ジークリンデ

初出:SS第8話 エーレンフェストの本
名前の初出:番外編 ハンネローレの貴族院五年生 第11話

声(ドラマCD第5弾/第10弾):豊口めぐみ

家族構成

夫:ヴェルデクラフ(アウブ・ダンケルフェルガー)
 息子:レスティラウト
 娘:ハンネローレ

容姿

髪の色:ややピンク寄りの薄い紫
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瞳の色:赤
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細身の女性
ドレスの下は結構筋肉質で引き締まっている*1

地位

階級:領主一族
職種:領主夫人(第一夫人)

年齢

  • ローゼマインとの学年差:+22*2
  • 誕生季:春*3
  • 属性(適性):全属性ではない*4

ジークリンデ視点の回

書籍第五部III 娘の意見と覚悟
書籍第五部Ⅹ エピローグ

作中での活躍

アウブ・ダンケルフェルガーの第一夫人。
ダンケルフェルガー出身。本来は他領から第一夫人を迎えて、第二夫人になる予定だった。
が第一夫人を娶ることを考える時期に政変が起こり、政変への深入りを厭った先代アウブが、新ツェントが立つまで他領との縁組を禁じたことと、
トラオクヴァールグルトリスハイトを持たずに王に就任したことから、グルトリスハイトのないユルゲンシュミットの統治がどうなるのかを様子見をすることになったことから、第一夫人を継続することになった。*5
その為、他領の慣習を把握しきれていない。

暗躍タイプでフェルディナンドと気が合いそう。*6
ディッターになると暴走しがちなダンケルフェルガーの男たちの手綱を握っている。
手綱エピソード
12年冬 領地対抗戦でアウブ・ダンケルフェルガーが勝手に出版の権利をかけたディッター勝負を持ち掛けたため
騎士達の反省会に参加させず、別室反省会させた。*7
13年冬 領地対抗戦でエーレンフェスト席を見ながら今にも駆け出しそうなアウブ・ダンケルフェルガーを
すごすごとテーブルの方へ戻らせた。*8
レスティラウトが嫁取りディッターの契約書を(手持ちの羊皮紙が無かったため)、契約に使えない
エーレンフェスト紙で交わした事を詰問する。*9
自分に関わることを他人から勝手に決められる気持ちを知る良い機会として、レスティラウトが描いた絵を
全て取り上げる事を決める。
15年春 自分がいない間にアウブ・ダンケルフェルガーがエーレンフェストの誘いに乗って、フェルディナンド
救援とアーレンスバッハの礎取りディッターの参加表明をしていたため、アウブが答えた情報では半信
半疑だった。
ローゼマインがグルトリスハイトを使って国境門から現れ、ジギスヴァルトから貰った王家の紋章入りの
ネックレスを確認して、ツェントの意向に従うことを表明する。
その際に本物のディッターに参加したいアウブ・ダンケルフェルガーの言動を、凄みのある笑みで
止めてみせた。*10
ダンケルフェルガーの活躍をディッター物語の作者に執筆依頼済みと聞いて「買い占めねば」と
興奮したを「周知のための物を買い占めてどうします?」と軽く叩く*11
「ディッターの話が出たところでは決して男達から目を離してはなりません」*12
を、地で行くダンケルフェルガーの女。

印刷や出版に関するエーレンフェストとの契約におけるローゼマインの働きぶりで、いち早く価値に気づき*13、レスティラウトの第一夫人に望んだ。*14
嫁取りディッターが行われた後の領地対抗戦にて、ハンネローレだけを連れてエーレンフェストとの社交を行い、互いの齟齬を確認した。
領内独自文化についての説明の杜撰さを認め、勝者であるエーレンフェストの真の望みを聞き、ローゼマインから手を引く事と、今後は安易にディッター勝負を持ちかけさせない事を約束した。
また、印刷技術について、他領に出す場合は一番にダンケルフェルガーに話をもらう約束をアウブ・エーレンフェストから得た。
この際、途中同席したフェルディナンドとのハイスヒッツェのやり取りがあり、「ヴェローニカの孫娘のディートリンデとの婚約を領全体で後押しした事」はこの時点ではハイスヒッツェだけに伝わったと思われるが、そのディートリンデ本人の我儘さと横暴さを目撃して不信感を覚え、その後同席した王族との会話からトルークの存在とその危険性、エーレンフェスト内の反逆者がアーレンスバッハと通じていた事などを知り*15、エーレンフェストとアーレンスバッハの関係性に気付いた。*16
この事はアウブ・ダンケルフェルガーに当然伝えており、後の本物のディッターへの参加表明の判断材料のひとつとなっている。ただし最終的にツェントが命じた婚約であり、礎の魔術を奪えるならその方法を明らかにするように命じるべきだと述べる。また外患誘致に確固たる証拠はなく、旧ベルケシュトックを共同管理している立場からエーレンフェストではなくアーレンスバッハに協力すべき立場だと、推測だけでは静観の構え。エーレンフェストへの協力はローゼマインが国境門に現れ、王族の許可を得ていた場合に限られる。*17

礎争奪戦後、場合によっては夫がツェントに就任してしまう事態となり、王族の対応を見極めながら戦後会議に出席した。*18
夫と共に、女神の化身であるローゼマインを上位者とした態度を貫く。
結果を受け、クラッセンブルクの発言力が強まる事を危惧し、ダンケルフェルガーの順位をクラッセンブルクより上位に置く事を要望した。
この要望は貢献に対する当然の利としてエグランティーヌに受け入れられた。

経歴

前21年春 誕生
前14年春 洗礼
前11年冬 貴族院入学
前06年冬 貴族院卒業
前02年秋 レスティラウトを出産する
01年冬 ハンネローレを出産する
13年冬 領地対抗戦にて、エーレンフェストとの社交を担う
14年春 領主会議にて、エーレンフェストの神殿長の星結びの儀式と奉納式を目の当たりにする*19
15年春 礎争奪戦のフォローとサポートに尽力する
     王族との戦後会議に出席する
     継承の儀式に参列する*20

作者コメント

【2020年 7月 書籍版第五部IIIあとがき】
ダンケルフェルガーの女なので「もう息子にかないませんわ」と言いつつ、レスティラウトをシュタープの光の帯でグルグルできる程度には強いです。
2020年 08月27日 Twitter
>9/10発売の新刊「5−3」より
新キャラちら見せ!
ダンケルフェルガーの第一夫人。
レスティラウトとハンネローレの母親。
香月先生曰く
「暗躍タイプでフェルディナンドと気が合いそう」
ドレスの下は結構筋肉質で引き締まってます😎
2022年 10月11日 Twitter
>ウィンク考察第2弾
ジークリンデ:できない。何故か両目を瞑ってしまい、高速瞬きみたいになる。
2022年 11月22日 Twitter
>第五部Xに関連しそうないい夫婦 ヴェルデクラフとジークリンデ
ダンケルフェルガーの第一夫人ジークリンデは父方の親族で幼馴染み。ディッターの調整をする戦友的なノリが今も続いています。他の妻は派閥調整で娶ったので、ジークリンデが一番気をおけない関係。
エピローグには後方を支えるジークリンデの姿があります。

コメント

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  • どこ出身なんだろうな (2019-05-09 15:12:54)
    • 新刊でジークリンデがダンケル出身だということと、なぜ他領の第1夫人がいないかの理由が説明された (2020-09-10 02:15:42)
  • エーレンの抱える事情を大領地の視点からしか見えてない(ガブリエーレの例はエーレン側の失態と指摘する等)から、なんでエーレンが困ってるのかが理解できないという「上位領地の視点」の代弁者でもあるんだよね、この人。 (2020-08-09 20:01:41)
    • でも領地対抗戦でアーレンスバッハの現状も自領に取り込みたいと思ったローゼマインを傷つけたことも気づいたっぽいし、便宜図ろうとしてくれてるんだよね。 (2020-08-09 20:47:47)
  • ドレスの下は結構筋肉質で引き締まってる、とのこと(TOブックス公式ツイ8/27のキャラチラ見せより) (2020-08-27 12:20:31)
  • 領地への報告は可能なのにレスティラウトの嫁取を信じてる点。ハンネローレは明らかに嫁盗と認識してるから、報告すること自体禁止されてたのか、握り潰されてたのか (2020-09-12 18:28:27)
    • 流石にレスティ側の側近は嫁盗りだと気付いてたと思う(5-1エピローグ)。でもジルがロゼマを冷遇してる噂があり、ダンケル的にロゼマの能力は大歓迎。ロゼマを迎え入れる事に否やは無いので領内学生に嫁取りだと根回ししてハンネの報告は握り潰したんじゃない?ダンケルが勝てばハンネのエーレン嫁入りは無しだし負けるつもりも無かったから。 (2020-09-12 20:27:51)
      • あの状況で嫁盗りだと分かってない学生なんて存在するのだろうか (2020-09-12 20:34:29)
        • ダンケル独自文化のディッターなうえ、ダンケル勢の大半はディッターできればそれでよし!な思考回路だから・・・。 (2020-09-13 08:53:55)
        • あの領地はディッターが絡むと頭にヘンなフィルターがかかるからな。ディッターが強い→ディッターが好き→ダンケルに来ることを望んでる。とかアホな解釈してても不思議じゃない。 (2020-09-15 23:58:34)
        • 二人の以外は「分かってない(≒レスティが情報を操作してる)」可能性は高いかと。ハンネの側近ですら「ご安心ください。必ず勝ちます」と聞く耳持ってもらえなかった、と嘆いてるので (2020-09-21 17:01:05)
        • レスが挑戦しヴィルが受けロゼマが報酬を変えた。契約書からはロゼマへの求婚阻止がなくなってると説明されれば現場にいなけりゃロゼマはダンケルを望んでいると思う方が自然じゃね? (2020-09-21 17:16:33)
      • 秘宝の盾を金粉にしたことで、ローゼマインが本気でダンケルへ出たくなかったことは察せそうなもの。よく「愛し合っている」と思えたなジークリンデ…。 (2020-09-15 23:32:30)
        • そりゃディッターは本気でやってこそですから (2020-09-15 23:48:14)
    • 本来、領地への報告は、代表的な存在の一人が、報告するのでは? エーレンは情報収集範囲を広げる為に、全員報告せよという風に舵をきったけど。 ダンケルはレスティが報告する人間であり、ハンネは報告する立場にない。 報告できないこともないけれど、レスティが嫁取りと嘘の報告をしていたと(当時は)知らず、嫁盗りときちんと報告していたと思い込んでいたので、自分からも報告するという越権行為をする必要性に思い至らなかった。 ――そんなところでは? (2020-09-12 20:40:19)
      • エーレン側は自分が勝っても報酬を辞退するつもりだったから実質最初からダンケルの一人勝ち試合のようなものだったよ (2021-03-02 15:00:49)
  • ジークリンデはダンケルの中でもかなり近い領主一族傍系上級貴族かなと考えていたのだけど、もしかして元々領主一族(ヴェルデクラフの従妹や異母妹)の可能性もあるのかな?ユルゲンの遺伝状況だと他領地の領主一族とかの容貌は比較的髪・瞳どちらかの色が同じもしくは系統が近い程度のことが多い中で、夫婦親子共に髪瞳両方がかなり近い色相に敢えて設定してあるのは血が近いからなのかな、とふと最新刊のヴェルデクラフ口絵を見て気が付きました。ただ少なくとも自身の婚姻時点では第二夫人に下りるのが確定事項だったのなら、領地順位はともあれ同格の他領領主一族相手に謙る立場でわざわざ嫁ぐかという気もするし、やはり傍系出身者が無難なところか。 ダンケル上位層に多い色合いなのかな。 (2022-12-23 18:17:34)
    • 父方の親戚ってのは明かされた (2022-12-23 18:24:36)
    • いい夫婦の日ツイートで「父方の親族」とまでは確定。つまり領主傍系以上。この優秀さで異母妹が領主候補生になれなかったなんてことはないだろうし、領主候補生ならそう言えばいいところでこの言い方なので、異母兄妹ではないでしょう。 (2022-12-23 18:31:14)
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最終更新:2024年02月11日 22:40

*1 2020/08/27 TOブックスTwitter、2020年 08月30日活動報告

*2 ふぁんぶっく5

*3 ふぁんぶっく5

*4 子供たちの欠けた属性から。両親ともに有していて得られないとは考えにくいためヴェルデクラフが全属性の場合、ジークリンデは最高で5属性。ヴェルデクラフが全属性でない場合でも大領地の領主が6属性未満とは考えにくいため、その場合は6属性(以下)と考えられる

*5 書籍版第五部III「娘の意見と覚悟」

*6 第635話 中央騎士団を率いる者

*7 SS 第16話 ハイスヒッツェの反省会

*8 第506話 領地対抗戦の始まり(三年)

*9 第511話 他領との社交

*10 第601話 出陣

*11 第652話 顔色の悪い王族 前編

*12 第508話 ダンケルフェルガーとの社交 後編

*13 SS.18 聖女とお兄様

*14 第498話 対立

*15 第510話

*16 第509話

*17 書籍版第五部Ⅷ 購入特典SS ダンケルフェルガーの会議室

*18 第652話 顔色の悪い王族 その1

*19 第544話 領主会議の星結び 後編、第556話 領主会議の奉納式

*20 第659話 閑話 ハンネローレ視点 継承の儀式 前編