「El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON」を以下のとおり復元します。
全体の構成及び問題点の項目について「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 
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//メニューが分かりにくいので、各項目部分に「」追加

*El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON 
【えるしゃだい あせんしょん おぶ ざ めたとろん】
|ジャンル|>|3Dアクション|CENTER:&amazon(B004J33JGG)&amazon(B007WQH8C8)|
|対応機種|>|プレイステーション3&br()Xbox 360|~|
|発売元|>|Ignition Entertainment Limited|~|
|開発元|>|Ignition Entertainment Limited&br()クリム&br()ビヨンド・インタラクティブ|~|
|発売日|>|2011年4月28日|~|
|定価|>|7,980円|~|
|プレイ人数|>|1人|~|
|レーティング|>|CERO:B(12才以上対象)|~|
|コンテンツアイコン|>|暴力、セクシャル|~|
|廉価版|360|アンコールエディション&br;2012年5月17日/2,940円|~|
|判定|>|なし|~|
|ポイント|>|「''そんなストーリーで大丈夫か?''」&br()「''大丈夫じゃない、問題だ''」&br()発売前のPVがインターネットミームに&br;アクションとしては並&br()グラフィックの芸術性は高評価|~|
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#contents(fromhere)
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~
#center(){{
 &big(){''遥か昔、天使は人間を羨んだ。''}
 }}
~
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**神は言っている、「ストーリー」について伝えよと
>ヒトという種が始まった頃。~
神はこの未熟な生き物の進む先を案じ、グリゴリ天使団に地上界の監視を命じた。~
グリゴリの天使たちは長い間地上界を観察し続けるうち、ヒトに対する憧れを強めていった。そしてついに神の手を離れ堕天という禁忌を犯す。~
これに激怒したエルダー評議会は大洪水で地上界を一掃する計画を決定する。~
しかし、評議会書記官のイーノックはこれに反対し、調停役として堕天に成功した堕天使7人の捕縛のため、地上界へと旅立つ。

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**よし分かった、「概要」を説明しよう
聖書偽典「エノク書」をモチーフとしたストーリーの元に展開される3Dアクションゲーム。~
タイトルの『エルシャダイ』とは「''全能の神''」を意味するヘブライ語であり、副題の『アセンション オブ ザ メタトロン』は「''メタトロンの昇天''」を意味する。

プレイヤーは天界から遣わされた人間「イーノック」を操作し、大天使「ルシフェル」たちののサポートを受けつつ、堕天使たちが支配する「タワー」を攻略。~
堕天使のもたらす天界の知恵によって過剰な進化を遂げる人間と、堕天使と人間のハーフであり災害をもたらしうる「ネフィリム」を、堕天使の捕縛によって救済するために戦う。~
アクション部分はPVで示された通り、攻撃されるごとに破壊されていく防具に気を配りつつ、相手の武器を上手く奪い、汚れが溜まったら浄化し、バトルを優位に進めていくものとなっている。~

発売前に公開されたPVがインターネットミームになり(詳細は余談を参照)、それとは別にディレクターの竹安佐和記氏を始め『[[大神]]』や『[[デビルメイクライ]]』の開発に関わったスタッフが制作の中心となっている点でも期待は高かった。

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**やあ。「ゲームの内容」が心配なのか?

-全体の内容はステージクリア型の3Dアクションゲーム。全部で12のステージ(チャプター0~11)で構成されている。
--主に3Dアクション部分と2D風アクションの部分とで構成されている。カメラは場面に応じて移動・切り替わるタイプで、プレイヤーは動かせない。
--オーソドックスなジャンプアクション部分が道中の基本となっており、数々のギミックをうまく把握しながら攻略していく。中には特定武器でのみ破壊できるオブジェクトなどもあり、アイテムを取得できる寄り道も用意されている。
--ステージの途中で武器を持った敵が出現するポイントがあり、このポイントでは制限された範囲内でそれらの敵と戦闘、全て撃破することで先に進めるようになっている。後述する武器の相性などを見極めながら戦う必要がある。
---道中では堕天使が襲い掛かってくることもあり、一定ダメージを与えるかあるいはこちらが一定ダメージを受けると撤退する。ダメージを与えて戦闘終了させると後にボスとして戦うときに楽になる。
--各ステージ最奥部にはボスが配置されており、これを倒すことでチャプタークリア。次のチャプターに進む。

-攻撃は1ボタンで、ディレイ(一度押した後、少し遅らせてからもう一度押す)やタメ、ガードボタン(R1またはRB)との同時押しなどにより様々な動作が出せる。

-神の武器
--アーチ、ガーレ、ベイルの3種類(おそらく「3種の神器」を意識して3種類にしたと思われる)あり、以下の様な特徴がある。
--3種類の各武器には固有アクションによって相性が存在する。強弱関係は「ガーレ>アーチ>ベイル>ガーレ~」となっている。
---また、素手はどの武器相手にも弱い。

#region(神の武器の詳細)
--アーチ
---バランス型の近接武器。イーノックが一番最初に使うことになる武器であり、ジャンプ長押しで滑空できる他、最長射程のブーストスキル(シャダイ砲という名前でネタにされている)も相まって初心者が扱いやすい武器。
---スピードはそれなりにあるのでベイルに有利だが、手数ではガーレに圧倒される。
---PVによると、神はこれを「爪楊枝」に使っているらしい。
--ガーレ
---立ち回り重視の遠距離型であり、特殊移動で1直線にダッシュできる武器。一撃の威力は低いもののガード崩し攻撃の威力は凶悪で、自動的に狙いが定まるのでとても使いやすい。
//これでも「ホーミング性能は落とした」とのことだが、アザゼル・ネザー戦ではガーレのごり押しで勝ててしまう。
//アザゼルの弱点武器がガーレなだけです
---一方でガード崩し攻撃は発生が非常に遅く、使用中は足が止まってしまうので移動している相手には避けられやすいうえ、多少の攻撃をガードしながら接近してくるベイルは苦手とする。また、意外にもブーストスキルの射程が狭いのも泣き所。初心者は一見強力な武器だと思ってしまうが、難易度が上がると弱点も響いてくる。
---ルシフェルお気に入りの武器。ガーレを神がどう使っているかは、誰も知らない…。
--ベイル
---ベイルでしか破壊できない障害物がある、ガードしながら移動する特殊移動を持つなど、近距離戦に特化した重量型の格闘武器。
---当然動きも遅めであり、ブーストスキルの射程も最も狭いため、慣れないうちは多数の敵とは戦いにくい。だが純粋な威力は高いので、タイマン戦では無類の強さを誇る他、障害物やオブジェクト破壊には有効活用できる。前述したとおりガーレの敵には特殊移動で優位に立てるが、スピード差のためアーチには不利。
---設定資料集によると神はこれを「デザートスプーン」に使っているらしい((ヨーグルトなどを食べるのに使う紙スプーンが変形のイメージとして載せられていた。))。
#endregion

-武器奪い
--文字通り敵から武器を奪うシステム。&br()敵を一定量の攻撃で気絶させ、その敵に近づきL1(LB)を押すと敵の武器を奪い浄化して自分のものにする。
--武器を奪われた敵は基本的に弱体化することに加え、武器相性の戦略性もある、本作の要のシステムの一つ。
--奪った直後の武器はヒットエフェクトが青く、一番威力が高い状態となる。このため同じ武器でも奪うことに意味はある。

-浄化
--武器を使っているうちにケガレがたまってゆき、武器が焦げ茶色になり攻撃力が下がる。これを直すために浄化をする。~
簡単にいえば某ハンティングゲームの砥石の様な役割である。武器奪いと同じくL1(LB)で発動する。

-オーバーブースト
--ウリエルの「力を貸そう」という台詞が発動の合図。
--発動するとイーノックの体が若干赤くなって攻撃力が上り、鎧が回復する。(回復量は難易度で変わる)
--発動中は特定の攻撃でウリエルが追撃を行う。さらにL1とR1(LBとRB)を同時押しすると、武器ごとに対応するブーストスキルが発動してオーバーブーストが終了する。~
オーバーブーストにはレベルが存在し、力の焔(通称:イクラ)を取ることにより威力がアップする。

-敵の攻撃に合わせてタイミングよくガードすると「ジャストガード」となり、衝撃波が発生して攻撃してきた敵をひるませられる。

-復帰システム
--鎧が完全に壊れた状態で攻撃を食らったとき(つまり体力が0を下回った時)に、画面が目を閉じるように暗くなる演出が入るが、完全に暗くなる前にボタン連打することで一定値まで体力を回復してから復帰する(回復量は難易度によって変わる)。&br()ただし、落下による復帰の場合は特定の場所からの復帰となる。また鎧がない状態で落下すると問答無用でゲームオーバーとなる。&br()また、復帰するごとに要求される連打回数が増えるため、復帰を繰り返すといずれは復帰できなくなる。

-冥界
--道中に登場する隠し要素。謎の女性の影を追って入り口に入るとミニゲームとなる。壁に大量の足場があるステージをジャンプで上に登って行ってゴールを目指す。下からはケガレの波が迫ってきており、落ちるとバッドエンドとなる。
--中にはイシュタールの骨がアイテムとして登場する。攻略に特別に必要なわけではなく、入手するとイシュタールの書に変化して冥界などの設定がほんの少しだけ明かされる。全部集めるとある隠し要素が解放される。

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**見ろ!また奇妙な「登場人物」が出てきたぞ
#region(長いので格納だ 開いてみるといい)

''主人公と味方''
-イーノック
--主人公。神が最も穢れなき者と認めた人間で、生きたまま天界へ上り書記官となった。洪水計画に人間としての立場から反対したところ、堕天使捕縛の任務を命じられる。
--書記官という肩書に反して、地上では農夫をしていたことと天使たちに戦いの知恵を授けられたことで高い戦闘技術と屈強な肉体を持つ。また堕天使捕縛の任務のため、不老の存在とされており劇中でもタワー発見までに365年の長旅を経験する。
--信心深く善良な一方、一人で考え込みがちらしく、PVで示されたように話を聞き逃すことも多い模様。地上ではそのためにあまりモテなかったそうな。
--本作のモチーフとなった聖書偽典「エノク書」のエノクその人であり、「イーノック」はエノクの英字表記を英語読みしたもの。日本では原典の人物の表記に専ら「エノク」が使われていることから、特にサブカル界隈で単に「イーノック」と呼べば本作の彼を指す言葉として定着している。
---エノクは後に天使「メタトロン」となり、72~76の別名を持つとされるが、本作のイーノックはタワーを探す旅の中で追手を撒くために偽名を使った結果72通りの名前ができたと解釈されている。

-ルシフェル
--天界の最上位の天使で、後述のアークエンジェルの一人ミカエルとは双子。「神の右腕」「神の後継者」とも称される。しかしその容姿は黒のシャツをはだけさせ、ズボンはジーンズ、逆立つ黒髪に携帯電話を持つといったおよそ「天使」という肩書のイメージからほど遠いモダンな姿。
--指を弾くことで時を操る能力を持ち、イーノックの失敗をこれでやり直させるが、精神体の存在なので彼自身は地上には直接干渉できず(冥界や天界なら触れる)、アークエンジェルの加護が無い者には見ることすらできない。劇中では唐突にイーノックの行く手に現れては電話で神に状況報告を行っている。
---直接触れられないが人の耳元にささやくことで意識を誘導させることができ、エルシャダイの各種コラボは彼が担当者にささやくことで実現したという設定。これを利用して会議中にペットボトルをひっくり返すいたずらをするなど、お茶目な人物。~
一方で天使という立場故に人間の心情が理解しきれず酷い台詞が飛び出すことや、神の右腕という立場上神の絶対性と堕天使への軽蔑の態度を崩しておらず、時に残酷な態度を見せることも。

-アークエンジェル
--ミカエル、ウリエル、ラファエル、ガブリエルの4名で、ガブリエルのみ女性で他は男性。普段は白鳥姿でイーノックを見守っており、劇中の現象やアイテムの解説、敵の弱点やステージ攻略のヒントを与えてくれる。
--ウリエルは前述の通り、イーノックに直接力を貸して戦ってくれる。

-ナンナ
--堕天使へのレジスタンス「自由の民」の少女。盲目で、かつて火のネフィリムと戦った勇者イシュタールの伝説を信じており、イーノックがそれを復活させて自分たちを救ってくれると期待している。

-シン
--「自由の民」の長。イシュタールの頭蓋骨を仮面として身に着け、イーノックにネフィリムたちの救済と堕天使の打倒を依頼してくる。彼以外にもタワーの各地に自由の民はおり、その階層や堕天使の情報を提供してくれる。

-ネフィリム
--堕天使と人の間に生まれた子。真っ白な棒状の首と頭の区別がない体で、短い手足が生え体毛がなく小さな丸い目と口を持つファンシーな姿。
--だが魂を持たず、不老不死なので数が減ることもなく、内心で自らの存在は許されることはないと思っている。そのため共食いで数を減らそうとするが、そうして他のネフィリムの穢れをため込んだ個体は穢れと火をまき散らす大災害を引き起こす「火のネフィリム」に変貌してしまう。その容姿に反した悲劇的で悲しい存在である。
--ネフィリムは親となる堕天使が浄化されれば消滅する。上記の理由からネフィリム一掃も含めて洪水計画が発令されたが、堕天使が全て捕縛されることでその必要が無くなるということである。

''堕天使''
-セムヤザ
--堕天使のトップで、堕天の首謀者。エルダー評議会の議員の一人でもあった。タワー最上階を支配している。

-アザゼル
--セムヤザの右腕。老いた男性の姿をしている。使役獣(使い魔)としてハエを操る。最初のPVですでに登場していたため、プレイヤーからの知名度も高い。第4階層を支配している。
--人の進化の可能性に惹かれた堕天使だが、一方で「さっさと知恵を与えて進化させてしまえばよい」という、どこか心の奥底で人間を見下した精神性を持つ。
--彼の階層は遠未来を思わせるハイテクな市街。どう見ても紀元前の世界ではなく、そこで行うのが''まさかのバイクアクション''でプレイヤーの度肝を抜いた。

-サリエル
--痩せ身の美形な堕天使。第2階層を支配している。使役獣は蝙蝠。
--人の愛に惹かれて堕天使になった。挑発的な言動を行い男女問わずタワー内の人間には人気だったという。
--彼の階層は子供部屋や絵本のようなファンシーな空間。設定のためかネフィリムがたくさんいて飛んだり跳ねたりと遊んでいる、ネフィリムの設定の物悲しさに反してほのぼのした空間である。

-エゼキエル
--老いた女性の姿の堕天使。PVの「''オトートノカタキヲトルノデス''」の台詞で有名。第1階層を支配。使役獣は豚。
--家族愛に惹かれて堕天使になった。子供と称する3匹の豚をボスキャラとしてけしかけるが、ゲーム中には上記PVの台詞は登場しない(小説では戦闘の順番が異なり、この台詞もちゃんとある)。
--天候を操る能力があり、彼女の階層は自然が荒れ狂う様子を見せている。件のPVでも彼女の階層が映し出されていた。

-バラケル
--大柄な男の堕天使。神の怒りを買うことを恐れる一方、優れた人間と会いたいという願望を持って堕天した。設定ではタワーの設計やそれを隠すベールを作ったのは彼だという。第3階層を支配。
--彼の階層は火のネフィリムにより火山地帯のごとく荒れ果てている。巨大なネフィリムに対抗するため、彼が建てた塔をイーノックは登ることになる。

-アラキエル
--第6階層を支配する堕天使。だがステージに登場する自由の民は姿を見たことがないという。サリエルに重力を操る力を分け与えたらしい。
--彼の階層は『天空の城ラピュタ』のラピュタのように金属の直方体や立方体を並べたような無機質ながらアザゼルとは別の方向で未来的な世界となっている。

-アルマロス
--色黒の青年で、天界にいたころはイーノックの友人だったらしい。イーノックとの交流から歌や踊りの文化に興味を持っている。第5階層を支配する。
--上述の設定からマイケル・ジャクソンのようなダンスを踊って人々を魅了する。だが堕天の代償で声を失っており、「フウゥゥオオオーン!」というようなシャウトしか出せない。関連書籍などで「ルシフェルが時間操作によって阻止し続けてきた堕天が成功したイレギュラー原因となった」ことが明かされているなど、かなり重要な設定の持ち主。
--今でもイーノックとの友情を胸に抱いており、自分のダンスステージをイーノックをゲストとする歓迎ライブのようにしたり、道中の冥界ステージのゴール地点では彼の思念が手を差し伸べイーノックを助け出すものになっている。
--チャプター8では、そのことをルシフェルに利用される形で、冥界深部に降りたイーノックを助け出すために''彼を操作することになる''。
--彼の階層は深海や水中を思わせる構造になっている。またあるフロアにはクラゲのような姿で泳ぐ彼の子と思しき「水のネフィリム」の姿が見られる。

#region(その他の人物 ネタバレ)
-メトセラ
--第3階層に登場する謎の思念体。その正体は神によって世界を見守るため送り込まれた未来のイーノックの子供の魂。バラケルを取り込んで巨大化したネフィリムにのまれたイーノックを異次元獣「セタ」の力で救い出す。

-セタ
--神の力(ミカエル談)を扱う異次元獣。ドリルのような巻貝が平坦な大地の下についたような形をしている。攻略本では「他に異次元獣にはリュタ、ジュリアがいる」と説明される。

-イシュタール
--かつて火のネフィリムに立ち向かったが敗死した伝説の勇者。
--実はその魂は闇の者に引き込まれて冥界をさまよっており、チャプター8で冥界に引き込まれたナンナに転生。シンの死亡時に彼の仮面(イシュタールの頭骨)にナンナが触れたことで覚醒する。その後10年の時を経て成長し、シン亡き後の自由の民のトップとなって堕天使に立ち向かうことになった。
--この設定からナンナは名嘉祐佳氏(声優ではなく子役俳優)と加藤英美里氏の両名によって声を当てられている(攻略本より)。だが成長後のイシュタールはまた別に皆川純子氏が担当している。

-ベリアル
--冥界に住む冥王。無数の棘が生えた巨大な球体の姿をしている。人間で言うと初老の男性で、ふだんは欲求が満たされず冥界をさまよってるか寝ているのだという。
--''本作の堕天の黒幕の一人で、堕天の影響で衰弱した堕天使に力を与えた張本人。''その代わりに魂を冥界に引きずり込む契約を交わした。真の目的はいずれ地上と天界を破壊するための勢力を築くことで、ある事情から神に恨みを抱いている。
#endregion
#endregion
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**このゲームの「評価点」をカタルノデス
''操作性''
-ゲーム中に教えてくれるため覚えやすく、ややこしいコマンドはなくとても簡単な操作。まさに「説明書いらず」。初心者のアクションゲーム入門としては悪くないだろう。

''ゲームバランス''
-ジャンプアクション部分はどの武器でも攻略可能な無理がない作りになっている。人によっては戦闘よりも様々なギミックを目で見られるこちらの方が楽しいかもしれない。
--難易度のバランスも極端すぎることがない。イージーはごり押しが利いてしまうが、ノーマルになると戦闘にそこそこ歯応えが生まれ、ハードでは敵の能力強化に加えてパターンの変化((ノーマル以下では使わない技を使う、敵がこちらの不利になる武器を持って出現するなど。))による難易度の上昇で戦略性が上がるという調整。
--難易度エクストラは敵の体力こそノーマル並だが、逆にイーノック自身の体力がほどんどなく一撃で瀕死になる。鎧が砕けて半裸になる事と言い、まるで『[[魔界村]]』である。故にこのモードでは戦闘のみならず、ジャンプアクションで雑魚敵に引っ掛かってジーパン一丁で転落→「神は言っている…」のコンボに苦しまされることになるという、別ベクトルの難易度調整がなされている。
--ワザは強いて言えばガーレのガード崩し攻撃がやや強力なぐらいで、三すくみの関係で武器間のバランスも崩れていない。

''グラフィック''
-色鉛筆画のような独特の色彩など、グラフィックについては発売前から「ゲームとは思えない」「芸術的」などかなり高い評価を受けている。癖が強いので好みが分かれることもあるが、概ね好評。
--全体的にリアル調とトゥーン調の中間で、背景も後述のようにさまざまな種類が用意される一方、キャラクターがそこから浮いて見えるようなことがない絶妙なグラフィックになっている。
--背景もかなりこだわっており、たとえば序盤の雑魚敵「ノクト」との戦闘で、背景に注目するとイーノックを倒すために天界へ送られるノクトが見える。その他にも動くオブジェクトが多く絶えず変化を続けていることで常に同じ絵にならないようにする工夫がされている。
--体力ゲージなどのゲージ類は隠しオプションであり、すべてイーノックの外見で表現される(一周クリアすればゲージ表示ありへの変更も可能になる)。しかし鎧が剥がれる時には大きな音で表現され、瀕死になると画面に赤色が入って心臓の鼓動の音が入るなどゲームプレイに大きな影響がないようにできている。
--浮世絵のように表現される自然があふれる場所やのどかな子供部屋や絵本のような雰囲気の場所や、紀元前であることを忘れてしまいかねないビルとハイウェイが並ぶSF世界のような場所など、映像として映える様々なステージが登場する。このことから「''アートゲー''」と呼ばれることも。
--モーションも非常に丁寧に作られており、ジャンプ・着地やダメージモーションからの復帰などもしっかり作られている。

''バグの少なさ''
-些細なバグは存在するが発生率は低い。
--ゲーム進行に致命的なバグの類は存在するが、発生条件が厳しくむしろ相当に狙ってやるぐらいでなければ発生しないほど。

''音楽・サウンド関連''
-基本的に幻想的であり壮大。各場面の雰囲気にあっている。前述通り様々なステージが登場するが、その場所ごとにぴったりなBGMが流れる。
---特にサリエル戦のBGM「悲壮なる叫び」は弦楽器メインのスタイリッシュさがサリエルのキャラとマッチしており、本作のBGMの中でも高い評価を得ている。
---しかし後述するが、とある疑惑がある。
--音楽に隠れてあまりピックアップされないがSEも良質。メニューのカーソル・決定音もかなりこだわって作られており、ゲーム中のサウンドを含めて世界観の盛り上げに一役買っている。
--先述通り声優陣は豪華なうえ、ルシフェル役の竹内良太氏やその弟のミカエル役の湯口和明氏((ちなみにこの二名の声優は兄弟という設定とは裏腹に実年齢は湯口氏の方がずっと上で親子程の差がある。))など、あまりスポットの当たっていない逸材なども引っ張り出している。広く名を知られたベテラン声優が多く参加しており、いずれもハマリ役と言えるほどキャラに合っている。
---ちなみにイーノックの声優は本来三木眞一郎氏ではなく、アフレコ慣れしていない人材を選ぼうとしていた。が、スタッフからの要望があったことと、いざ頼んでみると想像以上に卓越した演技だったことから決定になったとか。

''設定・ストーリーの評価点''
-後述通り主に批判的に見られる事が多いストーリー部分だが、序盤から中盤にかけては評価できるポイントも多い。
--対決する堕天使たちは、それぞれが異なる思いから堕天しており、それを明確にイーノックにぶつけ神の代理たるイーノックの正義を否定してくる。そういったキャラクター像の表現については好意的に見られることが多い。
---中でもアルマロスは、発売前に情報が一切開示されなかったキャラにも拘わらず、劇中のシュールな演出や天界にいたころからのイーノックの親友という立ち位置、それ故に敵対しながらもイーノックを思っての数々の行動や悲劇的な展開などから、本作でも屈指の人気キャラクターとして評価されることになった。
--また、PVを含め随所に見られる「シリアスな展開なのに何故かギャグにしか見えない」といった要素については好評である。
---特にチャプター8と9のボス「ダークイーノック」戦は兜の角の形で戦法が変わるのだが、その動作が''腰に手を当てて仁王立ちし、「シャキーン!」という音とともに角が動く''というもの。実にシュールな見た目で「シリアスかつ割と王道な展開なのに笑ってしまって戦闘がまともにできない」という声が出てくるなど、ネタとして話題になった。
--神話をベースにした数々の設定は考察も行われ、発売前から好評だった要素。ゲーム中に説明不足からなかなか現れないのが惜しまれるが、発売された設定資料や後の小説などの展開でそれらが表現されることになり、10年以上経っても根強い人気を持つ一因となっている。

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**大丈夫じゃない、「問題点」だ
''カメラワーク''
-本作はカメラ視点が雰囲気重視の視点にほとんど固定されているため、影を見ながらジャンプするというクセがないプレイヤーは足場と足場の距離感がつかめず落下する事態に多々見舞われる。通常では落下=死亡ではないのが唯一の救いであるが…。
//カメラ操作がないのが理由じゃなくて、視点が悪いせいかと。実際同じカメラ操作不可の『ゴッドオブウォー』も褒められたものではないがここまで酷くはない。

''ゲームの流れ''
-ゲームの全体的な流れが移動→開けたところで強制戦闘→また移動→戦闘…の繰り返しで、途中で戦闘が入ることで流れが阻害されるように感じられてしまう。戦闘自体は多くても5~6体ほどで終わるため、それほど長時間にはならないが。
--1ボタンでの戦闘は単純ではあり、かつ動作もそれなりの種類が用意されているが、敵によって有効な攻撃のパターンが限られていることが多く、慣れない内は同じ技を使いがち。
--敵が中々仰け反らない一方、自分側は弱い攻撃がかすっただけでもいちいち仰け反って攻撃が途切れてしまうため、イライラの元となるという声が多い。
---こちらにもアーマーを発生させる技はあるが、鎧が砕けるタイミングだと解除されてしまう。
---敵の攻撃を見極めてガード(ジャスト含む)や回避のタイミングを見極めるなど、戦闘にはそれなりの熟練が必要となる。

''ストーリー''
-本作の批判が一番集中している部分。「神話を基に構想した」という点からここについての考察もされ、特に期待されていた部分だったのだが…。
--なお、脚本担当は大竹康師氏。シナリオ面で酷評された『[[ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-]]』の脚本家であり、発売前にこの名前を見てしまってシナリオ面での期待を真っ先に捨てたプレイヤーも現れていたほど。

-一番の問題は''説明不足。''どのチャプターでも謎が多いまま終了する。事前には無かった情報・設定が登場するが、ゲーム中での説明はほとんどないか、説明内容が曖昧・抽象的かつ断片的で理解が容易でない。
--具体的な例を挙げると、''上述の登場人物の細かな設定は、ゲーム中でほぼ説明がされていない''。多くは設定資料集や攻略本で判明する情報である。
--ディレクターの竹安氏は「考察の余地を残すためあえて説明不足にした」という旨の発言をインタビューでしている。~
実際、ユーザーの間では考察の動きも見られる。だが、多くのプレイヤーにとっては「考察する材料さえないほどの説明不足」としか言いようがないほどの状況である。

#region(曖昧なゲーム中説明の一例(ネタバレ))
-以下はチャプター4で拾う「イシュタールの書3」の内容。
>冥界に、公爵が現れる。~
公爵は、多くの魂を求める。~
公爵は、天使たちに誘う。~
公爵は、堕天使たちに力を与える。

-この文章の意味するものは「冥界に現れたベリアルが勢力になる魂を得るために、天使たちを誘うことで堕天させ、弱った堕天使たちに力を与えることで冥界に魂を落とすように仕向けた」なのだが、劇中で公爵=ベリアルと結びつける情報はない(ベリアルは専ら「冥王」と呼ばれている)ことなどから、これだけでそういった背景事情を察することができたプレイヤーはほとんどいなかった。

-またベリアルについては、上記の人物紹介にあるようにトゲ付き球体の姿だが、''ミカエルが彼を見て「今は眠っているのか」と分析する場面で見えているトゲ付き球体をそれだと認識するプレイヤーはまずいないだろう''。
--ミカエルは当人を見て分析しているので台詞としては不自然でないのだが、冥界には他にもベリアルに似た形のオブジェクトが障害物として登場し、ベリアルが冥界でその姿を見せるシーン以外は台詞だけ、逆に姿を見せるところでは無言という状態で彼の声と姿を結びつけることができず、何よりこの台詞の直後に''ベリアル自身をステージギミックとしてその上での戦闘などを行う''という展開が待ち受けるので、彼を単なる背景と認識したプレイヤーの方が多かったのである。
--逆に言えばベリアルのことを明確に認識できる状態でこのステージギミックとする流れに至っていれば、上述したようなシュールな展開の一つとして違った印象を抱いたものだろう。

-メトセラおよびセタについては''ゲーム中で一切説明なし''。原典の人物のメトセラはまだしもセタはゲームオリジナル要素であり、第3階層のイベント後は出番一切なしと、考察をさせる気があるのかすら怪しい内容。
#endregion

-序盤・中盤こそ上記のように評価できる点はあるものの、終盤の展開は「打ち切り」「ベストエンドが入っていないノーマルエンド」など、評判が悪い。

#region(終盤戦の内容(ネタバレ))
>バラケルはネフィリムごと焼かれ、アラキエルは既に死亡、アルマロスは冥界に囚われサリエルとエゼキエルは捕縛。残すはアザゼルとセムヤザだけとなった。~
ネザー化したアザゼルは追いつめられるとさらなる進化をしようとするが、ベリアルが乱入。ケガレに飲まれてネザー化し正気を失った「ダークアルマロス」を差し向け、アザゼルを粉砕。~
イーノックはイシュタールの助けを借りてこれを討ち、アルマロスは声が出ないながらも感謝の念を伝えて再び闇に呑まれる。~
その後セムヤザの生命維持装置にたどり着くが、そこには魂の欠片すらなく、ルシフェルは彼らの堕天が最初から失敗だったと語る。~
そしてイーノックがタワーを停止させたことで洪水計画は中止となったと語られるが、スタッフロール後に水のネフィリムが生き延びていること=アルマロスの生存を示唆して物語は終わる。

-上を読むだけでわかると思うが、ゲーム目的の堕天使は''七人中、実際に闘うことができるのは四人だけ。しかも、ストーリーの目的として無事に魂を回収することができるのは二人しかいない。''
--ストーリー序盤で七人の堕天使がイーノックに話しかけてくる場面があるが、そこではこの戦える四人しか台詞を発しない。設定資料集でこのシーンに竹安氏がわざわざ触れているので''伏線のつもりだった模様である。''言われないとわからないし、言われても納得できるだろうか?
--序盤のバラケルの消滅はまだ「七人のうちの一人ぐらい」で流せるが、終盤でアラキエル・セムヤザとさらに二人が死亡しているとされる上に、その内容が''プレイヤーが介入する余地がなく勝手に死んでいたとしか見れないあんまりな内容''であり、その上リーダーであるセムヤザがそれに該当しているという点は批判が強かった。
--流れ的にダークアルマロス撃破後にセムヤザが待ち受けているつもりで進んだら実は…となっているのも肩透かし感が強く、「何らかの隠し要素解放でセムヤザと戦えるのでは?」と誤解したプレイヤーも多い。
---これについて竹安氏は分岐を示唆するコメントを出したが、実際にあったのは冥界で転落したときのバッドエンドのみであり、多くのプレイヤーが望んでいた「一番いいエンディング」は存在しなかった。
--上記の有様故に先に死亡が判明する二人をそれぞれ''「バラける」「あら消える」''と揶揄するプレイヤーも出る始末。
--アザゼルについても、ネザー形態からさらなる形態変化を見せると思わせておいていきなりベリアル介入で中断されるという、消化不良な末路。人物像自体は一貫しているのに、その最期の扱いで評価を落とすことになった。

-黒幕として仄めかされている''ベリアルとは対決できない''。上記の通りステージギミックとして登場した後は声しか出ず、イーノックと直接対決する機会は一度もない。

#endregion

-評価が高い声優陣の演技だが、台詞の扱いは荒い。
--主人公・イーノックはストーリー中でほとんどしゃべらない(なんと''掛け声や咳など以外はPVの台詞のみ'')。プレイヤーとの一体感を重視し、掛け合いが漫才のようになることなどを防ぐためという理由らしいが、一方でチャプター9はイーノックの葛藤についてクローズアップする内容となっており、この展開について「今まで何もしゃべらずプレイヤーの分身的だったイーノックが突然手を離れて勝手に悩み始めた」と取るプレイヤーが多く、逆にイーノックが喋らないことが仇となる評価となっている。
---イーノックの台詞の少なさは後述のナンナのダブルキャスティングも含めて''声優の無駄遣い''と称される。~
一応、イーノック役の三木眞一郎氏は他のメインキャラの声も当てている。それらをすべて合わせてもセリフの数は非常に少ないのだが。なお、イーノックに限らず本作は一人数役を演じる声優が多い(ほとんどモブキャラの声だが)。ただしそれらについてはほとんどクレジットされないので、どうしても声優の仕事の量にばらつきがあるように見えてしまう。
---ちなみに予約特典である、パイロット版PVでは「I Love You...」等のセリフがあった。もしかしてもっと喋る設定だったんじゃないのか?と思われる。
--ナンナには設定上の理由から二人の声優が当てられているものの、加藤英美里氏が当てている台詞が非常に少なく、さらに成長後でもう一人別の声優が当てられるなど、配役に疑問を感じるものもある。
--堕天使はネザー形態(変身形態)との戦闘中にも台詞を発するのだが、それまでの道中やシナリオ中で発した台詞を使いまわしているため、全く真逆の内容の台詞を連続して発するなど、違和感が強い。
--チャプター4のある人物は道中でイーノックの周囲を飛びながら話してくるが、「そうか、やっとわかったよ」「本当の力をまだ使えないんだね」「僕が呼ばれた理由がやっとわかったよ」という思わせぶりな台詞を延々としゃべり続けているため、プレイヤーからすればただ鬱陶しさを感じるようになっている。

-本作中では独自の文字が使われており(日本語の50音に対応)、世界観を作り上げるのに一役買っているが、解読しても隠れた設定が判明するような文章はほとんどなく、むしろ解読できない(対応表に存在しない)文字の羅列があったり、''一部に世界観を破壊する文章がこの文字で書かれている((大量の文字が表示される場面で考察プレイヤーが解読したところ、PVのルシフェルの台詞の後は『ドラえもん』や『Dr.スランプアラレちゃん』のOP歌詞などで埋め尽くされていたことが判明し、多くの考察班を落胆させている。))。''わざわざ設定資料集などに文字の読み方まで載せておいて、それはどうなのだろうか…。

-余談に記述する通り、開発事情によりストーリーが変更されたことが後年示唆されているが、当時のプレイヤーとしてはそういった事情など知る由もなく、未完成のストーリーに対する批判はかなり苛烈なものとなっていた。
--後年の竹安氏自身の手による小説版ではこれらの問題点に改善が加えられており、ストーリーを理解するためには必須の書籍として認知されている。


''内容のボリューム''
-一周のクリアに必要な時間は8時間から10時間程度であっさり終わる。
--ちなみに劇中でルシフェルが「君の腕次第だが、早ければ7時間ほどでクリアできる」と語りかけてくる(ここまで来る時間と合わせて大体上記の時間である)。これについては「何度も実際にプレイして大体の時間を計った」そうな。
--難易度設定やスコアアタック・アイテムの収集要素など明らかに二周目以降を想定した作りではある。実際、スコアアタックはネットワークでランキングに参加できる・全ステージ最高ランクの実績があるということもあり割と多くのプレイヤーが見られていた。
---この手の一本道のアクションゲームでシナリオを追うだけなら10時間程度で終わるのは割と珍しくないが、ストーリーを期待した層にとってはRPGのように長時間で重厚なストーリーが展開されると思われていたことや、上記の通りのストーリーによって「内容が薄い」と言われることが多かった。
--しかし収集要素にしてもイシュタールの骨は単純に数が少なく、特定のチャプターを一定ランククリアで隠し衣装が解放などの要素もあるが、それもさして多くない。周回しても全体のゲーム寿命が当時のこの手のゲームとしては長い部類とは言い難かった。

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**一番良い「総評」を頼む
カメラ周りの不便さやシナリオの説明不足など問題は多く見られるが、アクションゲームとしての体裁は整っており、ちゃんと評価できる部分もある。~
ストーリーや爽快なアクションを期待すればガッカリゲーになるが、それ以外の点は取り立てて優れていないというだけで''普通のアクションゲーム''である。~
スタッフが狙って入れた要素がことごとく空回りしているという形であり、色々な意味で「''惜しい''」ゲーム。~
「つまらなくはないが、値段相応でもない」という意見も多いことは、本作がゲームとしてある程度の質を有していることを示しているとも言えよう。~
発売前にあまりにも盛り上がり過ぎたことで期待値だけがやたらに高かったことが本作の不幸…かもしれない。

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**これは「盗作・トレス疑惑」だな?あいつらこんなことを告発して何のつもりだ
-一部BGMに盗作疑惑がある。
--堕天使・アルマロス戦の「予感」(甲田雅人氏作曲)というBGMと、ドラマ『海猿』の「訓練」というBGMがそっくりという指摘がある((「予感」の0:41からと「訓練」の1:24からが特に似ているとの事。))。
---甲田氏には以前にも『[[モンスターハンター2]]』のBGMでも同様の疑惑がある。

#region(堕天使・アルマロス戦BGM「予感」)
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=dO0OhOEmKfY)
※ドラマ『海猿』の「訓練」については各自で検索されたし
#endregion

-公式HPなどに載せられているアークエンジェルの白鳥姿が、ネット上で画像検索すると出てくる白鳥の画像のトレスではないかという疑惑。
--構図は確かに似ているが完全に重ならない部分もあり「トレスではなく参考にして模写しただけ」という意見も。
--それでも著作権元には許可を取らねばならないはずだが、竹安氏は許可を申請したのか怪しい。
--なお、氏については過去にも度々トレス疑惑が浮上している。

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**そんな「余談」で大丈夫か?
-公式PVのルシフェル「''そんな装備で大丈夫か?''」イーノック「''大丈夫だ、問題ない''」からの「''神は言っている ~''(ゲームオーバー)」イーノック「''一番いいのを頼む''」というやりとりとそこからの流れのシュールさが話題となり、PV公開後の2010年6月頃からインターネットミームとなった。
--ニコニコ動画ではPVを素材としたMADが数多く作られ、PVのルシフェルの発言の「そんな装備で~」はネット流行語で大賞を獲得し、発売前にも拘わらずオンリー同人イベントが組まれるなど、発売前にしては異様な話題性を誇った。
--しかしPVを見たところで肝心のゲーム内容はさっぱり分からず、そもそもどういうゲームなのか良く分からないまま騒いでいた人は多かっただろう。
--このワードが流行った事について、竹安氏は「本当は世の中が、ポジティブになれば良いと思って考えたのですが、肝心のゲームが、リーマンショックの影響でスタジオ閉鎖し100%の完成度で出せなかったため、ストーリー未完とクレームが殺到しました。そのため今では、『大丈夫だ問題ない』=『大丈夫じゃない事』という、笑いになっています。本当は頑張っている人が使う言葉を、逆にしてしまったことは罪悪感しかないですね」とインタビュー記事で語っている。

#region(公式PV)
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=p96ortn0ots)
#endregion

-公式でもイーノックやルシフェルが履いているジーンズと同じモデルを実在するブランド「EDWIN(エドウイン)」とのコラボで発売し、中目黒でコラボカフェを開店する等の積極的なコラボやプロモーション展開をし、これらの多くは好評であった。
--なおカフェ及びゲームソフトの売り上げは、同年に発生した東日本大震災の義援金に回された。

-ルシフェルを演じた声優・竹内良太氏は無名の声優だった((実際「この役がなかったら廃業していたかもしれない」と語るほどだった。))が、このゲームで一躍有名になった。
--元々竹安氏は竹内氏に目を付けており、「知られる機会があれば売れる人だ」と考えていたといい、本作には指名同然で起用されている。
--本作発売後に竹内氏が演じたキャラが「ルシフェル」と呼ばれることもしばしば。
---発売前に起きた東日本大震災を受けて、竹安氏の描いたイラストのメッセージを参考に、竹内氏が自主的にルシフェルとして応援メッセージを送るなどもしている。
--竹安氏の影に隠れているがミカエル役の湯口和明氏も、役者としては堅実な活躍を収めている人物であるが、声優に絞って見るとあまり名の知れていない存在であった。
---ちなみに湯口氏は後述するSteam版発売や10周年記念にファンメイドで作られたPVにわざわざ声を当てているなど、10年経ってもエルシャダイとの縁が深い。

-ニュースなどから本作の製作費は約102億円と言われているが、[[これはデタラメで実際は20数億円だった>http://www.famitsu.com/news/201308/21038513.html]]という。
--本作限りでイグニッションの日本スタジオが閉鎖、開発部門が撤退してしまった。これはリーマンショックの影響で、しかも開発途中で決まったことだったという。よって本作の影響で赤字を出したのか否かは不明。
--話題になった割に両機種での売り上げが8万程度と言う点から「爆死」という見方が強いが、当時のゲーム市場を考えれば「完全新作でこの売り上げは奮闘した方」という声も。
--とはいえこの結果は、皮肉にも竹安氏の元上司でもあった現:プラチナゲームズの神谷英樹氏が発売前に発した「これ売れねーよ」「だって大神も売れなかったんだもん」という言葉を体現してしまったわけだが…。
--そして上記の通り売り上げの一部は義援金に回している…そんな資金繰りで大丈夫か?

-スタジオの閉鎖により、開発期間を半年分丸々失ったという。よって削除せざるを得ない部分が多々生まれてしまい、未完成感が強い本編についてはこの影響が大きいという。
--様々な受賞の裏で、チームは解散の議題に持っていかれたといい、完成後には強制退職となることから、スタッフのモチベーションも大きく下がりつつも、新しい就職先を探さないといけない状況に追い込まれていたらしい((実際、竹安氏も「強制退職となるスタッフの再就職先の斡旋までやらなければいけなくなった」旨を語っている。))。
---スタジオが解散となったことでバグ修正等の対応もまるで目処が立っていなかったといい、発売後に竹安氏はバグのクレームに怯えていたという((開発用のサーバーも停止しているのでゲームデータを見ることすらできないという状況下だった。))。致命的なバグが少ないのはこれらの状況が後押ししたか。

-海外ではグラフィックについては高い評価を得ているが、ゲーム部分については前述の問題点を挙げた評価が下されているレビューが多い。全体的に70点から90点程度の評価で好評よりではある((ただしIGNの5点(10点満点中)など厳しい評価のレビューも見られる。))。
--日本に比べると海外でのプロモーションはあまり積極的ではなかった模様。設定についても日本の設定資料集のようなものが出されていなかった。
---が、ゲームシナリオに対する感覚が日本と異なるということもあってか、シナリオ面での問題はあまり触れないか、むしろ好意的なレビューも見られる。

-KOTYにおいてもスレで何度か申請されたが「クソゲーと呼べるほどの香ばしさはない」「つまらないがクソゲーではない」などの理由から選外にされている。
--個々の要素を見てもクソゲーと呼べるほどではなく、凡作から佳作程度の作品である。少なくともブームが意気消沈してからもファンが根強く付く程度の魅力と完成度は存在する。あまり肥大化しすぎた話題性の高さがマイナスの方向にも向いてしまったようだ。

-どういう訳か他社作品『[[CHUNITHM STAR>CHUNITHM]]』に、明らかに本作を意識しているであろうキャラクター「トリスメギストス」が登場している。しかもデザイナーは竹安氏。
--キャラクターのレベルを上げると閲覧可能なエピソードにおいても、大筋はシリアスなのに''隙あらば本作のネタ語録が飛び出してくる。''
--さらに、後の作品であるPS4/PSVで発売されたRPG『The Lost Child』でこのキャラクターに声が付いたのだが…何と''CVは三木眞一郎氏。''そんな露骨なパロディで大丈夫か?
---こちらでは例の一言だけがまともなセリフだったが、実は結構熱い性格と言動をしており、ネタキャラとして扱っていた人ほど面食らうことになるだろう。
--ただし、肝心の楽曲の方は''今作と全く接点がない''bermei.inazawa氏((『ひぐらしのなく頃に』主題歌、音楽ゲームではBeatmaniaIIDXの「泰東ノ翠霞」などを作曲したアーティスト。))が作曲している。%%そんな組み合わせで大丈夫か?%%
//-2017年8月24日稼働の『[[CHUNITHM STAR>CHUNITHM]]』(セガ)に竹安氏描き下ろしのキャラクター「トリスメギストス」が登場しているが、見た目がイーノックに酷似しているのもさることながら「トリスメギストス」に関するゲーム内EPISODEが''本作のネタ語録まみれの明らかに意識したテキスト''となっており話題となった。EPISODE自体は本作ネタを除けばシリアスな作風。
//--EPISODEの執筆も竹安氏が担当したかは不明だが、同作稼働日が上記『The Lost Child』発売日と同日なことからCHUNITHMスタッフと竹安氏双方で示し合わせたものである可能性は高い。
//--その後、次回作『CHUNITHM AMAZON PLUS』にて、カスタマイズアイテム収集要素「チュウニズムデュエル」の2019年5月9日開催分で獲得できるゲーム中システムボイスとして「トリスメギストス」にCVが搭載されたが、担当声優は何と本作でイーノックを演じた三木眞一郎氏。それでいて台詞はルシフェルを意識したものが大半のため、「''イーノックっぽいキャラがイーノックの声でルシフェルの台詞を喋る''」という妙な事態になっている。~
//余談だが、これより少し前の同年4月11日に追加されたキャラクター「哲学主 ジェフティ」も、何故か口調や雰囲気が本作のルシフェルを意識したものとなっている。ただし、こちらは担当イラストレーターが竹安氏ではなく、見た目もルシフェルとの類似点が見られない為そこまで露骨ではないが。
//余談、しかも作品と直接関係無い話題でこの文量と情報量は流石に大丈夫じゃない、問題だ

-ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』(グラブル)に登場する「ベリアル」というキャラクターが、逆立つ黒髪やはだけたシャツの着こなし方など本作のルシフェルに類似しているとプレイヤーの間で話題になった。
--竹安氏もこの件について問い合わせがあったらしく、『グラブル』の運営であるCygamesに問い合わせた結果「類似していない」という回答を受けたことを明かしている。
--竹安氏は本件を「モヤッとする」としながらも、氏自身も『グラブル』を楽しんでいたことやエルシャダイの元スタッフがCygamesに所属していることなどを理由に挙げ、争う姿勢は見せていない。

**サワキエル 「神話構想」の紡ぎ手であり、エルシャダイの権利者だ

-上記の通り開発事情によりいくつかの要素が未実装に終わったことなどから、ディレクターの竹安氏により本作から生まれた構想を基とする小説作品などが数点発売されている。これらは公式では「神話構想」と、ファンからは「竹安コンテンツ」と呼ばれていることが多い。
--当初はイグニッション公式からは版権などの関係からか「関連していない」という回答があったのだが、2011年8月に公式に『エルシャダイ』とのコラボ作品・関連コンテンツであることが認められている。
--しかしながら前述通り、ゲーム自体のストーリーの中途半端さと当時の開発事情がプレイヤーにも知られていなかったことから、「エルシャダイを未完のまま放り出して違う展開に走り出した」とネガティブに取られることも多く、エルシャダイと同じく大竹氏が執筆した『Gideon』『AMON』や中川裕介氏執筆のライトノベル『なんでおまえが救世主!?』などには厳しい批判意見が寄せられることも多かった。
---なお『AMON』では発売前のPVにて''「かつてルシフェルと呼ばれた堕天使・デビル」なる人物が登場し、さらに後述のミカエルブログでそれがエルシャダイのルシフェル本人であると語られた''ことで、ファンに衝撃を与えている。
--アークエンジェル・ミカエルが開設したという設定のブログでエルシャダイや他の作品の一部の謎について解答とも言えるような内容が書かれているが案の定「''ゲームで解説が欲しかった''」という声から、やはり賛否両論である。

-竹安氏が執筆した『[[原作小説>https://dic.nicovideo.jp/i/az4569803857]]』が2012年4月27日に発売した。ゲームで本来搭載したかった内容と、上記のルシフェルの堕天の真相を描く「完全版」と銘打たれている。
--ゲームとは一部の設定が異なっており、おおよその展開はゲームをなぞっているが全体的に描写や設定の説明などの補完が行われており、ED以降の展開など大きく追加がされている。
--上記事情から「''本当はゲームでやるべきだった展開を小説版に持ってきている''」というのが実情と言え、竹安氏自身は文筆が本業でないことから文章自体は拙く、細かな矛盾点や誤植、新たな謎も多い((ガーレを装備していたのにいつの間にかベイルに変わっている、堕天直後のサリエルの髪が白くなってないなど挙げれば枚挙にいとまがない。))。~
また一部の設定変更点(特に水のネフィリムの設定はゲームの描写を根本から覆すレベル)などから、本当にこれがゲーム開発当初の構想だったのかについても疑問に感じる読者は多い。
--しかしながらゲームではほとんど語られなかった設定や人物の心情描写の掘り下げが小説の文章内できちんと行われていること、ゲームのEDに相当する部分から繋がる真の最終決戦、新たに描かれる堕天使たちが降りてきた当時の状況、上記のルシフェル堕天からエルシャダイ世界の真実が判明し劇的なクライマックスを迎える終盤の展開など、「エルシャダイの物語」としての内容の濃密さと壮大さは余すことなく表現されており、世界観に惹かれたファンから「まさに完全版」と概ね満足される形で受け入れられている。~
購入したファンからは''「この構想を全てゲームで表現できていたら名作と呼ぶことができた」''という声も多く出ることになり、本作が持っていた素材としての質を改めて知らしめることになった。
--2021年現在、紙媒体では絶版になっているが、電子書籍版では新たにイラストやゲームのスクリーンショットを挿絵に追加し本文に加筆修正を加えた「セタ記」としてリメイク販売されている。さらに前日譚としての小説「メタ記」も展開。

-2013年5月31日にクリムが本作の版権を取得。これにより本作と関連作品の権利はほぼ100%竹安氏が有することになった。
--竹安氏は2年の歳月と莫大な予算をかけて買い取ったといい、大規模な企業から個人が一つのIPを買い取るのは相当険しい道のりだったと語っている。なおPS3/360版のライセンスのみ、これまでと同じくイグニッションが有している。
--権利の殆どを竹安氏が所有しているため、ゲーム開発の資産(プログラム等)も全て譲渡されている(このため後述のSteam版は竹安氏の会社であるクリムからの「自社パブリッシング」と言う形で発売された。)。その他、続編の制作等の権利も全て竹安氏が持っているという。
---ちなみに版権取得のためにかかった莫大な資金は、本作の展開後に運営されたカフェ等で販売されたグッズの利益のおかげと後に語っている。本作のファンの根強さが伺える。
--2018年4月1日にあのPVそのものが[[フリー素材として公開>http://elshaddai.jp/elshaddai_crim/freedeta.html]]された。
---商用利用も可能で本作と無関係な企業の広告として使用されている事も話題になった。フリー素材となった事はあまり認知されておらず「無断使用されているが大丈夫か?」「(フリー素材なので)大丈夫だ、問題ない」という状態だった。

-上記の版権取得後も様々な活動が繰り広げられている。
--2013年には概要にあったニコニコ動画に公式チャンネルが開設。主にライブペイント等を行う。
--2014年には竹安氏本人が作画を手がける漫画『[[El Shaddai-ceta->https://comic.pixiv.net/works/801]]』がGファンタジー(pixivコミック限定)で連載されていた。第1話だけ無料で読むことが可能。内容は前述の原作小説準拠だが、一部の設定やシナリオ((イーノックがベルトをしていたり、ルシフェルが地上で干渉してる。))が変わっている。pixivアカウントを持ってない及び紙媒体で読みたい人の救済措置として[[単行本全3巻>https://magazine.jp.square-enix.com/top/comics/detail/9784757544857/]]も発売中((「置く場所が無い」「探したけど見つからない」人の為に電子版が同時配信中。話が少し逸れるがコミック版エクソダス(竹安氏監修)の電子版も配信されている。))。
--2015年11月9日に続編『[[El shaddai-Grigori7->https://books.apple.com/jp/book/el-shaddai-grigori7-1/id1054636292]]』が電子版限定で発売。2017年4月28日には6周年を記念して書籍版がクリムネットショップで発売。
--2017年には新宿にてクリムが運営する「GALLERY ElShaddai」がオープンした。
--2020年4月28日に『エルシャダイ』9周年記念展がオンライン上の「無観客個展」として[[開催された。>http://crim.free.makeshop.jp/html/page33.html]]
---本来はGALLERY ElShaddaiで開催する予定だったが、新型コロナに関する緊急事態宣言を受けてWeb上での開催に切り替えたという。

-神話構想関連のゲーム作品について
--2012年4月6日よりGREEで『エルシャダイ ソーシャルバトル』が配信。内容は主天使であるプレイヤーが天使を育て、堕天使を倒すために戦うというもの。しかし同年8月31日というわずか5ヶ月弱で終了し、ITmediaのニュースに「''やっぱり大丈夫じゃなかった''」と言われてしまった。
--2017年8月24日、本作の系譜を継ぐ神話構想RPG『The Lost Child』(PS4/PSV)が角川ゲームスより発売。
---ただ評価はあまり良いとは言えず、PS4とPSVとは思えぬ低品質な出来映えで別ゲー臭や『[[女神転生>女神転生シリーズ]]』シリーズのパクリと批判があった。
--2021年9月2日に本作のWindows版がSteamにて配信開始。移植は360版をベースにしたほぼベタ移植。PS3/360版との違いは英語音声の追加、フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語字幕追加対応、4K解像度/60fps/MSAA 8x対応と言う違いがある。
---なお、グラフィック関連設定はゲーム中ではなく起動時に画面設定のランチャーを起動し、そこで設定後ゲームを起動すると設定内容が反映されるという形式。
---一周クリアすると、クリア特典としてランチャーから小説セタ記steam版(上記の原作小説リメイク版で、ゲームのチャプター11以降の展開部分)のpdfファイルがダウンロードできる。これによりゲームを購入するだけで物語を結末まで楽しむことができるようになった。
---竹安氏曰く''本作の完全版をいつか出すことを夢みており、このSteam版の売上が良好であれば叶えたい''と考えているという。また、ファンからはクラウドファウンディングをとよく声をかけられるといい、その返答として「このSteam版がクラウドファウンディングのようなものと考えて欲しい」と語っている。
---Steam版の発売が偶然にもあの『Cookie Clicker』と同日であり、かつてネット上で一世を風靡したゲーム同士としてネタにされることもある。
---Steamではそれなりに売り上げが良いようで、竹安氏は「みんながバカにしてくれたから権利を取得し、笑ってくれたからSteam版は発売できました」「悪名は無名に勝ります。これからもドンドン笑ってエルシャダイを忘れないでください」と[[発信>https://twitter.com/sawaki_takeyasu/status/1437971058674442244?s=21]]している。
---ちなみに発売初日はセールトップにも名を連ねており、レビューも好評であることが語られている。
---発売後の9/5にバーチャルYouTuberグループ「にじさんじ」の加賀美ハヤト氏が実況プレイを配信。竹安氏も反応していたことなどが話題になった。~
加賀美氏は一周クリア後、アクションゲームとしては面白かったと評し、本作が当時評価されなかった理由について「発売当時はあらゆるジャンルで非常に奥行きのあるゲームが出ており、ボリュームに対する一種の信仰心があった」「配信当時の2021年はむしろ手軽なインディーズゲームも増加したことで与えられた時間でどれだけの体験をするかに重点を置いているように思う」という持論を述べ、さらに家庭用ゲーム機でも紙の説明書が付属しない現状を予見したような説明書いらずのゲーム性などから''「寒気がするぐらい今風」「今プレイすることに対する違和感のなさがすごい」''と、大絶賛と言える評価を下している。

-2021年9月17日に竹安氏がsteam版をSwitchに移植したい旨とそのためのプログラマーを募集するツイートを行った。
//**ああ、やっぱり今回の編集も駄目だったよ。
//この記事を書いたやつは話を聞かないからな。
//そうだな、次はこの記事を見ているやつにも手伝ってもらうよ。

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