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*アイカツスターズ!
【あいかつすたーず】
|ジャンル|トレーディングカードアーケードゲーム|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売元|バンダイ|~|
|開発元|ハ・ン・ド|~|
|稼動開始日|2016年5月19日&br;先行稼働日:2016年4月27日|~|
|料金|1プレイ:100円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|ゲーム内容は前作を踏襲&br;筐体変更によりカードなどのシステム変更|~|
|>|>|CENTER:''[[アイカツ!シリーズリンク>アイカツ!シリーズ]]''|
|>|>|CENTER:''[[データカードダスシリーズリンク>データカードダスシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-データカードダスシリーズきっての大ヒット作品『[[アイカツ! -アイドルカツドウ!-]]』の続編。他のデータカードダスシリーズの作品は概ね6~7年稼働した後にモデルチェンジされることが多いが、本作はライバル作品の台頭のためか、わずか3年半で大幅なモデルチェンジが行われた。
-キッズ向けTCAGで現在主流である縦画面でオンデマンドタイプの印刷が行われる筐体に変更された。他社との差別化のためか、画面の下にはタッチパネルが斜めに配置されている。
--モニター自体は16:9であるが、モニターの下がタッチパネルで隠され、見えなくなっているため、映像自体はおよそ4:3で出力されている。
-ゲーム内容自体は前作とほぼ変わらないリズムゲームとなっているが、筐体の変更により、主に物理面でシステム面が大幅に変更されている。
-世界観は一新され、「四ツ星学園」という新しいアイドル学校が舞台となっている。そのため『アイカツ!』のキャラは原則として登場していなかったが((2弾にて期間限定で前作の主人公「星宮いちご」と「大空あかり」の2人が使えたが、あくまでも映画の宣伝を兼ねた期間限定のみの使用となっている。))、星のツバサ2弾よりテコ入れとして登場するようになった。
--パーフェクトアイドルこと「エルザ フォルテ」が出会った、かがやきを感じるアイドルを紹介する、という体で旧キャラたちは登場する。
---最終的にはソレイユの3人(星宮いちご、霧谷あおい、紫吹蘭)、神崎美月、藤堂ユリカ、大空あかりの6人が登場している。
---ソレイユと対になっているトライスターが3人中2人しかいない、キャラの属性に偏りがある、といったまとまりのない人選となっており、おそらく人気のあるキャラを優先して登場させたと思われる。
---登場しなかった前作のキャラについては、髪型などのマイキャラパーツが配信されており、それらを用いることである程度再現できるようになっている。
--前作からセーブデータを引き継ぐと、プレイヤーは前作のアイドル学校「スターライト学園」から編入したという設定になっている。そのため、こちらの世界にも設定上は前作の学校も存在しているようだ。

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**前作からの変更点、特徴
-リズムゲーム
--基本的な部分は前作と同様である。プレイヤーの分身であるマイキャラあるいはアニメに登場するキャラを選択し、アイカツ!カードによりコーデを行う。
--流れてくる「←」「↑」「→」のアイコンをタイミング良く押していく。リズムゲームの種類によっては、固定されたアイコンに動く丸枠にタイミング良く押す。筐体に3つのボタンが三角形に配置されているのも同様。
--リズムゲームはライブ、ドラマ、ダンス、ファッションショーの4つのカテゴリに分かれている。ちなみにダンスは前作のCMに相当する。
--アイドルランクとなるレベルの他、リズムゲームのジャンルごとにもレベルが設定されており、ライブステージを遊ぶと「うた」の経験値が上がりやすく、ドラマでは「えんぎ」、ダンスでは「リズム」、ファッションショーでは「センス」の経験値が上がりやすい。
---星のツバサ1弾以降は、ジャンルごとのレベルが廃止され、属性ごとのレベルへ変更になった。
--前作ではMONACAが中心となって楽曲を提供していたが、今作ではonetrapが中心となって楽曲を提供している。
--歌唱は前作に引き続き、専属のアイドルユニットであるAIKATSU☆STARS!((本作と同名のアイドルユニットではあるが、結成されたのは2014年9月であり、本作より早い。))が担当となっている。

--&bold(){スペシャルアピール}
---前作と同様にトップス、ボトムス、シューズごとにそれぞれ発動し、リズムゲーム中に計3回発動する。
---スペシャルアピールにはタッチパネルを使用し、ノーブランドのコーデであれば星を上に動かし、ブランドのコーデであれば最大4つまで表示される星のアイコンをタッチする。
---対戦の場合はお互いにタッチパネルを使わせるわけにもいかないので、前作のフィーバーアピールと似たような早押し勝負が行われる。

--&bold(){フィーバーアピール}
---3回目のスペシャルアピール終了後、ステージクリアの規定の点以上に達していれば発動。こちらもタッチパネルを使用する。
---規定の点に達していなければ、3回目のスペシャルアピール終了後もリズムゲームが続く。つまり発動=ステージクリアである。
---サイリウムを振る、シャッターを押すなど、タッチパネルを何らかに見立てたアクションを行う。
---前作にもフィーバーアピールは存在したが、あちらはスペシャルアピールの上位互換であり、今作のフィーバーアピールとは別物である。

--&bold(){スロット}
---スペシャルアピール終了後、画面下部でスロットが周り、後述するドレスメイクのための「グリッター」が入手できたり、アピールポイントアップが入手できる。ちなみに目押し不可。
---アピールポイントは数百単位でしか手に入らないものの、対戦する際はこのアピールポイントが案外バカにならなかったりする。
---星のツバサ1弾からは、グリッターの代わりにカードメイクに使用するデコアイテムが入手できるようになった。

--&bold(){ふたりであそぶ}
---対戦は「2弾シーズンサマー」より追加。協力は「3弾シーズンオータム」より追加。基本的にはどちらも前作とほぼ同じ仕様である。
---対戦は前述のスロットの要素により、多少運が絡むことになった。また、対戦では点差が開いていてもフィーバーアピールは発生しない。協力も同様。
---協力で遊ぶと、それぞれのキャラ2人が印刷されたアイカツ!カードが排出される。

-アイカツ!カード
--本作ではロール紙によるオンデマンド印刷でプレイ後にカードが排出される。
--リズムゲームの開始時にレンタルドレスという名目で、ランダムに1つコーデを受け取れる。プレイ後は、レンタルドレスをアイカツ!カードとして印刷しても良いし、後述するドレスメイクやブロマイドの作成を行っても良い。
--前作ではバーコードを読み込んで使用していたが、本作ではQRコードを読み取って使用する。
--オンデマンド印刷の場合、排出されるカードにゲームのセーブ情報もまとめて保持していることが多いが、本作はアイカツ!カードの他に、セーブ用の学生証が存在しているため、カードのQRコードにはセーブ情報は保持されていない。
---排出したプレイヤーのみ使えるという制約もないので、ダブったカードは知り合いと交換してもOK。他人のカードを使用してもペナルティもなく、逆に自分のカードを使ってもボーナスがあったりはしない。
---マイキャラの情報は保存されているようで、他の人のアイカツ!カードを使用すると、ユニットでその人のマイキャラを呼び出すことができる。
--カードのみ買う機能で、最大で一度に9枚まで買うことが可能。5枚目と9枚目は必ずレア以上が排出されるようになっている。また、カードのみ買った場合は、3つのコーデが提示され、好きなコーデを1つ選んで印刷することが可能。

-ブランド
--前作では登場キャラごとにブランドが設定されており、1弾ごとに新ブランドが登場していたが、本作では属性ごとに1つのブランドが設定されるに留まっている。
---設定上はS4のメンバーがそれぞれお気に入りのブランド、ということになっている。
--4弾にて、ようやく新ブランドである「Gothic Victoria(ゴシックヴィクトリア)」が登場した。白銀リリィが立ち上げたブランドという設定。
--星のツバサ1弾以降は1弾ごとに1つずつ新ブランドが追加されている。

-フレンド
--2弾より追加。前作ではプレイ後にランダムでフレンドの勧誘が行われるか、ウェブのマイページからフレンドの申請をするか、という方法が取られてたが、今作では他のプレイヤーのアイカツ!カードを読み込ますことでフレンドの登録ができるようになった。
--フレンド登録をすると、2人以上のライブで呼び出して使用することができる。また、フレンドメーターというパラメータが存在し、このパラメータが最大値になると、プレイヤーのコーデと同一または色違いのコーデを着用した状態でライブをすることができる。
--星のツバサ1弾よりフレンドのコーデも自由にできるようになった。ただし、なぜかアクセサリカードを使用することができない。

-スペシャルステージカード
--3弾より追加。二次元コードスキャンにて読み込ませることで、カードに印刷されたステージで遊ぶことができる。
--主に過去のスペシャルイベントのステージが遊べるカードが多い。特定のステージ+特定のキャラで遊べるというものもある。

-プレゼントボックス
--特定の条件を満たすと、アイカツ!カード化することができるコーデなどが、プレゼントボックスに格納される。カード化するには100円必要。
--前述のスペシャルステージカードも、このプレゼントボックスから選択してカード化する。
--カード化する場合は、100円を投入する前にタッチパネルで選択する必要がある。先に100円を投入すると、プレゼントボックスを選択することができないので注意。

-ブロマイド
--カード排出時に100円を追加投入することで作成できる2倍の大きさのカード。その名の通り、本作のアイドルのブロマイドを作成できるモードである。
--ライブシーンを3回まで写真を撮り、オートで撮られる1ショットを加えて、計4種類のショットから印刷するブロマイドを選択する。この際、フレームやデコなどでブロマイドを加工することが可能。
--ブロマイドにも通常のアイカツ!カードと同様にコーデのQRが印刷されている。ブロマイド用の特別なコーデなどは今のところ存在せず、通常のコーデと同様である。
--「お金を2倍取られるだけで、意味が無いんじゃないのか?」と思うかもしれないが、印刷サイズが大きいことも有り、実際のブロマイドのように楽しめるのがポイント。一部のプレイヤーの間では、お互いのマイキャラのブロマイドを交換する文化があるようだ。
--写真を取ることのできるライブシーンは難易度によって異なっているので、お気に入りのショットを探すために、色々な難易度でためしてみるのも面白い。

***5弾S4決定戦までのシステム
-組システム
--プレイヤーは「花の歌組」「鳥の劇組」「風の舞組」「月の美組」のいずれかに配属されている。所属している組により、左からうた、えんぎ、リズム、センスの経験値が上がりやすくなっている。
--リズムゲーム終了後、S4と呼ばれるそれぞれの組のトップアイドルからランダムでオファーを受けることがあり、組を変更することができる。
--夏フェスでは、これらの組対抗での獲得ポイントの勝負となったこともあった。
--ドラマステージを遊ぶと、えんぎの経験値が上がりやすくなるという仕様であり、他のステージとバランスを取るためか、前作と比較するとドラマステージが多く配信されている((ドラマステージは文字通りドラマを行っており、他のステージと比較すると作る手間が掛かるためか、前作では2回の更新でようやく1ステージ追加されるという頻度であった。今作では更新ごとに新ステージが追加されるようになった。))。
--星のツバサ1弾からは、経験値のカテゴリはステージの属性ごとに変更され、リズムゲームで遊ぶ際の選曲についても属性ごとに変更された。

-ドレスメイク
--リズムゲーム中のスロットにより、形、色柄、デコ、グレードアップの4種類のグリッターが入手できる。ゲーム終了時、これらのグリッターによるドレスメイクにて、新コーデを入手することができる。
--「グレードアップグリッター」はその名の通り、ノーマル、またはレアカードのレアリティを1段階上げることができる。但し、入手確率は低め。
--形、色柄、デコの3つは基本となるグリッターで、それぞれ使用することが下記のような効果が得られる。
---形のグリッター:全く別のコーデへと変化させる
---色柄のグリッター:コーデをカラーを変化させる
---デコのグリッター:コーデにワンポイントのアクセサリを変化させる。
--これら3種類のグリッターが使用できるのはノーマルカードのみ。レア、キャンペーンレアは色柄のグリッターしか使用することが出来ず、プレミアムレアは一切使用することが出来ない。また、レアリティに関わらず、アクセサリカードや前作のカードもグリッターを使用することが出来ない。
--グリッターを使用すると、カードの名称そのものも変更される。カード右下に振られているナンバーは形ごとの管理になっており、それに付随する形で、色柄、デコに関するIDが振られてる。例えば、第1弾排出の「リボンブルーフラワーフリルスカート」であると「1-14-③-a」というナンバーになっているが、左から順に「排出弾、形、色、デコ」を表している。
--「わたしだけのアイカツ!カードでわたしだけのアイドル活動!」とキャッチコピーを打たれてたことからもわかるように、本作の目玉システムであったものの、後述するようにメリットはなくはないのが、それ以上にデメリットも多く抱えており、星のツバサシリーズからは廃止されることとなった。

-オンエアバトル
--「2弾シーズンサマー」より追加。前作の「アイカツ!道場」に相当するリズムゲームのモード。全国のプレイヤーのプレイデータと対戦する擬似的なオンライン対戦となっている。
--こちら側が劣勢になってくると、画面上のカーテンが徐々に閉まっていき、キャラが見えづらくなっていく。
--通常のリズムゲームと同様にフィーバーアピールも存在するが、スペシャルアピールのように互いが行うのではなく、勝利が確定した側のみ発動するようになっている。
--勝っても負けてもオンエアポイントが入手でき、一定量を貯めることで後述のYouTubeへアップロードを行うことができる。

-公式YouTubeアップロード機能
--本作のプレイ動画を動画共有サイト「YouTube」へアップロードすることができる。
--好きなときにアップロードできるというわけではなく、春フェスやオンエアバトルなどのモードで一定数ポイントを集めた場合に限られる。
--上げられる本数は1本のみで、新しく上げる場合は古いプレイ動画は削除される。
--ゲームセンターによっては、外付けの録画機能によりプレイ動画を録画できるようにしているところもあるが、絶対数が少ないため、制約があるとはいえ公式でYouTubeにアップロードして、家で手軽に眺められるのは嬉しい。
--星のツバサ1弾より、オンエアバトルが廃止されたため、現状ではアップロードを行うことができない。

***星のツバサ1弾からの追加システム
-カード排出の変更点
--通常プレイの場合でも、「カードだけ買う」と同様に3種類の候補から選択できるようになった。
--ファンからのプレゼントとして、さらに3種類が候補として追加される場合もあり、その場合は6種類から選択となる。
--ゲーム終了時にアイドルから、次プレイ時にレア以上確定の報告を受けることもある。
--3種類から選択できるシステムになったためか、レンタルドレスのシステムは廃止された。ただし、前述のレア以上確定の際は、ゲーム開始時にアイドルからそのコーデを貰うという設定であるため、そのプレイ時に限り、カード化していなくても使用することができる。

-カードメイク
--通常排出されるカードをある程度、好きなようにデザインできるようになった。
--印刷するキャラ(マイキャラorプレイ時に選択したキャラorコーデごとに設定されてるキャラ)、4種のポーズ、背景、フレームを選択でき、ブロマイドのようにデコることも可能。
--名前や日付の印刷しないことも選べるようになった(これらはデコパーツとして扱われる)。
--カードメイクに使用するデコパーツは、ライブ中のスロットから入手できる。そのため、いつも同じものが使用できるとは限らない。

-グレードチェンジ
--5弾S4決定戦までのグレードアップグリッターの代わりに搭載。フィーバーアピールが発生する前にグレードチェンジスロットが回転し、当たるとフィーバーアピールの代わりに、グレードチェンジが行われ、着用しているコーデのワンランク上のレアリティのコーデが入手できる。この場合は通常排出の3種類+グレードチェンジしたコーデの4つからいずれかを選択して、カードメイクを行う。
--グレードチェンジはグレードアップグリッターと同様にタッチパネルのカードをコスって行う。
--グレードアップグリッター同様、グレードチェンジが行える確率は低いが、星のツバサ1弾以降はレア以上のカードを入手する方法が多く用意されているので、当たればラッキー程度に考えておけばいいだろう。

-アンコール
--ゲーム終了時に稀に発生。リズムゲームのリプレイを見ることができる。
--アンコールが発生すると、レア以上のカードが入手できるが、追加で100円必要となる。
--あくまでもアンコールである(つまりメインのライブ後に行われた追加のライブ)という設定であるからか、後述する星のツバサチャレンジ後にアンコールが発生すると、プレイ中には付いていなかった羽根が付いた状態で映像が流れる。

-バッジ
--前作に存在していたチャームに相当するシステム。ブランドのドレスのアピールポイントをアップさせる効果や、経験値を多くする効果を持つバッジなどがある。
--前作では3つまでしか同時に効果を発生させることができなかったが、今作ではとくに制約はない。

-ブランドアイドル
--ブランドのコーデを着てゲームを遊ぶと、ゲーム終了時にブランドのアイドルになることをオファーされることがたまにある。
--ブランドのアイドルになると、ブランドのバッジが入手でき、所属しているブランドのコーデを着て遊ぶと、ポイントが貯まり、バッジの効果がアップする。
--同時に複数のブランドのアイドルにはなれないが、オファーがあれば変更することも可能。変更してもバッジは消滅しないが、その所属していないブランドのバッジにはポイントが貯まらない。

-ブランドコーデコレクション
--レア以上のコーデを使用すると、使用履歴が保存され、トップス、ボトムス、シューズの一式を使用すると、対応したアクセサリがプレゼントされる。このアクセサリはプレゼントボックスに入る。
---ブランドコーデコレクションの対象となるブランドは、弾を重ねるごとに増えていっている。そのため、初期の頃はカードが排出されるのに、対象外となっているブランドも存在した。
---ちなみに使用するコーデは、自分が排出したカードではなくてもOK。
--アクセサリ自体はコーデコレクションでなくても、通常の排出でも入手できる。プレゼントボックスからカードを入手する場合は、カードメイクが行えず、印刷されるキャラは固定されるため、カードメイクを行いたければ通常の排出で粘るしかない。
--全てのブランドのコーデを使用すると、そのブランドのミューズとして認められ、ミューズバッジを入手することができる。
--星のツバサ4弾より仕様が変わり、ブランドのコーデを既定の回数を使用すれば、アクセサリがプレゼントされるようになった。コーデは揃っていなくてもよくなり、同じコーデを複数回使用してもカウントされる。

-星のツバサチャレンジ
--スペシャルイベントから選択するモード。スタープレミアムレアのコーデを一式((実はアクセサリはなくてもOK。))揃えて着用し、規定のスコアを超えると、フィーバーアピール時にスタープレミアムチェンジが発動してコーデに羽根が追加される。
---これらのコーデは惑星((冥王星も含まれる。))がテーマとなっており、「水星のツバサにチャレンジ」などの名称になっている。また、コーデごとにこのスペシャルイベントが用意されている。
--スタープレミアムチェンジが発動すると、リズムゲーム終了時にコーデに応じた「スタープレミアムレアのあかし」を入手できる。このあかしを持っていると、スタープレミアムレアを一式着用した際、リズムゲーム開始時にスタープレミアムチェンジが発動し、コーデに羽根が追加されるとともにボーナスポイントが加算される。
---前作にあった星座フィーバーや、ロマンスアピールとほぼ同様のものである。
--スタープレミアムレアを揃えていなくても、このモードで遊ぶことはできるが、当然ながらスタープレミアムチェンジは発動しない。ただし、ゲーム開始時に一緒にダンスをするキャラのスタープレミアムチェンジを見ることはできる。また、一度スタープレミアムチェンジを発動させ、あかしを手に入れると、このモードは選択できなくなる。

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**評価点
-パワーアップしたグラフィック
--モニターそのものの解像度が上がり、グラフィックも前作より美麗なものとなった。モデリングのデザインそのものは前作とあまり変わっていないので、パッと見ただけでは違いを感じにくいが、実際に遊んでみるとその違いがよくわかる。
--モデリングには影の表現が追加されている。また、クッキリとした色合いだった前作と比較すると、今作では滑らかな色合いのグラフィックとなった。
--また前作ではアニメ版と差別化されていたCGモデルが、本作ではアニメとゲームの違和感が軽減された。

-前作のカードとの互換性
--今作では前作のカードは基本的に全て使用できる。3DS版や玩具の連動用に用意されていたカード裏面のQRコードを読み取って使用することになる。
---当然ながら、QRコードの記載がないカードは使用できないが、一部のプロモーションカードに限られており、筐体排出されたカードについては全て対応している。
--前作のコーデも、本作用にリファインされているので、使用して違和感があるといったこと特にない。それどころか、前作のコーデをややアレンジして、本作のコーデとして使いまわしているケースも有る。
--前作のコーデを使用すると、ブランドやアクセサリ効果が消滅しているが、アピールポイントの調整はとくに行われていないので、前作でレアリティの高いカードは本作でもそこそこ使用できる。
---なお、本作から排出されるカードは全体的にアピールポイントの数値が上げられているので、カード単体のアピールポイントの高さは、本作のプレミアムレア>前作のプレミアムレア>本作のレア>前作のレア という順序。
---ただし、スペシャルアピールのポイントはブランドアピールの方が高いので、スペシャルアピールを含めたポイントの合計は本作のレアの方が前作のプレミアムレアより高い。
--互換性が設けられていることにより、本作の稼働が始まるギリギリのタイミングまで、前作で排出されるカードの更新が行われてた((本作は2016年4月27日から先行稼働が始まっているが、前作の最終弾の稼働開始は2016年3月25日となっており、1ヶ月しかブランクがなかった。))。再録ではあるものの、前作の稼働終了後に発売されたグッズに前作のカードが付いてきたということも。
--前作のキャラが追加されたことにより、前作のコーデのカードも排出されるようになったが、ブランド独自のスペシャルアピールはあくまでも今作で排出されたコーデのみ適用され、前作のカードを使用した場合は汎用のスペシャルアピールとなる。

***5弾S4決定戦までの評価点
-ドレスメイクのよるカード収集
--ドレスメイクにより、排出されるコーデは完全なランダムではなくなったので、ベースとなるコーデを使用して遊ぶと目当てのコーデが入手しやすくなった。
--ドレスメイクはリズムゲーム中に手に入るグリッターを使用するという仕様上、ゲームプレイ後にしか行うことが出来ない。そのため、目当てのコーデを揃える場合であれば、「カードだけ買う」で連コインをするより、ゲームを遊び続ける方が揃えやすい。この辺りは、ゲームにあまりお金を掛けられない子どもに配慮したものと思われる。
--通常の排出ではレアやプレミアムレアはなかなか排出されないが、ドレスアップグリッターを使用することでも入手できるので、時間は掛かるがこちらの方法で入手する方が安価で揃えやすくなっている。
--但しメリットだけではなく、問題点も抱えている。詳細は後述。

-挑戦しやすくなったスコアアタック
--リズムゲームの難易度は、段階的にクリアしていればいつでも難易度のステージで遊ぶことができる。前作のように消費するチケットが必要というわけではない。
--カードを複数枚購入するのは、ゲーム終了時に変更されているので、カード複数購入のコーデボーナスは無くなっている。そのため、スコアタのためにカードを複数枚購入してからスタートということはやる必要はない。
--以上、2点により、意図的に組み込まれたものであるかは不明であるが、いつでも手軽にスコアアタックにチャレンジできるようになった。
--星のツバサシリーズからはバッジの導入より、まずアピールポイントをアップさせるバッジを入手する必要性があったり、何より開始時にカードを買うモードが復活したことにより、コーデボーナスも復活したため、100円で手軽にスコアアタックに挑戦する、というメリットはなくなってしまった。

***星のツバサ1弾からの評価点
-カード作成の自由度が高くなった
--カードメイクシステムの導入により、排出されるカードのデザインは予め決められた何種類かから選択することができ、ある程度デコることも可能となった。これにより、プレイヤーが気に入ったデザインのお気に入りカードが作成しやすくなった。
--既存のキャラでカードを作成することもできるので、日付も名前も印刷しないようにすれば、属人性のないプレーンなカードも作成できる。本作は印刷式TCAGとしては珍しくトレードが可能なため、ダブったカードはこういったプレーンなカードにしておくことで、トレードがより行いやすくなった。
---5弾S4決定戦までも、このようなカードは作成できたものの、その場合はセーブデータを使わずに遊ぶ必要があった。
--星のツバサ4弾より、おまかせでカードメイクができるようになった。この場合はキャラのポーズや背景が自動的に選ばれて排出される。

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**賛否両論点
-プロモーションカード(以下プロモカード)
--前作で配布されたプロモカードは基本的に筐体から排出されるコーデの色違いが収録される事が多かった。今作はドレスメイクシステムにより、色違いのカードを筐体から入手できるようになったため、プロモカードであっても筐体から排出されるコーデと同一コーデというケースが多い。プロモカードでしか手に入らないコーデももちろんあるが。
---通常のアイカツ!カードはロール紙による印刷に対し、プロモカードは前作と同様の紙製。さらに箔押しなどの加工がされている場合もあり、同一コーデのアイカツ!カードであっても物理的な差別化がなされている。
---これについては、コーデのために不要なものを買わずに済むと考えるべきか、前作のように関連グッズの限定の「ひと味違う特別なカード」が欲しいと考えるべきか。まさに賛否両論といったところ。
--プロモカード独自のコーデもドレスメイクすることができる。この場合は色のみ変更可能であり、色を変えたコーデから元の色へ戻すことが出来ない。つまり、プロモカードと全く同じコーデは作成できないようになっている。

-特定のカードが手に入るスペシャルイベントのステージ
--キャンペーンレアのみ入手できるスペシャルイベントと、アクセサリカードのみ入手できるスペシャルイベントが毎弾用意されている。
--特定カードを狙って入手したい場合はありがたいのだが、逆に言えばコンプリートを狙う場合はスペシャルイベントを延々と遊ぶことになる。
---アクセサリが手に入るステージについては、3弾からは新曲の4つの中から選択できるようになったが、キャンペーンレアが手に入るステージは常に1曲のみ((基本的にスペシャルイベントと関連のあるコーデが排出されるため。たとえばハロウィンステージなら、ハロウィンコーデが排出されるなど。))。
--それぞれ十数種類の中からランダムで1枚排出。最後の1枚だけがどうしても排出されない、ということもよくある。
--アクセサリカードは通常のステージでも排出されるが、キャンペーンレアはそのスペシャルイベントでしか排出されず、「カードだけを買う」モードでも買えないので、残り数枚で揃うのに……というときはなかなか辛い。
--小ネタとして、ゲーム終了時にブロマイドを選べば6枚まで追加購入可能だが、追加で100円を投入しなくても「ブロマイドを買う」を選択すれば、次に排出されるカードを確認できる。さらにブロマイドの作成に200円必要になるが、100円だけ投入して時間切れまで放置すると、通常サイズのアイカツ!カードとして排出される((このことはゲーム画面にも説明書きがある。))。このテクニックを使うと、より少ない出費でカード収集ができ、覚えておいて損はないだろう。
---星のツバサシリーズからは、印刷するカードを選択してからカードメイクorブロマイドを行うように変更されたのでこのテクニックは使用不可となった。もっとも3種類のカードから選択して印刷する形式に変わったので、集める苦労は緩和されている。

-何かにつけて追加料金を要求される
--ゲーム終了時、一定の確率でレアカードが必ず排出されるアンコールが発生するが、アンコールを見てカードを排出するには追加で100円が必要となる。
--1弾に1回ずつ程度の割合で、ゲーム終了時に行われるスロットが当たると、プロモーションカードが入手できるキャンペーンが行われている。ただし、スロットに当たったとしても、追加で100円を投入して引換券を排出しないと貰うことができない。
---初期の頃は店員に当たり画面を見せることで貰うことができたが、店側の負担もあるため、現在の形式に変更されたという経緯もあるが。
--ブランドコーデコレクションやスペシャルイベントでコーデを入手しても、ゲームプレイとは別に100円を投入しないとカード化できない。それがブロマイドであれば、200円かかる。
--どれも不要ならば追加料金を払う必要はないのだが、明らかに払った方がメリットがある選択となっており、結局追加料金を払って入手することになることが多い。

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**問題点
-グレードアップグリッター(グレートチェンジ)の仕様
--カードのランクアップに用いる「グレードアップグリッター(星のツバサ1弾以降はグレードチェンジ)」は学生証に保存することはできず、出現させたライブ直後のドレスメイクでしか使用する事が出来ない。
--このためカードをランクアップさせたい場合はグレードアップグリッターが出現するまで同一カードでプレイし続ける必要がある。この点がプレミアムレア一式を含めた好きなカードを使いながら別のレアカードも排出されていた前作と比較すると明らかに退化している。
--使用カードとは別にレンタルドレスでレアカードを引き当てる可能性もあるにはあるが、筐体の中に10枚毎に2枚封入されていた前作とは比べ物にならない程排出率が低く、アテになるとは言い難い。
--解決策として「グレードアップグリッターを持ち越し可能にする事」が挙げられるが、現状ではそのような仕様にはなっていない。((後に発売された3DS版では、グレードアップグリッターを含めた全てのグリッターの持ち越しが可能となっている。))
--3弾および4弾では、稼働開始から10日間はグレードアップグリッターの出現が2倍になるキャンペーンが行われているが、「本当に2倍なのか?」と疑われるほど上がったように感じられない。そのためか、年末年始のキャンペーンや5弾では3倍になるキャンペーンが行われた。
//3弾での仕様変更はキャンペーンレアやプロモーションカードからも通常レアに派生出来るようになるという物であり、この問題とは無関係である。
--勘違いされがちであるが、グレードアップグリッターが出現する判定は、コーデ全体ではなくコーデ単位で行われている。そのため、特定の部位のみグレードアップグリッターが出るような組み合わせで遊んでいると、体感的に通常の1/3しか出ないことになるため、さらに少なく感じてしまう。
---例えば、シューズをレアからプレミアムレアへと変化させるグレードアップグリッターを出現させる場合、コーデ一式をレアで固めた場合でも、トップスとボトムスをプレミアムレアにしてシューズのみをレアにした場合でも、シューズに対してグレードアップグリッターが出る確率は同一である。コーデ一式をレアで固めた場合は、トップスとボトムスについても判定が行われるので、それらについてグレードアップグリッターが出現する場合がもちろんある。

-縦画面を活かしきれていない
--ステージの構成やカメラワークは前作を踏襲したものである。それ自体は良いが、問題は前作は横画面であり、本作は縦画面であるということ。
--ライブステージでは縦画面にも関わらず、ステージ自体が横長とだったり、キャラが横に並んでダンスをしていたりするので、全体を映す場面になるとキャラが非常に小さく表示されてしまう。また画面の上部に背景のみが漠然と表示されることも多く、全体的に縦画面を意識したカメラワークが適応されてないシーンが目立つ。
---対してドラマステージはキャラが大きく表示され、画面に表示される物体やキャラの動き(下から上の方へ移動するなど)、カメラワークなどに縦画面の利点が活用されているため、違和感なく楽しめるものとなっている。
--ライブステージに関しては同時展開されている3DS版とAC版を比較すると、3DSの横画面でプレイしているにもかかわらず、違和感のない内容になっている。よって開発段階の仕様や移植する上での兼ね合いから横画面を想定して作成したような仕様となったものと推測される。
---この件については『[[プリパラ]]』とその3DS版を比較すると分かりやすい。あちらは本作とは逆に横画面を想定していないためか、3DS版ではやや違和感のあるものとなっている。

-判定のタイミングについて
--前作およびライバル作品などと比較すると、リズムゲームの判定のタイミングがやや早くなっている。前作と同じタイミングでボタンを押していると、グッド判定ばかりになりベリーグッド以上の判定にならない。
---気持ち早めにボタンを押すようにすると、ベリーグッドおよびパーフェクトの判定が出やすい。
--初回プレイ時では明らかにわかる違和感であるので、「判定がズレているんじゃないのか?」という意見もあるが、アップデート時にこれと言って修正が加えられていないところを見ると、この仕様で正しいのだろう。
--もっとも、ある程度遊んでいれば慣れてくるので、稼働初期ほど判定のタイミングについての意見は減ってきているが、この仕様により前作でスコアアタックを行っていたユーザーは軒並み離れてしまった。

-スペシャルアピールが単調
--せっかく前作や他のゲームと差別化するために搭載されたタッチパネルにもかかわらずできることが単調すぎる。
--前作では4種類あったアピール中のミニゲームは2種類に削減された。
--ノーブランドのコーデであれば星を上に動かし、ブランドのコーデであれば最大4つまで表示される星のアイコンをタッチするのだが、やることは常にこれだけである。星を右左に動かすような指示もないし、星以外にもアイコンは表示されているのに、星をタッチする指示しかされない((一部のスペシャルイベントのステージでは星以外の別アイコンをタッチするが、代わりに星のアイコンが表示されておらず、別のアイコンは星のアイコンと同じ色をしているので、することは全く同じ。))。
--ターゲットである女児の目線で見れば、難易度が下がっており前作以上にスペシャルアピールを出しやすくなったため良点とも言えるが、前作から遊んでいるファン層からは難易度の低いステージならまだしも、難易度の高いステージならば、引っ掛けも兼ねて別の指示があっても良いなどの意見が見られる。
--フィーバーアピールも同様で「サイリウムを降る」「紙吹雪を飛ばす」「シャッターを押す」など単調化されている。

***5弾S4決定戦までの問題点
-カードの種類があまりにも多すぎる
--ドレスメイクにより、コーデの色やデコを変えられることになったため、排出されるカードの種類がとんでもなく多くなっている。
--例えば1弾であると、基本的に排出されるのはグリッター使用不可のプレミアムレア12種類、色柄のみ変更可能なレア24種類(グリッター変更で72種類)、色柄、デコが変更可能なノーマル36種類(グリッター変更で216種類)、アクセサリーカードが12種類、期間限定配信カードが8種類(うち、5種類はグリッターで色柄のみ変更可。合計18種類)の合計330種類となっている。1弾だけでこの量なのだから、果たして全て揃えられた人はどのくらいいるのだろうか。
--印刷タイプのTCAGであるため、カードショップではシングルカードで扱っていることも少なく、コンプリートを目指すにはなかなか茨の道である。

-排出されるカードに魅力が乏しい
--前作はノーマルであっても箔押し加工がされており、レア度に応じてパラレル加工やホイル加工、エンボス加工など、豪華な加工がされていたが、本作は印刷タイプの筐体なのでホロで統一されている。加えて、カードのレア度が上がってもレアマークが付くだけで、デザインはノーマルカードと同一仕様。イマイチ有り難みが薄い。
--ブロマイドとの差別化のためか、他の印刷タイプのTCAGと異なり、ライブ中の1場面や、キャラのポーズを自分で選んで個性を出すことは出来ない。前作のカードの体裁に習い、カードに収録されたコーデ1種+同系統のフルコーデを着用したキャラ、というデザインで統一。オンデマンド式の利点が控えめになってしまっている。
--星のツバサシリーズから導入されたカードメイクシステムにより、背景やキャラ、キャラのポーズが選択可能となり、ブロマイドのようにデコることも可能となった。またレア以上のカードは専用のフレームが用意されており、レアリティの違いをデザインで差別化された。
---オンデマンド式であるため、物理的なカードの加工に関してはさすがにどうしようもないが、現状でできる範囲は改善されたと言える。

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**総評
ゲーム内容の基本的な部分をそのままにして、筐体を流行りのタイプに変更し、さらにプラスアルファを加えた……という続編としては割と無難な作りにはなっているものの、いかんせんその変更点に粗が目立つ内容となってしまっている。ゲーム自体は前作と変わらないので安心して遊べるものの、これら変更点を受け入れられるかどうかで評価は変わってくると思われる。~
期待を持って迎え入れられた本作ではあったが、前作に比べると何かと粗が目立つため、アイカツ!人気は復活とならず、低迷が続いてる状況となっている。~
星のツバサシリーズからは、問題点として記載した内容の多くは何らかの対策を講じられ、新システムの搭載など大幅なテコ入れも行われたものの、依然として低空飛行が続いた状態となり、前作より受け継いだバトンは2年で次作『[[アイカツフレンズ!>アイカツフレンズ!/アイカツオンパレード!]]』に渡すこととなった。

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**余談
-前作からデータを引き継ぐ際に、アンナ先生からサラッと伝えられるだけではあるが、本作は設定上、前作と同一の世界である。データを引き継ぐための理由付け程度の設定と思われていたが、アニメ版ではこの設定を活かしてシリーズ5周年を記念した前作とのコラボ回が2週に渡って放映された。
-2018年1月にカードの出荷枚数が前作も含めると2億5千万枚に達したことが発表された。2016年1月には前作のみで2億1千万枚に達していることから、本作の出荷枚数は最大で4千万枚ほどであると推測される。児童向けTCAGとしてみれば、決して悪い数字ではないが、やはり前作と比べれば大幅に見劣る結果となっている。

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