編集の際にはアーマード・コアシリーズ総合スレでの議論にもご留意ください。
現在は
[Ver.1.07]
に基づいた記述となっています。(記事24/11/2更新、アップデートは24/9/19)
本作は不定期にアップデートが行われており、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。(24/11/2現在、Verは1.07.2となっております。新たに調整も入っているため、大きな編集を行う際にアプデ配信日と共に現行バージョンを記載いたします。)
アップデートによる評価等の追記は配信から1ヶ月経過してからお願いします。
【あーまーどこあ しっくす ふぁいあーず おぶ るびこん】
ジャンル | アクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション5 プレイステーション4 Xbox Series X/S Xbox One Windows(Steam) |
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発売・開発元 | フロム・ソフトウェア | |
発売元(海外) | バンダイナムコゲームス | |
発売日 | 2023年8月25日 | |
定価(税込) |
通常版: 8,690円 デジタルデラックスエディション: 9,680円 コレクターズエディション: 29,700円 プレミアムコレクターズエディション: 57,200円 |
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プレイ人数 | 1人(オンライン時2~6人) | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
備考 | 「The Game Awards 2023 Best Action Game」受賞 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
10年ぶりとなるシリーズナンバリング最新作 極めて好評なキャラクターとストーリー 温故知新のアクションと新しい操作性 救済要素豊富ながらも過酷なボスバトル バランスは良くも悪くも新機軸 |
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アーマード・コアシリーズ |
前作『アーマード・コア ヴァーディクト デイ』から10年の年月を経て発売された『アーマード・コア』ナンバリング第6作。
1作目からディレクターやプロデューサーを担ってきた鍋島俊文氏の退社や、総監督の神直利氏の社長退任などにより新作は危ぶまれていた。
しかし、シリーズ25周年にあたる2022年にThe Game Awardsにて新作PVを公開しファンを大いに湧かせた。
前作とストーリーのつながりはなく、シリーズでも初の太陽系外惑星「ルビコン3」が舞台となる。
コーラルと呼ばれる物質がある
辺境の開発惑星、ルビコンで発見されたそれは
新世代のエネルギー資源として
人類社会に飛躍的発展をもたらすとされた
しかし
あるときコーラルは大災害を引き起こし
その炎と嵐で周辺星系をも巻き込み
致命的な汚染を残して焼失した
以来その宙域は厳重な監視下におかれ
封鎖惑星となったルビコンでは
大災害を生き延びた人々が、
か細い生を繋いでいた
アイビスの火と呼ばれる大災害からおよそ半世紀。
辺境の開発惑星で再び確認された未知の新物質。
その利権を手中にすべく秘密裏に侵略を繰り広げる星外企業と、
その強欲に反抗する勢力の思惑が交錯し、
両者の争いは本格化の様相を見せ始めていた。
そして今、独立傭兵たちもまた、その渦中に身を投じようとしていた。
(公式サイトより)
基本要素
ミッション
収集要素
アリーナ
OSチューニング
戦闘
過去作の要素を詰め込んだアセンブルとアクション
マルチプレイ
ACを彩る数多の演出
ダイナミックかつバリエーションに富んだロケーション
個性豊かなキャラクターと豊富な台詞
インパクトの強い敵兵器群
分かりやすく入り込みやすいストーリー
多様かつボリュームに溢れたミッション
洗練され直感的になった操作性
オフラインモードにおける武器の多様性
快適な画面遷移
その他
パーツのバリエーション及び性能調整
難易度調整
新システムの功罪
ターゲットアシストについて
スタッガーシステム
BGM
評価の分かれるHUDデザイン
対戦バランス
ミッションの一部システム
充実しているとは言えないオンラインシステム
セーブデータが1つしか作れない
その他
10年の沈黙を破り発売された本作は、『DARK SOULS』や『ELDEN RING』でフロムの知名度も上がっていたことからファンならずとも期待は相当なものだった。
オンライン関連の問題やそれまでにフロムが発売してきた作品の影響を受けたことに賛否はあれど、重厚なストーリーや声だけでも十分に伝わってくる登場人物の魅力、そして自機を自由にカスタマイズしてミッションに挑む楽しさは全く変わっていない。
まさに新時代の『アーマード・コア』シリーズの幕開けと呼ぶにふさわしい一作と言えるだろう。
*1 厳密に言うと威力は低いがパルスアーマー特効のあるパルス兵器、持続ヒット爆発を広げるプラズマ兵器といったEN属性の派生形、隠し武器専用の四つ目の属性であり防御性能を実質的に無視するコーラル属性もある。
*2 『LR』→『fA』→本作。ただしエンディングに影響しない程度の分岐は他作品にも本作にもある。
*3 本編の貴重な情報を深読みして考察を行うプレイヤーの俗称。
*4 時折SEKIROの体幹ゲージに似ているシステムとも言われるが、歴代ACシリーズ的には、過去作にあった攻撃によって相手の動作を封じる「被弾硬直」や「固め」という現象・テクニック、V系にあったダメージ量が増加する「STAGGER」にも近しく、本作のスタッガーは後者の名称含めてこれらを統合・発展させたものとも言われている。また管理感覚的にはN系の熱量や4系プライアルアーマーに近いと感じるプレイヤーもいるとか。
*5 照準内に敵を捉え続けると命中精度が二段階で上がる。単に今敵のいる場所を狙う一次ロック、偏差射撃を自動で行うようになる二次ロックがある。
*6 ASSASSIN'S CREED ORIGINSの「アニムスパルス」やDEATH STRANDINGの「オドラデク」など、オープンワールド系に実装されることの多い周囲スキャン機能を踏襲したものとも取れる。
*7 ACはAPが0になると片ひざをついたり、倒れ込んだり、全身の力が抜けたように自由落下を始め、それから少し間を置いて爆発する。その際、NPC機なら炎上し、プレイヤー機ならバラバラになる。
*8 収集要素であるアーカイブの一部においては大まかな肖像が描写されている者もいるものの、顔立ちまでは描写されておらず、またアーカイブの画像に対する人物名の明記もない。
*9 それぞれライトキャバルリー・ヘビーキャバルリーの略称。
*10 地上での機動力がある上に武装が厳重なため普通の戦闘なら正面に向かうのは結構難しく、説明ほど欠陥品の印象は薄い…のだが、プレイヤーは容赦なく突進していけるので戦い方さえわかれば撃破は容易。とは言えミッションによっては僚機の存在で対処が難しいパターンも出てくるのだが。またストーリートレーラーでも登場しウォルターの猟犬2人と対決、弱点を突かれて撃破されるも、片方が倒されもう片方が瀕死と言う実質相打ちとなっている。
*11 ただし無償供与されるのは片方のみで、もう片方は購入する必要がある。
*12 『4』系ではアナログトリガーの押し込み調節による二段QB、『V』系ではボタンの押下時間による最大出力タイミングが存在する。
*13 Ver.1.04.1以前の四脚は2種。
*14 初期機体の上昇推力・EN容量・供給復元性能が低すぎて、通常ブーストでは殆ど滞空できなかった。
*15 PSNのトロフィー取得率の変動具合から、プレイヤーの何割がどのボス敵で攻略を断念したかが、プレイヤーにも凡そ察せられる。PC版に至っては発売から数日もしない内に難易度軽減のMODが作られた事からも、その難易度の高さが窺える。
*16 ブーストキックはロックオン時に自動追尾が働かないのだが、アシストONのカメラ追従機能で代替可能。ミサイルは一定時間ロックし続けてから撃つ必要があるため、カメラを振り切られにくいアシストONが有利と言える。
*17 オプションにてカメラ速度を上げれば、ある程度はサイティング難易度が緩和される。
*18 厳密には発見というかそもそもチュートリアルでちゃんと武器属性の差は説明されているのだが、実際にそれを活かしてスタッガーを無視する(無視できるほどのEN火力を実現する)にはある程度アセンの工夫が必要であり、その研究が進むより「目玉の新システムを普通に使う」スタッガー主体戦法の方が一歩先に認知された感はある。また調整前のZIMMERMANは衝撃だけでなく通常ダメージまで優秀過ぎだった、ガトリングによるゴリ押しやスタンニードルランチャーも難易度が低めでスタッガーシステムを活かしやすい等、高評価な実弾武器が多く存在していたのもある。
*19 過去作では伝統的に存在した機能だが、『V』系では一旦廃止されていた。
*20 基本的には「武器を連射すればするほど反動が溜まって弾道がブレて当たらなくなる」というシステムなのだが、「強力な割に反動を抜きやすく他の連射武器を圧倒してしまう銃がある」「ガチ近距離戦ならブレてても結構当たるので、反動制御ガン無視アセンが割と普及してしまい、調整が入るまでシステムが有名無実化しがちだった」などの問題点が指摘されている。
*21 一応、環境に入るクラスの軽四は使いこなすのが難しい上級者アセンとなるため、最盛期でも環境が全て軽四になるようなことはなかった。
*22 取得した実績・トロフィーはリセットできないため、後ほどニューゲームを選ぶと確認方法が無くなる。
*23 敵機体のワープ、回避した筈の攻撃のダメージ処理が行われる、与えた筈のダメージが巻き戻るなど。
*24 「AC=アーマード・コア」「MT=マッスル・トレーサー」など。
*25 敵対時や機体データでの表記は、プレイヤー同様にローマ字・記号のみとなっている。
*26 例:スマートクリーナー → デスルンバ、シースパイダー → デスボックリ、ヘリアンサス型破砕機 → デス車輪骸骨・デスパンジャンドラムなど。
*27 佐藤氏は『ホグワーツ・レガシー』に組み分け帽子の役で出演したことから、ファンの間で出た「薩摩ホグワーツ」を組み分け帽子の口調でネタにするなど、もとよりこういうネタに乗りやすい人ではある。ちなみにその薩摩ホグワーツネタをさらに本作のネタと合体させるカオスまで生み出している。
*28 それ自体はインタビューとなんら矛盾せず、しっかりと説明されてた訳だが。
*29 ゲーム関連のニュース記事などでことあるごとに「体が闘争を求める → アーマード・コアの新作が発表される」と書き込むミーム。