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テイルズ オブ ファンダム Vol.1 クレスバージョン/ミントバージョン - (2014/01/31 (金) 10:02:41) のソース

*テイルズ オブ ファンダム Vol.1
【ているず おぶ ふぁんだむ ぼりゅーむわん】
|ジャンル|ファンディスク|CENTER:&amazon(B00005U0LY)クレスバージョン|CENTER:&amazon(B00005U0LZ)ミントバージョン|
|対応機種|プレイステーション|~|~|
|発売・開発元|ナムコ|~|~|
|発売日|2002年1月31日|~|~|
|定価|3,990円|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html]]''|

**概要
-テイルズオブシリーズのファンディスク。『ファンタジア』『デスティニー』『エターニア』の3作品からキャラクターが登場する。

**特徴
-カオベンチャー
--テイルズオブシリーズの「フェイスチャットシステム」をモチーフにしたアドベンチャーゲーム。
--シナリオは各作品から1本ずつあり、『ファンタジア』からはチェスターと妹のアミィがトーティス村をはじめて訪れたときの話である「宝石の思い出」、『デスティニー』からはスタンの妹のリリスが主人公として活躍する「リリスがんばります!」、『エターニア』からは本作品オリジナルキャラのプリムラとキールが事件を解決する「晶霊探偵!~キール・ツァイベル最後の事件?~」の3本である。
--シナリオは選択肢を選びながらエンディングを目指すものであり、シナリオの分岐によりエンディングが変化する。
---シナリオ分岐は選択肢によって分かれる「選択肢分岐」と、パラメータ値((プレイヤーのとった行動によって変化する値。))によって分かれる「自動分岐」がある。
---前者は選択した内容によって分岐し、後者はそこに到達するまでのパラメータによって進む道が自動的に決定される。
-カオドラ
--シナリオを鑑賞する「プレイ」やオリジナルのシナリオを作ったりする「エディット」がある。
--「プレイ」には公式の小作品を鑑賞できる「スキットオールスターズ」と、公式サイトTalesWeb(すでに閉鎖)で募集されたカオドラ作品から選ばれた作品が収録された「テイルズウェブ投稿作品」がある。
---「スキットオールスターズ」には各キャラクターのひみつを書いたものや、作品を超えた夢の共演などがあり、ほかのモードをクリアするなどの条件を満たすと鑑賞できるものが徐々に増えていく。
---「テイルズウェブ投稿作品」にはファンが作ったオリジナルの作品にキャラクターのボイスが追加されている。
-クレーメルラボ
--フィールドに落ちてくるブロック(晶霊石)を消すパズルゲーム。
---晶霊石には晶霊核(コア)と晶霊質(セル)があり、さらに角型と丸型に分けられ、色は赤、青、緑、黄色、水色、ピンク、白、黒の計8色がある。
---晶霊石は同色同型の晶霊核と晶霊質を縦か横にあわせると消えます。
---晶霊石を消すとゲージが増加し、ゲージが満タンになるとその色に対応する大晶霊((『エターニア』に登場する属性をつかさどる精霊のようなもの。))が登場し、様々な特殊効果を発揮する。((例えば、障害物を落としたり、フィールドのブロックの上下を入れ替えたりする。))
---キャラクター1人につき4体の大晶霊が決まっており、4体同時に呼ぶと更に隠し大晶霊を呼び出す。(隠しは2体)
--使用可能キャラクターは8人。(最初は6人)((『シナリオモード』をクリアすると増える。)) 
--制限時間内に取れる点数を競う「スコアアタックモード」やキャラクターを選んで課題を制限時間内にクリアする「シナリオモード」、2人対戦をする「ふたりで対戦モード」などがある。
-ギャラリー
--テイルズオブシリーズのイラストを見ることができる。
--設定資料画やキャラクターの初期、SD、集合イラストなどがある。
---ほかのモードをクリアするなどの条件を満たすと見ることができるイラストが増えていく。
**評価点
-作品を超えたキャラクターの共演を見ることができる。
--各作品の主人公やヒロインの話やリッドとチェスターの猟師コンビ、ちょっと変わったすずとフォッグのコンビなどがある。
-『デスティニー』にもフェイスチャットのイラストができた。
--原作ではフェイスチャットがなかった((その原型ともいえるアクティブパワーウィンド(APW)はあった))ので新規で書き下ろされている。
---もともと声優陣は豪華であったが今と比べ会話がまだまだ少なかったり自由に見れなかった頃の本シリーズではキャラ達がこれだけ会話するというのも十分ファンサービスの一つであった。
-原作で出番が少なかったレイスが多く出ている。
--原作ではレイスは出番が少なく1つのダンジョンでしか参戦しなかったので出番が多いことを評価する人もいる。
-クレーメルラボは対戦用落ちゲーとしてはなかなかの出来。ブロックを消すことでその色ごとに技が使える。
--キャラによって使える色が異なるためキャラによって強弱はある。
-フェイスチャットは各作品をやっているとニヤリとできるネタが多く仕込んである。
--ファンタジアは過去話、デスティニーは後日談、エターニアは(オリジナルキャラがメインではあるが)ちょっとした推理ADVとなっている。
--特にデスティニーでは主人公の妹であり、ファンタジア(PS版)、エターニアにもゲスト出演しているリリスをメインに据え、何故各作品へゲスト出演に至ったかを知ることができ、正しくシリーズファンへのサービスとなっている。
---ただし続編やリメイク版デスティニーとは話が繋がらない。もっとも続編とリメイク版デスティニーが出たのは本作の後であり、続編が前作と話が繋がらないのは本シリーズではよくあることだが。
---また基本的に話が暗いディスティニーに救いをもたらした点で漫画版と並んで評価できる。
**賛否両論
-キャラ崩壊がある。
--ミントが恋愛小説のマニアになっている。
---しかし、問題のカオドラで理由が書かれているので問題ないとの意見もある。((町から離れて暮らしていたので行商人から手に入る本が唯一の楽しみだったから。また、原作の『ファンタジア』でもミントがとある一組のカップルの恋路に首を突っ込むサブイベントがあったりするので、その延長上(きっかけ)としてはまだ解らなくもない範疇であるとも言える。))
--チャットが過剰に動物嫌いになっている。
---原作ではチャットは機械に動物の毛が入るのが嫌なだけで、動物自体が嫌いなわけではないのでおかしいと意見もある。
-「テイルズウェブ投稿作品」の作品が『エターニア』しかない。
--『エターニア』が当時最新作だったので多いのは当たり前だという意見もあるが、他作品が1つもないのは問題だと意見もある。
**問題点
-出ていないキャラクターがいる。
--『ファンタジア』と『エターニア』からは原作で操作可能キャラクターは全て出ているが『デスティニー』からはウッドロウ、マリー、コングマン、ジョニーが出ていない。
-パッケージが[クレスバージョン]と[ミントバーション]に分かれているが内容はどちらも同じで分ける必要がない。
-一部キャラのストーリーのクレーメルラボの難易度がすさまじく高い。暗闇+高速落下の中で連鎖をする必要があり、かなりの運ゲーである。
**総評
-賛否両論や問題点がいくつかあるが、ファンからはおおむね友好的に迎えられている。
--当時はまだまだキャラ達の会話が少なかったため会話とシナリオがメインの本作は十分需要があった。
---当時でも声優は豪華だったが、今や大御所となった人たちも多く参加しているためそういった需要もあるかもしれない。
-シリーズが増えた今だからこそシリーズ初期三作のみという点では貴重とも言える。
--初期三作のみが登場しているゲームとしてはこれの他に『[[なりきりダンジョン2>テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2]]』がある。
-しかし『[[Vol.2>テイルズ オブ ファンダム Vol.2]]』は酷い出来になってしまった。
--まあファンダムの名はあるものの、本編との関係は特にないのだが。
**その他
-小説版「テイルズ オブ ファンダム~旅の終り~」は「宝石の思い出」ならびにその原作である『ファンタジア』とその続編『[[なりきりダンジョン>テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン]]』をさらに掘り下げたものとなっている。
--ただしリメイクでは削られたか改悪されたシナリオやシステムが関わっているため『[[なりきりダンジョンX>テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX]]』とは話が繋がらない。
--また、作者はあとがきで『Vol.2』に期待していたことが伺える。
-その後のお祭りゲーではキャラの人気や従来の戦闘を行うため、今作品では出たが後の作品では出なくなったキャラも出た。
-今作品で出た内容がいくつか後の作品にも影響が出ている。
--PS2版『デスティニー』ではリオンの甘い物好き((ただし、今作品では甘いもの全てが好きなのではない。))やチェルシーのおまじないの矢がスキットなどで出ている。
--リッドとチェスターは他のお祭りゲーでも息が合っている。
---しかし、今作品で仲が悪かったクラースとキールは仲が良くなっている。