メルヒオール

初出:第182話

声(ドラマCD第10弾):長縄まりあ

家族構成


父方の親戚
曾祖父:先々代アウブ・エーレンフェスト(祖父方)
 祖父:アーデルベルト
  叔父:フェルディナンド
 大伯父:ボニファティウス
 大伯母:ボニファティウスの妹*1
 大伯母または大叔母:ボニファティウスの妹*2
 大叔母:イルムヒルデ(先々代アウブ・エーレンフェストの第二夫人の娘)

曾祖父:初代ギーベ・グレッシェル(祖母方)
曾祖母:ガブリエーレ(祖母方)
 祖母:ヴェローニカ
  伯母:ゲオルギーネ
   従姉:アルステーデ
    従姪:ベネディクタ
   従兄:ヴォルフラム(故人)
   従姉:ディートリンデ
  伯母:コンスタンツェ
   従兄:リュディガー(二重従兄)
   従姉妹:*3(二重従姉妹)

母方の親戚
 祖父:先代アウブ・フレーベルターク
 祖母:先代アウブ・フレーベルタークの第三夫人
  伯父:アウブ・フレーベルターク
   従兄:リュディガー(二重従兄)
   従姉妹:*4(二重従姉妹)

容姿

髪の色:青味の強い紫
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瞳の色:藍
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ジルヴェスター譲りの青紫の髪に、フロレンツィア譲りの青の瞳。
顔立ちもフロレンツィア譲りで、おっとりと優しい感じに見える。
ローゼマインと髪の色が似ていて、本当に姉弟のようにみえる。

地位

階級:領主一族
職位:領主候補生→領主候補生 兼 神殿長(15年春~)

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:-5*5
  • 誕生季:春
  • 洗礼時の属性(適性):5属性(闇水火風土)*6

メルヒオール視点の回

書籍版第四部Ⅷ プロローグ

作中での活躍

ジルヴェスターの次男。
次期領主が内定しているヴィルフリートと対立しないよう、補佐役の領主一族になるための教育を受け*7、伸び伸び育った*8
ヴィルフリートやシャルロッテからローゼマインのすごさを教えられつつ成長。
洗礼式より前からローゼマインが作った玩具や聖典絵本が好き。*9
ローゼマインの様な領民から頼られる神殿長を目指しており*10、自分で聖杯を出して祈念式を行う事や*11、儀式で祝福を贈れるようになる事を当面の目標としている。*12
また、領主の実子が神殿を守る神殿長になることは、神殿の者達にとって大きな意味があると捉えられている。*13
作中で唯一ローゼマインの騎獣をカッコいいと評した人物で、側近に「グリュンは…」と止められている。*14
ローゼマインとの繋がりを示す紋章入りペンダントを贈られている。*15

13年冬にお披露目を行ったものの、粛清の影響ですぐに子供部屋に向かうのを禁止され、北の離れで過ごした。*16
ジルヴェスターは元々神殿長の後任をメルヒオールに任せるつもりだったが*17、神殿の人員不足が深刻になり、本人が領主候補生としての役目を求め、ローゼマインが側近も含めた教育を引き受けたことで、本格的に神殿業務に携わる事となった。*18
春を寿ぐ宴では、ローゼマインが成人退任するまでの3年間を引継ぎ期間とし、次期神殿長として青色神官見習いとなる領主命令を得た。*19
既に神事が中央から見直され、領主候補生が神事に参加しているエーレンフェストがその最先端にいる状況がジルヴェスターより説明された為、この事は領内でスムーズに受け入れられた。

引継ぎが開始され、神殿長ローゼマインと神官長ハルトムートによる教育を側近共々受ける事となった。
代々神官長付き側仕えだったロータルを始め、ハルトムートに選ばれた者達の中から灰色神官の側仕えを選び*20、下町の商人達との顔合わせや*21、ハッセでの兵士達との顔合わせなど*22、平民関係の業務も次々引き継いでいく。
魔石を使った神具への魔力奉納や祝詞の勉強、祈念式など儀式関係の引継ぎも開始し*23、ハッセでの祈念式見学後には青色神官見習いとしての部屋を得て、誓いの儀式を行った。*24
領主会議期間の礎への魔力供給も、神殿での練習で鍛えられたことで倒れる事がなくなった。*25
そんな中、領主会議にてローゼマインの中央入りが内定した事で、ヴィルフリートの次期アウブ内定が消え、シャルロッテ同様アウブを目指しても良い立場となる。*26
が、当初3年想定だった引継ぎ期間が1年と短くなった事もあり、神殿長の業務を優先し、アウブについては成人してから考えたいと主張した。*27
神殿長としてお祈りで加護を増やす事も今後のアウブに必要な為、この選択は領主夫妻に受け入れられた。

引継ぎ期間が足りない事は自明な為、孤児院長に就任するフィリーネや、ダームエル*28にも頼る事となり、協力体制を作る事となった。*29
2人に神殿業務を頼む時は別料金を支払うようにローゼマインに釘を刺されるが、この別料金設定は自身の側近達にも喜ばれ、上に立つ者として正当な報酬の支払い時や、予算の引っ張り出し方も同時に教えられる事となった*30。(なお、別料金を支払うやり方はフェルディナンドも以前から行っていたことである*31
中央への移動準備で多忙となったローゼマインの目は届かなくなったが、ハルトムートによる教育は継続し*32、この期間で聖典を読めるように古語の勉強を始めたり*33神殿内の工房見学をする事はもちろん、孤児院に何度も顔を出してニコラウスベルトラムなどの青色見習い達とお茶会を開いたり、勉強の様子を見るなどの気遣いも見せた。*34
このことでベルトラムは領主一族への名捧げの対象としてメルヒオールを選んでいる。*35
また、ローゼマインはメルヒオールがニコラウスを庇護してくれると助かると思っている。*36
収穫祭の祝詞も覚え、14年秋にはハッセの小神殿を引き継ぐと同時に、領主候補生の務めとして直轄地を担当した。*37

14年冬の子供部屋は神殿での経験を活かして子供達を導き、上手く運営した。*38
貴族院へ行く学生側近達の教育はローゼマインが引き受け、ローゼマインの側近達が協力したが、自身でもローゼマインの帰還スケジュールに合わせた早めの講義終了を命じ、学生側近達もそれに応えて努力するなど、頼もしい関係を築いている。*39
また、貴族院の奉納式にも希望して自らの若手成人側近2人を参加させた。*40
この奉納式でローゼマインが失踪し、ハルトムートの思惑も多分に働いていると思われるものの、ローゼマインが戻った頃には神殿業務の引継ぎが完了し*41、この冬の成人式は魔石を使用しながらも神殿長としての務めを果たした。*42

15年春の礎争奪戦では直接戦いの場には出ずに神殿及び下町を中心に守るように命じられ、神殿にイロイロな罠を仕掛けて防衛に徹した。
神殿でのまとめ役も務めて孤児院は守りきったものの、ジルヴェスターからゲオルギーネの記憶内容を聞いて貴族区域で犠牲者が出た事を知り、心を痛めながらも面識の薄かったフェルディナンド相手に過不足のない報告を行った。*43
ローゼマインが不在の状況で祈念式を行わなければならない可能性が高くなったため、中央の戦い~王族との話し合いの頃、正式に神殿長の地位を引き継いだ。*44
新ツェントの継承の儀式には神殿長の儀式服を着て参列した。*45

ローゼマイン式魔力圧縮法を教えられない世代となる一方、貴族院の地下書庫の資料にある圧縮方法を試すことが可能となるはずの世代となる。*46
また、領地の礎への関与が可能となる聖典の鍵を次期アウブと定まっていない者に譲っても良いのかどうかは全領地共通の検討課題であるが、その事実がジルヴェスターに伝わった後*47、14年冬の成人式をメルヒオールは執り行っており、その後の神事でも聖典を使用していると思われるが、詳細は不明である。
加護によってシュタープの品質に違いが出る事等が判明したことや、一年生で神の意志を取得するカリキュラムが変更になったことで、エーレンフェストの領主候補生の中で品質が悪いシュタープの獲得を避けられた世代となること、神事と神殿(神殿長)の重要性が周知され始めたことから、次期領主の最有力候補と他領からは目されている。*48

経歴

(年代はマインの誕生を0年とする)
06年春 誕生
12年冬 洗礼式*49*50
13年冬 お披露目をする*51
     粛清の影響で子供部屋ではなく北の離れで過ごす*52
     春を寿ぐ宴で次期神殿長となる領主命令を受ける*53
14年春 ハッセの祈念式を見学する*54
     誓いの儀式を行い、青色神官見習いに就任する*55
14年夏 下町の夏の成人式を見学する*56
14年秋 収穫祭でハッセの小神殿の守り隠し部屋を引継ぎ、直轄地を回る*57
     以降、神殿の神事に従事する
14年冬 神殿長代理として下町の冬の成人式を執り行う*58
15年春 エーレンフェスト防衛で下町と神殿を担当*59
     神殿長に就任し*60、白の衣装を纏って継承の儀式に参列する*61
16年冬 貴族院入学予定

作者コメント

2017年 10月11日 Twitter
>ウィンク考察
メルヒオール:全くできない。片目は手で押さえている。

コメント

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  • 初登場は第425話。それ以前より存在は示唆されてきた。洗礼式前日のお茶会にて,神殿絵本に関心を示す。 - 2015-06-24 16:55:04
  • 次期神殿長の記述は、437話引継ぎより。 - 2015-11-27 19:26:27
  • メルヒオールがお祈り全属性後にどれ程の加護を授かるか。王族の魔術具を恐らく誰も超えられなかった事からも、最高圧縮は取り除かれている可能性。ツェント候補にはなれてもエグランティーヌの子供には届かないか? (2024-11-24 20:44:01)
    • 本編以後はお祈りの重要性が周知されるので特別視されるほどのことにはならないのではないかなーって。取り掛かりが早い分同世代の中では多目、後の世代との比較では埋もれる程度になるのでは?確かロゼマも本編時代では圧倒的だけど過去のツェントと比較すると埋もれてるはず (2024-12-03 17:18:22)
      • たぶんこの世代では圧倒的だと思う。神様の話大好きでロゼマを心から尊敬し憧れてるメルフィとそれ以外ではモチベ違いすぎて、真剣度も魔力奉納量も違うでしょう。ツェントが神殿長になったからと形だけ真似しても同じだけのご加護受けられるまでの意識改革は簡単にできないでしょう。ただ次代ツェントと考えると中途半端な世代なので、次期ツェント候補にはならないんじゃないかな。あくまで今のところだけど、フェルマイもステファレーヌが条件満たしてくれた方が面倒なくていいって思ってるようだし。 (2024-12-03 22:09:54)
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最終更新:2024年04月29日 23:01

*1 2018年11月10日活動報告 11/12感想返し、ふぁんぶっく3 Q&A/ベルケシュトックの上級貴族に嫁いでいた、リヒャルダとほぼ同世代の女性。病床の弟(先代アウブ・エーレンフェスト)を見舞った際にフェルディナンドの卒業式(02年冬)のエスコートを頼まれて引き受けた。後に(恐らく政変の粛清で)処刑された。https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2167133/

*2 ザウスガースの領主一族に嫁いだ。政変の粛清で処刑された(ふぁんぶっく6 Q&A)/ふぁんぶっく2の家系図には載っていないが、家系図に掲載されていない人物は他にも存在する為、省略されただけと思われる

*3 ふぁんぶっく2 貴族関係家系図

*4 ふぁんぶっく2 貴族関係家系図

*5 ローゼマイン11歳の春に洗礼式 第425話

*6 第425話

*7 書籍版第五部Ⅵ プロローグ

*8 第425話

*9 第425話

*10 第630話

*11 第537話

*12 第559話

*13 第593話

*14 第530話

*15 第579話

*16 第522話

*17 第437話

*18 第524話

*19 第525話

*20 第531話

*21 第535話

*22 第538話

*23 第537話

*24 第540話

*25 第558話

*26 第558話

*27 第559話

*28 第574話

*29 第565話

*30 第577話

*31 書籍版第二部Ⅲ SS 神殿の昼食時間、書籍版貴族院外伝一年生 アンゲリカ視点 神殿の護衛騎士

*32 第565話

*33 第577話

*34 第567話

*35 第576話

*36 第594話

*37 第577話

*38 第579話

*39 第579話、第583話

*40 第583話

*41 第592話

*42 第593話

*43 第629話

*44 書籍版第五部Ⅻ 商人達との話し合い

*45 第659話

*46 第577話

*47 第588話 14年冬/春を寿ぐ宴の翌々日時点、下町の冬の成人式より前

*48 第659話、ハンネローレの貴族院五年生 第12話

*49 第425話 メルヒオールの洗礼式

*50 領主候補生の春の洗礼式は春を寿ぐ宴で実施

*51 第455話 閑話 忙しい冬の始まり

*52 第522話

*53 第529話

*54 第537話

*55 第540話 青色見習いの受け入れと孤児院の子供達

*56 第575話 トゥーリの成人式

*57 第577話 収穫祭とグーテンベルクの選択

*58 第593話

*59 第594話 防衛についての話し合い

*60 書籍版第五部Ⅻ 商人達との話し合い

*61 第659話 閑話 ハンネローレ視点 継承の儀式 前編