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「ジャングルキング」を以下のとおり復元します。

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*ジャングルキング
【じゃんぐるきんぐ】
|ジャンル|アクション|
|対応機種|アーケード|
|発売元|タイトー|
|稼動開始日|1982年8月|

**概要
-様々なジャンルの全4ステージをクリアして恋人を救い出すアクションゲーム。『[[サーカスチャーリー]]』のような物だと思えばいい。
-当時としては比較的稀な合成音声が流れる。

**ステージ構成
-第1ステージはタイトル通り、ジャングルでターザンのように移動する空中ブランコ。
--2周目以降になるとロープにサルが捕まっており、サルに接触するとミスになる。
-第2ステージは水中面。横スクロールシューティングのように自在に動けるが、浮力を生み出す気泡や、接触すると一撃死するワニが邪魔をしてくる。
--他、酸素バーが表示されるようになり、時間経過と共に減少。これがなくなってもミスになる。水面に浮かび上がると回復できる。ワニは至近距離のナイフ攻撃で撃退可能。
-第3ステージは上り坂。坂の上から岩が転がってくる。勿論接触するとミスになる。
--ジャンプとしゃがみで回避する。2周目以降は岩の数が増加する。
-第4ステージ。画面端に恋人が捕まっており、その手前に敵がいる。敵に接触せず飛び越えて恋人に接触するとクリアになる。
--2周目以降は槍を投げてくる敵が出現する。
-2周目以降は全体的に難易度が増加するが、背景のグラフィックも変化する。
--同時に主人公の髪の色も変化する。黒髪がデフォルトなのだろうが、ステージによって金髪になったり茶髪になったりする。

**総評
　取り留めて語る事の無い普通の多ジャンルアクションゲーム。移植もされておらず、80年代初期、有象無象アクションゲームの一員であるが、このゲームを知っている人は少なくない。なぜなら、「ア～アアアア～～～アアアア～～～！」と言う合成音声がなんともチープかつマヌケで、しかもこれがゲーム中のみならずデモ画面でも流れるから、やっていなくても近くにいれば耳に残ってしまう。因みに1周クリア所要時間は大体5分程度。移植されていない理由は、第4ステージに登場する敵が「食人族」という設定だからだろう。

**本作をめぐるトラブル
-本作は国内、海外（アメリカ）共に『ジャングルキング』というタイトルでリリースされたが、後にアメリカの商標登録に引っかかっていたことが判明。
--急遽タイトルを『ジャングルハント』に修正して再度リリースされた。本作はゲームの歴史上初期の「国内タイトルと海外タイトルが商標の関係上異なるゲーム」である。
--名前の修正が間に合わず、『ジャングルキング』の名称で少数出回っていたらしく、わずかに現存している事が確認されている。

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