*EX人生ゲーム 【いーえっくすじんせいげーむ】 |ジャンル|ボードゲーム|#amazon(B00005V8WE)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|タカラ|~| //|開発元||~| |発売日|2002年3月7日|~| |定価|6,800円|~| |プレイ人数|1~4人|~| |判定|なし|~| |>|>|CENTER:''[[人生ゲームシリーズリンク>人生ゲームシリーズ]]''| **概要 PS2に移し、タイトルもDXからEXへと変化した。~ ゲームシステムも前作に当たる『DX人生ゲームV』を踏襲している。 **特徴 ''家系図システム'' -『DX人生ゲームV』で初登場。 --簡単に説明すると1週目で生まれた子供は2週目のプレイヤーキャラクターとして使用可能となるというもの。 --これまではセーブ可能なキャラクター数しか使うことができなかったが、8つの家系をセーブできるため実質的にほぼ無制限にキャラクターを登録可能。 --また家系ということもあってか名字を決めることができる。 ---一方で複雑な家系を作ることができないためか、生まれる子供は1人のみとなった。しかし子供とのイベントが発生するようになった。 --ほぼCPU専用ともいえるデフォルトキャラクターも家系図から選ぶためかなり人数が多い。 ''バトルモード'' -専用のマップを周って、体力のパラメーターを0にしないように生き残るモード。 **評価点 -恋人候補キャラクターを作成できるようになった。 --同じ家系でプレイしていれば祖先と結婚してしまう可能性があるため、それを避けるためにあるものだと思われる。また恋人候補を作成できるというのは純粋に評価点だろう。 ---コンシューマー版『人生ゲーム』では芸能人のパロディキャラクターが恋人候補であるため、人によっては苦手だったかもしれない。 --ただし達人アイランド((わいわいモード(特殊ルールの無い通常モード)をクリアする度に施設が1つ解放されるおまけモード。))で作成するため数週する必要はある。 -種類豊富なマップ --全12マップでどのマップにもコンセプトがあり、マップ専用のマスも多い。 ---過去作にもあった「メルヘン」「カジノ」の他、クリスマスが出やすい「クリスマス島」、ショップマスの商品の値段が全て半額だが、たまに偽物が混じっている「アジアン」など。さらには「よろこびマス」と「かなしみマス」以外のすべてのマスが出る「近未来」というものも。 --なんと本作では途中マップ数が''最大32''というとんでもなく長い人生を歩むことが可能。もちろんマップごとに違うイベントが用意されている。 -マス・マップの統合 --買い物関係のマスは全て「ショップマス」に統一された。 --駆け引きの熱いミニゲーム。 ---プレイヤー同士で協力しつつ裏切るというったことも可能。 --もちろん反射神経や記憶力が問われるプレイヤー個人の能力が必要なものもある。 **賛否両論点 -バランスブレイカーなマップ「ウエスタン」 --「よろこびマス」のイベントの中に「ゴールドラッシュで''5億円入手する''」というとんでもないイベントがある((コンシューマー版『人生ゲーム』では「万」を最低単位としているため単位的には5万円手に入れたことになるが、それでも差が開く金額ではある。))。しかもこのイベントはそこそこの確立で発生する。 ---この他にもゴールドラッシュに関連したプラスイベントが多い。 -良くも悪くも一人向けのやりこみ仕様が多め --家系図システムを楽しむためには周回プレイ必須。 --最大32マップも4人で遊ぶと20時間かかる。とてもじゃないが友達と遊ぶには向いていない。 -現実味の薄いマップ達 --マップのほとんどが別の時代を舞台としており、過去作にあった「日本マップ」といった現代風のマップが「社会人マップ」くらい。 --とはいえこのマップの種類の傾向は前からあったが本作は多すぎる。 **問題点 -『DX』のものを流用しているのか、グラフィックは悪い。マップの3Dモデルは新たに作られたがこちらもあまり良くはない。 -画面が切り替わる時のロードが長い。 --特に違うマップのプレイヤーに変わるときが一番長い。 -CPUの行動に間が空くので、テンポが悪い。 **総評 『DX人生ゲームIII』から新しくなったシステムを継承しており『DX人生ゲームV』までの3作品の集大成…とまではいかないものの、ボリュームアップしており「PS2の人生ゲーム」としてはおすすめできる。~ ただし1人でやり込こむという、パーティゲームとはかけ離れたプレイスタイルでないと本作の魅力は味わえない。