitter】
>髪の色
レスティラウトの銀髪は隔世遺伝のイメージかな? マグダレーナ、ヒルデブラントなどの親族を見ればそれほど珍しくもないんですけれど。
【
2022年 07月17日 Twitter】
>特別展「愛のヴィクトリアンジュエリー」での会話
「あ、レガードリングだ。こういうのはローデリヒがやりそう。宝石の頭文字じゃなくて、花言葉とか色に込める思いとかにこだわって装飾品を贈る感じになるけど」
「相手は…?」
「(そっと目逸らし)レスティラウトとかもやりそうだよね」
【
2022年 10月11日 Twitter】
>ウィンク考察第2弾
レスティラウト:できるけれど、することに何か意味があるとは思えない。
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