【ぜろ ぬれがらすのみこ】
ジャンル | ホラーアクションアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | Wii U | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
任天堂 コーエーテクモゲームス |
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発売日 | 2014年9月27日 | |
定価 | 6,600円(税別) | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
WiiU移行となりいろいろと進化 より質感を高めたグラフィック 低い難易度と水増し感 |
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零シリーズ |
「日上山」はかつて霊場として崇められ、その周辺には特殊な信仰が伝えられていた。
この山では、「水」を御神体とし、「人は水から生まれ、水へ還る」という、輪廻の教えがあった。
そのため、この山には「死を迎える者」が訪れ、この山の水に触れて最期を迎えることで、正しく命を終えることができると信じられていた。
また、特異な儀式や風習が残っているとされ、陰惨な事件や不思議な出来事があったことも多数報告されている。
物語は、霊山と呼ばれる「日上山」を舞台に、不来方 夕莉(こずかた ゆうり)・放生 蓮(ほうじょう れん)・雛咲 深羽(ひなさき みう)の3人によって織り成される怪異幻想譚である。
コーエーテクモゲームスの和風ホラーゲーム『Project Zero』シリーズの第5作。
表現(描画)には同社より発売された『DEAD OR ALIVE 5』の技術が活用されている(*1)。
キャッチフレーズは「WiiUで体験する濡れる恐怖」で、水をテーマとしている。
物語の重要な要素であり演出にも大きく影響している。
ゲーム進行 前作同様に3人の主人公を操作してストーリーを進めていく。操作キャラクターは章毎に決められており、任意変更はできない。
撮影バトル
Wii U GamePadでの操作
影見
看取り
濡れる
特典要素
グラフィック
+ | そしてお馴染みの… |
ストーリー
音楽・音声
移動速度向上
描写不足のストーリー
難易度の低さ
ステージ構成・戦闘について
上手く機能していない状態異常
恐怖演出の少なさ・弱さ
操作キャラクターの格差
その他の問題点
なかなか用途を見出しづらいゲームパッドをフル活用した作品。
シリーズ本来の恐怖感は薄まっており、難易度もかなり低いが、それ故にシリーズ未経験者には勧められる出来にはなっている。
現在は多数のハードに移植されているため、興味があるなら買ってみてもいいだろう。
*1 このためか、キャラクターのモデリングも『DOA5』に近いものとなっている。
*2 同型の意ではなく、シナリオの都合上同一の射影機を使用し、強化状態も共有される。
*3 厳密には霊片だけでなく、同行者の顔や敵の遠距離攻撃など、「撮影対象」全般が該当する。
*4 なお、これらの衣装は海外版においては削除されており、代わりに任天堂キャラクターの衣装が用意されている。
*5 登場人物や怨霊をロックオン撮影することで、対象の心の声が聞こえるというもの。声の内容は基本的に聞かずとも物語の理解に影響は出ず、聞けばさらに理解が深まるという程度のものなのだが、唯一の例外が「鉈を持った男の霊」である。
*6 シナリオ1は基本操作を学ぶチュートリアルシナリオのため、シナリオ2が実質的な初シナリオ2。
*7 それぞれHPを3~4割ほど回復、HPを全回復、一度だけ死亡回避。『バイオハザード』で言えば、グリーンハーブ10個と救急スプレー3個を所持してスタートするようなものである。
*8 一応浮遊霊としては何度も登場する。
*9 一応すべての敵が夜泉濡をしてくる可能性はある。しかし「専用の夜泉濡攻撃モーション」を持っているのはやはり巫女だけで、他の敵は「攻撃に夜泉濡付与効果がつく」というもの。
*10 序ノ雫で「いつの間にか人形の向きが変わる」という現象はあるが地味。
*11 本編クリア後に入手できるものを含めると合計12種類。
*12 タンスを開ける際が特に顕著で、画面内のキャラクターの頭部でゴーストハンドが隠れてしまうため、反応が遅れてほぼ確実に掴まれる。