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*ノストラダムス 【のすとらだむす】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|フェイス| |稼動開始日|1993年| |分類|なし| *概要 -フェイスが1993年に開発したアーケード用縦画面縦スクロールシューティングゲーム。 --キャッチコピーは「この2人にボムなど必要ない。」。そのキャッチコピーが示す通り本作にはボムが存在しないが、代わりに「超電磁砲システム」が存在する。 --8方向レバー1ボタン、2人同時プレー可能。全9ステージ。 *システム -プレイヤーは自機を駆使し、全9ステージを攻略するのが目的。ステージの最後にはボスが待ち受けている。 --1P側と2P側でそれぞれメインショットの性能が異なる。 -ボタン1でショット。ランチが装着されている場合はサブショットも同時に発射される。 -1P側の操作機体は「CODE F32-b」。パイロットはダラス=バークレイ(男性)。 --ショットはパワーアップする毎に広範囲に広がっていくタイプ。雑魚相手は楽だが、耐久力の高い敵やボス相手には時間がかかる。 -2P側の操作機体は「CODE F32-t」。パイロットはジョアンナ=バークレイ(女性)。 --ショットはパワーアップする毎に前方に火力が集中されていくタイプ。ボスや中型機を早く屠る事が出来るので、通常はこちらでプレーするのが定石。 -超電磁砲システム --本作の特徴的な要素。道中で出現するアイテム「ランチ」を取得すると自機に装着され、サブショットが発射されるようになる。ランチには青と赤の2種類あり、色に応じてサブショットの種類も変わる。 --ランチを自機に装着した後、ショットボタンを押しっぱなしにする事で自機やや後方にエネルギーチャージされる。チャージ中のランチは自機に少し遅れて追従するようになる。 このチャージエネルギーは敵に触れるとダメージを与え、敵の小さい弾ならば吸収する事が可能。そしてチャージ後にボタンを離すと、取得時の色に応じた攻撃が展開される。 -ランチ含むパワーアップアイテム(スコアアップアイテム、フルパワーアイテムを除く)を取得すると数秒間無敵になれる。 *評価点 -敵のデザインが個性的。 --ストーンサークルから出現する敵や隕石群に擬態した敵、敵艦のパーツを運ぶ敵など、種類も豊富かつ見ていて飽きないものが多い。 -ゲームバランスも割と良好。前半面はそれなりに遊ばせてくれる。 --後半面はやや覚えゲー気味な所や弾避けのセンスを要求される場面はあるものの、繰り返しプレーで精度を上げられる。 -繊細なグラフィックの書き込み。 --1993年当時の他のアーケードゲームと比較してみても高水準の出来。自機のデザインも左右非対称であるなど、同じくグラフィックで評価の高い『[[雷電II]]』とどっこいどっこいなレベル。 -BGMも良質。 --特に1面、4面、7面ボスで流れる威圧感のある曲はボス戦での緊迫感を醸し出すのに一躍買っている。 -これらの評価点により、同社の過去作である縦画面シューティングゲーム『サンドスコーピオン』で抱えていた欠点のほぼすべてが解消されている。 *問題点 -出回りが非常に悪いレア基板。 --家庭用移植や配信も一切されていない為、プレー手段が希薄。 -クセのあるシステム。 --ランチのチャージ中はショットが発射できないので道中ボス問わず後手後手になる。チャージされる場所も自機後方というなんとも微妙な位置で、前方から飛んできた弾に対してはほとんど防げない。 --一応、後半面のある場面ではこのエネルギーチャージを上手く生かして攻略していく場面があるのだが… ---せめて2ボタンにしてショットとランチチャージを独立してくれれば、と思うだけに惜しい問題点である。 -前半面は問題ないが、後半面の難易度(特に6面以降)が嫌らしい。 --後半面ではランチで防げないレーザーや誘導弾、硬い敵の体当たりといった攻撃のオンパレードとなり、折角のランチシステムが生かせずに空回りしている印象がある。 誘導弾を避けた先にレーザーで撃たれる、弾を回避した先に敵に体当たりされる等、敵の攻撃パターンがわからない内はこれらのミスが嵩んでフラストレーションが溜まりがち。 ---よって、パワーアップアイテム取得直後の無敵時間が本作において重要なウェイトを占めている。 -エンディングが後味悪め。 --最終ボスの残骸が地球に向かって飛んでいき、画面が白くなったところで終わるのでプレイヤーの想像力に委ねられる余地があるのがまだ救いか。 *総評 多数の問題を抱えていた『サンドスコーピオン』での反省点が随所に生かされているものの、まだまだ作り込みが甘い部分も目立つ。 ただ『サンドスコーピオン』と違い、単なる模倣作ではなくオリジナルでここまで作ったフェイスの意欲には賛美を贈りたい。 *余談 -タイトル通り本作は「ノストラダムスの大予言」を題材としているが、肝心のノストラダムスはタイトル画面とエンディングで肖像画としての登場のみとなっている。 因みに、フェイスが倒産したのは大予言の年である1999年より昔。 --ひょっとすると「ノストラダムスの大予言」とは、フェイスの行く末を予言していたのかもしれない…。
*ノストラダムス 【のすとらだむす】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|フェイス| |稼動開始日|1993年| |分類|なし| *概要 -フェイスが1993年に開発したアーケード用縦画面縦スクロールシューティングゲーム。 --キャッチコピーは「この2人にボムなど必要ない。」。そのキャッチコピーが示す通り本作にはボムが存在しないが、代わりに「超電磁砲システム」が存在する。 --8方向レバー1ボタン、2人同時プレー可能。全9ステージ。 *システム -プレイヤーは自機を駆使し、全9ステージを攻略するのが目的。ステージの最後にはボスが待ち受けている。 --1P側と2P側でそれぞれメインショットの性能が異なる。 -ボタン1でショット。ランチが装着されている場合はサブショットも同時に発射される。 -1P側の操作機体は「CODE F32-b」。パイロットはダラス=バークレイ(男性)。 --ショットはパワーアップする毎に広範囲に広がっていくタイプ。雑魚相手は楽だが、耐久力の高い敵やボス相手には時間がかかる。 -2P側の操作機体は「CODE F32-t」。パイロットはジョアンナ=バークレイ(女性)。 --ショットはパワーアップする毎に前方に火力が集中されていくタイプ。ボスや中型機を早く屠る事が出来るので、通常はこちらでプレーするのが定石。 -超電磁砲システム --本作の特徴的な要素。道中で出現するアイテム「ランチ」を取得すると自機に装着され、サブショットが発射されるようになる。ランチには青と赤の2種類あり、色に応じてサブショットの種類も変わる。 --ランチを自機に装着した後、ショットボタンを押しっぱなしにする事で自機やや後方にエネルギーチャージされる。チャージ中のランチは自機に少し遅れて追従するようになる。このチャージエネルギーは敵に触れるとダメージを与え、敵の小さい弾ならば吸収する事が可能。そしてチャージ後にボタンを離すと、取得時の色に応じた攻撃が展開される。 -ランチ含むパワーアップアイテム(スコアアップアイテム、フルパワーアイテムを除く)を取得すると数秒間無敵になれる。 *評価点 -敵のデザインが個性的。 --ストーンサークルから出現する敵や隕石群に擬態した敵、敵艦のパーツを運ぶ敵など、種類も豊富かつ見ていて飽きないものが多い。 -ゲームバランスも割と良好。前半面はそれなりに遊ばせてくれる。 --後半面はやや覚えゲー気味な所や弾避けのセンスを要求される場面はあるものの、繰り返しプレーで精度を上げられる。 -繊細なグラフィックの書き込み。 --1993年当時の他のアーケードゲームと比較してみても高水準の出来。自機のデザインも左右非対称であるなど、同じくグラフィックで評価の高い『[[雷電II]]』とどっこいどっこいなレベル。 -BGMも良質。 --特に1面、4面、7面ボスで流れる威圧感のある曲はボス戦での緊迫感を醸し出すのに一躍買っている。 -これらの評価点により、同社の過去作である縦画面シューティングゲーム『サンドスコーピオン』で抱えていた欠点のほぼすべてが解消されている。 *問題点 -出回りが非常に悪いレア基板。 --家庭用移植や配信も一切されていない為、プレー手段が希薄。 -クセのあるシステム。 --ランチのチャージ中はショットが発射できないので道中ボス問わず後手後手になる。チャージされる場所も自機後方というなんとも微妙な位置で、前方から飛んできた弾に対してはほとんど防げない。 --一応、後半面のある場面ではこのエネルギーチャージを上手く生かして攻略していく場面があるのだが… ---せめて2ボタンにしてショットとランチチャージを独立してくれれば、と思うだけに惜しい問題点である。 -前半面は問題ないが、後半面の難易度(特に6面以降)が嫌らしい。 --後半面ではランチで防げないレーザーや誘導弾、硬い敵の体当たりといった攻撃のオンパレードとなり、折角のランチシステムが生かせずに空回りしている印象がある。誘導弾を避けた先にレーザーで撃たれる、弾を回避した先に敵に体当たりされる等、敵の攻撃パターンがわからない内はこれらのミスが嵩んでフラストレーションが溜まりがち。 ---よって、パワーアップアイテム取得直後の無敵時間が本作において重要なウェイトを占めている。 -エンディングが後味悪め。 --最終ボスの残骸が地球に向かって飛んでいき、画面が白くなったところで終わるのでプレイヤーの想像力に委ねられる余地があるのがまだ救いか。 *総評 多数の問題を抱えていた『サンドスコーピオン』での反省点が随所に生かされているものの、まだまだ作り込みが甘い部分も目立つ。ただ『サンドスコーピオン』と違い、単なる模倣作ではなくオリジナルでここまで作ったフェイスの意欲には賛美を贈りたい。 *余談 -タイトル通り本作は「ノストラダムスの大予言」を題材としているが、肝心のノストラダムスはタイトル画面とエンディングで肖像画としての登場のみとなっている。因みに、フェイスが倒産したのは大予言の年である1999年より昔。 --ひょっとすると「ノストラダムスの大予言」とは、フェイスの行く末を予言していたのかもしれない…。

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