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*カービィのブロックボール
【かーびぃのぶろっくぼーる】
|ジャンル|ボールアクション|&amazon(B000069RY8)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|トーセ|~|
|発売日|1995年12月14日|~|
|価格|3,900円(税抜)|~|
|配信|3DSバーチャルコンソール&br()2011年10月26日/400円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[星のカービィシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/470.html]]''|
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**概要
-『カービィのピンボール』に続くカービィ系列外伝作品的立ち位置に存在する作品。
**システム
-ゲーム自体は少し特殊なブロック崩し。コピー能力などを駆使しながらステージごとに定められたボーダーラインスコアを目標にクリアを目指して行く。
--ボーダーを超えなくても次のステージには進めるが、最終ステージに進むには全てのステージでボーダーをクリアする必要がある。特にステージ8は最難関と定評がある。
-Aボタンでタイミングよくカービィを反射するとボールがカービィに変化する。カービィ変化中は一度で壊せないブロックが一度で破壊できる、トゲにあたってもミスにならないメリットが有る。ただしコピーが発動できない。
-コピー能力はブロック貫通の「スパーク」、垂直落下の「ストーン」、垂直上昇の「バーニング」、パッドに張り付き再度好みの角度で打ち出せる「ニードル」の計4種類。
--能力を使用して破壊したブロックは得点が2倍。また、クリアに必須ではないが能力でのみ壊せるブロックが存在する。
--能力の発動中は前述のカービィ化ができない。操作に精度が要求される。
--実際にプレイすると分かるが、ニードルが強い。特にハイスコアを目指す場合は必須であり、うっかり他の能力敵に触れて能力が上書きされてしまった時のガッカリ感は相当なもの。
--とはいえニードルを使えば概ねボーダーラインクリアはできるものの、それ以上を目指すとなるとニードルはかえって邪魔となることもあり、技ごとのバランスは非常に良い。
-コピー能力とは別でボールが2つになるアイテムがあるが、こちらは弾速が遅い上コピーなどが使えないので正直使いにくく微妙。
-残機を増やせるボーナスミニゲームも4種存在。しかも最終ステージまでクリアすると特定のコマンドを入力することで好きなだけプレイ可能。
--ただしステージを進むごとに難易度が上昇する。オマケ的にプレイできるゲームは最高難易度で相当難しい。最高3~5UPも可能だが相応の腕が要求される。
--唯一5up可能なスターキャッチャーであるが、頻繁にポーズすることで最高難度でも何とかパーフェクト可能。
-スコアを増やすチャンスのボーナスゲームも存在。ただし30秒の制限時間とボールスピードの上昇など難度も上昇する。
--だがブロックが無い状態でボーナスに入る(ボーナススイッチが存在するステージはブロックを全て壊してもスイッチを壊すまでクリア扱いにならない)と~
自動的にパーフェクト扱いになり大量の得点と残機まで手に入ると言う裏技的なものが存在。ただし狙うのは難しい。
**ステージ
-ステージは大まかに「ノーマルステージ」「中ボス&スターブロック(俗に言うガーダー)ステージ」「ボスステージ」の3つで構成されている。
--ノーマルステージは何の変哲もないブロック崩しステージ。ボーナスゲームスイッチやミニゲームへ行くためのワープスターもこのステージに存在する。
--中ボス&スターブロックステージはガーダーの代わりになるスターブロックを集めつつ中ボスに攻撃を当てて行くステージ。~
このステージでできるだけブロックを集めておくとボスステージで有利になる。なお全て集めてクリアするとボーナスで残機が+1される。ぜひ集めておきたい。
--ボスステージは中ボスステージで倒した敵が巨大化して襲いかかってくるのでそれをボールを当てつつ倒すステージ。前のステージで集めたブロックがガーダーとなりトゲの床に敷き詰められるようになっている。
-決して知名度は高くないゲームだがBGMの評価は上々、ステージ5などが特に人気。
~
ブロックがあるとトゲの床にあたっても一度だけ保護してくれる。ただしボスが攻撃でガーダーを剥がしてしまうこともある上にパッドがボスの攻撃を受けると一定時間パッドが縮んでしまう。~
見事倒せばステージクリア。この時の残り残機×1000点がボス撃破ボーナスと一緒にスコアに加算される。これが意外と馬鹿にできないのでできるだけ残機は残すべし。
--ただし最終ステージのみノーマルステージの各所に少しずつスターブロックが敷き詰められている。中ボスステージも存在しているがボスがいないので残ったスターブロックを集めるのみのステージとなっている。
**難点
-難点はやはり慣れるまでが難しいことか。後はボーダーラインを何時までも突破出来ないと最終ステージに進めないため低年齢層に厳しい面があることか。
--他のステージで獲得した能力を持ち込めるため、ニードル能力の利便性に気付ければそれが救済措置にはなる。
-カービィがパッドにあたった時の反射角度を変更する方法が少ない。パッドを移動させながら反射させてもカービィのベクトルは変化しない・パッド端の星の部分にギリギリで当てねばならないなどシビアな面がある。このため操作が思うように行かずマンネリ気味になりやすい。ニードルは好きな角度で再発射ができるので、これがニードルをより強力なものにしているともいえる。
**総評
-少し特殊な面はあるがパズルゲーム系列好きな人にはとてもおすすめ。特に最終ステージはこれまでのテクをフルに生かさないと絶対にクリアできない仕様になっている。
戦略性などがシビアではあるが大変よく調整されている良ゲーである。
*カービィのブロックボール
【かーびぃのぶろっくぼーる】
|ジャンル|ボールアクション|&amazon(B000069RY8)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|トーセ|~|
|発売日|1995年12月14日|~|
|価格|3,900円(税抜)|~|
|配信|3DSバーチャルコンソール&br()2011年10月26日/400円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[星のカービィシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/470.html]]''|
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**概要
-『カービィのピンボール』に続くカービィ系列外伝作品的立ち位置に存在する作品。
**システム
-ゲーム自体は少し特殊なブロック崩し。コピー能力などを駆使しながらステージごとに定められたボーダーラインスコアを目標にクリアを目指して行く。
--ボーダーを超えなくても次のステージには進めるが、最終ステージに進むには全てのステージでボーダーをクリアする必要がある。特にステージ8は最難関と定評がある。
-ボールをパドルで弾き返せずにトゲに当たると1ミス。トゲやパドルの配置場所は、エリアによって「下のみ」「上下」「上下左右」の3種類。
-ブロックは以下のようなものがある。''太字''はクリアに破壊が必須。
--''ノーマルブロック'':基本となる白いブロック。基本的に1回当てれば壊せるが、2×2の大きいサイズのものは1回当てて4つに分裂させなければ壊せない。
--''グレーブロック'':灰色のブロック。一度当てるとノーマルブロックになる堅いブロック。
--''パワーブロック'':カービィ状態(後述)でないと壊せないブロック。
--能力ブロック:コピー能力を使用しないと壊せないブロック。
--得点ブロック:当てるごとに獲得得点が倍になるブロック(7回当てると消える)。
---破壊必須ブロックではないので、7回当てないまま他のブロックを破壊しきって(クリア条件を満たして)しまうとスコアで損をすることになる。
--スターブロック:中ボスステージに多数配置されたブロック。取っておくとボスステージで壁(ガーダー)になってくれる。
--''スイッチブロック'':壊すと後述のボーナスゲームが始まるブロック。
--ピンボールブロック:壊せないブロック。当てると強く跳ね返り、僅かに得点が入る。
--破壊不能ブロック:通常は壊せないブロック。アイテムの「クラッシュ」でのみ壊せる。
-一部のエリアには、雑魚敵も配置されている。雑魚敵は攻撃手段を持っていないので、実質的にブロックと同様の扱いである。
--雑魚敵に1~2回ぶつかって倒すと、リンゴやケーキといったアイテムに変化する。アイテムを取ると得点になるが、取らないでいると一定時間で消えてしまう。
--得点アイテムのほか、ノーマルブロックとグレーブロックを入れ替える「フリップ」、ボールを2つに増やす「レプリカ」などの補助アイテムもある。
--一部の雑魚敵は、倒すことでコピー能力を獲得できる。コピー能力は、トゲに当たるか他のコピー能力で上書きするまで永続する。
-パドルでボールを反射する際にタイミングよくAボタンを押すと、ボールがカービィに変化する。
--カービィ変化中は破壊可能なブロックなら一度当てるだけで破壊できる、パワーブロックが破壊できる、トゲにあたってもミスにならないといったメリットが有る。
--ただし、変化中はコピーが発動できないほか、グレーブロックを一度で壊してしまうと獲得できる総スコアは減る。
-コピー能力はブロック貫通の「スパーク」、垂直落下の「ストーン」、垂直上昇の「バーニング」、パッドに張り付き再度好みの角度で打ち出せる「ニードル」の計4種類。
--能力を使用して破壊したブロックは得点が2倍。また、クリアに必須ではないが能力でのみ壊せるブロックが存在する。
--能力の発動中は前述のカービィ化ができない。操作に精度が要求される。
--実際にプレイすると分かるが、ニードルが強い。特にハイスコアを目指す場合は必須で、うっかり他の能力敵に触れて能力が上書きされてしまった時のガッカリ感は相当なもの。
--とはいえニードルを使えば概ねボーダーラインクリアはできるものの、それ以上を目指すとなるとニードルはかえって邪魔となることもあり、技ごとのバランスは非常に良い。
-コピー能力とは別でボールが2つになるアイテムがあるが、こちらは弾速が遅い上コピーなどが使えないので正直使いにくく微妙。
-残機を増やせるボーナスミニゲームも4種存在する。一部のエリアに隠れているワープスターに乗ることでプレイ可能。
--ホッケーや絵合わせなどがあり、どのミニゲームを遊ぶかは自由に選べる。
--ただし、ステージを進むごとに難易度が上昇する。オマケ的にプレイできるゲームは最高難易度で相当難しい。最高3~5UPも可能だが、相応の腕が要求される。
--最終ステージまでクリアすると、特定のコマンドを入力することで好きなだけプレイ可能になる。
-各ステージに1つだけある「スイッチブロック」を壊すと、スコアを増やすチャンスのボーナスゲームが始まる。
--ボーナスゲーム中は、ほぼ全てのブロックが専用の「スルーブロック」に変わり、スルーブロックを全て消せれば大量の得点が貰える。
---スルーブロックは、ボールが通常の状態でも貫通する(当たって跳ね返ることがない)ので、非常に壊しやすくなっている。
---ただし、30秒の制限時間があり、失敗すると得点は一切獲得できないままブロックは元に戻ってしまう。ボールスピードの上昇など難度も上昇する。
--できれば他のブロックをあらかた消してからボーナスゲームに入った方が、消すべきブロック数が少なくなるので大幅に成功しやすくなる。
---スイッチブロックは破壊必須ブロックなので、スイッチブロックだけを残すことができる。この状態でボーナスゲームを始めれば無条件で成功できるが、狙うのは難しい。
**ステージ
-ステージは大まかに「ノーマルラウンド」「中ボス&スターブロック(俗に言うガーダー)ラウンド」「ボスラウンド」の3つで構成されている。~
ノーマルラウンドが3面ほど続いた後、中ボス→ボスという流れである。
--ノーマルラウンドは何の変哲もないブロック崩しステージ。スイッチブロックやミニゲームへ行くためのワープスターもこのラウンドに存在する。
--中ボス&スターブロックステージは、ガーダーの代わりになるスターブロックを集めつつ中ボスに攻撃を当てて行くステージ。
---中ボスは攻撃してくることはなく、画面上部をうろうろしているだけ。数回ボールを当てると倒れワープスターが出るので、それに乗るとボス戦に進む。
---スターブロックを集めておくとボスラウンドで有利になるので、中ボスに攻撃を当てないようにスターブロックを取った後中ボスを倒す、というのが定石となる。
---スターブロックを全て集めてクリアすると、ボーナスで残機が+1される。
--ボスラウンドは中ボスステージで倒した敵が巨大化して襲いかかってくるので、ボールを当てて倒すステージ。
---前のラウンドで集めたスターブロックがガーダーとなり、トゲの床に敷き詰められる。各ガーダーは、一度だけトゲにボールが当たるのを防いでくれる。
---ボスは攻撃を仕掛けてくる。ガーダーに当たるとガーダーが剥がれ、パドルに当たると暫くの間パドルの横幅が大幅に縮んでしまう。
---見事倒せばステージクリア。この時の残り残機数×1000点がボス撃破ボーナスと一緒にスコアに加算される。意外と馬鹿にできない量なので、できるだけ残機は残すべし。
--ただし、最終ステージのみノーマルステージの各所に少しずつスターブロックが敷き詰められている。
---中ボスステージも存在しているが、ボスがいないので残ったスターブロックを集めるのみのステージとなっている。
**評価点
-ブロック崩しの爽快感を味わいやすい作り。
--完全な破壊不能ブロックがあまりなく、特に端にブロックを入れるなどの繊細な動きが殆ど要求されないので、イライラさせられることが少ない。
--ボーナスゲームやスターブロック集め、ハイスコアなどチャレンジ性の高い要素が多く、成功した際の達成感を得やすい。
-カービィシリーズらしい演出が随所に入っているため、カービィファンでも安心。
--コピー能力やワープスターといった要素や全体のデザインのほか、クリア後にはお決まりのダンスもちゃんとある。
--本編の使い回しも多いが、グラフィックや効果音も本家のものを採用している。
-BGMの評価が全体的に高い。GB音源による制約の中で非常に頑張っている。
--特にボス戦BGMのイントロ部は人気で、なかなか熱い曲調が盛り上げに一役買っている。
--他のBGMも全体的に優秀。ステージ曲でも起伏があり聞きごたえのあるものが多く、ステージ5のBGMなどを中心に高評価である。
**問題点・賛否両論点
-難点はやはり慣れるまでが難しいことか。
--ボーダーラインを何時までも突破出来ないと最終ステージに進めないため低年齢層に厳しい面はある。
--他のステージで獲得した能力を持ち込めるため、ニードル能力の利便性に気付ければそれが救済措置にはなる。
-カービィがパッドにあたった時の反射角度を変更する方法が少ない。
--パッドを移動させながら平らな部分で反射させてもカービィのベクトルは変化せず、角度を変えるにはパッド端の部分に当てなければならない。
--このため、操作が思うように行かずマンネリ気味になりやすい。
--ニードルは好きな角度で再発射ができるので、これがニードルをより強力なものにしているともいえる。
**総評
比較的初期のカービィゲームということもあってか難易度はややシビアで完全クリアにはテクニックを要するが、出来としては優れている。~
少し特殊な面はあるが、ある程度アクション慣れしておりブロック崩しに抵抗がない人には十分お勧めできる良ゲーである。