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LAST BRONX -東京番外地- - (2019/09/04 (水) 02:24:23) のソース

*LAST BRONX -東京番外地-
【らすとぶろんくす とうきょうばんがいち】
|ジャンル|3D対戦格闘|
|対応機種|アーケード(MODEL2B)|
|発売元|セガ・エンタープライゼス|
//|開発元|AM3研? フラットアウト?|
|稼動開始日|1996年|
|判定|なし|
|ポイント|唯一無二のストリートファイトの世界観&br()隠しコマンドで武器がお馬鹿に変化|

**概要
-ポリゴンを駆使して描かれた、3Dタイプの格闘ゲーム。3D格ゲーの先駆者『[[バーチャファイター]]』を生み出したセガが制作した。
--ストリートギャング同士の抗争、東京で行われる覇権を賭けた闇試合という、当時類を見なかった世界観を描いたゲーム。舞台が東京ということもあり、実際の風景をモデルにしたステージが登場する。
-8方向レバーにパンチ、キック、ガードの3ボタン形式である点は『バーチャファイター』シリーズと同じ。

**ストーリー
時は昭和が終ろうとしている頃、東京では若者達の間で「第1次東京抗争」が勃発。いつ果てるとも知れない争いを終らせたのは、今も伝説に残るチーム「SOUL CREW」(ソウル・クルー)。絶対的な強さとカリスマを持つリーダーは決して誰も支配せず、彼のもとに東京は纏められ、自由と安息、様々なライフスタイルが生み出された。

しかし平成のある時、突然「SOUL CREW」リーダーは謎の死を遂げてしまう。リーダーを失った「SOUL CREW」は分裂・解散してしまい、東京のパワーバランスは一変、「第2次東京抗争」が勃発するきっかけとなってしまう。

そんな中、「RED RUM」からの怪しい文書が各チームのリーダーに届く。「RED RUM」は今東京に残っているチームのリーダー同士が戦い合い、最後まで残った者が新たな支配者になるべきだとし、そのための闇試合を開催することを宣言していた。辞退・不参加は決して許さないということも…。

リーダーたちの多くは相手にせず、慎重な、あるいは嘲笑した態度をとっていたが、その後「RED RUM」の報復と思われる、チームメンバーを狙って襲撃する事件が多発。追い詰められた状況の中でそれぞれは決断を迫られる。

そして、闇試合は始まった…。

**登場人物
#region(キャラクター)
-工藤 優作(YUSAKU)
--ライダーチーム「NEO SOUL」(ネオ・ソウル)を率いる19歳。主人公格。武器は三節棍。
--かつては「SOUL CREW」のナンバー3格であった。崩壊した「SOUL CREW」の遺志を受け継ぐチームとして「NEO SOUL」を立ち上げた矢先、闇試合への招待状が送られ、戦うことを決意する。
--概して単発技が多く、このゲームでは一癖ある性能。威力が最も高い投げ技のコマンドにも癖があり、使いこなすまでには修練がいる。
--彼の勝ちゼリフ「今夜は飛ばすぜ!」「行くぜ、レッドゾーン!」は本作を体現する名言(人によっては迷言)として有名。
-稲垣 丈(JOE)
--ライダーチーム「新宿MAD」(しんじゅくマッド)を率いる23歳。武器はヌンチャク。
--かつては「SOUL CREW」のナンバー2格であり、優作にとっては兄貴分の存在であった。リーダー亡き後の覇権争いに嫌気がさしたのと、優作に対する気遣い(お前がしっかりしろ、という意味)から、気の合う仲間と早々に離脱。元々バイクさえ好きなだけ転がしていられれば幸せで、トップの座に執着がなかったのも理由の一つ。
--下段技にこそ乏しいが、代わりに豊富な連携技を備え、出の速い中段技を多く持つ。空中コンボも多段で強力。
-草波 リサ(LISA)
--バンドチーム「ORCHIDS」(オーキッズ)でドラム担当の17歳。武器はダブルスティック。
--両親と早くから離れ、優しい祖父に育てられたため、極度にわがままなコギャル。しかし若くして草波流総合武術道場の師範代を務める手だれでもある。
--富家に惚れられているのだが特別な想いは抱いておらず、本人は優作に淡い恋をしている。
--多段の連携技が特に多い。リサ自身の身体が小さいため、しゃがみ状態に対し一部の中段攻撃すら当たりにくいのも密かな利点。しかし投げや空中コンボが全体的に威力に欠け、連携がバレてくると辛くなるキャラ。
-富家 大(TOMMY)
--渋谷のボーダーチーム「HELTER SKELTER」(ヘルター・スケルター)を率いる18歳。武器は棍(トミー自身は「バトルスティック」と呼ぶ)。
--チーム同士の抗争にはあまり興味がないが、人に頭を下げるのが大嫌いなのと、街中で自由にスケートボードができなくなるのだけは御免だと、挑まれた戦いは拒まない。
--彼の棒術は草波流総合武術道場で習ったものであり、リサとは旧知の仲。惚れていてアタックもしているのだが、あまり相手にしてもらえていない。
--長物を持っているだけあってリーチが長い。しかし遠距離技は対戦相手が慣れていると嫌がらせ程度にしかならず、結局は近距離での択を仕掛けていくしかなくなる。技の出が遅めなため、かなり苦戦することは必定。
-港野 洋子(YOKO)
--サバイバルゲームチーム「G-TROOPS」のメンバーで20歳。武器はトンファー。
--本来はチームリーダーであり、実の兄である「港野 拳」が闇試合に出場する予定だったのだが、あくまで参加を拒み続けたため報復にあい重傷を負う。このため、本来は拳と同程度の実力を持ちながら、兄のサポートに徹していた彼女が止むを得ずリーダー代理として参戦する。
--そのストーリー上の立ち位置から、彼女こそこの作品のヒロイン、または準主役の扱いといっても過言ではない。
--ヒザやPPPKの連携など、バーチャファイターのキャラに近い技を多く持っている。空中コンボを作るまでの操作に一癖あるが、Pの出が全キャラ中最速なため使いこなせばかなり強力。
-黒澤 透(KUROSAWA)
--六本木の遊び人グループ「六本木野獣会」(ろっぽんぎ やじゅうかい)を率いる25歳。武器は木刀。
--謎の多い男だが、元「SOUL CREW」メンバーを非常に毛嫌いしており、彼らが新しく立ち上げたチームを全て潰してしまおうと企んでいる。
--剣道とは全く無縁、力任せに得物を振り回しまくる典型的なパワータイプのキャラ。全キャラ中2番目の威力を誇るコマンド投げ「ひきずり回し」と、浮かせ技からの空中コンボが強烈。その分技の出は全体的に遅いが、一部にカウンターを狙えるほど出の速い技も持っており、読み次第ではなんとかなる。
--一人だけストリートファッションではなくヤクザのような格好。その暴力的なデザインと武器・技からキャラ人気はかなり高く、使っているプレイヤーは多かった((雑誌「ゲーメスト」の1996年キャラクター大賞部門でもかなりの健闘を見せ、10位以内に食い込んでいた。))。
-豊饒 梛(NAGI)
--レディース「怒愚魔」(ドグマ)を率いる23歳。武器は釵(サイ)。
--「男達はグラマラスな女の下僕であることこそ美しい」というとんでもない思想を掲げ、凶悪なメンバーを揃えたチームで、「SOUL CREW」時代の優作や丈ですら手を出せなかったという。彼女自身も極度の女王様気質((日本有数の財閥総帥の一人娘であり、元々はお嬢様であった。現在は家出中。))で、サディスティックでヒステリックなため、「デンジャラスクィーン」の異名で呼ばれている((そんな彼女だが、実は「SOUL CREW」リーダーとは昔からの友人であったらしい。「第1次東京抗争」時代に「SOUL CREW」と全面戦争をしなかったのはそれが理由と言われている。))。
--洋子には「特殊な興味」を抱いているらしい。黒澤とは仲が悪く、常に一触即発の状態。
--彼女だけ潜り込みの出が速かったりなど性能的に優遇された面が多く、使いこなすまでの難易度も比較的低め。そのためかなりの強キャラ。
-財目 三郎(ZAIMOKU)
--町内自衛団「葛飾ダンプスターズ」(かつしかダンプスターズ)を率いる26歳。武器はハンマー。
--かつては「SOUL CREW」メンバーの一員であり、優作や丈とも親しい仲であった。優作や丈のように「No~」とは呼ばれていなかったようだが、その強さと実力は多くの人に認められていた様子((後述のセガサターン版の財目EDのアニメでは、優作が「アンタにかなうわけがなかったか…」と敗北を認めるようなセリフがあり、以前にも戦って負けたことがあるように受け取れる。))。丈と同じく、覇権争いに嫌気がさし離脱。実家である「財目建設」で働きながら同僚達の面倒をみている、気の良い人。
--実は梛が好みのタイプらしい。ああいう女性なので、想いが成就する可能性は限りなく低いだろうが…。
--決まれば半分減らせるコマンド投げ「ワーカーボム」を持ち、さらには唯一の当て身技を持つ。しかしドカチンが意外とリーチに欠け、発生の速い技もとても少ない。アッパーハンマー(3P)が潰される連携にはどうしようもない、立ち回りがかなり辛いキャラ。
-レッドアイ(RED EYE)
--闇試合を最後まで勝ち抜いた者の前だけに姿を現す、REDRUMからの刺客。武器はトンファーで、使用する技は洋子と非常に似通っている。
--その正体は洋子の実の兄、「港野 拳」。洗脳されているため人間らしい感情は消えうせており、狂気と戦闘本能だけに突き動かされている。
--通常はボスキャラとしてのみ登場するが、隠しコマンドを入れることで使用可能。性能はヨーコとコンパチ+レッドアイ独自の技が追加されたもので、特に最強投げの威力は財目並み。使いこなせば強い。
-グレイ(又はメタル)
--CPU戦専用の隠しキャラクター。特定の条件を満たしてレッドアイを倒すと、おまけとして専用ステージにて闘うことになる。
--固有の技・容姿は持っておらず、プレイヤーキャラと同キャラに変化する。
--グレイは粘土、メタルは金属のような外見。
#endregion

**格闘ゲームとしての特徴
-本作最大の特徴である、「アタックキャンセル」。技の攻撃判定が出る前にガードボタンを入力することで、動作を中断しニュートラル状態に戻ることができる。
--これにより、連携・連続技の幅はそれまでのセガ3D格闘ゲームから比べると大幅に増えている。大技のモーションだけをちらつかせて投げに行ったり、浮かせ技の2段目をアタックキャンセルして連続技を作り出したりと、発展性は非常に大きい。
--アタックキャンセル後に最速で出した技は、通常よりも1フレームだけ攻撃判定の発生が速くなる。そのため、空中コンボに利用することで通常は繋がらない技が繋がったりもする。
---先行入力が効くため、ただキャンセルをするだけなら難易度的にもそれほど高くはない。例えば黒澤の「3PP」の2段目を最速でアタックキャンセルしたい場合は、「3PPG」と一気に入力してしまえばよい。
-3つのボタンを同時押しすることで、前転しながら相手に近づく「潜り込み」が出せる。潜り込み中は上段・中段攻撃のほぼ全てと、投げをかわしながら接近できる。
--しかし、下段攻撃には滅法弱くどんな技を当てられてもダウンを取られてしまう。終わり際には無防備になる一瞬が存在する上、潜り込んだ側が投げを出した場合には威力が通常時よりも低くなる((技により軽減率が違うようで、パンチ・ガード同時押しの投げだと普通に出したときの半分も減らなくなる。難しいコマンド投げでも、8割程度の威力になってしまう。))。
-バトルエリアが全て、壁などで覆われている即席のリングであるため、リングアウトがない((一応あるにはあるのだが、自分から柵の上に載らなければならない上に追加でコマンドを入力する必要があるので、偶然に起きることはほぼない。))。
--壁際だと空中コンボが一層強力になるキャラが多いので、一発負けこそないものの、できる限り追い詰められない工夫が必要である。

**評価点
-当時類を見出しにくかった、独自の世界観。様々なファッションスタイルに身を包んだ若者達が武器を持って戦う様は魅力的であり、味わいがある。
--セガ系の3D格闘としては異例なほどコスプレイヤーがいたり、同人誌のネタにされることが多かったのも、それを物語る出来事であるといえよう。
-キャラに使われている声優もかなり豪華。矢尾一樹、塩沢兼人、若本規夫、井上喜久子…など。
--特にリサ役の富永みーな氏は、こういった格闘ゲームに声を当てることがかなり珍しいため貴重な資料でもある。もちろん、演技のほうも何ら問題はない。
-アタックキャンセルによる、コンボ開発と連携の面白さ。操作に慣れてくれば、実に意外なところから多段の空中コンボを繰り出し、一瞬の隙をついてコマンド投げを決められるようになってくる。
--それまでにはない操作感であり、差別化という点では成功しているといってよい。

**バカ要素
-キャラクター選択画面で隠しコマンドを入れることにより、武器を変化させることができるのだが…。
--丈のヌンチャクは''紐でつながれたトウモロコシ''になり、黒澤の木刀は''ハリセン''に。優作の三節棍に至っては''新幹線のおもちゃ''、レッドアイのトンファーは''箸で刺したサンマの塩焼き''である。それを振り回して相手を叩きのめす様はとてもシュール。
--中には富家のモップや、財目の冷凍マグロなど、妙に納得してしまう変化もあるのだが。
-連勝を重ねていくと、キャラクター選択画面の顔がどアップになっていく。ただし、10連勝程度ではほとんど変化していないので、はっきり認識できるまでには相当勝たなければならない。

**問題点
-対戦バランスは相当悪い。上位と下位の差があからさまであり、下位で上位に勝つのはかなり至難。
--本作では全体的に出の速い技を持つ女性キャラが強めの調整になっており、唯一弱いのはリサぐらい。男キャラは丈とレッドアイ以外は苦戦を強いられる。
---中でもトミーと財目は出の速い技に乏しい上、ステップ・バックダッシュが通常のキャラより遅く距離も短くなっているので、対戦で勝つには修羅の道である。財目だとこれに「身体が大きい(コンボで拾われやすい)」「リーチがそれほど長くない」という苦労がさらに追加される…。
--強キャラにはお手軽で強力な連携が多い。丈の「カッティングエルボー」2段目をアタックキャンセルして初段をずっと出し続ける…など。対処法を知らないと成すすべもなく、知っていても使用キャラによってはかなり厳しい。
--コマンド投げがかなり強く、威力が全体的に高めな上、しゃがんだ相手すら平気で投げてしまえる(=下段技が薄くてもあまり崩しに困らない)のも格差を増長させる一因。
-CPU戦がとても難しい。特定のパターンにはめにくく、こちらのガード状況に応じて超反応で中下段と投げを使い分けてくるため、まともに戦うと勝つのはかなり困難。特定の連携にはアタックキャンセルをしてこない、開幕はダッシュ投げが入りやすい、起き上がり時に特定の攻撃を誘えるといった点を突いていかないと厳しい。
-当時の3D格闘ゲームの例に漏れず、演出は非常に簡素。エンディングやストーリーも語られず、スタッフロールで終わり。
--ただし、使用キャラが洋子だった場合のみ、ごく短いがムービーのやりとりがある。当初は全キャラに入れる予定があったのかも知れない。
-折角様々な武器を登場させているのに武器の概念が攻撃の射程の差くらいしかなく、性質が今一つ活かされていない。『バーチャファイター』に対する一つのアンチテーゼ(しゃがみパンチによる攻防を否定したり、など)を掲げながら、「武器を持ったバーチャ」という評価を打ち破るには至らなかった。

**総評
-かなり世界観にこだわった作品。キャラ人気に加えてアタックキャンセルによる独特の面白さもあり、人を惹き付けた要素は決して少なくなかった。
--それだけに肝心の対戦バランスが今一つであり、大きなムーブメントに繋がっていかなかったのが惜しまれる。
--現在も所謂「隠れた名作」扱いで本作を愛好するファンは少なくなく、当時から現在に至るまで続編を望む声は多数上がっているが、未だ音沙汰はない。
---『バーチャ』と違い後発のセガ作品への外部出演が無いのも拍車を掛けている。同年発売のセガ製3D格ゲーのオールスターゲーム『ファイターズメガミックス』にも開発元が違うためか参戦は叶わなかった。
-当時としてはまだ珍しい、ゲーム内企業広告が入った作品でもある。ゲーメストやJAL、渋谷109など。オリジナルのAC版をプレイする機会に恵まれたなら、探してみると面白いだろう。 

**余談
稼動前にファミ通の特集記事にて、プロデューサーの赤田義郎氏((セガ在籍時代は『ばくばくアニマル』、『ファンキーヘッドボクサーズ』のプロデューサーでもあった。現在はゲーム業界から離れ、衣料品会社の株式会社ビームスに在籍。))は『バーチャファイター』を相当に意識しており((赤田氏は「敵ではなく高い壁だった。みんな『バーチャファイター』をプレーヤーとして大好きで、開発者としても尊敬していた。でも、自分で作るならこうするのに、こうしたらもっと楽しいんじゃないか、そんなみんなの思いが形になったのが『ラストブロンクス』」と述懐している。))、「(『バーチャファイター』に)負けたら会社辞めます」とまで豪語していた。実際、セールスでは勝てなかったため、赤田氏は本当にセガを去ってしまった。
//この項目で大嘘を書いてる間抜けがいたので訂正した。ソースはここ→http://vf20th.sega.jp/interview140206B.html

**その後
-セガサターンにて移植版が1997年8月1日に発売されている。こちらではアニメムービーが追加されているのだが、何故か女性キャラの顔がやたらと怖く険しくなっており((生死も気にしない闇試合をさせられるのだから、笑うと言うのも無理な話だとは思うが。))、評判はあまり良くない。
--また、キャラが小さくなりいくつかのモーションが削除され、その影響でキャラバランスにも変化が生じている((例えばAC版では強キャラだった丈は、サターン版では明らかに空中コンボが入りにくくなっており、若干弱体化している。))。それでも全体的には頑張っているほうであり、ディスク一枚分のトレーニングモードと「ラスブロ道場」(キャラがボイス付きで解説してくれる)が追加され、短いながらも最終戦前にライバルとのやりとりが入り、エピローグも同様に全キャラで流れるなどのおまけがある。
--セガサターン版で追加された主題歌「JAGGY LOVE」は本作の世界観に非常にマッチしており、人気の高い楽曲となっている。
-Windows用ソフトとして1998年2月27日に、プレイステーション2用として2006年6月29日にも発売された。
--Windows版はサターン版ベースでの移植だが出来はよい((SS版にあったアニメムービーもある))。PS2版はゲーム内の企業内広告が削られているが、M2が移植を担当しているだけあって出来に関してはACに最も近い。
-Vシネマも作られている(1996年10月18日発売)。ただ、さすがに個性的な面々を実写俳優で再現するのはかなり無理があったようで、出来は…お察し下さい。
-本作は『バーチャファイター』を開発したAM2研ではなく、AM3研が開発したとされていたのだが、後にPS2にて『[[プロジェクト・ミネルヴァ>PROJECT MINERVA]]』というソフトが発売される際に、「開発は『ラストブロンクス』を制作した「フラットアウト」」という紹介がなされた。その際の文章は今もAmazon等の通販ページの上記商品の紹介文から見ることが出来る。
--しかし『ラストブロンクス』制作後にも同スタッフは何作かセガ開発作品に関わっているため、実際はセガからのちにスタッフがスピンアウト後にフラットアウトを設立し、メーカーの代表開発作ではなく単にスタッフが過去関わった作品を紹介した、という経緯が省略されてしまった文章だと思われる。