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クラッシュ・バンディクー レーシング - (2014/07/05 (土) 21:39:45) の編集履歴(バックアップ)
クラッシュ・バンディクー レーシング
【くらっしゅ ばんでぃくー れーしんぐ】
ジャンル
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レース
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
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開発元
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Naughty Dog (ノーティドッグ)
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発売日
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1999年12月16日
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定価
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6,090円
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配信
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ゲームアーカイブス:2008年6月11日/600円
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分類
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良作
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クラッシュ・バンディクーシリーズリンク
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概要
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PSで爆発的な人気を博したアクションゲーム『クラッシュ・バンディクー』のレースゲーム。開発は他シリーズ同様に、ノーティドッグが担当。
ストーリー
カートレースが大流行していた地球に一人の宇宙人がやってきた。彼の名は「エヌ・オキサイド」。宇宙最速の称号を持つ凄腕レーサー。
さまざまな星で宇宙最速の称号を賭けてレース勝負を挑み、自分に負けた星の文明を滅ぼすという恐ろしい宇宙人である。
彼は「自分が勝ったら地球の表面をすべて舗装して、自分が分捕ってきた乗り物コレクションの駐車場にし、さらに地球の人々を全員奴隷にして一生車磨きをさせる」と宣言。早速地球の代表レーサーを選出しろと要求。
ほのぼのとしたレース大会は一変、地球の代表を選ぶ大事なレース大会と化した。
特徴
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本作の特徴は、ドリフトやジャンプ時にアイテムを使用せずにターボを行える事である。
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他のレースゲームでも似たシステムはあるが、今作はターボを制する者はレースを制すると言えるほど、ターボの影響が大きい。
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「ジャンプターボ」は大きなジャンプ台はもちろん、細かい凹凸程度でも上手くジャンプすればターボをかけられる。
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「ドリフトターボ」は3回まで連続でターボをかけることができ、「ターボ、ターバー、ターベスト」と回数が増すごとに効果も強力になる。
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また、ターボを連続で決めると「コンボ」が繋がる。コンボ数が増えれば増えるほどターボの持続時間が増していく。
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そのため、やりこめばやりこむほど爆発的にタイムを縮められる。スタート直後からレース終了まで途切れることなくターボを継続する事も可能。
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これまで敵だったキャラクターもプレイヤーが使えるようになっている。
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もちろん、クラッシュシリーズのボスであるコルテックスも使える。
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尤も、その理由は正義に目覚めたのではなく「自分以外の奴に地球を征服されるのが気に入らない」ようだが…
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キャラそれぞれに応じてカートの性能も変わる。
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選択時に性能の善し悪しを表すゲージが表示されるので、性能判断が楽。
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荒っぽそうな奴は最高速重視でそれ以外の性能が悪いなど、見た目でも大体判別できるものになっている。
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条件を満たせば使える隠しキャラの他、通常では出せない操作キャラも存在する。
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当時はコロコロコミックの懸賞でしか手に入らなかったが、現在では隠しコマンドで出せることが判明。性能は隠し中の隠しキャラらしく全てにおいて高い。
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キャラクター一覧
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初期キャラ
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クラッシュ・バンディクー
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おなじみ主人公。加速、旋回性能、最高速が安定しているバランス型。
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ココ・バンディクー
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クラッシュの妹。加速性能が高く、最高速もそれなり。だが、旋回性能に難あり。
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ポーラ
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『2』に登場した白熊。旋回性能に優れ、加速もそこそこ。だが、最高速が遅いため競り合いでは負けがち。初心者向けのキャラ。
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プーラ
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ネオ・コルテックス
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エヌ・ジン
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タイニータイガー
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強化されたタスマニアンタイガー。最高速に優れるがそれ以外の性能が低い。特に加速性能が悪いため、運転ミスをしたり妨害されたりすると復帰は難しい。上級者向けのキャラ。
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ディンゴダイル
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ディンゴとクロコダイルの合体作。性能はタイニータイガーと同じ。
隠しキャラ
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リパー・ルー
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パプパプ
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コモド・ジョー
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ピンストライプ
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エヌ・トロピー
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ニセクラッシュ
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グリン
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『2』に出てきた雑魚ペンギン。すべての性能が高い。もともとは懸賞でしか手に入らなかったキャラ。
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評価点
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ボリュームのあるストーリーモード。
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一位を取ることで獲得できる「優勝カップ」に加え、ダイヤ、タイムトロフィーやCBRメダル(CBRとはこの作品の頭文字をとったもの)の収集要素がある。
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CBRメダルは工夫して取る必要があり、その際にタイムロスが生じ、そのロスを埋めるためのやりこみ要素がある。
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またストーリーモードでの全体マップは非常に広大なものであるが、ロードや処理落ちによるイラつきが起こらないように工夫されている。
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そもそもこのゲームは全体的にロード時間は比較的短めだったりするが。
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やりこみ要素のあるステージ。
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高低差の激しいステージから、ドリフトやターボの技術が求められるステージなど、ステージは様々。
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これらのステージギミックを生かしたショートカットも数多く、一つ一つのコースを徹底的にやり込める。
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特にタイムアタックではCPUと対戦することがあり、そのCPUもショートカットを使ってくるので、走り方の参考になると同時にやりこみ度が増す。
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タイムトロフィー獲得を目指す際にはステージのいたるところにタイムを短縮してくれる箱が設置される。
最高位のプラチナトロフィーの獲得のためにはそれらのほぼ全てを壊さねばならず、相当な研究と練習が求められる。
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やり込んだ分だけ現れる、豊富な隠しキャラクター。
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キャラクターのボイスも豊富で、レース中にはあらゆるキャラがガンガン喋りまくるので、雰囲気が単調にならない。
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キャスティングも有名所を起用しており、手は抜いてない。
不評点
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あまりにもターボが強力すぎるため、腕の差があると対戦が成立しなくなる。
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一応、順位が低いとスピードが上がる・強力なアイテムが出やすくなるなどの救済処置はあるが、その程度ではまず足りない。
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一部のコースのショートカットは凶悪レベルで、いざ成功するととんでもないタイムを叩きだせる。
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メモリーカードの空き容量がないとストーリーモードを最初から始められない。地味に痛いかも。
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ボスキャラ・隠しキャラなどのカート性能をゲーム中で確認することができない。
総評
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レースゲームの常識を破り、一見バランスが崩壊していそうで絶妙のバランスの上に成り立っている本作は、PSを代表するレースゲームとして非常に評価が高い。
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ちなみに、現在ではアーカイブス化されてPSNで配信されており、PSPとPS3でプレイできる。
余談
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今作のラスボスであるエヌ・オキサイドは堂々とフライングをする。今ではネタとして語りぐさになっている。初見の人は呆然とするだろう。
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起動時にコマンド入力で『スパイロ×スパークス トンでもツアーズ』(ただし当時はタイトル未定のため「スパイロ2」)の体験版がプレイできるようになっている。
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この企画が実現したのは、ノーティドッグとインソムニアック(スパイロシリーズの開発元)の仲が良かったためだという。
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開発陣はレースの研究をするために、「35馬力、最高速度200km/h、0-100km/h加速が4秒、6段変速」のカートに乗り、タイムアタックを行ったという逸話がある。
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ちなみにタイムアタックの際、社長の前を他の社員が走っている時、社長が「あいつをミサイルで吹っ飛ばせたら、面白いだろうな」と言ったのが、本作のアイテムにミサイルが登場した理由とのこと。
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よく「マリオカートのパクリ」と言われるが、実際開発スタッフは『マリオカートが大好きで、マリオカートみたいなゲームを目指した』ことが攻略本でのインタビューで答えられており、ある意味似通っていて当然だったりする。もちろんこのゲームにしかない特徴もたくさんあるが。
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初期シリーズを開発してきたノーティドッグ社が最後に開発したクラッシュ・バンディクーシリーズ。
版権問題の関係で、以後のシリーズはコナミを始めとする他社の開発となった。その後シリーズは『4』以降凋落の一途をたどることになる。