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GuitarFreaksXG2 & DrumManiaXG2 Groove to Live - (2012/12/29 (土) 11:41:18) の編集履歴(バックアップ)


GuitarFreaksXG2 & DrumManiaXG2 Groove to Live

【ぎたーふりーくす えっくすじーつー あんど どらむまにあ えっくすじーつー ぐるーぶ とぅー らいぶ】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
稼動開始日 2011年3月9日
備考 VシリーズはGuitarFreaksV8&DrumManiaV8として発売
V8については、クソゲーWiki の記事を参照
ポイント PASELI搭載
GROUP機能搭載
APPEND FESTIVALなどの他ゲームのコラボ
版権曲初のアンコール
15日連続新曲解禁 "XG2+"
新曲のムービー大幅削除
GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ

概要

  • 「GuitarFreaksXG & DrumManiaXG」シリーズ(XGシリーズ)の第二作目。前作のXGについては記事を参照。

評価点

  • PASELI搭載
    • 今作も通常料金で設定曲数保障だが、PASELIを使用することで、設定曲数を途中落ちなしでプレイできる。また1曲ごとで次ステージに進むか進まないかを任意で選択も可能。
  • GROUP機能搭載
    • GROUPは最大で10名まで入れる。この機能はコミュニティログ、Cooperation Challengeなど集団で行う要素を取り入れたもの。集団プレーすることで、隠し曲や隠しエフェクトが手に入るだけでなく、未解禁の曲もプレイできる利点がある。
    • コミュニティログはアンコール曲や自分が解禁していない曲がログ内にあった場合、譜面限定になるがプレイできるという利点がある。反面隠し曲を自分で解禁する楽しみが半減することと、アンコールに到達する苦労が人によっては半減するが…いずれにしても初心者でアンコールに辿りつけない人にとっては恵まれた機能かもしれない。
    • Cooperation Challengeは集団のPERFECT率、クリア数などを合計し、その目標値になったら楽曲や隠しエフェクトが解禁できる。また、やりこみ要素が強いため、飽きさせない感じにはなっているものの、目標値が高いもしくは厄介な条件で行うこともあるため、作業ゲーム化することも。
    • Group CompetitionはX-Trialに代わる今作の大会。個人ではなく、集団の総計LIVE POINT、コンボ、達成率、X-PERFECT数を競いあうもの。入賞すると旧曲が手に入る。入賞しなければ、次回の大会で入賞すれば、前回の旧曲も合わせて解禁することが可能。
    • Custom Challengeはe-amusement gateの課金コースに入っていないとできない。自分の指定した曲3曲まで登録可能。また解禁したアンコール曲を登録すると、解禁した難度を問わず、全譜面がプレイできるようになっている。課金してこその恩恵ではある。
  • グループわいわいキャンペーン
    • 上記のグループの人数を規定数揃えば期間限定解禁でプレイ可能。またキャンペーン終了時に10人いれば、全ての曲が解禁できる。
      • ただし、規定人数に満たない場合はその分しか楽曲が解禁されない。
    • そして、この期間中はV5以来の分岐エキストラが用意された。アンコール進出条件は通常のアンコールよりやや低めになっている。
      • 期間限定だがアンコールに行く分岐が増え、 楽しみが増したという利点がある。
  • アンコール進出条件がV仕様に戻った
    • 前作はPERFECT率ではなく、達成率でアンコール以上に進出するという設定だった。XGとVシリーズを区別するとは言え、この条件ではとても厳しかった。
    • 今作からはV仕様のPERFECT率に戻り、前作よりはアンコールの召喚が容易くなったと言える。
  • GFはREGULAR譜面にPノーツの譜面が入るようになった。DMはREGULAR譜面のLP使用率が上昇。NOVICEにもLPが登場。
    • GFは前作はEXPERT譜面でないと、Pノーツの入った譜面をプレイすることができず、初心者脱出の最大の壁だったが、REGULARにも少ないながら、このような譜面が出るようになり、初心者でもREGULAR譜面でPノーツの対応ができるようになった。
    • DMはNOVICEにもLPが登場し、REGULAR譜面にもLP使用率が上がり、全体的に難易度は上昇したものの、初心者の練習になる譜面が増えた。
  • 他ゲームとのコラボ
    • jubeatによるAPPEND FESTIVAL、pop'nコラボによる他ゲームのコラボが登場。
    • 他ゲームに触れる機会を増やすものだが、実際はどうか不明。
    • それでも評価できるのはpop'nコラボは無条件で楽曲が手に入れられる。
      • jubeatはXG2のAREA51を行い、jubeatのjailbreakをプレイしないと解禁されないが、APPEND FESTIVAL終了後に無条件解禁できる。
  • セッション限定の隠し曲
    • FIFTH GIGを解禁した状態でGF2人プレイ、またはセッションプレイをするとFIFTH GIG TYPE2が出現。
    • 一味違った雰囲気を楽しめる。またFIFTH GIGとは譜面が異なるので比べてみても面白い。
  • MASTER譜面が最初から登場している
    • 前作はEXPERTをクリアしない限り登場しなかったが、今作は最初から登場している。そのため、EXPERTをクリアしてからMASTERをやる手間がなくなった。

賛否両論点および問題点

  • LIVE POINTによる解禁方法
    • 今作はLIVE POINTをためることで楽曲解禁もしくは隠しエフェクトが手に入る。どの譜面で行っても最大300ポイント(+連続プレーボーナス、セッションボーナス)が入る。早くためたい人は簡単な譜面で行うことで効率よくためることができるが、ミスするとLIVE POINTは下がるので、その辺を踏まえて行うことで早く解禁できる。
    • ちなみに1か月ごとにLIVE POINTの上限値が上がっていくので、上限値まで行くと、次のLIVE POINT Termが上がらないと上限値が上がらないので注意。
    • LIVE POINTのため方は個人差が出るものの、最低でも50クレジットは必要。
    • 単純な溜め方だが、あまり財布に優しくない解禁方法でもある。
  • 15日連続新曲解禁 "XG2+"
    • 15日連続という名のばかりのLIVE POINTによる解禁方法。
    • あまりLIVE POINTの溜まっていないプレイヤーにとっては、これによるLIVE POINTと同時に個人のLIVE POINTが溜まるため、一石二鳥かもしれないが、すでにLIVE POINTは60000以上溜まっているプレイヤーも多く、そのプレイヤーにとっては余計な出費をかけてしまうことに。
    • 注意しなければいけないのは1日毎に曲が出現するが、LIVE POINTは4000。それに達すると次の日までカンストしてしまうので、注意が必要。
    • 楽曲自体は良曲が多い。また、IIDX、jubeat、REFLEC、pop'nから1曲ずつ移植された。
    • インフォメーションに出るカレンダーでネタバレをしてしまった。
      • ただし、このジャケットでどういう曲なのか連想することができる利点がある。
  • 専用ムービーの削除
    • 今までは版権楽曲でも全編専用ムービーが挿入されていたが、前作ではごく一部のコナミオリジナル曲と、提供曲のPVのみしか完全ムービーが存在しかなく、今作は前作のレイヤー(フルレイヤーとPVは残留)をまるまる削除してしまい、今作の新曲はPVを除きすべてライブ中継の汎用ムービーになっている。前作のレイヤー付き汎用ムービーもライブ中継の汎用ムービーなってしまい、ムービーの存在価値が極端になくなった。
    • また今まではアンコールステージの背景が存在していたものの、今作は1つも見当たらない。クライマックスの専用背景すら存在しないというとことんの手抜きっぷり。
    • これでは何のためのHDグラフィックにしたのかわからず、汎用ムービーをHDで見てもむなしいだけである。ましてや背景のないアンコール演出は誰が見てもむなしいだろう。
    • V8と同時開発だったということを理由にしても、この仕様変更はあまりにもむなしすぎる。
    • しかし、XG3のアバターがあまりにも不人気だったためか、XG2の汎用ムービーが逆に評価されるようになった。
    • 一応、X-Treme Gradeがこの汎用ムービーに合っている。他にも曲によってはXGの汎用ムービーよりもこっちの方が合っているのも存在するが…
    • 今作のサブタイトルは「Groove To Live」であり、キャッチフレーズは「カラダで感じるGrooooooove!」。この汎用ムービーの存在はLIVE感を実感させるものなので、サブタイトルやキャッチフレーズには合っているが…
      • やっぱり専用レイヤー+アンコール演出背景は必要である。
  • 前作以上に難易度詐称の譜面が多い
    • 前作は初代ということもあり、確立されていない難易度設定だったため仕方ない部分はあったが、今作は前作を上回る難易度詐称の譜面が続出。
    • GF側は虹の彼方(EXP GUITAR)やFIFTH GIG(REG GUITAR)がレベルの割にとんでもない譜面だったりする。GFの難易度詐称の多さは恒例であるものの、今作は5~7台にかけての難易度詐称が多かった。一つの理由はREGULAR譜面にもPノーツが入った影響もあるのだが。
    • DMもGFよりは目立たないものの、5-7台にかけては難易度詐称が多いので、要注意。
  • MASTER譜面の追加数が少ない
    • 前作は初代ということもあり、新曲、旧曲共に多くのMASTER譜面が用意されていたものの、今作は新曲、旧曲合わせて12曲しかない。
    • 特に新曲に至ってはEXTRA RUSHの曲しかMASTER譜面がない。この少なさではMASTER譜面の存在意義が問われてしまう。
  • 版権初のアンコール
    • 今作は版権曲が初のアンコールという非常にサプライズな展開を見せた。
    • 曲名は「Martial arts」であり、アンコールにふさわしい曲ではある。
    • しかし、一部は削除されやすい版権曲をアンコールにするのはどうかという声もあった。
      • 一応サプライズではあるが。
  • EXTRA RUSHの曲はロケテのものを流用
    • V5以降、ロケテで使用していた曲をエキストラやアンコールに回していたが、今作はそれが3つある。
    • ロケテに行っていない人でやり始めた人ならともかく、ロケテに行っているもしくはBEMANI WIKI 2nd等の情報を見ている人はアンコールがどんな曲なのかという楽しみが半減してしまう。また、人によっては手抜きと見えてしまった。
  • CLASSICモード新曲の譜面の適当っぷり
    • CLASSICモード(V8)については、クソゲーWiki の記事を参照。

総評

  • XGより改悪点が多数見られたため、XGより下回っていると思っている人は少なくない。特に稼働当初は新曲のムービーの削除が一番の問題点であった。また、新規MASTER譜面の少なさ、難易度詐称の多さといった点、前作にあったX-BATTLEの削除、EXTRA RUSHはロケテのものを多数使用などの不評点が目立ったものの、新コンポーザーのTOM-H@CK氏の登場、新ユニットの2B-Wavesの登場で前作とは違う雰囲気の曲が登場したこと。そして、ギター地獄の小林真一の参戦、賛否両論ながらも初の版権アンコールの登場など盛り上がりに欠けているわけではなかった。
  • 前作登場したAIKO OI,TIME CAPSULE lab,Takao Nagataniが引き続き参戦し、質の高い曲を提供した。
  • GROUP機能の搭載、PASELIの搭載といった面も大きな改革ではあったものの、GROUP機能については貢ぎ要素が非常に強くなってしまうため、賛否両論ともなりえる。15日連続解禁イベントも貢ぎ要素が非常に強かったものの、決してイベント自体は悪くなく、むしろ人によってはこれでよかったと思える人もいる。隠し曲の質が非常によかったのも評価点と言える。稼働当初に比べたら、それなりに良企画がぞろぞろ登場したため、徐々に前作の差を埋めたものの、結果的に前作の方が良かったという声も少なくない。

その後

'12.02.23に続編となるXG3が稼働。 XG2に関しても、XGに存在した新曲のレイヤーまでもごっそり削除されるなどの改悪点が存在しているため、XGへの一本化による今後のクオリティの向上が望まれるところであったが…その期待は見事に裏切られた。